緑の草木に飲み込まれた神秘の廃村「后头湾（後頭湾）村」

2017/10/23 - 2017/10/24

中国上海郊外、浙江省に属する嵊泗（ジョウシ）列島

おそらく日本人はほとんどしらないこのエリア

この東端に位置する枸杞（クコ）島には
緑に飲み込まれた廃村が存在します

現在では、“中国でもっとも美しい無人村”として
人気急上昇の観光スポットなんですよ！

▼より多くの写真・解説をこちらでご覧いただけます！
http://tabinomori.com/travel-blogs/asia/china/zhejiang/

エリア 杭州(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船 タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

上海沖に浮かぶ嵊泗（ジョウシ）列島
一応住所的には浙江省にあたります

地元の人は週末避暑地的な感覚で結構訪れているようです
外国人らしき人はほとんど見かけませんでした

上海からは長距離バス・フェリーを乗り継いで行く場所です

▼詳しい行き方などはこちらに掲載しています
http://tabinomori.com/travel-blogs/asia/china/zhejiang/

ネットのこの写真を見て心奪われ
絶対行きたいと思う場所でした

島の名前は「枸杞（くこ）島」
嵊泗列島の最東端にあります

この緑に覆われた家たちはかつて漁師村だった廃村です

画像出典：Viaggio Routard via flickr CC BY 2.0

フェリーに乗り込みます

上海沖の沈下湾港から約4時間の乗船です

4時間後、無事枸杞島到着

実はこの上陸は2度目です

1回目は6月に訪れたのですが
着いて早々日帰りできないと分かり
泣く泣くとんぼ返りしたのです

リベンジ果たしました！

とっても小さい島なので
島の中心部からタクシーつかまえて
30分程度でお目当ての廃村に到着します

世間に知られるようになったのはおよそ2015年頃
それまでは荒れ果てたただの廃村でした

ある写真家がネットで拡散した結果
今では島一の観光スポットとなり

商機を見つけた中国人の素早さは折り紙付きなので
すでに遊歩道などが整備されていました

ちなみにこの写真はお墓です
とても不思議なかたちをしています

チケット売場ができていた
でも夕方には閉まっていました

こんなゲートまで出来ちゃって・・・
素早いな

遊歩道もきれいに整備され
展望台へ

村を一望できるスペースがあります

村の名前は「後頭湾村」(中国語読みはホウトウワン）です

小さな入り江に面したかつての漁村です

めっちゃ緑に飲み込まれてます

ただ、季節が秋だったので
ちょっと潤いが足りないですね

一番見応えのある
緑の蔦や苔がはびこるのはやっぱり梅雨のシーズンのようです

当然ガイドもいないので途方に暮れていると

ふと目を向けた先に入口がありました
鍵は開いていました

あまり整備されてない村道を下っていくと

蔦や苔に覆われた建物がびっしり・・・

後頭湾村が完全に廃村になったのは2002年、
それまでは荒れ放題の廃村でした

老朽化が進んで内部は危ないです

朽ちた廃村としての観光スポットなので
この老朽化に対する管理をどうするかは
課題だそうですよ

きれいにしちゃったら趣無くなりますからね
難しいところです

わたしが訪れたときは
一組の中国人がいるだけで
誰もいませんでした…
静かな廃村はちょっと怖いです

緑に飲み込まれた村

ジブリワールドです

段々畑もありました
やたら整備されているなぁと思ったら

人が住んでいるじゃないですか！
完全無人化されたんじゃないのか？！

父子と言った感じで一人は洗濯、一人は畑仕事をしていました

わたしは中国語話せないので会釈をした程度ですが

ビックリした・・・
かつての後頭湾村の人でしょうか

後頭湾村が完全無人化されたのは
決して哀しい歴史があったわけでなく

時代とともに交通の便が悪いこの土地を
捨てざるを得なかったというのが真実だそうです

それでもかつてはリトル台湾と言われるほど
繁栄していたそうですよ

梅雨の時期に来てみたかった・・・

ジブリっぽいですね
（苔むした建物はすべてジブリっぽく見えてしまうジブリファン）

村には明らかに飲食物を売っているような
看板やらがありました

きっと昼間はもっと華やいでいるんだと推測されます

是非上海を訪れた際は、1泊2日で足りるので
話のネタに訪れてみてください

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最後までご覧いただきありがとうございました！

▼より多くの写真、解説はこちらに掲載されています。ご興味があればぜひ！
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