☆ウイーン☆クリムトに会いに行く旅　3日目　～ブラチスラバ日帰り　旧市街とブルーチャーチ～

2017/12/26 - 2017/12/31

「年末の安いチケットを見つけた！」と友人からの誘い。
行先は「ウイーン」ということで、一緒に行って来ました。
私にとってウイーンは「クリムトに会える街」
美術館を中心に巡ってきました。

12/26（火）　岡山～仁川～ウイーン
12/27（水）　ウイーン市内観光
12/28（木）　ブラチスラバ市内観光
12/29（金）　ウイーン市内観光
12/30（土）　ウイーン～チューリッヒ
12/31（日）　チューリッヒ～仁川
01/01（月）　仁川～岡山

エリア ブラチスラバ(スロバキア)

12月28日（木）3日目

今日はオーストリアのお隣の国、スロバキアの首都ブラチスラバへ
バスを利用して日帰り旅行をします。

前日に買っておいたパンで今日も部屋で朝食をとります。
ANKERのクロワッサンとアプフェルシュトゥルーデル
どちらも間違いのない美味しさでした。

今日は西駅で乗り換え、地下鉄U3で　Erdberg駅へ

近隣諸国へのバスが出ているターミナルがあります。
駅とバスターミナルは高架通路で繋がっています。
降りるところがわからずに行き過ぎてしまいました。

バスターミナルには待合室のような場所があるだけで
カフェや売店のような施設はありませんでした。

バスの切符は日本で手配しました。
FLIX　BUS　片道5ユーロ
ウイーン　　　8:30発
ブラチスラバ　9:40着

今日は、あいにくの雨模様
郊外は風力発電の発電機をたくさん見かけました。

行きはウィーン国際空港にも寄ります。
国境を越えてもパスポートチェックはありませんでした。

1時間10分でブラチスラバのバスステーションに到着しました。

ウィーンからは、電車で行く方法もありますが、
バスの方が旧市街まで徒歩で行けて便利そうです。

乗ってきたバスです。

バスステーションが高架の下にあるのですが
ここからの出口がわかりにくかったです。
人の流れについていきました。

スロバキアはガイドブック等がなくて
少しの観光情報と簡単な地図を頼りに散策開始です。

高架の下を抜けて通りに出ると
素敵な建物が目の前に現れました。

この風景を見ただけで、
「ブラチスラバいいかも！！」
と、今日一日が楽しみになりました。

坂を上っていくと、バスステーションから見えていた
教会が近づいてきました。

聖マルティン大聖堂

歴代ハンガリー国王の戴冠式も行われていた
由緒ある教会だそうです。

ここも教会の一部でしょうか？
塔のある建物の手前の部分です。
窓の部分が可愛いイラストになっています。

80メートルの塔はブラチスラバで一番の高さだとか。

大聖堂の入り口です。
中は撮影禁止でした。
ゴシック様式のシンプルな造りで
ステンドグラスがとても綺麗でした。

大聖堂の正面は少し下り坂になっています。
雨に濡れた石畳がいい雰囲気…。

裏手の方へ回ってみます。

石畳の広場がありました。
この椅子もいい雰囲気で素敵ですね～。

向こうに見えるのは、先ほどのイラストの窓の裏側です。

広場の中ほどに階段と門があります。

階段を降りて振り返ると、

聖マルティン大聖堂の全景を見ることができます。

旧市街に入っていきましょう。
石畳の曲がった小道を進んでいきます。
どんな風景に出会えるか楽しみです。

中世の雰囲気が今なお残る美しい街並みです。
ミハエル門が遠くに見えてきました。

通りから左手の路地を見ると、向こうにはブラチスラバ城が見えます。
この通りも、雨に濡れた石畳が綺麗ですね。

左右には、素敵な建物が次から次へと現れます。

このような門のある建物ばかりです。

ここは門が開いていますね。
門を入ると通路があり、奥の方にもお店などがありそうです。
大体の門がこのような造りでしょうか？

パステルカラーの建物は、童話の世界のようです。
レストランやお店もたくさん並んでいます。

そうしているうちにミハエル門までやってきました。

ミハエル門は武器庫としても機能していたことから、
現在も「武器博物館」となっているそうです。

門の右手前には、大砲のようなものがありました。
これも展示物の一部なのでしょうか？

左手には、とても素敵な路地がありました。
ちょっと路地の先まで行ってみましょう～。

雑貨屋さんなどがあり、しばし時間を忘れて
可愛い雑貨や洋服などを物色…。

そうしてミハエル門までまた戻ってきました。
朝の雨が上がって、青空が顔を見せてくれました。

ミハエル門をくぐったところです。

門の下には各地の方角と距離が示してありました。

WIEN　57km
PARIS　1094km

やっぱりウィーンは近いですね。

ちなみに　TOKYOは　9142km　でした。

そろそろお腹が空いてきたので、昼食にしましょう。
来た道を引き返します。

ミハエル門まで来る途中に見つけていた、こちらのレストランに
入ることにします。

階段を降りて行くと、ワインケラーのような
地下の貯蔵庫を利用したレストランでした。

スープとグラーシュのセットを注文しました。
パンとデザートが付いています。
赤ワインもプラスして…。

この旅行で初めての、まともな食事です。

スープはとてもあっさりしていました。
グラーシュは牛肉と野菜がたっぷりで
香辛料がよくきいて美味しかったです。

デザートはアプフェルシュトゥルーデルです。
本日2個目じゃない？

ボリュームがあり、お腹いっぱいになりました。
セットとワイン、2人分で　35ユーロでした。

お店の名前がわかりません…。

午後から目指すのは、ブルーチャーチです。

雪模様の飾りが可愛い通りを抜けると、

フラヴネー広場に出てきました。
ここは旧市街の中心のようです。
色々な催しが開催されるのでしょう。

クリスマスマーケットの屋台が沢山あります。

広場に面した旧市庁舎は歴史博物館になっているそうです。

広場の周りには、カフェやお店がたくさんあります。
こちらの食器のお店も素敵でした。

旧市庁舎の向かい側にあるカフェ。

素敵な看板だなぁと思って撮ったら、
旧市庁舎が窓に映り込んでいました。

フラヴネー広場を後にして、もう少し先へ進みます。

歩いている途中で見つけました！
マンホールおじさん。チュミル像。
ここの周りは順番待ちで人だかりが…。

こんな風に街中で道行く人を見ています。

でもこの像の存在を知らなかったら、
びっくりですよね。

レストランの看板豚。可愛い～！

そして、次の広場に出ました。
スロヴァキア国立劇場の前の広場です。

ここでも、クリスマスマーケットが開催されていました。
屋台の屋根が、マンホールおじさんのヘルメットみたい。

珍しい飾りが売っていました。
柑橘類に香辛料を挟んでいるのでしょうか？
スパイスの香りが漂っていました。

ブルーチャーチは旧市街から外れて
住宅街の中にあるということです。

トラムの走っている大通りに出てきました。
赤いトラムが可愛いです。

建物の雰囲気が変わってきました。

青い建物が見えてきました。
迷わずに無事にたどり着きましたよ～。

ブルーチャーチ（聖アルジュベタ教会）正面です。

1909-1913年に建築されたそうです。
第二次世界大戦の爆撃でステンドグラスなどを破壊されたけれど、
後の修復で現在の姿になったということです。

今までみた教会と、雰囲気がまるで違います。
パステルカラーのブルーと白が砂糖菓子のようですね。
本当に綺麗な色で、円形のモザイクもとても素敵です。

早朝と、夕方しか中に入れないようで、
入り口のドアから中を撮影しました。
中も色が統一されていて素敵ですね。

ブラチスラバでは、この教会を絶対に見たかったので、
ゆっくりと見ることができて良かったです。

スロヴァキア国立劇場の南側の公園まで戻ってきました。

また椅子を撮ってしまいました…。

この公園のそばにも素晴らしい建物がありました。

金色の文字を読むと「SLOVENSKA　FILHARMONIA」
と書いてあります。音楽協会でしょうか？

街中で見かけた自転車スタンド。

旧市街に戻って、お茶をすることにします。

フラヴネー広場の近くに、行きたかったお店があります。

KONDITOREI

ウィンドウのこんなお人形が目印。

入り口を入ると、なんて素敵な空間！
中は壁画で埋め尽くされています。

この向こうの部屋に通されました。

撮影禁止と注意書きがあったのに
みんな写真撮りまくってます。
だって、テンション上がりますもんね。

最初は遠慮していたのだけど
お店の人も全く注意もしないので
私達も撮らせてもらいました。

コーヒー　4.5ユーロ
ケーキ　　3.9～4.9ユーロ

スロバキアにしてはちょっと割高。

トイレは地下にありますが、こちらも
だまし絵のような壁画が描かれています。

ゆっくりお茶をしてお店を出ると、
もう日が暮れかけていました。
店内が温かい灯りに包まれています。

私達がお茶をした部屋が外からよく見えます。

フラヴネー広場もそろそろライトアップ。

クリスマスマーケットの屋台が随分片づけられたような
気がします。

噴水の周りには屋台がまだ残っていますね。
ライトアップが綺麗です。

昼間来た時には気が付かなかったですが、
この広場の一角に日本大使館がありました。

旧市庁舎前のツリーも点灯しました。
広場から、鐘楼の下のトンネルを進んでみます。

旧市庁舎（歴史博物館）の中庭でしょうか。
こんな素敵な中庭、広場からはわかりませんでした。

灯りが点ることによって、より素敵な空間を醸し出しています。

旧市庁舎を出ると、スケートリンクがありました。

そばには、大司教宮殿があります。

18世紀に大司教の冬の宮殿として建てられ、
地味な宮殿が多いブラチスラバではとても豪華な建物のようです。

入口すぐの所にクリスマスの飾りがありました。

残念ながらちょうど見学時間が終わって
中を見学することはできませんでした。

まだ時間は十分ありますが、バスに乗り遅れないよう
バスステーションに向かって行く事にします。

街のイルミネーションが点り始めました。
イルミネーションを見ながら戻りましょう。

昼間見た雪模様のイルミネーションも点っていますね。
先ほど行ったカフェのある通りです。

ミハエル門の通りのイルミネーションは
ちょっと地味ですね。

聖マルティン大聖堂もライトアップ。
もうバスステーションは近いです。

バスステーションからは、UFOの塔がよく見えました。

UFOの塔はドナウ川にかかる橋のたもとにある展望タワーで、
ブラチスラバの街の対岸にあります。
タワー内にはレストランやバー、おみやげショップも
あるそうです。

今回は対岸から見るだけでした。

そして、ブラチスラバ城もライトアップ。

今回、時間があれば行くつもりでしたが、
思った以上に旧市街の散策を楽しんでしまったので、
残念ながら行くのをあきらめました。

西欧の国々と比べると馴染みの薄いスロバキアで、ほんの一部
旧市街だけの観光でしたが、中世の雰囲気が色濃く残る街並みは
ウィーンの華やかさとはまた違う別世界を堪能できました。

名残惜しいですが、スロバキアを後にしてウィーンに帰ります。

FLIX　BUS　片道5ユーロ
ブラチスラバ　17:30発
ウイーン　　　18:30着

帰りは、スロバキアからオーストリアに入った所で、
パスポートのチェックがありました。

ウィーンに帰ってきたのは18:30頃。

この日は木曜日で、美術館が21:00まで開いているので
ホテルに帰らずに、そのまま美術館に行く事に。

ミュージアムクォーター

レオポルト美術館　13ユーロ

エゴンシーレの展示が充実しています。

でも私のお目当てはクリムトです。

クリムト　「死と生」

クリムト　「アッター湖」

エゴンシーレ　自画像

この絵は美術館のSHOP袋に使われてました。

ミュージアムクォーターから大通りに出る通路に
素敵な天井画がありました。

こちらは子供が喜びそうです。
あれ？よく見ると…おばけみたいで怖がるかな？

ホテルに帰る頃には、またお天気が崩れてみぞれになりました。
ちょっと寒くなって来たので、早く温かいお風呂に入りましょう。

今日も長い一日でした。

この旅行記へのコメント （2）

• sanaboさん 2018/02/13 22:54:06

  ブルーチャーチ、素敵ですね～☆彡

  madeleine chocolatさん、こんばんは
  
  続編を楽しみにお待ちしていました^^
  ブラチスラバは行ったことがないのですが、旅行記を拝見し
  是非とも行かなくては～、と思いました♪
  
  ブラチスラバというとマンホールオジサンが有名ですけど
  今回、ブルーチャーチの美しさに圧倒されました！
  お昼間は中に入れないのはどうしてなのでしょうね？
  主祭壇のあたりがキラキラしていたのはクリスマスシーズンだからなのか
  それとも一年中そうなのでしょうか？
  教会内の椅子も水色でしたね。
  それと、右側に写っているのは説教壇でしょうか？
  ドーム型の屋根のような部分とその下の装飾もとっても可愛いですね！
  神父様でなくお姫様が立ったら似合いそうな感じ～（笑）
  
  お茶されたカフェもとても素敵でしたね。　
  おトイレのある地下のワインカーヴの絵も夢があるし、
  壁面の葡萄の絵もセンスが良くて私好みでした！
  (お写真を拡大して見てしまいました。ブルーチャーチもです。）
  
  朝方は雨模様だったのに、すっかり晴れて良いお天気にも恵まれ
  楽しい街歩きができて良かったですね～。
  
  sanabo
  
  

  madeleine chocolatさん からの返信 2018/02/14 23:51:51

  RE: ブルーチャーチ、素敵ですね?☆彡

  sanaboさん　こんばんは
  
  スロバキア編への投票とコメントありがとうございます。
  
  ブラチスラバはまだ未踏の地だったのですね。
  日本では、ウィーン・プラハ・ブダベストのルートがメジャーで
  スロバキアははあまり紹介されていませんよね。
  
  今回、ほぼ行き当たりばったりだったのですがとても楽しめました。
  そして、こんなに簡単に行ける国だと思っていませんでした。
  機会があれば、ぜひ訪れてみてください。
  
  sanaboさんもブルーチャー気に入られたようですね^^
  私も、市内の観光情報を調べていて、ここだけは絶対に行こうと
  決めていました！
  
  この教会は観光客向けの公開はしていなようで、早朝と夕方、
  地元の方の礼拝に合わせて開けておられるようです。
  日曜日だけは午前中開門されるようですが、今回日程が合わず
  残念ながら中に入ることはできませんでした。
  でも扉も締まって中が見られないかと心配でしたが、ガラス越しでも
  見られただけで満足です。
  
  ４トラの口コミで、中に入られた方の写真があるので見てみてください。
  とても素敵ですよ。
  
  お茶をしたカフェは、写真撮影禁止じゃなかったら、もっとたくさんの壁画を
  撮りたかったのですが、遠慮して最小限の撮影しかできませんでした。
  地下は、誰も見ていないと思って、堂々と撮らせていただきましたけど。
  
  他にも、レストランやカフェが沢山あり、どこも美味しそうでした。
  雑貨屋さんも可愛いものが多かったですよ。
  
  また頑張って続きを作成しますので、良かったら見てくださいね。
  sanaboさんの旅行記も楽しみにしています。
  
  madeleine chocolat