冬・雪の津和野気ままな一人旅・・・モノクロの世界を歩く変人が一人・・・

2018/01/11 - 2018/01/12

　
　「雪の津和野はすっぽりと雪に覆われて、訪れる人は全く見当たらず・・」

　日本海側は大雪に見舞われ、電車は立ち往生になったというニュースが流れているところです。所用があって孫たちが住む山口市の宮野というところにきています。

　宮野辺りもかなり雪が降っていましたが、せっかくここまでやってきてどこも出かけないといのは、面白くない。と言うわけで、山口線に乗って津和野まで行ってみることにしました。

　しかし結論から言えば甘い判断でした。ある程度覚悟はできていたものの、山口市内と津和野町では気象条件が全然ちがうんです。

　益田行きのJR山口線に乗って長門峡駅を過ぎる頃から、本格的な雪模様、横殴りに雪が降り続け辺りは薄暗い有様。やはり山口市内とは全然違うことを認識させられたのです。

　ワンマン電車の乗客もまばらで、客室は寒々した空気が覆っているので気持ちは暗くなってしまいます。それでも電車は遅延することなく、ダイヤ通りに運行してくれました。

　と言うわけで、一人の変人が津和野まで行ってきましたので、笑ってやってください。写真の多くはモノクロ調にしてアップしています。

　写真は津和野駅前にある「SLやまぐち号」・・雪を被って寒そう！

　　　カメラは、Panasonic DMC-TZ7　いわゆるコンパクトデジカメの　Lumix　を使用しました。

エリア 津和野(島根)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩

　JR山口線・宮野駅駅舎

駅舎前に立つ「カイズカイブキ」

　「カイズカイブキ」の説明があった・・

　大正２年、小郡・山口間の鉄道が開通し、その後大正６年に山口から宮野を経て篠目まで開通した際に宮野駅の新設を記念して植樹されたもの。

・・この樹に触れると長寿になるという言い伝えがあるそうです・・

　宮野駅舎内・・

　無人駅だが、清掃が行き届いている

駅舎内には地元の人たちが自由に使えるコミニティーホールがある

駅舎の壁にはSL山口号の懐かしい写真が展示してある

JR山口線、美祢線、宇部線、山陰線などの行き先と運賃表示がある

宮野・・津和野間は、大人一人９７０円

山口線・宮野駅の時刻表・・・

津和野方面が日に９本

山口方面はおよそ２０本

駅舎の外に出てみる

交流センターがある

　駅のホームに出てみますか

ごらんの通りうっすらと雪化粧

　駅にあった

　宮野駅開業１００年の立て看、ここには山口県立大学のキャンパスがある

もう一度駅舎全景を

　これから津和野へ向かって行きます

山口方面から電車がやってきた

車内はごらんの通り

ほに、ではありません”にほ駅”にて

　仁保を出ると辺りは一面雪

　モノクロの世界が続く

「しのめ」と読む

　駅名は旧仮名遣いなのです、右から左に読みます

　こんな光景が続きます

　ちょうもんきょう駅で・・

　秋・紅葉の時期には大勢の客で賑わう名所です

　駅のホームもごらんの通り

　雪に覆われた樹木が　

「三谷」という駅で下り線とすれ違う

　木々も美しい

　雪に覆われた家並みが続く

次第に町へ入ってきました

この電車で津和野までやってきた

降りた客は数人しかいない　

津和野駅にて

駅高架からホームを眺める

津和野駅は雪の中、こんな写真は珍しいのでは

駅前の観光案内所

駅前商店街に人影は見当たらず

駅の前にSLやまぐち号があった

　駅の向かい側からみた様子

駅前の観光案内所は、「桑原史成写真美術館」を兼ねた建物です。

　津和野現代フォトギャラリーへ入ってみよう

　「桑原史成写真美術館」のことです

入り口から受け付けまで

館内の様子

桑原史成写真美術館館内にて

同じく、館内にて

観光案内所の前に「おたすけ傘」がありました。

自由にお使いください、とのこと・・・助かります

すぐ前に「安野光雅美術館」があります

雪降る通りを歩いてみましょう、

ごらんの通り車は滅多に通りません、

小さな公園があり、「鷺舞」の像も雪に覆われて・・

何度も来たことがある橋の上から

歩く人影もなし！

遠くに太皷谷稲成神社が見える

　あそこまで行きたかったが、とてもとても

　前にいったことのある、長門の元乃隅稲荷神社はこの太皷谷稲成神社から分霊されて建立されたという、

　多胡家老門もごらんの通り

有名な鯉が泳ぐ堀もごらんの通り

鯉はいるかなー

いたいた余り動きはないけど

藩校養老館門

津和野カトリック教会

津和野銘菓はなんと言っても、「源氏巻き」が有名ですが、一軒のお店が開いていました。竹風軒の新店で寒い中、一人の売り子さんが頑張っていました。
どうせならここで買ってあげよう、愛嬌がよく感じのよい娘さんだった。話が弾む。　元気をもらいました。

店内の様子

源氏巻きにもいろいろあるもんです

こんなとき歩き回るおっさんに快く応対してくれた娘さんの気持ちが嬉しい！

「たぶん、今日はもうお客さんは来ないでしょう。」

　少しは売り上げに協力できたかなー

　「近くに食事するとこありませんか、うどんかそばか？」

　「この先に「つるべー」というのありますけど・・・」

　　

　ここは黒い鯉が多いようだ・・

　さっきの売り子さんに教えてもらったうどん屋さん「つるべ」まで行ってみました。

　素朴な佇まいがいいですなー

店内に入ってみましょう、先客が数人

うどんの専門店でした。肉うどんを頼む。

出てきたのは、ごらんのとおり　

混ぜてみましょう、うどんの麺に特徴があるのです。

麺は丸くなく平べったいもので、あまり食べたことがない独特の舌ざわりで腰があるとても旨いうどんでした。

腹ごしらえもできたので、少々早いけど宿にチェックインするか、

本当は行きたいところがまだまだあったけど、この雪では無理なようです。

目指すは「津和野ホテル」　　二棟の後ろの方に、遠くうっすら見える建物です。

駅からタクシーで行けば良いのですが、見当たりません。

仕方なく歩くことにしました。　　およそ１５分くらいでしょうか。雪がなければ１０分で行けます。

ようやく辿り着きました。今夜の宿「津和野ホテル」です。

ここが正面エントランス。。

館内の様子

静かで落ち着いた雰囲気で規模の大きなホテルでした

室内はどこのビジネスホテルと同じようなシングルルーム

フロントロビー、外の雪景色がきれいだ！

ロビーからの眺め

　ロビーからレストランが見えます

入浴後、夕食を頂きます。

ごらんの通り野菜たっぷり、その名も「島根野菜たっぷりヘルシー鍋」

今夜は「一人鍋」といきましょう

飲み物はもちろん地酒

三種銘柄の試飲コースを頂きました。

鍋は鶏ガラからとった出汁をベースにしたもので、なかなかの人気メニューだということだけあります。　

酒が足りません、何杯も追加！

　ごらんの通り完食でした。

　残り出汁に卵を入れご飯をかけたおじやが絶妙の味を生む

雪景色も堪能できたので、津和野観光を切り上げ戻ることにしました。

津和野駅発山口行き普通列車に乗車

車窓からぼんやり雪景色を眺めながらボヤーとしているのがイイ

移り変わる車窓は飽きがこない

よーし春には青春１８切符で気ままな旅に出ることにしよう

山口に近づくにつれ空模様も明るくなってきた

と言うわけで、雪景色を堪能することができました。生憎、津和野観光は駄目でしたが人がいない町を歩くのも悪くないなあ、と

あまり変り映えしない写真ですがご容赦ください。

この旅行記へのコメント （6）

• moonさん 2018/04/22 15:30:51

  宮野駅

  Elliott-7さんへ
  こんにちわ。
  moonと申します。
  初めましてだと思います。
  私の旅行記を見ていただきありがとうございます。
  私も変人です。
  何年か前に、山口へは駅舎に会うことを前提に一人旅したことがあるのですが、
  宮野駅素敵な駅舎ですね。
  悪天候でも（悪天候だからこそ）、景色独り占めで素敵な旅をされて羨ましいです。
  個人的にElliott-7さんのような旅は大変好きです。
  思わず書き込みしたくなりました。
  moonより
  
  

  Elliott-7さん からの返信 2018/04/23 10:24:52

  コメントありがとうございます。

  moonさんへ
  
  　初めまして、コメントありがとうございます。宮野駅舎はたびたび行きます。山口県立大学が近いので学生さんの利用が多いみたいです。
  　無人駅ですが、駅舎の中に学習スペースがあって、地元のお年寄りのために開放しているようです。いつも数人の人たちが集まって学習会をやっています。そのため管理が行き届いているようです。
  　
  　家にいるよりも、ローカル電車に乗ってぼんやり車窓から景色を眺めるのがいいですね。
  「いまオレは旅しているんだ」と、実感できますからね。
  
  　一人で旅するのはいいのですが、どうしても「孤独のグルメ」になりますね。一人酒一人メシにも慣れてきましたが・・・。（笑）
  
  　性格的に人が多いところが嫌いなものですから、三行線の最終電車はパス。今朝もニュースでやっていましたが、東近江の無人駅で何かイベントがあるとかで、スゴイ人出のようでああいうのはどうもごめんなさいです。
  
  　またmoonさんの旅行記をゆっくり拝見させて頂きます。
  
  　旅に出て写真と動画を撮って、編集してyoutubeにアップして自己満足しているおっさんからです。
  
  　　　　　　　　　　 Elliott-7 より
  

• たらよろさん 2018/01/16 22:32:51

  津和野の雪景色

  こんばんは、Elliott-7さん
  
  気がつけば1月も半ば。。。
  早いですねー
  今年もどうぞよろしくお願いいたします！！
  
  津和野の雪景色。
  津和野って、こんなに降るんですねー
  確かに日本海側だから、降っても不思議じゃ無いんだけれど、
  でも、こんなに積もるイメージが無かったのでびっくりしました。
  私の永遠の憧れ、山口の萩&津和野。
  なかなか訪れることができません、、、が、
  今年こそ、本当に今年こそ訪れたいなぁって思っています♪
  
  たらよろ

  Elliott-7さん からの返信 2018/01/16 23:21:36

  Re:津和野の雪景色

  たらよらさんへ
  
  つたない旅行記に目を通して頂き恐縮です。変わりばえしない写真ばかりですが、モノクロの世界もいいかなと、
  地元の方もこんなに降るのは珍しいことと言われていましたから特別だったんでしんょうね。
  生憎、乙女峠や森鴎外記念館など行けませんでしたが、閑散とした街を歩くのもまたいいものです。わたしだけかも、、、
  
  わざわざコメント頂きありがとうございます。😉👍🎶
  
  
  　　　　　　　　　　　Elliott -7 より
  

• とぼけ老人さん 2018/01/16 11:06:59

  冬の津和野

  我が家に居ながらにして寒い冬の津和野観光を楽しませていただきました。
  
  それにしても画像で見る冬景色はきれいですねー・・・
  冬の盛りの津和野観光は珍しいものですよー！

  Elliott-7さん からの返信 2018/01/16 11:38:36

  RE: 冬の津和野。。いつもコメントありがとうございます。

  とぼけ老人さまへ
  
  いつもコメントありがとうございます。
  
  家に閉じこもっていても仕方ないのでローカル線に乗って出かけました。
  
  たぶん悪天候なので誰も行かないだろうと、思っていましたがやはり、こんな時に出かける変人が一人くらいいてもイイかなと・・
  
  滅多にない大雪で地元の人たちも驚いていました。
  
  やはり瀬戸内沿線は気候が穏やかで住みやすいなーと実感しました。
  
  
  　　　　　　　　Elliott-7　　　　より