2017/09/29 - 2017/10/16
5位(同エリア15件中)
さくらいろさん
- さくらいろさんTOP
- 旅行記268冊
- クチコミ183件
- Q&A回答0件
- 646,841アクセス
- フォロワー65人
セビリアからレンタカーでカディス、ジブラルタルを目指します。
海岸沿いの展望台からは、遠くモロッコが見えました。
海峡の向こうはアフリカ、という景色に感動です。
ジブラルタルはイベリア半島の南東端に突き出した小半島で
イギリス領です。
そこだけイギリス(ポンドが使えます)という不思議な街でした。
使いにくいカーナビに困りながらも、エステポナに到着。
今回の旅行で一番の素敵なリゾートホテル「ケンピンスキー」に
滞在します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
セビリアセンタ―ホテルで最後の朝食。
少しメニューも変わっています。
たくさん食べておかないと、どこで昼食を
食べられるか不安。
(実際に大変なドライブで昼食は午後5時でした) -
ホテルをチェックアウトして車で出発します。
フロントでポーターにカーナビの使い方が分かるか
聞いてみました。
「どこに行くの?」と言うので「まずはカディス」と
答えると自分のホームタウンだと喜んでくれました。
ナビに目的地を入れてくれましたが、カディスといっても
広くてどこに到着するのか、この時点でも不安。
もちろん私達に土地勘はなく、この後のドライブは全て
このような成り行きでした。
高速道路に入るには、こういうゲートを通ります。
日本のETCカードのような物を持っていないので、
MANUALゲートから入り、現金やクレジットカードで
支払いです。 -
標識を見ながら(でもスペイン語)走ります。
高速道路には無料と有料があり、有料に入ると
車の数が減ります(当然)。
スペインの高速道路の制限速度は120㎞/時。
道路は広くて整備も良く、走りやすいです。
ただ、10㎞オーバーの時速130㎞で走っても、どんどん
追い越されていくのでした。 -
セビリア出発から1時間、ラ・ペ橋を渡ると
カディスの町が見えてきます。
ラ・ペパ橋はスペイン本土のプエルト・レアルと
カディスを結ぶ第二の橋で1655mは海上を走ります。
眺めが良いです。 -
カディスです。
カディスは大西洋に面した港湾都市。
当初は小島でしたが、紀元前より貿易港として
栄えています。
何度も領有戦争にみまわれていますが、スペインの
領有後はスペイン艦隊の拠点港となりました。
カディスという名前は夫も私も「カディスの赤い星」
(逢坂剛)の題名の記憶でした。
私は題名のみ。夫は本も読んでいました。 -
カディスの町に入り、渋滞の中をノロノロと
走り、公園の駐車場に車を停めました。
カディス湾とその先の大西洋を眺めています。 -
海沿いに遊歩道があります。
-
きれいな公園もありました。
アラメダ・アポダカ庭園。
夏のように花がきれいです。 -
涼しげな噴水。
-
こちらは、ヘノベス公園。
18世紀後半に造られたカディスで最も有名な
公園とのこと。
100種類以上の樹木が灌木が植えられています。
横のベンチに座ってしばらく休憩しました。 -
車を停められる場所が少ないので、ジブラルタルへ
向かうことにしました。
ところがここで、夫曰く失敗。
海よりの無料高速道路を使いたいのに、カーナビは
山沿いの有料高速にセットされてしまいます。
リセットできないのが辛いところ。
少しでもルートを離れるとカーナビが「間違っています」
と何度も言って、誘導しようとします。
さらに高速道路上にはサービスエリアやパーキングが
ありません。(トイレもない)
何かをするには一般道に降りることになります。
日本の高速道路、素晴らしい!と思いました。 -
カーナビの言語は英語にしましたが、
夫と「英語おばさん」と呼んでいたこの人
大声だし、あきらめません。
(音声を小さくしたり、消すこともできない)
2人ともストレスになり道を間違えてしまいました。
ループ状になっていた区間の同じ所、約40㎞を2周して
1時間も余分に走ってしまいました。
やれやれ。 -
結局、カーナビは無視して、海沿いの旧道を
走ることにしました。
時折、現れる巨大な牛の看板。
少し怖い。 -
旧道といっても制限時速はだいたい100㎞、
広くて快適に走れます。
あちこちで風力発電の風車を見ました。 -
タリファが近くなりました。
突然、カイトがたくさん現れました。
タリファはイベリア半島最南端の町です。
ジブラルタル海峡を挟んでモロッコと対峙しています。
海峡の強風が吹くので、風力発電箇所が多いです。
さらにカイトサーファーの聖地ともいわれています。
季節を問わずウィンドサーファーやカイトサーファーが
集まるとのこと。
この画像もまさにそれでしょう。 -
タリファからアルヘシラスへ走っていると
展望台がありました。
「Mirador del Estecho」という峠の茶屋のような
店があります。
寄っていくことにしました。 -
展望台からの風景が素晴らしかったです。
海峡越しのアフリカ・モロッコの山が見えました。
何だか幻想的。
やはり海沿いを走って良かったと思いました。 -
店内にジェラートがあったので、食べながら
しばし休憩しました。
選んだのはナッツ入りのヨーグルト味。 -
アルヘシラスの町も見えてきました。
ここはムーア人によって造られた町です。
1035年から1058年までは独立国家だったとのこと。
湾の対岸はジブラルタルで、モロッコのタンジェへの
フェリーが出ています。 -
高速道に乗り、ジブラルタル湾を回り込み、
一般道に出ました。
海岸線に出ると特徴的なジブラルタルの山が
見えます。 -
ジブラルタルは地中海の出入口。
イベリア半島の南東端に突き出した小半島です。
フェニキア人から次々に主が変わっています。
1704年、スペイン王位継承戦争の混乱に乗じて
イギリスが占領し1713年以降はイギリスの海外領土です。
イギリス軍が駐屯しています。
なお、スペインは未だにイギリス領と認めていません。
出入りする際、スペイン側では何もチェックなし。
ジブラルタル側では入国する際にパスポートチェックが
あります。 -
パスポートチェックを受けて、ジブラルタルに
入りますが、この滑走路を通って行きます。 -
みんな空港内を横切っていく、不思議な光景。
-
市街地の道は狭く、車が多いです。
何とかICCというショッピングモールの駐車場に
車を停めました。 -
町歩きに出発。
観光客も多く、イギリスらしいパブもたくさん
ありました。 -
まさにイギリス領、マークス&スペンサーも
ありました。 -
特徴的な山(ザ・ロック)は古代より西への
航海の果てにある「ヘラクレスの柱」の1つとして
知られています。
そのザ・ロックに登るロープウェイもありました。
時間もなくて乗っていませんが、上からの景色は
見てみたかったです。 -
いろいろな建物があります。
ジブラルタル議会議事堂。 -
街のあちこちには英軍兵士の像。
-
イギリス領、インドとの中継地、ということで
夫が調べていたのは「Raja」という本格的な
カレー屋さん。
ここで、ランチの予定でしたが、もう午後5時です。
とっくにランチタイムは終わっていて閉店中。
あ~、残念。 -
他に調べてあった店の1つが「Paparazzi」(パパラッチ)
というイタリアン。
昼休みはないようで、開いていました。
助かりました。
お客は私達だけでしたが。 -
店内にはバーカウンターもありました。
-
とりあえず喉が渇いているので、ビールと
お水を注文しました。 -
ランチと早い夕食を合わせて食べることに。
野菜サラダ、海老グラタン、ミックスグリル串焼き。
お腹もすいていたし、とても美味しかったです。
支払いはポンドかユーロですが、その違いが大きい!
35.20ポンド(約5,400円)か56.32ユーロ(約7,600円)
ぱっと請求書を見て、えっと思いました。
ちょうどロンドンの残りの50ポンドがあり、それで
支払いました。
持っていて良かった。 -
店内にはパパラッチらしく、スター達の写真が
飾られています。 -
ジョンとヨーコの写真もありました。
ここジブラルタルは、1969年に2人が結婚式を
挙げたことでも有名でした。
さあ、食事を終えるともう19時半でした。
日も沈み、暗くなりかけたので今日の宿泊地
エステポナに向かいます。 -
この写真は翌朝に撮ったものですが、ホテルに
着いたのは21時でした。
ジブラルタルからもナビはうるさい、道は間違える、
思ったよりもホテルは多くて見つけにくい、と苦労して
たどり着きました
最後はスマホが使える場所で探しました。
もっとスマホを使えるといいのですが、旅行期間が長いので
ルーターを借りていません。料金が高いのとホテルなどでは
wifiが使えるので、それで十分かと思いました。
でも、レンタカーを使うならスマホを上手く使うのも
良いと思います。 -
遅い時間にチェックインして部屋に入りました。
あ~、疲れた。
でも、ここはこの旅行で一番期待していたホテルです。
「ケンピンスキーホテル バイア エステポナ」
クラシックルーム。
2泊で53,542円でした(エクスペディア)
夏のシーズンに比べるとかなり安い料金です。
素敵な室内。 -
テレビと冷蔵庫。グラスなども揃っています。
-
デスク。
旅先でハガキなど書きたくなる?
私は旅の記録を書いていました。 -
ソファもあり、ここでくつろぎました。
-
バスルーム。
ダブルシンクできれいでした。 -
トイレも個室です。
-
私がやれやれと部屋でくつろいでいる間に
夫はホテルの探検に行っていました。
(元気だね)
そして星空の見える素敵なバーを見つけて
来ました。
疲れているけど、せっかくなので行ってみることに。
室内と外のテラス席と選べます。
是非、テラスで。 -
コロナビールとモヒートを注文しました。
運転手の夫もようやくお酒が飲めます。
軽いスナックを、と頼むとナッツとポテトチップス
を持って来てくれました。
いい感じです。 -
プールに面したテラスで、プールもライトアップ
されていました。 -
ホテルの建物もリゾートらしいです。
いろいろなカテゴリーの部屋がありますが、
最上階は素晴らしいスイートです。 -
こちらも。
本当に星がきれいに見えて、いい時間、疲れも
癒されました。 -
テラス席から室内に入るとソファ席があります。
何組かのゲストがゆったりと過ごしていました。
バーの棚には日本の「余市」も並んでいます。
いい時間を過ごして部屋に戻り、ぐっすり眠りました。 -
翌朝です。
部屋のカーテンを開けると外にベランダがあり
椅子とテーブルも並んでいました。 -
部屋から海が見えて、ちょうど日が上ってきます。
8時27分頃。 -
ここに座ってのんびりするのもおススメです。
-
庭から歩いて朝食会場へ。
-
ここでも室内とテラス席がありました。
私達はテラス席に座ります。 -
お楽しみの朝食です。
種類が豊富なパン。 -
シリアル系もたくさんあります。
-
スモークサーモンや。
-
オムレツなど。
-
自分でカットできる生ハムもありました。
-
ヨーグルトなども迷うほど。
-
朝からスパークリングワイン(カバ)も
あるので、私はいただきました。 -
ということで優雅な朝食。
-
ヨーグルトや果物も美味しいです。
-
さらに焼き立てのパンやチュロスも
持って来てくれます。 -
もちろん、チュロスをいただきました。
ここでの朝食は種類も多く、料理のレベルが
とても高かったと思います。
以前に行ったウィーンの「ホテル・ド・フランス」の
朝食が印象的でしたが、それと同じくらいでした。 -
朝食後は庭や浜辺を散歩しました。
前日にライトアップされていたプール。 -
2階の白いパラソルのところが朝食会場でした。
-
プールサイドには「モエ・エ・シャンドン」の
ソファもありました。
ここでシャンパンを飲むと気分がいいでしょうね。 -
朝から日光浴する人もちらほら。
-
ホテルの庭からそのままビーチへも行けます。
-
海辺の遊歩道を散歩中。
今日もいい天気になりそうです。 -
ホテルの敷地内にはトーレ(見張り台)も
ありました。
海岸ならでは、です。 -
ホテルの建物内には温水プールと
フィットネスセンターもありました。
朝から運動している人あり。 -
前日はたどり着くだけで、よく見ていなかった
ホテルのエントランス。
広くて、とても素敵です。 -
エントランスを抜けて、車を入り口まで
持って来てもらいます。
これから観光に出発です。
ロンダ、ミハス、翌日にはフリヒリアナを
回ります。
続く。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- りりいさん 2018/02/27 20:26:36
- ジブラルタル
- 私もスペインへ行ったとき、ジブラルタルへ是非行きたかったけれど、
なかなかそういうツアーは見つかりませんでした。
やはり、個人旅行の醍醐味ですね。
以前、TV旅行番組で、ジブラルタルへ行くのを見たことがあります。
イギリス領との境界?とは言えないのかな?
お値段も随分違うんですね。ポンドを持っていてラッキーでしたね。
次に行かれたロンダやフリヒリアナなどへな行ったので、ジブラルタルも
近かったから、残念でなりません。
ホテルがいいですね。最高級感があります。
ドライバーのご主人様はお疲れだったのでは?
- さくらいろさん からの返信 2018/02/28 17:55:04
- Re: ジブラルタル
- アンダルシアを調べている時に、ジブラルタルへも行けそう、と
いうことで旅程に入りました。
ジブラルタル海峡の名称の他は詳しく知りませんでしたが、
行ってみると面白いエリアでした。
パスポートを持って入国することになります。
そこだけイギリスで、ポンドを持っていて本当にラッキーでした。
この時のホテル、ケンピンスキーは今回の旅行の中で一番素敵な
リゾートホテルでした。
レンタカーではいろいろと苦労しました。夫も隣に座る私も
疲れました。返却した時にはほっとしました。
それでもいろいろな土地を回れたのは、車があったおかげなので
夫には感謝しています。
-
- 夏への扉さん 2018/01/26 17:38:48
- スペイン・ドライブいいですね♪
- さくらいろさん、はじめまして。
斜張橋を渡ってカディスへ入った写真見て、あれ?もしかして~と、私の旅行記を見直しました。
https://4travel.jp/travelogue/10965344
ほら、建設途中です。
私もカディスの赤い星を読みましたが、ほとんど覚えていません。また読み直したいと思っています。
カディスから、ジブラルタルに行かれたんですね。
レンタカーは自由に動けていいですね。私は運転できないので、行きたい町は宿泊しないと無理です。カディスは2泊しました。ジブラルタルへはアルへシラスに泊って往復しました。
ケンピンスキーホテル、朝食すごいですね!!
スペインでは多少いいホテルにも泊っていますが、自分で切れる生ハムなんて一度も見たことがありません!生ハムって薄く上手にカットしないと美味しさが引き出せられないらしいですが、下手でもいいから、どんどんカットして食べたいです♪
セビージャのメトロポール・パラソルに登れなかったのは残念でしたね。入口は地下で、エレベーターで昇ります。
次はどこへ行かれたのか、旅行記お待ちしています。
- さくらいろさん からの返信 2018/01/26 22:00:42
- RE: スペイン・ドライブいいですね♪
- 夏への扉さま
はじめまして。コメントをくださって有難うございます。
スペインに何度も行ってらっしゃるのですね。
(旅行記を少し読ませていただきました)
カディスに入るラ・ペパ橋は2015年完成とありましたから、ちょうど
建設中だったのですね。
その写真も面白かったです。
「カディスの赤い星」はスペイン内戦の冒険小説、と夫が話していました。
レンタカーは便利ですが、カーナビがうまく使えなくて疲れました。
移動が楽なのはいいですが、本来はそこに滞在する方がゆったり回れて
いいこともあると思います。
セビージャのメトロポール・パラソルは屋上に人の気配がしませんでした。
地下にも行ってみましたが、閉まっていた記憶です。
アンラッキーな日だったようです。
ケンピンスキーはさすがに高級リゾートホテルで良かったです。
海外のホテルでは朝食をつけることが多いですが、このホテルの
朝食は5つ星らしいと思いました。
パラドールには泊まったことがなくて残念です。
あちこちにあるのですね。
この後はロンダ、ミハス、フリヒリアナからグラナダ、バルセロナと
回ります。
よかったらまた読んでください。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
さくらいろさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
75