そうだ！富士山を見に行こう！　三ツ峠山日帰り登山

2018/01/07 - 2018/01/07

　昨年までは（宿泊を伴う）旅行で山に登っていたのですが、少し長いコースだと体力不足を感じ、今年からはもう少し日帰りで山に行く事に。そこで年明け、最初に選んだのは三ツ峠山。冬のきれいに富士山が見える時に行きたかった山です。ルートはいくつかありますが、自分達は迷わず一番楽な三ツ峠登山口から登るルートを選択。下山は府戸尾根から天上山を経てカチカチ山ロープウェイを利用しました。

　三ツ峠登山口まで行く富士急行の路線バスは河口湖駅前からの出発。その河口湖駅までの往復はバスタ新宿からの高速バスを利用。行きは6時発、帰りは初めて歩く山なので少し余裕をもって16時50分発の便を前日に予約しました。

エリア 都留・道志(山梨)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日の乗客は（途中の中央道のバス停から乗った4人を含め）15人ほど。中学生グループの4人と途中乗車の大学生4人は富士急ハイランドで下車。まだ開園前ですが気合入ってます。

高速バス (富士急山梨バス) 乗り物

ほぼ定刻通り、河口湖駅バス停に到着。まだ8時前なので人影もまばら。意外と近いのですが、旅行などで河口湖に来たことはなく初めて。こんなに富士山がはっきりと大きく見えるんですね。
路線バスは9時5分発なので次の新宿6時45分発の便でも間に合うのですが、

河口湖駅 駅

8時から営業するゲートウェイフジヤマでゆっくり朝食を食べてから行こうという計画。

ゲートウェイフジヤマ 河口湖駅店 グルメ・レストラン

吉田うどんをいただきます。山に登る時は行動食やドリンクゼリーなど簡単に済ませる事が多いのでちゃんとした朝食はありがたい。

ゲートウェイフジヤマ 河口湖駅店 グルメ・レストラン

中で待機し、人が並び始めたところで後ろに付きます。9時到着の電車組が並びほぼ一杯。
5番乗り場からバスは定刻通り9時5分発車。

路線バス (富士急山梨バス) 乗り物

バスは満席。
（ちなみに今の時期は天下茶屋まで行かず、三ツ峠登山口までの運行です。）

路線バス (富士急山梨バス) 乗り物

少し遅れて9時36分、三ツ峠登山口バス停に到着。準備をして9時43分出発。
登山口はバス停のすぐ傍だと思っていたのですが、勘違いしていました。ここから0.7㎞先になります。（車で来れば登山口まで行くことができます。）

9時55分登山口に到着。トイレを済ませ、9時59分に登山口出発。

三ツ峠 自然・景勝地

登山道は整備されており歩きやすいです。ただ久しぶりの山歩きなのでゆっくり登ります。

三ツ峠 自然・景勝地

途中、山小屋のものと思われる4WDの車が下りてきました。

三ツ峠 自然・景勝地

沢の水は凍っています。ただ雪はなく心配したほどではありません。

三ツ峠 自然・景勝地

10時37分にベンチのある休憩所に到着。小休止。

三ツ峠 自然・景勝地

登山道で唯一この辺りが凍っており、慎重に進みます。
（年始に購入した軽アイゼンを持参したのですが、結局使用せず。）

三ツ峠 自然・景勝地

11時13分、分岐を通過。右の三ツ峠山頂方面へ。

三ツ峠 自然・景勝地

ほどなく三つ峠山荘の前から富士山がドーンとお出迎え。

三ツ峠 自然・景勝地

やはり美しいです。

富士山 自然・景勝地

富士山の裾野に広がる街並み。

富士山 自然・景勝地

富士吉田市が一望。中央高速の富士吉田線もはっきり見えます。

三つ峠山荘前から見ると、こんな感じ。

三つ峠山荘 宿・ホテル

三つ峠山荘は中の蛍光灯は点いていましたが、営業しているのかどうか分からない状態でした。

三つ峠山荘 宿・ホテル

さらに進むと開けた展望地へ。

三ツ峠 自然・景勝地

三ツ峠とは開運山（1785m）、御巣鷹山（1775m）、木無山（1732m）の三山の総称ですが、一般的にはこの先にある開運山を指すようです。

三ツ峠 自然・景勝地

四季楽園の向こうにみえるのが、もう一つの御巣鷹山。電波塔に占有されており、今回はパス。

三ツ峠 自然・景勝地

開運山へは一度下ってから登ります。すべりやすく、かつ急坂なので今回のコースでは一番きつい。

三ツ峠 自然・景勝地

最後にこの急登は堪えます。

三ツ峠 自然・景勝地

11時28分、三ツ峠山（開運山）山頂に到着。すでに多くの登山者がおり、順番に写真を撮ります。

三ツ峠 自然・景勝地

標高1785ｍ。休憩含め登山口から1時間29分、バス停からは1時間45分掛かりました。

三ツ峠 自然・景勝地

遮るものがない場所から。こんなに富士山の裾野まではっきりと見たのは初めてです。

富士山 自然・景勝地

ここで記念写真。

富士山 自然・景勝地

山頂から東側を見れば、南アルプスの聖岳、赤石岳、荒川岳（悪沢岳）。

さらに手前の御坂山地の奥には農鳥岳、間ノ岳、北岳、仙丈ヶ岳が連なります。

北側には八ヶ岳の山々。

東側には丹沢山地。
360°絶景が続きますが、やはり目の前にそびえる

富士山でしょう。威風堂々、圧倒的な存在感があり何よりきれいです。いつまで見ていても飽きません。

富士山 自然・景勝地

アップにすると、今年は雪が少ないので九十九折の登山道まではっきり。

富士山 自然・景勝地

ではそろそろ山小屋まで下り、お昼にしましょう。

三ツ峠 自然・景勝地

四季楽園の前のベンチで昼食。（1人100円とあったので200円を箱に入れました。）
ポカポカ陽気というのは言い過ぎですが、風もなく暖か。11月の大山の方がよっぽど寒かった。

四季楽園 宿・ホテル

昼食後、再び展望地へ。ここからも南アルプスや八ヶ岳が良く見え、

三ツ峠 自然・景勝地

山頂で見落としていましたが、南アルプスと八ヶ岳の間の奥に北アルプスも見えてました。

肉眼では遠くてわかりませんでしたが、ファインダーでは真ん中にはっきりと槍ヶ岳を捉えました。

山荘前からもう一度富士山を見て、12時54分下山開始。

富士山 自然・景勝地

下りも歩きやすい登山道です。

三ツ峠 自然・景勝地

すぐの分岐を天上山方向へ。

三ツ峠 自然・景勝地

傾斜も緩やかで、下りが苦手な相方には優しい道。

三ツ峠 自然・景勝地

府戸尾根は基本的に富士山に向かうので、木々の間から常に富士山を感じながら歩きます。

三ツ峠 自然・景勝地

なだらかな気持ちのいい登山道を進むと、

三ツ峠 自然・景勝地

13時55分、鉄塔に到着。

三ツ峠 自然・景勝地

その横からは河口湖も望めます。

河口湖 自然・景勝地

鉄塔の前に出て所から見た富士山。山頂からとは少し表情が変わりますね。

富士山 自然・景勝地

さらに進み、小さな分岐を左上に上がると、霜山。ここは小さな看板があるだけ。

14時25分に分岐を通過。

14時43分に林道に出ました。（この林道はここで通行止め。）

林道を超えた所に小さな看板。

ここからはアップダウンを繰り返し、

天上山への階段。ここにきてこの登りはきつい。
(この登りの手前に分岐があり、右に行けば天上山に登らずロープウェイへ向かえます。）

天上山 名所・史跡

15時2分、天上山到着。

天上山 名所・史跡

すでに斜光ですが、ここからも富士山がばっちり。ここにはロープウェイから登ってきた観光客もちらほら。

富士山 自然・景勝地

ロープウェイに向かうと富士山の展望地があり、そこを超えると、

天上山 名所・史跡

15時9分、天上山公園（カチカチ山ロープウェイ富士見台駅）に到着。
（参考までに三つ峠山荘から天上山経由で2時間15分でした。）

富士山パノラマロープウェイ(カチカチ山ロープウェイ) 乗り物

せっかく来たので、天上の鐘と共に写真を撮ります。ここは圧倒的に外国人観光客の方が多く、賑わっています。

富士山パノラマロープウェイ(カチカチ山ロープウェイ) 乗り物

ロープウェイの混み具合が分からないので、早めに並び、

富士山パノラマロープウェイ(カチカチ山ロープウェイ) 乗り物

15時21分に乗車。意外とすんなり。（混雑しているので随時運行しているようでした。）

富士山パノラマロープウェイ(カチカチ山ロープウェイ) 乗り物

3分ほどで湖畔駅に到着。もうすぐ15時30分ですが、これから上る観光客でまだ行列ができています。

高速バスの時間を早くしようとしたのですが、今の時間からでは10分早い便にしか変更できないので、そのままにして

富士山パノラマロープウェイ(カチカチ山ロープウェイ) 乗り物

ゆっくりと河口湖を観光。

駅までは歩いて15分ほど。事前にカチカチ山ロープウェイの動画で確認していたので、迷う事なく

河口湖 自然・景勝地

15時58分、河口湖駅に戻ってきました。

河口湖駅 駅

お腹はさほど空いていないので、再びゲートウェイフジヤマで一服。

コーヒーを飲みながら今日撮った写真を見返すのが、意外と楽しい時間です。

ゲートウェイフジヤマ 河口湖駅店 グルメ・レストラン

16時50分発の高速バスが到着。40分発のバスがこの後に到着しバス停は若干混乱しましたが、このバスは定時に出発。渋滞で遅れたものの19時には新宿に到着しました。

これ位の時間で帰れれば疲労もさほど残らず、楽しい1日でした。おまけに富士山の絶景も存分に見れ、言う事なしです。

高速バス (京王バス) 乗り物

この旅行記へのコメント （2）

• 琉球熱さん 2018/01/25 00:31:24

  同じ！(笑)

  クリント東木さん、こんにちは
  旅行記に「いいね」をありがとうございました。
  
  三つ峠山、2015年登り初めの山です。同じコース、同じ景色、思わずニヤリです。
  いくつかの富士山ビューポイントもさることながら、ロープウェイの駅舎(看板が新しくなってる！）や徒歩で河口湖駅に着いた時の、駅舎のバックに富士山！という絵がまるで同じなのには笑ってしまいました。
  
  あの山は富士山が裾野までよく見えるため、プロの写真家も多く訪れるそうですよ。
  
  昨日は草津白根山が噴火、お互い安全登山で楽しみましょう。
  
  ---------琉球熱----------
  

  クリント東木さん からの返信 2018/01/27 12:08:46

  投票、そして書き込みありがとうございます。

  琉球熱さんへ。
  
  　投票ありがとうございます。実は今回、撮る時に意識しないようあえて琉球熱さんはじめ4トラで三ツ峠に行かれた方の旅行記は見ずに行ったのですが、確かに同じような絵が多くありました（笑）まぁ、撮影ポイントは同じなので、そう変わるわけはないですよね。ただ雪があるのと、ないのとでは全然雰囲気が変わります。
  
  　旅行記を拝見させていただき、丸岳を初めて知りました。同じ日の東側からの富士山という事ですね。良く見ると表情は違いますがやはり綺麗でした。いつか登ってみようと思います。
  
  　草津白根山は確かに驚きました。あれだけ突然だと気を付けようもないのですが、お互い『留意』して登らなければいけませんね。今年は日帰りでも山に行こうと思っており、琉球熱さんの旅行記も参考にされていただきます。よろしくお願いします。
  
  　クリント東木