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今日は、No.100:BLS鉄道北側斜面遊歩道で取り上げたテーマ・ウォーク56番、レッチュベルク・ウォークのハイライトで古くからベルン州とヴァリス州との交易路の一つであったレッチェン峠越えへの挑戦です。<br /><br />挑戦と書いたのには理由があります。 ウェブで、峠への登りでロープの付いた数メートル垂直の壁があるのを見た事があるのと氷河歩きがあるからです。<br />でも今日は3人一緒で何の不安もありません。<br />しかも、3人で出かけるのを提案するに当たっても苦労はありませんでした。<br />毎日アパートから眺めているビーチホルンの裏側が眺められる上に、BLS鉄道のL、Loetschbergの象徴ともいえるくらいメジャーな峠なのですから。<br /><br />行ってみると、垂直の壁などはなく、容易く峠に達しました。<br />氷河のクレヴァス越えも、より易しいポイントを3人で楽しみながら捜しましたし、峠で出会ったベテラン・カップルから『前方に雨雲が見えるので早めに降りた方が良い』とのアドバイスを守ったおかげで、土砂降り寸前で無事終点のセルデンのホテルに到着できました。<br />

104 レッチェン峠越え Loetschenpass

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2017/07/30 - 2017/07/30

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いぶれす

いぶれすさん

今日は、No.100:BLS鉄道北側斜面遊歩道で取り上げたテーマ・ウォーク56番、レッチュベルク・ウォークのハイライトで古くからベルン州とヴァリス州との交易路の一つであったレッチェン峠越えへの挑戦です。

挑戦と書いたのには理由があります。 ウェブで、峠への登りでロープの付いた数メートル垂直の壁があるのを見た事があるのと氷河歩きがあるからです。
でも今日は3人一緒で何の不安もありません。
しかも、3人で出かけるのを提案するに当たっても苦労はありませんでした。
毎日アパートから眺めているビーチホルンの裏側が眺められる上に、BLS鉄道のL、Loetschbergの象徴ともいえるくらいメジャーな峠なのですから。

行ってみると、垂直の壁などはなく、容易く峠に達しました。
氷河のクレヴァス越えも、より易しいポイントを3人で楽しみながら捜しましたし、峠で出会ったベテラン・カップルから『前方に雨雲が見えるので早めに降りた方が良い』とのアドバイスを守ったおかげで、土砂降り寸前で無事終点のセルデンのホテルに到着できました。

  • レッチェンタール側から登るのが楽です。<br />ゴッペンシュタインからバスでヴィラー、そこからケーブルでラウヒェルンアルプ(Lauchernalp)です。レッチェンタール側の景観が、朝だと逆光になるのが難ですが。<br />

    レッチェンタール側から登るのが楽です。
    ゴッペンシュタインからバスでヴィラー、そこからケーブルでラウヒェルンアルプ(Lauchernalp)です。レッチェンタール側の景観が、朝だと逆光になるのが難ですが。

  • ヴィラーに到着。 ラウヒェルンアルプに9:30着のケーブルに乗りました。<br />出発を30分早くすると1時間前に到着できたのですが、天気の変化を除けば、さほど急ぐ必要は無かったので。

    ヴィラーに到着。 ラウヒェルンアルプに9:30着のケーブルに乗りました。
    出発を30分早くすると1時間前に到着できたのですが、天気の変化を除けば、さほど急ぐ必要は無かったので。

  • ケーブルを降りると北側へ向かいます。<br />奥の山は、冬には頂上近くまでリフトが延びるホッケンホルンです。<br />峠道の途中で出会ったグループは、前日、レッチェン峠小屋に泊まってこの山に登ったと言っていましたが、相当難しいようで、コース・レートはT6となっています。

    ケーブルを降りると北側へ向かいます。
    奥の山は、冬には頂上近くまでリフトが延びるホッケンホルンです。
    峠道の途中で出会ったグループは、前日、レッチェン峠小屋に泊まってこの山に登ったと言っていましたが、相当難しいようで、コース・レートはT6となっています。

  • 谷間からアルプスの主脈が覗いています。<br />手前のヤナギランは、日本では鹿の影響などで減ってしまいましたが、ヴァリス各地では、まだ空き地の花です。

    谷間からアルプスの主脈が覗いています。
    手前のヤナギランは、日本では鹿の影響などで減ってしまいましたが、ヴァリス各地では、まだ空き地の花です。

  • そのズーム。一番高く見えるのがヴァイスホルンです。

    そのズーム。一番高く見えるのがヴァイスホルンです。

  • 分岐点、シュタッフェルに10時過ぎに到着しました。<br />峠まで2時間15分、終点のガシュテルンタールのセルデンまで4時間半となっています。

    分岐点、シュタッフェルに10時過ぎに到着しました。
    峠まで2時間15分、終点のガシュテルンタールのセルデンまで4時間半となっています。

  • ビーチホルンを中心とした南側の稜線。<br />二人の青年が、画面中央左に見える黒い牛を避けて歩くようジェスチャーで注意してくれました。ヤクでは、なさそうでしたが。

    ビーチホルンを中心とした南側の稜線。
    二人の青年が、画面中央左に見える黒い牛を避けて歩くようジェスチャーで注意してくれました。ヤクでは、なさそうでしたが。

  • アルプスの主脈ではミシャベルも左端に見えるようになりました。<br />画面中心の低山は、行った事のあるエルギッシュホルンのようです。

    アルプスの主脈ではミシャベルも左端に見えるようになりました。
    画面中心の低山は、行った事のあるエルギッシュホルンのようです。

  • レッチェンタールの谷奥。<br />

    レッチェンタールの谷奥。

  • 30分ほど歩いて分岐のある平らな場所(2285M)で小休止としました。

    30分ほど歩いて分岐のある平らな場所(2285M)で小休止としました。

  • 歩いてきたなだらかな道を振り返って見た所。<br />ビーチホルンも昼過ぎだと輝いて綺麗なのですが。<br />

    歩いてきたなだらかな道を振り返って見た所。
    ビーチホルンも昼過ぎだと輝いて綺麗なのですが。

  • 北側。奥中央右にはホッケンホルンの頂上が見えます。<br />岩肌も氷河で覆われていたのが遠い昔ではないように見えます。

    北側。奥中央右にはホッケンホルンの頂上が見えます。
    岩肌も氷河で覆われていたのが遠い昔ではないように見えます。

  • クメンアルプへの分岐点で小休止としました。<br />後で調べると中央のなだらかな尾根道を歩くと10分もかからずホッククリッツ(Hockuchriz)という頂に立てたようです。

    クメンアルプへの分岐点で小休止としました。
    後で調べると中央のなだらかな尾根道を歩くと10分もかからずホッククリッツ(Hockuchriz)という頂に立てたようです。

  • 手前の山で右奥のニーヴェン(Niwen)へは、ハイキング道が付いています。<br />クメンアルプ小屋にでも泊まらないと難しいでしょうが。

    手前の山で右奥のニーヴェン(Niwen)へは、ハイキング道が付いています。
    クメンアルプ小屋にでも泊まらないと難しいでしょうが。

  • 正面の山には螺旋階段のような褶曲地層が見えます。

    正面の山には螺旋階段のような褶曲地層が見えます。

  • その山フェルデンロートホルンの右に大きなバルムホルンが見えました。

    その山フェルデンロートホルンの右に大きなバルムホルンが見えました。

  • 目の前に山小屋が見えました。 表紙の写真です。

    目の前に山小屋が見えました。 表紙の写真です。

  • 小屋で40分程過ごしてから下りに入りました。<br />バルムホルンは大きすぎて、峠からは一番広角にしても全体は入りません。

    小屋で40分程過ごしてから下りに入りました。
    バルムホルンは大きすぎて、峠からは一番広角にしても全体は入りません。

  • これから向かう北側の景観。中央は、ドールデンホルン(Doldenhorn)です。<br />エシネン湖側からの氷河を抱いた大きな山容とは全く違って見えます。

    これから向かう北側の景観。中央は、ドールデンホルン(Doldenhorn)です。
    エシネン湖側からの氷河を抱いた大きな山容とは全く違って見えます。

  • バルムホルンとレッチェ氷河。

    バルムホルンとレッチェ氷河。

  • いよいよ左に見える氷河に向かっての下りです。これまで氷河の上を歩いたことはありません。

    いよいよ左に見える氷河に向かっての下りです。これまで氷河の上を歩いたことはありません。

  • 峠を振り返って。

    峠を振り返って。

  • この台地を下るとすぐに氷河でした。<br />メジャーなコースだけにハイカーの数は多いです。<br />登ってくるハイカーの数も10人以上でした。

    この台地を下るとすぐに氷河でした。
    メジャーなコースだけにハイカーの数は多いです。
    登ってくるハイカーの数も10人以上でした。

  • 大きなザックを背負って登って来るハイカー。

    大きなザックを背負って登って来るハイカー。

  • 氷河上には、このようなマーカーが設置されています。<br />小屋で聞いていましたが、これなら安心です。<br />

    氷河上には、このようなマーカーが設置されています。
    小屋で聞いていましたが、これなら安心です。

  • 砂利の下に見える氷。

    砂利の下に見える氷。

  • このようなクレヴァス帯もありました。

    このようなクレヴァス帯もありました。

  • ガシュテルン谷。以前この谷奥からは、氷河も見えたのですが、これでは、かなり登らないと見えないでしょう。<br />この時は、まだ谷奥のウフ・デ・シャフグリンデ(Uf de Schafgrinde)へ行く計画を捨ててはいなかったのですが。

    ガシュテルン谷。以前この谷奥からは、氷河も見えたのですが、これでは、かなり登らないと見えないでしょう。
    この時は、まだ谷奥のウフ・デ・シャフグリンデ(Uf de Schafgrinde)へ行く計画を捨ててはいなかったのですが。

  • 中央で一番高く見える頂が、ブリュムリスアルプホルンです。

    中央で一番高く見える頂が、ブリュムリスアルプホルンです。

  • トリカブトの仲間とホッケンホルン

    トリカブトの仲間とホッケンホルン

  • ガシュテルンタールの全容

    ガシュテルンタールの全容

  • ホッケンホルンの方から流れ落ちる急流

    ホッケンホルンの方から流れ落ちる急流

  • 標高2000M付近の台地。<br />

    標高2000M付近の台地。

  • この辺りからみるドールデンホルン。<br />この後、Gfelalpの小屋を過ぎ、標高1600M辺りで遠くの雷鳴を聞きながらの雨となり雨具を着けての下りとなりました。<br />

    この辺りからみるドールデンホルン。
    この後、Gfelalpの小屋を過ぎ、標高1600M辺りで遠くの雷鳴を聞きながらの雨となり雨具を着けての下りとなりました。

  • セルデンの宿でビーール休憩して予約必須でパスが無効のバスを待ちましたが20分以上も遅れ、カンデルシュテークでは予定していた遅い方の16時台の列車にも乗れず、宿に帰るのが18時半過ぎになってしまいました。<br /><br />これで、Uf de Schafgrindeへ行く気が、すっかり無くなりました。連日のハイキングで疲れたせいでもありますが。<br />尚、この人は、予約無しでしたが、最後に無事、満員バスの助手席に乗せてもらえました。

    セルデンの宿でビーール休憩して予約必須でパスが無効のバスを待ちましたが20分以上も遅れ、カンデルシュテークでは予定していた遅い方の16時台の列車にも乗れず、宿に帰るのが18時半過ぎになってしまいました。

    これで、Uf de Schafgrindeへ行く気が、すっかり無くなりました。連日のハイキングで疲れたせいでもありますが。
    尚、この人は、予約無しでしたが、最後に無事、満員バスの助手席に乗せてもらえました。

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