アジアの秘境ミャンマーへ！

2017/12/15 - 2017/12/18

アジアの秘境ミャンマーの、世界三大仏教遺跡バガンとヤンゴンへ行ってきました！ヤンゴン国際空港では円が両替できない！仏塔寺院遺跡は裸足が基本で、草履が必要だった！などいろいろありましたが、雄大な自然と一体となったバガン仏教遺跡や人々の願いが込められた巨大な仏塔シュエダゴンパヤーなどを満喫できた旅でした。

エリア バガン(ミャンマー)

ミャンマーのヤンゴン国際空港へはANAの直行便が飛んでいます。朝11時出発でした。ミャンマーと日本の時差は2時間半。予定より早い、何と5時間半で着いてしまいました！思ったよりずっと近かったです！（そのせいでシャーロックホームズのドラマのラスト30分見れなくて、帰りまで気になっていました、、、）

VISAは50ドルで政府の公式サイトからオンライン申請で簡単にとれます。出発数日前の15時ぐらいに申請したら同日の19時にはVISAが取れてました。入国審査はパスポートとビザを渡したらすぐ終了しましたが、税金の申告ない人々がさらに荷物の検査を受ける上に、一列しか検査台がないので、なが～～い行列ができてました。カートに荷物山盛りの人もいて、検査台を通るのに20分ぐらいかかりました、、、

さらに衝撃だったのが、、、なんと！円が両替できないのです！！！！両替ボードにおなじみの日の丸がない！！！！！出発直前まで仕事が忙しく、「地球の歩き方」を読む時間がなかったので、家にたくさんあったドルキャッシュをもってきていませんでした、、、、シンガポールドル、マレーシアリンギ、タイバーツも両替できるのに、、、、もっとがんばれニッポン！！！
ガイドさんに泣きつくと、両替屋に交渉してくれて、1円＝10.5チャットで交換してくれました。悪いレートだけどと前置きがあったので、3000円だけ両替しました。ネットで検索してみると、ドルでも100ドル札と1ドル札ではレートが違うとか、いろいろあるみたいです。。。

ヤンゴン国際空港はとても近代的できれいな空港でした。ただ、到着便が3便重なったので、すごい車車車、、人人人、、荷物荷物荷物、、、東京の朝の気温は3度と寒く、いきなり34度のヤンゴンについて、暑い暑い暑い、、、

ヤンゴンは会社が終わる17時半ぐらいから渋滞がひどくなるそうです。空港出発が17時前でしたが、渋滞が始まっていて、ダウンタウン西側の中級ホテル、ホテルバホシまで1時間半ぐらいかかりました。コンビニが1階に入っていて、部屋もきれいで、便利ホテルです。

ガイドさんお勧めで、「地球の歩き方」にも載っていた、シャン族の料理店、「シャンヨーヤー」に行きました。ホテルバホシから歩いて3分ぐらいです。まだ明るかったものの周りはあまりきれいとはいえない感じだったので、どきどきしながら外出しました。空港からホテルに向かう途中の道沿いにあり、わかりやすい木造の焦げ茶色の大きな一軒家です。伝統的なシャン料理が味わえるということで、期待いっぱいで行きました。

英語のメニューがあって、Fried Flat Noodleのチキンを頼みました。平べったくて大きな米粉を使った麺が短冊状になっていて野菜とチキンが入った優しい味でした。3500チャットでした。カードが使えるので、3500チャットのアボガドジュースも頼みました。ドルで決済されてサービス料と税金込みで7ドルでした。 （どうやら日本語メニューもあるとのことです。後で知りました。。。）
シャン族は、ビルマ族に次ぐ人口を誇る、北東部の山岳地帯に住んでいる人々で、彼らの料理はスパイスが控えめで油分が少なく、発酵食品が豊富だそうです。
ミャンマー1日目に食べるにはうってつけの料理ですね！

ホテルバホシの1階にあるコンビニ。コンビニだけど、商品に値段が書いてなく、値段ラベルが棚についてない商品もあったので、レジに聞きに行くと、値段を英語で教えてくれました。。3000円相当のチャットしかもってないので、アイスとカシューナッツだけ買いました。

次の日はバガン観光のため、朝5時半にホテル出発！4時半にモーニングコールお願いして、お弁当受け取ってヤンゴン空港へ向かいました。ヤンゴン空港はヤンゴン国際空港の向かって左隣にあります。1階のゴールデンミャンマー航空の搭乗便名が載っているカウンターに並ぶと、あっという間にチェックイン終わり。とてもきれいな空港で、おしゃれなカフェやケンタッキーフライドチキンなどのお店が入ってました。

ゴールデンミャンマー航空でバガンへ向かいます。搭乗口からバスに乗って、プロペラ機の前で降ろされました、、、これで本当に飛ぶのだろうか？？？と不安になりました、、、以前、インドネシアの国内線がとても寒かったので、念のため、フリース出しておいたのですが、正解でした。冷房ががんがんに効いて、寒い寒い！！フリース着てちょうどよかったです。。。

プロペラ機の旅は凍える寒さ以外は何の問題もなく、1時間ちょっとでバガンの玄関口、ニャウンウー空港に到着しました。まるで田舎のバスターミナルのような何もない空港です。一応、国際空港らしいです。プロペラ機しか着陸できないみたいだけどね、、、、

ニャウンウー空港から出ると、たくさんのスカートをはいたオジサマ方がお迎え。ミャンマーの民族衣装ロンジーというそうです。ヤンゴンではローンジーをはいた男性はあまりいませんでしたが、バガンではほとんどの男性がロンジーをはいてました、、、、、

12月16日はとてもよく晴れた天気のいい日でした。12月12日から14日にかけて天気が悪かったと聞いて、15日出発にしてよかったと思いました。ガイドさんが、バガン遺跡が見渡せる絶好のスポットに連れていってくれました。ミャンマーでは寺院に入るときには裸足にならなくてはいけません。シューズと靴下を脱いで、急な階段を上がります。

階段の一番上まで登ると、、、、バガンの遺跡群が360度見渡せます！！！自然と一体となったバガンの仏塔寺院群がきれいに見渡せて絶景でした！！！

バガンの絶景を堪能した後、地元のお台所、ニャウンウーマーケットに行きました。ここには、野菜、果物、肉、魚、米、おみやげ、草履、布団、日用品、洋服、なんでもそろってます。朝9時頃だったので、人もたくさんいて、たくさんの女性が朝食を食べてました。朝が一番、にぎやかとのことです。この後、後悔したのは、ここで草履を買っておけばよかった！！！ということです。この後、たくさんの寺院に行くのですが、そのたびに、靴脱いで、靴下脱いで、靴下はいて、靴はいて、、、、何度繰り返したことでしょう、、、、、ミャンマー人は皆、草履をはいています。

次は、ニャウンウーにある、黄金に輝くシュエジーゴンパコダに行きました。11世紀に建立され、後に建立されたビルマ式パゴダ（仏塔）の原形となったそうです。青空に黄金が映えていて、とてもきれいでした。仏塔・寺院は時計回りに回ると願いがかなうとのことでした。反対に回っている外国人がいたので、やはりガイドさんと一緒でよかったです。

次はバガン遺跡で最も有名な寺院、アーナンダー寺院に行きました。アーナンダーというのは仏陀のお弟子さんの名前だそうです。アーナンダー寺院は、ビルマとインドの建築様式を融合させたスタイルであり、ギリシャの十字のレイアウトを持つエレガントさを兼ね備え、完璧に計算された対称の構造だそうです。他のバガンの寺院と比べてとても優美です。４方には9.5Mもの高さの金の仏像が安置されていて、圧巻です。

他に印象に残ったのは、首長族が機織りをしているお土産屋がある、ティーローミィンロー（傘の王）寺院。第7代国王だったナラパティシードゥーは、白い傘を真ん中にして、その周りに5人の息子たちを並ばせ、倒れた傘がナンダウンミャーを示したため、次の王に選ばれたと言われています。寺院の奥のお土産やで、首長族の女性が機織りをしていました。

お昼の12時を過ぎたので、ランチにいきました。中華とミャンマー料理どちらがいいか聞かれてミャンマー料理を選びました。12時を過ぎていたので日差しが暑かったですが、ランチは屋根のあるテラスで、風通しが良く、涼しかったです。日陰にいるだけで涼しくて居心地良くてびっくりでした。ミャンマー料理は香辛料入ってなくて、優しいお味でおいしかったです。ガイドさんによると、田舎出身のミャンマー人は、お家で牛と一緒に農作業をしているので、牛は食べないそうです。

ランチを食べてすぐ、マヌーハ寺院に行きました。モン族タトゥン国の王マヌーハはアノーヤター王に敗れて捕虜となりこの地に連れてこられ、1067年にこの寺院を建立しました。捕虜としての息苦しさを表すため、仏像も涅槃像も建物いっぱいにたてられてます。見てるだけで息苦しくなりました。こんな狭いところに入れられた仏像と涅槃像がなんだかかわいそう、、、自分が息苦しいからって仏像と涅槃仏まで圧迫しなくてもね～～～～

冬とはいえ、ミャンマーは日中は暑いので、ランチのあと、15時までホテルで休憩することになりました。バガンのホテルは「ザ フローラル ブリーズ ホテル 」でした。プールがあって、茶色い2階建ての建物で、洒落ています。部屋もフロントから一番ちかい部屋で便利でした。Free Wifiでしたがネットのつながりはいまいちでした。出発までベットでお昼寝してとても快適に過ごせました。

バガン観光最後の寺院はタビニュー寺院。61mあってバガンで最も高い寺院です。細かい彫刻が施された屋根をもち、中央に金箔で覆われた塔があるのが特徴ですが、私が訪問した時は、青いビニールでおおわれてました。遠くから見たときは、ビニールとは露知らず、めずらしく青い屋根の寺院があるんだな～と目印にしておりました、、、、

17時半には日が沈むということで、夕日を見に小さな寺院の二階に行きました。ものずごく急な階段を上がると、朝と夕方に観光したアーナンダー寺院とタビーニュ寺院が見えました。絶好の夕焼けスポットです。たくさんの人が集まってきたので、まだ日が出ていて顔が暑かったですが、ベストスポットに立って場所を確保します。現地の女性が頬にタナカと呼ばれる樹脂からとった白い化粧をしているのですが、私も熱い頬に塗りたい、、、、

アーナンダー寺院とタビーニュ寺院と夕日という構図で写真を撮りまくりました。（向かって右端の金の先端の建物がアーナンダー）。もうすぐ日が沈みます、、、

日が沈みかけてからは、あっという間で、太陽は小さくなっていって隠れてしまいました。バガンよ、自然よ、仏塔寺院よ、さようならぁぁぁ～～～～～～素晴らしい夕日の眺めでした。ガイドさん、連れてきてくれてありがとう！！！

16時過ぎから夕日の絶景の写真を撮るため、1時間半ずっと立ちっぱなしだったので腿が筋肉痛に、、、、お昼食べすぎてあまりおなかすいてなかったけど、マリオネットショーを鑑賞しながらディナーが食べれるナンダレストランに行きました。ガイドさんが、マリオネットショーの舞台の真ん前に席をとってくれました。こちらも絶好のロケーション！マリオネットの人間や動物の踊りを見せてくれて、たくさんの糸を巧みに操る人形師の方々の技にはびっくりでした。なかには人形と一緒に人形師のおじさんまでまわりながら移動した場面もあってとても見事でした。

夕食はひとつの大きな皿にいくつかのミャンマー料理が並んでいる大皿料理。おなかすいてなかったはずなのに、おいしくて完食。おかわり自由でしたがさすがにおかわりは無理でした。デザートはパンケーキでした。

ホテルに戻ってシャワーを浴びると、お湯の出があまりよくありませんでした。夜中に他の人がシャワーを浴びるとお湯のボイラー（？）の音がすごくてしばらく寝れませんでしたが、音がとまってからはぐっすり。次の日5時に起き、6時オープンの朝食会場に向かいました。まだ暗くて足元が見えなくて、転んで足首ひねってしまいました、、、危ない危ない！！そのせいか、その後、段差があるところにろうそくがおかれ、私の犠牲で他の人々は転ばずにすんだようです、、、最初からろうそくおいてくれ～～～～。朝食ブッフェは、焼きそば、チャーハン、おかゆ、デニッシュ、パンケーキ、果物、野菜、お菓子とたくさんあって、大満足。パパイヤとすいかのジュースがおいしかった！出発が7時半だったので、1時間かけてゆっくり食べているうちに朝日がのぼってきました。今日も晴れです！

ヤンゴンへの帰りは9時15分発のAIR KBZ。なんせひとつのターミナル（っていうより部屋、、、）からいろんな飛行機の乗客が出るからまぎらわしい。職員の人が送迎バスの出発を呼びかけるとき、何度もチケット見せてそのたびに違うと言われ戻ってきました。AIR　KBZはやはりプロペラ機。二度目は慣れてへっちゃらでした。
ヤンゴンにつくと10時半ぐらい。ガイドさんがランチに連れて行ってくれました。日曜は渋滞があまりなく、30分で着きました。PADONMAという高級伝統ミャンマー料理店です。豪華で高級な内装のお店で、油の少ない料理をだしてくれるそうです。朝食べすぎたからあまり食べれないよ～と思いましたが、やはりミャンマー料理は食べやすくておいしくて、たいらげてしまいました。ヤンゴンのガイドさんは四本足の動物がたべれなくて、野菜か魚しか食べれないとのことでした。

こちらのお店にミャンマーの少数民族の絵がありました。皆、裸で生活していたそうですが、政府からの要請で、ふんどしはつけるように言われて、裸族からふんどし族になったそうです。ミャンマーは南北に長くて、135の民族がいるのですから、驚きです。

ランチの後はボージョーアウンサンマーケットに行きました。独立の英雄、アウンサン将軍にちなんで名づけられました。とても近代的なショッピングモールの隣に庶民的なマーケットが並んでていて、ヤンゴンを象徴しているようです。生鮮食品などは扱わず、お土産や衣類、貴金属などを取り扱う店がたくさんあります。2階建の建物に囲われるように中心に広い市場があります。ここで、ガイドさんがお土産にいい、お菓子を紹介してくれて、ピーナッツやカシューナッツ、米粉で作ったお菓子を買いました。

ミャンマーでは金の真珠がとれるとのことで、金の真珠にペンダントヘッドをつけてもらいました。54ドルでした。会社に毎日つけて行ってます！

マーケットで買い物の後は市内観光です。まずは、ヤンゴンの独立記念塔を見に行きました。独立記念塔は１９４８年イギリスから独立した時、記念としてバンドゥラ公園内に建てられました。市民の憩いの広場になっていて、いろいろなイベントが行われてました。

独立記念塔の周辺がヤンゴン市内の観光スポットで、市庁舎など、英国のコロニアル調の建物が集まっております。

市内観光後は、ヤンゴンのハイライト！シェエダゴンパゴダに行きました。とても大きく黄金に輝くパゴダです。黄金のパゴダはすでにバガンで見てきましたが、何十倍も大きい金ぴかパゴダにびっくり仰天。入り口からエレベーターに乗り2階で降りてパゴダへ向かいます。金ぴかのパゴダの先端にはルビー、サファイヤなどのジュエリーやダイヤモンドがちりばめられているそうです。望遠鏡で見れるようになってたので、見てみるときらきら光ってました。小さな鐘もたくさんついているので、風が強い日は音がするそうです。人々が願いと祈りをこめて徐々に大きく美しくなっていったパゴダに感動しました。

シェエダゴンパゴダに圧倒され、堪能した後は、巨大寝釈迦仏チャウタッジーパコダを見に行きました。こちらもでかい！顔が白い！足の裏に描かれている108の絵は、涅槃の世界を表現していると言われます。

巨大涅槃仏見学後、名残惜しいですが、ヤンゴン国際空港に向かいます。22時10分発のANAで、19時半からチェックインできます。それまではコンビ二なので、ジュースやお菓子を買ってのんびりベンチで待ってました。

チェックイン後、出国手続きを済ませて空港内に入ると、デューティーフリーショップとミャンマーのお土産が買えるショップがありました。お水などの飲料やお菓子が買えるショップはそこだけで、出発ゲートに向かって進むと延々とブランドショップが並んでいます。出発ゲート近くには日本食、タイ料理、スィーツが食べれる軽食レストランが並んでいて、一番奥に「翡翠小厨」という点心も食べれる中華料理店がありました。結構豪華なレストランのわりにメニューとお値段がカジュアル軽食中華っぽくて気軽に利用できました。ポークの腸粉とえびのワンタンのやきそばと白ワインを頼みました。出発ゲート近くにはお水が買えるようなショップがなかったので、出国手続き場近くのショップまで戻ってお水を買いました。水ぐらい出発ゲートで買えるようにしてくれ～～～～

飛行機の中では行きの飛行機で最後30分見損なったシャーロックホームズのドラマを見て、すぐ眠りにつきました。到着前に起きると（起こされると）朝食との事で、前日三食食べすぎ状態だったにも関わらず、鮭のおかゆをおいしく頂きました。

日本人の味覚に合うミャンマー料理と雄大で美しい仏塔寺院を堪能できた旅でした。

この旅行記へのコメント （2）

• Pメテオラさん 2017/12/28 19:54:29

  小気味よいお話

  作者様の旅の楽しい様子が、小気味良いテンポで紹介されていて、読みやすかったです。ミャンマーの実際の様子が、空港や交通機関の様子をとおして体験できたときの、いろいろな思いも、言外に出ているようですね。次回も刺激的な旅でありますように。
  

  Tonmanさん からの返信 2017/12/29 10:49:05

  コメントありがとうございます

  > 作者様の旅の楽しい様子が、小気味良いテンポで紹介されていて、読みやすかったです。ミャンマーの実際の様子が、空港や交通機関の様子をとおして体験できたときの、いろいろな思いも、言外に出ているようですね。次回も刺激的な旅でありますように。
  > Ｐメテオラさん、コメントありがとうございます。今回フォトコンテスト出展のため、旅行記を書いてみましたが、このような暖かいコメントを頂くと、これからも書いてみようという気になりました。Ｐメテオラさんのメテオラ旅行記拝見しました。休暇は冬が多いのでアジアばかり最近旅行してますが、春夏秋に休暇をとれるようならぜひメテオラ行ってみたいです。最近のテーマは仏教遺跡ばかりなので、今度はギリシャ正教教会めぐりもしてみたいです。Ｐメテオラさんの旅行記にコメントさせていただきます。