2018/01/05 - 2018/01/05
58位(同エリア391件中)
Yumiさん
アウシュビッツ強制収容所に行ってきました。現在ここは博物館として公開されています。
クラクフから64kmバスで2時間弱の道のりです。
博物館はガイド付きでの見学となります。私はアウュビッツ専属の日本人ガイドさんにお願いしました。参加人数によりますがこの時は50ztでした。某ガイドブックにメールアドレスがのっているのでメールで申込をしました(予約もガイドさんがしてくれるのでメールで申し込みをしただけでした)。現地までの行き方などメールでいろいろと教えてくれました。見学はアウシュヴィッツとビルケナウで約3時間でした。13時頃からの案内だったので10分前に博物館前に集合。お金は現地での支払いとなります。
当日は20人ほどの参加者。日本語での案内なのでもちろんほとんどが日本人旅行者でしたが、中にはフランス人で日本に留学している方や日本在住タイ人の方、在住スペインのご家族など様々な方が参加されていました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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クラクフ駅前にあるバスステーション。時間は路線バスで1時間で1本ほど、その他にミニバスもあります。チケットは15分前までならチケット売り場で、それ以降は直接バスの運転手に支払います。
私は行きはミニバス、帰りは路線バスでした。どちらも14ztでした。 -
ミニバスの中。10時15分発12時頃に現地到着しました。
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ミニバスは博物館から少し離れた所に止まります。歩いて5分程度です。路線バスはアウシュビッツ博物館の入場棟前にとまります。
ちなみに私は利用していませんが、クラクフから列車で行くこともできます。ただ列車の場合は駅が遠いため、あまり人がいないところを20分くらい歩かなければならないようです。別の機会に列車を何度か利用しましたが普通に1時間くらい遅れるのであまりお勧めはできません。 -
アウシュビッツ博物館の入場棟。ここの前で待ち合わせです。いろいろな国の人がそれぞれの言葉のガイドさんと待ち合わせしています。
周辺にはレストランなどはちょっとはありますがあまり多くありません。私は待ち合わせまで少し時間があったのでそばにあるホテルのレストランで昼食をとって時間潰しをしました。
また、大きなカバンは持ち込めないのでそばのロッカーに預ける形になります。だいたいA4サイズ以下くらいの小さなカバン一つは持ち込み可です。中は水なども売っていないので私は最初から持っていきました。中にはいるとトイレもほとんどないので入場棟で入ることになります。 -
いよいよ博物館の中へ。敷地内はけっこう広い。看板の「B」の文字が上下さかさまになっているのは収容者の抵抗の証とのこと。
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有刺鉄線には電気が通っていたとのこと。
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敷地内の建物のいくつかが展示棟となっている。
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収容所の見取り図。3時間のガイドツアーでは全ての展示を見ることはできなかった。重要な所を選んでくれているものとは思う。
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収容所にいれられたのは90%がユダヤ人だったが、反ナチス主義者、ロシア人捕虜、共産主義者、同性愛者、障害がある人なども収容された。
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この写真は実は非常に衝撃的な写真である。ドイツ人医師が列車で到着したばかりの収容者の顔色などを確認し、ガス室に送るか強制労働させるかその場で決めている。写真右上にいる人たちはガス室に送られた人達とのことである。病人や障害がある人、子供や老人などは価値がなしとのことでただちにガス室送りになることが多かったようである。
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これはアメリカ軍が上空から撮った写真とのこと。アウシュビッツ収容所が写っている。
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収容者から回収した食器
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収容者の靴。子供の小さな靴を見るとさらに悲しくなる。
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通りの両側に収容者の靴が山積みで展示されている。
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収容者から回収したカバン。それぞれが後に自分の物とわかるように住所や名前をカバンに書き込んだが、再び自分のカバンを開ける者はいなかったとのことである。
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収容者が着用させられた服
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収容者の人種等によって収容服のバッチが異なる。
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収容者の食事
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左上の太った男が収容者達に暴力をふるっているが、実はこの男も収容者とのことである。強制収容所内での作業(ガス室での処理も含め)は全て収容者が行っており、強制労働の監視や労働者に体罰を与えているのもドイツ兵ではなくユダヤ人収容者だったとのこと(ドイツ兵は実際あまり手をくだしてはいなかったとのこと)。強制所内ではユダヤ人同士の中にも優劣がつき、お互いに見張り合い、監視社会になっていだったため暴動も起きなかったとのことである。
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これがガス室である。
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ガス室内部
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ガス室内部。ゾッとする。
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2時間程アウシュビッツを見学した後はビルケナウ(第2アウシュビッツ)に移動。ビルケナウまでは無料バスで5分ほどのところである。
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収容者を運んだコンテナ。ここに70人ほど詰め込まれたとのこと。悲惨な状態である。
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ビルケナウ(第2アウシュビッツ)ガス室跡。こちらのほうが犠牲者が多かったとのこと。連合軍が来る前にドイツ兵により爆破された。
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収容所内部。この棚に何人も横になったとのこと。中にある暖房も粗末なものであった。
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アウシュビッツに向かう列車の中、収容者達はどのような気持ちだったのであろうか....。
ここは今は博物館ですが、もちろん普通の観光地とは異なります。遺族などもいるため、敷地内では写真撮影も含め場所をわきまえた行動をしなければなりません(撮影禁止の場所もあります)。
今は負の歴史を後世に伝える教育の場としてヨーロッパの特に若い人達が多く訪れるようです。
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