麗しの東欧　Vol.7 トラカイ城、杉原記念館、そして訪れたいと願い続けた十字架の丘

2017/11/01 - 2017/11/13

今回の旅行の最大の目的地である、リトアニアの十字架の丘。
ついに行く事が出来ました。
いつも旅行を一緒にしているM美とまたまたお出掛けです。
旅先を決める時は、お互いに行きたい所を言い合い決めてきました。
十字架の丘は、以前チェコに旅行した際、フォートラベルさんで参考にさせて
頂いた、『るなさん』の旅行記で見たのが最初でした。
それから幾度となくM美を誘ったのですが、『怖い・・・』という事で断念。
それが、ポーランドに行きたいという事になり、私の希望が叶いました。
ポーランドには、負の遺産であるアウシュヴィッツがあり、
リトアニアのカウナスには、ユダヤ人にヴィザを発行した杉原記念館が
あります。
若い時はあまり考えてもみなかった戦争の事。
悲しい歴史を忘れない為にも一度は訪れるべき場所かもしれません。

いつもは個人旅行なのですが、リトアニアを効率よく回るにはどうしたら
いいのかと調べて見たのですが、一日で、十字架の丘とカウナスの杉原記念館
を回るには無理がありました。
バスで回る？無理～っ、スーツケース持って？？
雨が降ったらどうする？。。。
悩んだ挙句、バルト三国の旅行は『北欧トラベル』さんを利用させて
いただきました。

世界遺産の旧市街を巡る バルト3国周遊 6泊7日　現地発着ツアー

ホテル６泊(ヴィリニュス2泊、リガ2泊、タリン2泊)
ヴィリニュス→リガは専用車
リガ→タリンはExpressバス
朝食6回
ヴィリニュス→リガの移動時に
トラカイ城、杉原記念館、十字架の丘、を回るオプションをプラス。
プラス料金は一人￥1,500です。
安い！！
ホテルは選べないけど、満足できました。

行程

2017.11.01 クラクフ泊(Grand Hotel)
成田→ヘルシンキ→クラクフ

2017.11.02 クラクフ泊(Grand Hotel)
クラクフ観光

2017.11.03 クラクフ泊(Grand Hotel)
ビルケナウ、アウシュヴィッツ博物館、ヴィエリチカ岩塩坑

2017.11.04 ワルシャワ泊(Polonia Palace Hotel)
クラクフ→ワルシャワ

2017.11.05 ワルシャワ泊(Polonia Palace Hotel)
ワルシャワ観光

2017.11.06 ヴィリニュス泊(Europa Royale Vilnius)
ワルシャワ→ヴィリニュス

2017.11.07 ヴィリニュス泊(Europa Royale Vilnius)
ヴィリニュス観光

2017.11.08 リガ泊(Albert Hotel Riga)
トラカイ城、杉原千畝美術館、十字架の丘、観光後リガ移動

2017.11.09 リガ泊(Albert Hotel Riga)
リガ観光

2017.11.10 タリン泊 (Von Stackelberg Hotel Tallinn)
リガ→タリン

2017.11.11　タリン泊 (Von Stackelberg Hotel Tallinn)
タリン観光

2017.11.12
タリン→ヘルシンキ→成田

2017.11.13
成田着

エリア シャウレイ(リトアニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円

09:30 ホテルを出発
ヴィリニュスのホテルから車で40分弱。
トラカイ城が湖の上にポッカリと浮いているようです。
これが噂のドラクエのお城です。
ドラクエ、知らないので。。。。
どうです？ドラクエのお城のようですか？

トラカイ城 城・宮殿

あいにく天気は悪いですが、晴れて入ればきっと湖上にお城が反映されているはず。
このお城は14世紀後半、チュートン騎士団の侵略を防ぎ、祭事のとり行いのため、
キュストゥテイス公とヴィタウタス大公によって建設されました。
大公の死後は権力がポーランド側に移り城は荒れ、廃墟と化したが1961年から復元が始まり1987年にほぼ15世紀当時の姿を取り戻しました。

１つ目の橋を渡ると小さな小島があります。
おいおい、またカモの写真とってるよ。
私はスルーして、２つ目の橋を渡っています。

さあ、門を通りましょ。

観光シーズンではないので人が少ないです、というか5,6人ほどの中国の方々が
いました。
ここは写真が撮れます。

ここまでは入場料なく写真が撮れます。
左側にチケット売り場があるのですが、あれ？もしかしてチケットいらないの？
目の前スルーしても何も言われなかったから、ラッキーと思って入ったら、
売店でくっちゃべっていた係の人に怒られちゃいました。

階段を登って振り返ってみました。

跳ね橋です。
ロードオブザリングなんかに出てくるみたい。

案内標識に従って歩きます。

ショートカットが出来ません。
順番に回らないといけないみたいです。

玉座かな。

はーい。
見学が終わりました。
この階段から入りました。
階段下の広場にトイレがあり、個室数は多いです。
料金は無料。

トラカイ城から車で１時間。
住宅街の中にあります、かつての日本領事館。
ここが杉原記念館。

www.sugiharahouse.com

杉原記念館 博物館・美術館・ギャラリー

工事中で入口がわからなかったら、工事中のおじさんが親切に教えてくれました。
建物の左脇を入った所が入口です。

希望の門　命のヴィザ
1940年7月、第二次世界大戦初期、ナチスの迫害から逃れる為多くのユダヤ人
が日本領事館に押し寄せました。
理由は、シベリア経由でアメリカなどの大陸に逃れる為です。
当時、ソ連とドイツは、バルト三国の併合の秘密協定や平和条約などがあり、
領事代理であっても勝手にヴィザの発給は出来なかったのです。
日本本土に打診をしても答えはNO。
日本はドイツと同盟を結んでいた為です。
退去が迫る半月の間、1,600枚ものヴィザを発行し、約6,000人の命が助かり
ました。

まず始めに、15分ほどのフィルムを見ます。

壁一面にあります。

執務室
椅子に座ることができます。
机の上にあるものはレプリカ。

机の上のものです。

あるテレビ番組での情報では、ヴィザ発行の際、判子を作って対応したそうです。
1,600枚を半月で発行するには、判子が必要ですよね。

窓辺に置かれた国旗

外から中が見えます。

カウナスの杉原記念館から二時間半、十字架の丘に到着。
運転者さんの親切心で近くに停車したいただいたのですが。。。
駐車場にある売店で十字架を購入して、トンネルをくぐって、十字架の丘が
迫ってくる感じを体感したかったのですが。。。

十字架の丘 史跡・遺跡

曇り空ですので、ドキドキ感が上がります。

大小様々な十字架が側道にもあります。

石膏の像はどこからきたのでしょうか。

ヨハネパウロ二世が訪問した記念。
ポーランドの出身です。

十字架に架けられたキリスト

手を広げたキリスト、磔されているキリスト、ロザリオ等、様々あります。
最初の十字架は1831年、ロシアに対する蜂起後、鎮魂のために建てられたとか。
その後十字架の丘は、抑圧された民族、宗教の象?として扱われたきました。
ただ、ソ連時代は禁域とされ、KGBや軍により幾度も破壊や焼き払いをされて
きたのですが、その度に人々が夜に紛れ、新たな十字架を建てたそうです。
宗教ってすごい力が出てくるんですね。

まだ新しい十字架たち

世界中から十字架やロザリオを建てにやってきます。

たくさんの十字架がありますが、墓地ではないのです。
十字架の丘は、無形文化遺産に登録されています。

丘を降りて振り返って見ました。
降りた先に教会があります。
トイレ行きたい。。。
教会まで行ったのですが、しまっていました。
4時まで？？？

ここから、リガのホテルまで2時間。
途中スタンドでトイレを借りました。
また、鹿さんが放牧？されていました。
もしかして、昨日の夕食でいただいた鹿さんは、あそこから来たのでしょうか。

アメリカンタイプのホテルです。
旧市街から外れていますが、ホテルの向かい側にはコンビニ的なお店があります。

AC Hotel Riga ホテル

海外の浴室、皆さん、脱いだ服や着替えの服、どこにおきますか？
一人ならともかく、友達と一緒の部屋の場合どうしてます。
裸で入って、裸で出る？
いやーっ、出来ません。
なので、いつも椅子を持ち込んでいます。
肘付きの椅子の場合は重いですが、ここのは肘なしだったので楽でした。

お疲れ様です。
ビールでカンパーイ。

マッシュポテトが大きいです。

ハート型の豚肉。

これは何？

正解は、レシートが入っていました。

店員さんは、可愛い民族衣装を着ています。
また、おじさんが琵琶のような楽器を弾いていました。
日本人とわかったのか、何か日本の曲を弾いていたような。。。
忘れちゃいました。

明日は、リガ観光。