2017 熱海・箱根・河口湖・富士宮の旅①　夜に神社にお参り、寛一とお宮の像、お宮の目線に嗤う。

2017/09/22 - 2017/09/24

　 8月の上旬になってプレゼントで貰ったJTBの旅行券が少し残っていたので、どこかに行きたい話になりました。だが11月には慶事が予定されていて、忙しくなりそう。ならば9月の内に出かけようとなり、連れが富士山をじっくり見たいと言い出しました。私は静岡空港に行ってみたい。富士山の眺めが良いのは冬に相場が決まっているが、私は冬は忙しい。連れに余計なことは伝えず、9月の16日からの三連休を予定しました。
　しかーし。三連休の真ん中に法事が入りました。それは無いよなと嘆きながら、次の週にずらします。22日はチョコット会社に行ってずる休みし、23、24日と行く事にしました。
　JTBのお姉さんと打合せしている内に、ふと春先の草津・伊香保温泉に続いて名湯の熱海に行ってみようと思いたちました。NHKのBSで「ふらっと　旅ラン　あの街へ「静岡　熱海」」という「つるの剛士」が出た番組を5月頃見て、行ってみたくなってました。「熱海、最近よくなりました。」とJTBのお姉さん。最近も何も、初めて行くのですが、とりあえず某大陸の観光客は避けたいところ。今春の草津・伊香保では部屋数の少ない小さな宿を狙って行き大変良かったので、そんな宿を探してもらいます。
　熱海なら羽田からの方が近いし、そこからはレンタカーで富士山の周りを一回りします。本当は箱根鉄道とか乗りたいのですが、連れと一緒では叶いません。
　

エリア 熱海(静岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 新幹線 徒歩 AIR DO
• 旅行の手配内容: その他
• 利用旅行会社: JTB

「熱海軽便鉄道7号機」熱海駅前にありました。

京急の「エアポート快特」のシート模様。こうゆうの好きです。ところで、B747なのでしょうか。

　今回の予定表。最初の関門は、御用達の青組の飛行機が定時に着くかどうか。これにより羽田発の「京急エアポート快特」の時間が変わり、それによって「こだま」の乗車時間が変わります。
　全体的にJTB任せ的なところがあったのですが、レンタカーの移動時間は何度も検討しました。

写真は千歳空港フードコート。
　最初の難関どころか、札幌駅で躓きました。11時半ごろに札幌駅に着くと、人身事故だか車両点検だかで千歳線は列車が止まっていると構内放送が繰り返しています。既に運休の快速エアポートも出ています。
　この場合の対処は、大雪による運休でない限り①札幌駅前から空港連絡バスにのる。②地下鉄大谷地駅まで行き、大谷地駅バスターミナルから20分間隔で出発している空港連絡バスに乗るです。①は札幌市内のホテルで客をピックアップしていくので、時間帯により某大陸の観光客が利用されると、荷物の積込みだけでたっぷりと時間を取られます。私の経験した中で最大は一人で大スーツケース3個、大段ボール2個の強者がいました。バスのトランクに順番に押込むのに5分以上時間が掛り、バス運転手がため息をついてました。市内が混んでいると1時間30分では着かない事があります。②は比較的すぐ高速に乗るので40分はかかりません。
　さてどうするか、搭乗時間までは余裕があるので、ここはバタバタせずに取敢えず運行再開を待ちました。結果的にどれが定時かわからぬ状態で再開され、ほぼ予定の時間近くに空港に着きました。

新千歳空港 空港

　取敢えずフードコートで昼食を頂きます。定番は「はなまるうどん」ぶっかけと天ぷらチョイスです。

　いつもの苫小牧上空。今回はJTB経由なので座席後ろの方でした。

途中、雲の多い天候でしたが、

茨城上空から雲が切れました。

　あとは連れがチャカチャカと動いてくれるかどうか。お願いしますよー。

羽田は雨。でもそんなの関係ない。大急ぎで品川に向かいます。

　もう少し連れが急いでくれれば、京急の早めの15時代に乗車出来たのですが、何度言ってもICカード乗車券をリュックに仕舞い込み、改札前で立ち止まってリュックをおろし口を開いてカードを取り出してから改札機に掛けます。入場してからはこの反対の手順ですので時間が掛ります。

京急品川ホーム。いつも思いますが、線路もホームも広いです。

　事前に新幹線自由席を購入するか、品川についてから40分程度とはいえ座席指定を取るか迷ってました。　結局、予定より遅れて17:04発「こだま673号」のざ席指定をとりました。

オレンジのJRマーク。なぜか安心感があります。萌黄色よりは…。

　しかし、札幌の地下鉄より列車到着間隔が短い。次々に来るのですね。

　自由席。混んでました。二人並んで座れる席はなかった。指定席で正解。この時間帯、サラリーマンの出張がえりと見受ける方が座ってます。

　熱海の駅着時にはもはや夕暮れ。一安心していたら、連れが早速新幹線改札で乗車券を呑みこまれ一騒ぎしました。いつも注意しているのですが、成田でもやっちゃって暫く出れなかった過去の教訓が生かされてません。この時も、私と駅員(新幹線改札機前で乗車券は取ってくださいと注意していた)と改札機が悪者になりました。「駅員さんが注意してたじゃない。」「私には関係ないと思ったのよ!」当事者意識がまるでありません。

　温泉宿は海沿いでしたので小雨の中、商店街を歩いて行ったら、五月みどりの店があり、今度はミーハーの嫁が食いついていました。

途中で見つけた豆相人車鉄道の碑。上り勾配では人夫で押し上げて、下り勾配では人夫が飛び乗り減速などをしていたようで、結構、脱線転覆横転は茶飯事だったようです。どちらかと言うと滑稽なものだったとか。

　宿は駅から一キロほどありましたが、下り道をたどり小雨の温泉街の雰囲気を楽しみました。

　翌朝写した宿の門。映画に出た門と宿の人が言ってましたが、内容は良く解りません。到着した時は、これぐらい位置から宿の出迎えが飛んできました。普通は車で横づけの様です。お高めでしたが、納得する内容でした。連れの評価高いです。

熱海温泉 古屋旅館 宿・ホテル

　部屋に案内され、早速お風呂に入って部屋食で食事をお願いします。この旅館は古い旅館で、熱海の芸者さんも呼べるようなところだそうです。

料理の数々。美味しかったです。

　

　夜になり雨が強くなってきましたが、翌日のMOA美術館から箱根への観光を考えると、今夜中に来宮神社の大楠と定番の「お宮と寛一像」は見たかったので、タクシーを呼んでもらい出かけました。ただいまタクシーを待っているの図。

　下足番がいて、一々靴を出してきます。一流の証ですね。もっと良い靴を履いてくれば良かった。

　タクシーで最初に熱海城に連れてってもらいました。タクシー運転手曰く、もうすぐライトアップが消えます。

　特にいわれはなく1959年に観光目的で建てたとのこと。次に海岸の寛一お宮の像を見に行きます。

熱海城 名所・史跡

　像の前では、私が尾崎紅葉が許嫁を出版社の社長に取られた友人に代わり、この「お宮」を蹴っ飛ばしに行った話(友人のためなら社長を蹴っ飛ばしに行けばいいのに、出版社の社長だからヒビったのか)や、銅像のお宮が蹴っ飛ばす寛一を指にしたダイヤモンド越しに見ている話など聞かせ、♪あたみーのかいがん、さんぽするー。と唄ってタクシーの運ちゃんが「お客さん、なんでそんなに詳しいの。その社長どこの人なの。」と質問を受け、連れが「この人はね、自分以外の事はなんでも詳しいの。」と株が上がったのか下がったのか判らぬこととなりました。

　どうも事実かどうか都市伝説の様でわかりませんが、お宮さんの相手は新潟出身の社長で、戦後に財閥解体にあったほどの大金持ち。お宮さんのモデルになった高級料亭の女中に惚れて、妻を離縁してまでお宮と一緒になったとか。そのせいか、世間は女性の不実を嗤い、お宮さんの目は寛一ではなく左手のダイヤモンドを見ているのです。でも、このお宮さんのモデルになった人は、この社長との間に多くの子をなしたそうですので、一概にダイヤモンドに目が眩んだだけではないのかと思います。
　それにしてもこの尾崎紅葉も35歳で病没しています。明治人は若くして亡くなります。

そんな海岸を小雨の中フラフラと。
　未就学のころ、ラジオのNHK番組でよく「♪あたみぃーのかいがん…」とバイオリンの伴奏で流れていて覚えてしまいました。子供なりに大人に聞ける内容の話ではないなと感じ、少し大きくなってから図書館で「寛一お宮」について自分で調べました。その頃には別の話と混同し始めて歌の後に「人間はなぜ死ぬのでしょう、千年も万年も生きたいは。あぁ、泣いて血を吐くホトトギス」とごっちゃになってしまいましたが、取敢えず女性は「ダイヤモンドに目が眩む」ものだと理解しました。

夏場は気持ちいいのでしょうね。

何という像かは忘れました。

　適当に切上げて、来宮神社に向かいます。神社までは結構な坂道でタクシーでよかった。途中、昔はお父さんたちが鼻の下を伸ばして歩いていたらしい場所を横目に通ります。

　夜の神社参りは控えるべしとの教えもありますが、ここの大楠はライトアップしているとのことでよかろうと思い来ました。神様のお休みを騒がせる気はありません。

来宮稲荷を抜けて。

一応、手水で手と口を清めます。

本殿を望みます。

鳥居の結び葉 グルメ・レストラン

近くによって少しアップで。

大楠は神社の裏側に。タクシーの運転手の先導で進みます。

ずーっと回り込んで。

ありました。樹齢2千年とか言われ、樹の周りを一周すると願いがかなうとか。

　昔は7本の楠があったとか。そのうち五本は嘉永の時代にお金が入用になり切ったそうで、この木を切ろうとしたら白髪の翁が斧を真二つにしたとやら。オーノー、確かにそんな感じを湛えています。

一周してみます。お休みの所神様すいません。

それにしてもすごいオーラを感じます。

大楠の周りには水路がありました。

境内にあった御神輿をガラス越しに拝見して。

　ナニヤラ謂れのありそうなしめ縄の飾ってある大岩を拝しておきます。あとで弁財天岩と伺いました。

　こちらはカフェなども設けられているようで、昼間に来たかったのですが時間が無いので割愛します。

この旅行記へのコメント （5）

• S...t...e...Pha...n...i...Eさん 2017/12/29 01:47:41

  私達の行けなかったところ

  ザリガニ大王さん、こんばんは～
  
  熱海のご旅行のお話、掲示板にコメントくださってたのが旅行記になって登場していて、さらに楽しかったです♪
  
  それにしても奥様素敵な方ですね～！
  面白い！！(笑)
  きっと大阪でも楽しくやっていけるかと思われますｗ
  （ただし電車には乗れないかも；）
  
  私達の行ったとき、熱海はすごい雨で、貫一お宮の像も海岸もあの神社も！行ってみたい候補ではあったんですが、雨降ってるからやめようとなりました。
  特にあの神社は雰囲気がありますね～！
  ライトアップされてるからってゆうのもありますが、オーラが・・・
  きっと昼間よりも雰囲気あるでしょうね。
  それにタクシーでの観光は大正解でしたね！
  
  噂のお宿もいいですね～
  お料理の献立は見るだけでワクワクします♪
  いいお宿は使う食器も素晴らしい！茶碗蒸しですかね？ちいさな陶器のお椀がとっても素敵でした( *´艸｀)
  
  続きは箱根・・・続けて読みたいところですが、
  明日もギリギリまで働いて、そのまま東北へ向かう予定です。
  「いいね」の押し逃げになってしまいそうですｗ
  
  今年はほんとうにありがとうございました！
  来年も元気に沢山旅を楽しみましょうね♪
  それではちょっと早いですが、良いお年を(´▽｀)ﾉ
  
  ステファニー

  ザリガニ大王さん からの返信 2017/12/29 05:48:08

  Re: 私達の行けなかったところ

  今年は、投稿を沢山頂きありがとうございました。熱海は行楽地の歴史が長いから魅力的なのだと思います。じっくりゆっくり散歩したら、もっと発見がありそうな感じがします。嫁と一緒の旅では、滅多に雨が降りませんが、熱海はちょっと多かったです。嫁は、昨日も切符の買換え（面白いトラブルなので、その内に詳細報告）で、窓口のお姉さんがクレジットカードの利用に関し「じゃ、ここに署名してください

  ザリガニ大王さん からの返信 2017/12/29 06:07:29

  Re: 私達の行けなかったところ

  すっすいません。落ちの前に噛みました。続けます。
  …。」といったので、私「えっ、サイン照れるなぁ。」お姉さん笑い。嫁すかさず「変なおじさんでしょー。」と掛けてくれます。
  入場券などを買う時のおじさんおばさん二人分の時も横にいてじっとお姉さんの方を見ています。
  最近、身内や知人に亡くなった方が多いものですから、歩けるうちに生きている内に、嫁の行きたいところや、喜びそうなところへ連れて行こうと思います。私のギャグやシャレを付き合ってくれるのはよめだけです。
  箱根と河口湖、富士宮での話を少しでも早く報告したくて、未完成で公開しました。御目通し下さい。
  今頃は東北の旅の線路上でしょうか。ステ様の旅行記が初笑いになりますよう楽しみにしています。

• 墨水さん 2017/12/25 21:20:38

  名言！。

  ザリガニ大王さん、今晩は。
  大陸の方が、スーツケース３個と段ボール箱２つは、旅行じゃなくて「行商」だよね。
  千歳空港への代替交通機関が貧弱なのは、問題ですね。
  総じて、地方空港の問題点でも有りますが、千歳空港は整備しておくべきでしょうね。
  ICカードの件、笑いました。
  リックごと「ピッ」と、出来る様にした方が良いかと・・・。(笑)
  
  熱海の旅館で「部屋食」はお高いですねーっ。(笑)
  「五月みどり」に、食い付く人が居るんだ。(爆)
  奥さんの「この人はね、自分以外の事はなんでも詳しいの。」は、名言ですね。(爆)
  墨水。
  

  ザリガニ大王さん からの返信 2017/12/26 09:25:48

  RE: 名言！。

  おはようございます。
  > 大陸の方が、スーツケース３個と段ボール箱２つは、旅行じゃなくて「行商」だよね。
  　雪降りしきるホテルの中から、最初はスーツケースと段ボール1個を持って彼は出てきました。バスの運転手君は降りてトランクに荷物を入れるべく苦戦していたら、ホテルの中から計三回彼は荷物を持ってきました。しかもチンタラと。運転手君、私の窓の下で荷物を入れていたので大きなため息が聞こえました。後で運転手君に聞いたら、もっとすごいのがあったそうで、さすがのバスのトランクも一杯だったそうです。
  
  > 千歳空港への代替交通機関が貧弱なのは、問題ですね。
  　新千歳の場合、列車の増便にJR北海道は躊躇していますが、難関は組合対策の様です。
  
  > リックごと「ピッ」と、出来る様にした方が良いかと・・・。(笑)
  　知人に手製の皮パスケースを頂いたので、リュックの外ポケットに入れて降ろさずともすぐ出せるようにと行ったのですが、貰ったパスケースを失くしたり取られたりすると知人に悪いのでしっかり仕舞っているそうです…。
  
  > 奥さんの「この人はね、自分以外の事はなんでも詳しいの。」は、名言ですね。(爆)
  　結婚してからずーっとあなたが理解できないと言われてますが、理解できない男と結婚した女が理解できません。