キャセイパシフィック航空ビジネスクラスで行くインドラジャスタン地方宮殿ホテルの旅:その4

2017/10/27 - 2017/11/04

　10月30日（月）は、ジャイプール市内観光。　
　まず、「ゾウに乗ってアンベール城」が謳い文句のアンベール城に向かう。昔事故があって一日の乗客数が限られているので、午前中に観光する。駐車場に着いて、隣りの山を見ると「万里の長城」のようなものが見える。ゾウに乗って登っていくと柵が尾根に沿って延々と続いているのがわかる。（なにかは不明）
　さて、ゾウのタクシー（二人まで可）は乗り場から城までのone way。タイ以来のゾウだが、やはり乗り心地はわるい。歩いて登っている人。車で、別ルートで行く人もいる。
　ゾウで登っていく途中，カメラマンがいて、記念撮影の声をかけてくるが、撮るのを頼むと買わなければならないとのことだったので、無視する。後ろの人が写真を撮ってもらっていたが、買わないといったので、若干トラブっていた。
　なお、ゾウ使いにはチップが必要で、一人で乗ると２００ルピー・二人だと５００ルピーが相場。
　城壁まで来ると、眺めは素晴らしい。ちょうど映画撮影をしていて、正面の階段は使えなかったが、城内に入り見学。なかなか面白かった。

エリア インド

　アンベール城からジャイプール市内に戻る。
　ピンクシティーとよばれるジャイプール観光の目玉は、なんといっても、「風の宮殿」…のはずだったのだが。
　風の宮殿は、残念ながら、中の見学はできないらしく、外から建物を見るだけ。すると宮殿の建物の低くなった外側は両側ともショップになっていて、びっくりした。やはり、ここはインドなんですね。
　宮殿の前に行くと、この旅初めての物乞いにあった。一人は少年、もう一組は、乳児を抱えた、女性。無視するしかないので、関わらず。
　そのほかにも信号などで車が止まると、何かしらを持った売り子が、車の窓をたたくこともしばしばある。これも無視するしかない。一度ドライバーが物売りから買うつもりで声をかけたことがあったが、値段で折り合わず、不成立だった。しかし、ドライバーのように買う人もいるということは、こうした商売もそこそこ成り立っていることの証左になるだろう。
　さて、次いで、ジャンタル・マンタルへ。18世紀建てられたインドの有名な天文台で、季節ごとに時刻を伝える時計器具が並んでいる。
　次に、シティーパレスに。かつてのマハラジャの暮らしぶりがわかる展示品が陳列されている。
　本来はここで昼食の予定だったが、ジャイプールはアーユルヴェーダが有名だというガイドの強い勧めもあり、アーユルヴェーダ店へ。全身マッサージ（mild/medium/hardから選択）と額からオイルを垂らす施術なのだが、残念ながら、後者の時寝てしまったらしく感想が言えない。料金は１００ドルだが、ドルがないので日本円で支払う（１２０００円）。
　いつものカレーの昼食の後、我が家の女性陣へのお土産のショールを買いに、　Shree carpet&textile mahalという工場に。カシミヤ製の手織りの（値段も）素晴らしいショールが、販売されている。６００００円のショールを２割引きするから二つ買えばと勧められたが、予算が厳しいと言ったところ、交渉の末、６００００円と３００００円のを買うことに。値段は、結局６２０００円で折り合うことに。ガイドは両方で６００００円になるといったが、粘る気がなかったので、OKした。(実際は、円をルピーに換算してカード会社に請求し、それが、また日本円に換算されたので、６３０００円だった）。
　日本に帰ってきて触ってみると、確かに６００００円のほうは、手触り・フィット感とも申し分なかった。
　そしてホテルに戻る前、ドライバーが、車のシートカバーを変えるので、ホテル近くの車屋に立ち寄る。時間がかかるというので、そばのチャイスタンドでマサラチャイを飲んだのだが、足元をネズミが、ちょろちょろしていた。誰も関心を払うことがない。これも一つの現実として受け止める必要があろう。疫病が蔓延しないことを祈るばかりです。
　シートカバーの交換が終わったので、ホテルに戻る。せっかくシートカバーを変え、いいだろうとごきげんだったが、ドライバーは、体調不良のため、ここでリタイア。チップ（１日５ドル×３日）を払う。
　ガイドは自分の宿にもどり、明日からのドライバーをネットで探す。