2017/11/28 - 2017/11/29
1位(同エリア20件中)
玄奘法師さん
11月6日から20日にかけて山西省太原、大同、平遥、洛陽、登封、鄭州、開封、鎮江、揚州の古寺巡礼の旅に行ってきました。その後、一旦タイ、バンコクに行き再び11月25日から12月3日にかけて中国に再入国、寧波、天台、紹興、杭州を回ってきました。
今回は寧波から天台にバス移動、国清寺参詣と翌日臨海まで行き龍興寺参詣の後紹興までの旅行記です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨日、早朝チェックアウトすることで鍵を室内おいて6時45分頃出発。316のバスで7:10頃バスターミナル寧波客運中心に到着。
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市内バス(公)のターミナル
公交のターミナルも立派なので間違う。長距離バスターミナル道の向こう側に見えたので地下鉄の駅を通り行く。 -
切符は直ぐ買えた。8:10発で58元。時間があるので粽と肉まんで朝飯。定刻通り出発。
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天台までの道は、ほとんど高速だけど所々工事渋滞で1時間50分も掛かった。10時について明日の切符の確認。当日で良いみたいだ。
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確認した臨海行きのバスの時刻表 頻繁に出ている。
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ホテルには大通りに沿って300m歩反対側に渡り当たりを着けた道を行くと直ぐ着いた。割合大きくて今回の旅では一番のホテルだ。Wifiも携帯でパスワードとる方式だけど女の子がうまくやってくれた。バスターミナルに行き国清寺行きの7路を待ってたが時間があると思い春雨と野菜を包んだものを買ってたら行ってしまった。また15分位待ち次のバスにのった
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バスの運転手に国清寺と言ったのに着いたのは天台山旅游中心で終点だ。最近ルート変更があったみたいだ。そこで、旅游中心で聞いたら国清寺は5路で行けとこと。ついでに天台山や石梁瀑布行くのを聞いたところ40元のツアーに入るしかない。また、智者塔院と高明寺はタクシーで行くしかないらしい。まず、国清寺に行くことで5路に乗る。10分位で国清寺バス停に着く。結論として天台バスターミナルからは今は直行バスはない。
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右手には赤城山
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国清寺バス停近くのホテル 温泉旅館だ。最近温泉旅館と称するホテルが多くなった。中国人も温泉好きみたいだ。
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参道横の畑。のどかだ。中島敦の山月記にあるように唐の時代には虎がいたんだろうな。国清寺バス停から10分位参道を行くと山門。
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[国清寺]
隋代の高僧灌頂は国清寺を創建し天台宗を確立した。それ故に中国佛教宗派天台宗の発祥の地と言われている。その影響は国内外に及んでいる。鑑真も日本に渡る前に国清寺を詣でている。日本留学僧最澄は天台山にいたり取経、道邃に法を学んだ後,日本に戻り比睿山に延暦寺を創建,日本天台宗を開いた。その為,日本の天台宗は浙江天台山国清寺を祖庭としている。日本僧としては円珍・円載・重源・栄西・成尋・俊?徑らが訪れている。
現在の建物の多くは清雍正十二年(1734年)再建されている。 -
豊干橋 森鴎外の「寒山拾得」に出てくる豊干禅師の名を冠した橋だ。
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弥勒殿 弥勒仏と韋駄天む
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鐘楼と籾を干している。
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雨花殿 四天王を祀っている
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大雄宝殿
例のごとく布袋の弥勒。雨花殿には四天王、大雄宝殿は釈迦仏、左右に普賢、文殊。さらに行くと祖師殿には天台大師智ぎと高麗、新羅の高僧が安置されていた。最澄さんに関する石碑も3つあった。あまり説明がないので見落としてるのが多い。帰りに随塔にも行ってみる。。 -
大雄宝殿 釈迦牟尼像 迦葉、阿難像 左右に普賢、文殊菩薩像
背面は海島観音と善財童子 -
海島観音と善財童子
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薬師殿
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薬師如来像
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観音堂
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千手観音
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高麗僧の諦観ら朝鮮出身僧の像 天台宗は中国で振るわなくなった後、朝鮮や日本で盛んになった。
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隋梅 大雄宝殿の隣にある梅亭前にある梅。国清寺を創建した章安灌頂が隋代に植えたもの。今でも実を結ぶらしい。
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迎塔楼から見た隋塔と国清寺の堂宇の甍
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妙法堂 天台智?莟の座像 妙法堂の二階は蔵経閣になっている。妙法堂には文物室があり智?莟の衣鉢や最澄の入唐時の度牒があるらしいが開いてなかった。残念。
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最澄大師天台得法霊跡碑
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天台智者大師讃仰頌碑の背面の邦文
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最澄大師天台得法霊跡碑等が収まっている亭
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隋塔 高さ59.3メートル9層の磚塔
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隋の煬帝が智者大師智?莟のために建立
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モミジは色づき始めた
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七仏塔
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有名な寺にしては参詣客は少ない。
また、10分くらい歩いてバス停に行く。どちら側のバス停で待つか迷ったが、汽車新北站方面に行く7路のバスが来たので乗った。2元
また、天台のバスは寧波みたいに各駅に停まらず声をかけないと停まらない。 -
北站は停まらず隣の済公亭で降りた。済公故居に行ってみる。老人優遇で15元。済公の子孫の邸宅だ
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済公は南宋の紹興18年(1148)に生まれ、嘉定2年(1209)に61歳で卒した。台州天台の人で、俗名は李心遠(または李修元)、国清寺で出家して道済との法名を名乗る。 始め、杭州の霊隠寺にいたが、後に浄慈寺に移り、そこで亡くなった。 人から狂っていると評されるほどの奇矯な行いで、戒律を守らず、酒肉を好んだ。
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仏間?
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隴西園
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観霞閣
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酒が好き
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映画やテレビで放映され人気がある。
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済公古居見学後、汽車北站に行ってみる。受付で聞いてみるが高明寺と智者塔院はタクシーで行くしかないみたいだ。ターミナルの中で中バスの車掌らしい女性に聞くと2路で行くらしいが?はなかなか来ない。
タクシーで行こうと聞いたら石梁瀑布までで300元というので止めた。
結局、タクシーで高明寺と智者塔院に行くことで乗った。メーター支払いとした。 -
車は国清寺の道を通ってさらに急な坂を登っていく。
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先に高明寺に行くが一旦坂を下って行く。山懐のこじんまりとした寺だ。静かで趣がある。楓の紅葉がきれいだ。
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高明寺は天台十二古刹の一つで、智?莟が建てた幽渓道場を基に10世紀初め唐の時代に建立された。今の寺院は1980年再建されたもの。
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大雄宝殿
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釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来
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坊さんが髪を剃っていた。
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山の麓で日暮れが早い
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祖師殿
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地蔵殿
10分で切り上げ智者塔院に行く。 -
運転手も一緒に行ってくれた。一人じゃ行けないところだ。寺院は智者塔院しか見道の途中に車を止めて石段を登って行く。タクシーの当たらなかった。タクシーの運転手の推薦で石碑を見たが新しかった。そのあと、北站に戻り77元だが80元渡した。
道の途中に車を止めて石段を登って行く。タクシーの運転手も一緒に行ってくれた。一人じゃ行けないところだ。寺院は智者塔院しか見当たらなかった。タクシーの運転手の推薦で三尊者の石碑(墓)を見たが思ったより新しかった。 -
真覚講寺と書かれた堂宇 嘗て智者塔院はこのように称されていた。
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祖師堂 扁額は智者肉身塔と書かれている
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真身宝塔は六角基壇に建っていた。六角四層約6m 第一層には智者大師の座像が安置されている。
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智者大師はこの塔の下に埋葬されているそうだ。
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即是霊山(即ち是れ霊山[りょうぜん])
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禅寺なので自給自足の為の畑かな
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山門 どうも近道して裏から入ったみたいだ
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宋代の天台学者 幽渓ま墓
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天台宗の第二祖の章安灌頂の墓
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唐代の天台中興の祖 荊渓湛然の墓
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奥の山が天台山の華頂峰らしい。タクシーの運転手の説明。
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天台山の山波は舟州列島まで続いているそうだ。
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智者塔院の近くの山道から見た高明寺
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智者塔院を見終わったあと、同じ道を下って北站に戻った。メーターでは77元だが80元渡した。
そのあと、済公亭のバス停で1路に乗り戻ったが、うまい具合にホテルの近くにあるバス停を通ったので降りた。市場がありリンゴ、梨、ミカンを買い、スーパーでビール、即席ラーメン、牛乳を買って戻る。
魚の行商が売りに来ていた。 -
11月29日
6時前に起床。外は雨。6時半頃チェックアウトし臨海行き6:55のパスに乗れた。川に沿って一般道を行く。1時間位で臨海汽車站に着く。そこから龍興寺行きの208が見当たらない。仕方ないので国貿賓館に停まる201に乗って行くが終点も病院まで行ってしまった。 -
そこには文廟があり観光地図とトイレを借りた。
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文廟内部
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それから紫陽街を通り龍興寺へ。途中は昔の町並みが再現されていて良い雰囲気だ。雨はますます強くなりバックもズボンもびしょびしょだ。1km位の街並みの先が龍興寺だ。
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紫陽街
もともとは場内の商店街だったのを解放後名付けたもの。
保護地区になっている。 -
牌楼も新しいのか?
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古井戸 千仏井と書いてある
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龍興寺の前は整備中 こういう観光開発が中小都市まで進んでいる。
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[龍興寺]
龍興寺は唐開元年間(713―742)に創建された。。寺の名は天寧寺から龍興寺と何度も改名された。寺の配置は山門、放生池、大雄宝殿、千佛塔院、楼?房、?堂、観音殿、鑑真殿、鐘楼等。
最澄は8ヶ月の入唐期間のうち6ヶ月をこの台州に留まり、そのほとんどを龍興寺で過ごした。また、円仁、円載、円珍、慧萼等の日本人僧もここに滞在した。 -
大雄宝殿と石塔と付属の建物で大きくない。釈迦、阿弥陀、薬師の三仏。読経の会をやっていて僧侶と在家の人が一緒に読経していた。雨はますます強く屋根から滝のように雨水が降って着ている。
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大雄宝殿は釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来の三世仏。
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千仏塔 唐代に建立されたもの
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雨が激しく地面は池のようになっている
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千仏塔 唐代の千佛塔 日中戦争で大抵の堂宇は焼けたが塔だけは残った。
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極楽浄土院内の報恩堂には最澄大師、道邃大師の二尊坐像が安置されている
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最澄大師ど道邃大師
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鑑真堂
鑑真が日本に渡航する前に滞在してたそうだ。鍵かかっていて中には入れなかった。 -
円通殿 観音菩薩
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鐘楼
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龍興寺地区の案内図
インフォメーションでバス停を聞くが、地図に記されてるバス停は使ってないみたいだ。結局、国貿賓館まで行き火車站行きの211を教えられた。
途中、城壁博物館と刺繍博物館に寄ったが小さな博物館で特に書くようなものはなかった。 -
興善門
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早々に寺を出て霊江の川岸に行ってみた。
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寺の横は台州府城壁だ。
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中津古渡 宋代の船着き場 最澄さんが上陸したかも。
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博物館に展示されていた台州城
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万里の長城によく似ている。雨は相変わらず降っているので、街歩きは止めて駅に行くことにした。
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博物館を出で、国貿賓館のバス停までは肉屋の多い通りを10分くらい歩く。丁度バスが来たので飛び乗った。4元だ。40分ぐらいで臨海站に着いた。
直ぐ、Ctripで予約していた切符を受け取る。待合室で待つが寒い。肉まん買って食べたが高い。二個で12元だ。寒い待合室で4時間近く待ったことになる。風邪引いたみたいだ。喉がいがらっぽい。電車は予定通り来た。車両は少し新しいみたいだ。
臨海站 高鉄の駅はどこも似ている。 -
ほぼ満席。臨海14:52発で紹興北站16:40着。
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高鉄にも食堂車があるぞ。
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紹興北站
紹興北に着く。だだぴろっくtr何もない感じ。BRT乗る。電車のように乗降時コインを入れ改札を通る方式だ。1時間位で宿の近くの第2病院に着く。 -
魯迅故里界隈
今回は以外とすんなり宿の魯迅故里国際青年旅舎にたどり着けた。 -
ゲストハウス 古民家を改造したそうだ。このGHは紹興の民家を改造したみたいで趣がある。
夕食は外に出て肉そばを食べた。 -
酒屋を覗いたら安い紹興酒もあった。店のおやじがこれ旨いというので買った。なんと10元。飲んだら飲みやすく寝酒によかった。ビールよりいいかもな。
次回は紹興の旅日記です。
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