2017/11/12 - 2017/11/13
128位(同エリア672件中)
いちごさん
【厳島神社】が世界遺産に登録された頃から、、、はい!もう20年ほども前のことですが、、、夫が「ずぅ~っと前に行ったきりやから、また行きたい~」とテレビで見るたびに言っていました。
その20年来の希望を叶えるべく、ついに宮島探訪の旅に出ることに。
そして、お隣の山口県岩国市にある【錦帯橋】も「橋を渡ったことがない」というので、この際、その望みも叶えることに。
自宅がある滋賀から岩国や宮島は結構な距離があって、1泊2日では探訪しきれないけれど、実家がある香川からなら瀬戸内海に架かる橋を渡ったら余裕です。
11月は義母の命日があるので帰省を予定しています。
なので、その機会を利用して香川出発、香川帰宅です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
なにやかやで、実家を朝9時ごろに出発して高速・高松道にのります。
まずは、山口県岩国市にある【錦帯橋】へ。
今日、お天気はまずまずの日曜日、しかも紅葉のシーズン、厳島神社は絶対、混雑していそうです。 -
夫はスグにでも行きたかったのか、【瀬戸大橋】を渡ったら宮島へ~と計画していたけれど、
「明日の月曜のほうがマシやろう~」と、私が変更を申し入れました。
ヒドい混雑は、せっかくの旅を台無しにするので。。。 -
瀬戸大橋を渡って高速・山陽道を福山まで走ってきました。
実家を出発して1時間30分ほどですが、【福山サービスエリア】で休憩を。
歳なので、早め早めの休憩が大切。 -
サービスエリアの【瀬戸内遊覧横丁】には、甘栗、串焼き、たこ天、フランクフルト、から揚げなどの屋台が並んでいるので、見るだけで通り過ぎるには忍耐力が足りなくて・・・・・
-
コロッケを。
ホクホクで美味しい~♪
でも、中性脂肪が・・・コレステロールが・・・(^_^;)
食べ終わってから、ちょっと反省。 -
その後ふたたび山陽道に復帰して、お昼どきに【宮島サービスエリア】へ到着。
実家から3時間ほどで宮島へ来れるって、やっぱり四国からは近い。
ここでお昼ご飯休憩。
私は広島だから「広島風お好み焼」を。
夫は「宮島ラーメン」。
ちなみに、翌日の帰り道も旅程と時間の都合で、ここの上り線でお昼ご飯を食べたのですが、夫は「尾道ラーメン」注文してました、、、どんだけ~(^_^;) -
下りの【宮島サービスエリア】には広い公園があって、モミジもいい具合に紅葉しています。
日曜日なので、芝生の広場には家族連れがドライブの休憩というよりも、シートでお弁当を広げていたり、走ったりボール遊びをしたりと、公園へ遊びに来られているみたいです。 -
厳島神社のレプリカ大鳥居があって、宮島へ来た~感が増します。
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鳥居をくぐって突端へ行くと、そこは、瀬戸内海が一望できる展望台。
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対岸の宮島が眺望できます。
霞んでいるのではっきり分からない。
でも、設置されている双眼鏡で見たら、海に浮かぶ鳥居の姿が確認できました。
双眼鏡は100円入れて時間が来たら真っ暗になるソレじゃなくて無料。
双眼鏡であの辺りと目星をつけてデジカメを向けたけど、分かりにくい。
でも、いちおう写っています。
間近で拝む楽しみは明日に残して、ひとまず、出っぱぁ~つ!! -
岩国市の【錦帯橋】到着。
日曜だからか観光客は多めだけど、広~い河原が駐車場になっているので、駐車には困らない、、、300円要ります。
私は若かりし頃、友だちと来て渡って以来です。
ン十年も前のことなので、ぼんやりとした情景だけは覚えていると思っていたけど、今、ここへ立ってみてほとんど覚えていないことが判明しました。 -
【錦帯橋】と小高い山の上に建つ【岩国城】のコラボも初めて見る感じがします。
【錦帯橋】は錦川に架かる木造のアーチ橋。
岩国市HPによると、関ヶ原の戦い後に築城された【岩国城】は、防御に重きをおいて造られた城だったので不便なことがあって。
それは、錦見地区に住む中下級武士が、藩政の中心である横山地区へ行くために、幅200m の錦川を渡る必要があったこと。
そして、錦川に架けられた橋は出水により度々流失していて、藩政に深刻な影響を与えていたのだそうです。 -
橋が度々流失する最大の要因は約200mという広い川幅と、急流になりやすい川の形状にあったので、流れない橋の研究が重ねられました。
中国の西湖に架かる橋の絵をヒントに、錦川にいくつかの島を築いて、これにアーチ橋を架けようと、、、なんだか、【しまなみ海道】のはしりのよう。
近江穴太衆の石積みの築造法などを学び、1673年に初代の橋が完成しました。 -
・・・が、その翌年、洪水で流出したので、橋台の敷石を強化して再建した後は、昭和期まで250年以上流失することなく、その姿を保っていました。
・・・が、1950年(昭和25年)9月に276年もの間両岸をつないできた橋が、岩国市を襲った台風による濁流に飲み込まれ流出してしまったのだそうです。
1952年に原型で復元され、その後、架け替え工事や修復工事をしながら現在もなお、貴重な美しい木造アーチ橋の姿を見せてくれています。 -
当時、橋を渡れるのは武士や一部の商人だけで、一般の人が渡れるようになるのは明治に入ってからなのだそうです。
なので、どうしても橋を渡りたい~と、江戸時代から現代にタイムスリップしてきた「また旅さん」もいらっしゃいます。
ただ、現代は入橋料が要ります、、、往復300円。
貴重な橋を守っていくためですからね。 -
神社にある太鼓橋は渡ったことがあるけれど、普段、このような形状の長いアーチ橋を渡ることはないし、アーチは5連ですが真ん中の3連は、実際に歩いてみると、結構、急です。
橋を渡るというよりも、遊具で遊ぶ感覚。
何度も橋を呑みこんだ錦川は、穏やかそうな今日でさえ流れは早そう。 -
【錦帯橋】を渡りきった先は【吉香(きっこう)公園】
広い公園です。
ここを行くと【岩国城】へと続くロープウェイ乗り場があります。 -
【岩国城】は横山山頂に築かれた山城。
凡人に歩いて登れとは酷なので、ロープウェイがあります。
助かります(^^♪
・・・・・っていうか、ロープウェイが無かったら行っていないと思うけど。 -
標高約200mの城山山頂駅まで、ゴンドラが約3分で運んでくれます。
ロープウェイは往復550円。
錦帯橋往復、ロープウェイ往復、岩国城入場料のセット券が940円です。
いずれも、おとな。 -
ロープウェイの窓から【吉香公園】がジオラマのように見えます。
-
右の方向に目をやると、錦川とそこに架かる錦帯橋が。
-
山頂駅に到着しました。
駅舎を出ると、【岩国城】に向かう道が二手にわかれています。
左側に進むと、少し距離は長くなるものの広くてなだらかな道。
右側は、短いけど急坂。
どちらを選ぶかは、お好み次第。 -
体力に自信がないので、おだやかな道をチョイス。
木々に囲まれた道を行きます。 -
少しぐらいまわり道でも、こんな道がいいです。
歩きやすいしお散歩気分。 -
とはいうものの、山頂にある山城なので、まったく上り坂無しでは辿りつけません。
急な階段も踏破しなければなりません。 -
【岩国城】は、初代藩主 吉川広家が1608年に築城しました。
・・・が、幕府の一国一城令により、築城から7年後の1615年 には取り壊され廃城となりました。
築城には8年の歳月が費やされたということですが、なんだか、せつない生い立ちです。
以後、政務は山麓の居館 (現在の吉香神社付近) で行われたそうです。 -
現在の天守は、1962年 (昭和37年) に外観復元されたもの。
セット券があるので城内へも入ることができます。
夫は見学に入って行ったけど、私は外をぶらぶらしてセット券の1部をムダにしました。 -
一国一城令による取り壊し後、幕府から石垣も破却するよう命じられ、天守台も破壊されました。
が、下部約1/4が地中に埋まって残っていたので、1995年 (平成7年) に古式穴太積 (こしきあのうづみ) 石垣が発掘復元されました。
旧の天守台は、現在の天守の裏手にあります。
天守閣を復元する時に、錦帯橋からよく見えるように位置をずらして復元されたのだそうです。 -
確かに、【錦帯橋】から山の上にそびえる【岩国城】がよく見えました。
そしてそれは、とても絵になる風景でした。 -
帰り道は、、、たぶん、下りだろうから大丈夫~と細い山道の方をチョイス。
石垣沿いの道を歩きます。
道が細いうえに、囲いもないので山中に落ちないように要注意。
やっぱり下り道だったので、難なくロープウェイの山頂駅まで戻って来れました。 -
ロープウェイから降りて【吉香公園 (きっこうこうえん)】へ。
岩国藩主 吉川家の居館跡地が公園になっています。
その中にある【吉香神社】は吉川家の先祖を祀る神社です。 -
本殿、拝殿、神門が同一時期の建築で揃っているのは大変貴重で、国の重要文化財です。
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境内にある大きなイチョウの木が、真っ黄色で鮮やか。
めっちゃくちゃキレイ~です♪ -
堀ばたに見えるのは、吉川家の居館が公園として開放された時に絵馬堂として建てられた【錦雲閣】
中に絵馬はほとんど残っていないそうです。
旧藩時代の矢倉に似せて造られたそうで、掘に架かる橋の上から見た景色は、、、江戸時代がそこにありました。 -
先ほどの【吉香神社】には、ご朱印が無かった~とザンネンそうな夫。
ロープウェイ乗り場の方へ少し戻るともうひとつの鳥居が。
気をとりなおして【白山比め神社(しらやまひめ) 】へも参拝してくると。
私は、神社はもう~ええわ(スミマセン、バチ当たりです)と別行動を。
【白山比め神社】は、加賀国 (石川県) 白山神社の分霊を移し祭ったものと伝えられています。
ちなみに、この神社もご朱印は無かったらしい。 -
【白山比め神社】からロープウェイ乗り場をはさんで反対側にある【岩国美術館】
全国でも例の少ない武具の展示館で、館内には奈良時代から江戸時代までの甲冑、刀剣などが展示されているそうです、、、前を素通りしただけですが。
ちょうど、【薄桜鬼(はくおうき)刀剣録~幕末維新の刀剣展】という特別展が開催されていて(10/7~11/26)、建物や看板を見て芝居小屋かと思ってしまいました。 -
美術館から公園の中心へ向かう途中にある【目加田家住宅 】にも、ちょっと、立ち寄ってみます。
江戸時代中期頃に建てられた中流武家屋敷です。
表からは平屋に見えますが、錦川の氾濫に備えて2階建てが多いのだとか。
裏へまわるとそれが分かるのですが、藩主が通る際に見下ろすことがないように配慮したものだと言われてるそうです。 -
少し朽ちた土塀にも歴史が感じられ、遠いいにしえに思いを馳せることができます。
今は公園で物見遊山に見て回っているけれど、実際に、ここに生活があったのだと。 -
【吉香公園】は、日本歴史公園百選に選ばれるほどの大きくてステキな公園です。
広い芝生や噴水、四季折々に花が楽しめるようにと花壇や、多数の木々など、市民の憩いの広場になっているそうです。
市民ではありませんが、のんびりと散策できて癒されます。 -
紅葉のシーズンだけど、【ジュウガツザクラ】が咲いています。
ええ~っ!!異常気象!?とビックリするけれど、
コヒガンザクラの園芸品種で、4月と10~12月ごろ、年に2回開花します。
・・・と、私にも分かるように立札があって、有りがたい~
秋に桜が見られたなんて、ちょっと、得した気分。 -
公園の中央にある噴水はダイナミックでパワフル。
陽の光に照らされた水しぶきが、キラキラ輝いて自然の宝石。 -
しばらく見とれていました。
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園内には【シロヘビの館】もあるらしい。
苦手なのでパス。 -
お天気も良くて
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紅葉もキレイ。
のんびり、ぶらぶら散策して、夫と合流。
車に戻ります。 -
駐車場になっている錦川の河原には数軒の出店がならんでいます。
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喉も渇いたのでソフトクリームを注文したら、
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「こっち入って待ってて~」と、おばあちゃんにお店の奥座敷へ案内してもらいました。
足も疲れていたので、遠慮なくおジャマします。
座って落ち着いてソフトクリーム味わわせていただきました。
ところで、ここに座っていても河原が見通せるのですが、「あっ!!加計学園の車が停まってる!!」と夫が。
だから~?・・・という話しですが。 -
今宵のお宿、【シティホテル安藤】を探して駅前通りを走ります。
夫の車に付いているナビは、ホントにいつも頼りない。
「目的地周辺です~」と、肝心なところで案内を終了してしまう。
1度通り過ぎて、電話して、ホテルの裏側が駐車場になっていました。
通りに面した正面側は階段を上がったところにフロントがあるので、1階の居酒屋さんばかりが目について・・・・・
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