2017/07/10 - 2017/07/14
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ココ&ナッツさん
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7月、高山植物、ラベンダーのベストシーズンを狙って
大雪山、美瑛、富良野を回りました。
大雪と一口に言っても2291mの旭岳を筆頭に、
50㎞にわたり2000m級の山々の、偉大なる日本一のスケールの山塊です。
総面積は神奈川県ほど。
北に位置しているので、本州の3000m級の山に匹敵する高山環境で、高山植物の種類も多い!
大雪を旭岳ロープウエイと、反対側の黒岳ロープウェイで登りましたが、見られる高山植物の様子が違うことを実感しました。
この旅行記は、黒岳から登るお花畑の大雪 秘湯大雪高原山荘 編です。
他に・穴場ラベンダー畑、富良野、美瑛編
・7月はツガザクラの宝庫 7月の旭岳、神秘の青い池
忘備録として・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- レンタカー
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富良野を離れて層雲峡方面に車を走らせます。
大雪山を囲んで一周できるのですが、南回りはとても距離がありました。
さて当日宿泊する「秘湯を守る会」に属している「大雪高原山荘」へ向かいました。
国道から砂利道に入り20分、やっと見えてきました。大雪高原山荘 宿・ホテル
-
その左手前にあるヒグマ情報センター。
沼めぐりが人気がありますが、必ずここへ寄ってレクチャーを受けなければなりません。ヒグマの生息地におじゃまをするわけなので。 -
大雪山系緑岳の登山口もあります。まさに大雪山に抱かれた山荘。
立派な建物ですね。 -
山荘のテラスからみたヒグマ情報センター。
山の中といっても、車で玄関までこられるので、時間はかかりますが不便というほどではないです。 -
山荘からの景色もとても良いです。
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山荘のラウンジには情報ボードがあります。
館内はとてもきれいに清掃されていて清潔です。 -
緑岳をのぞむ露天風呂
白濁したお湯が気持ち良い! -
山荘の裏手にはちょっとした散歩コースがあります。
結構登りますが15分ぐらいで到着。
とても展望が良かった。 -
宿に戻る16時過ぎ、空を見上げるときれいな雲
そして夜は天の川が視認できるほどの降るような星空でした。
何しろここは北海道の真ん中、大雪の山の中。 -
翌朝、黒岳方面に向かいます。
その手前、層雲峡を通るついでに、銀河、流星の滝を見学
写真は銀河の滝です。
断崖絶壁を幾筋も細く流れる、たおやかな姿がいいですね。銀河の滝 自然・景勝地
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黒岳ふもとに到着。
ロープウェイー、リフトと乗り継ぎ、
最後頂上までの標高差約460mを、1時間30分かけて登ります。大雪山層雲峡ロープウェイ 乗り物
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黒岳リフト
正面の山が黒岳です。
これからあの頂上へ上登るんだ!と決意新たにします。
頂上近くの左手にちょこんと出ているのは、マネキ岩 -
登り始めると結構急な登りが続きます。
雪渓も3か所ほど残っていました。
雲一つなく、お天気が良すぎて暑かったので、ひんやり雪渓が気持ちいい!!
雪渓のひとかけらを、首に巻いたガーゼのタオルに包んで、また首に巻き付けてみました。 -
コンロンソウ
日陰がなく暑い中登りがず~っと続くのでバテ気味、
高山植物を愛でて疲れを忘れます。
雪渓タオルが思いのほか効き、それでもだいぶ身体が軽くなりました。
ありがと!雪渓 -
お花畑で休憩していると、欧米人の若者が「こんにちは!」と言いながら通り過ぎるのがまた気持ち良い。
日本人同士は山道で良く挨拶をかわしますが、
外国の人も・・・山ではボーダーレス。 -
チシマキンバイ
つぼみが丸っこくてかわいらしい -
メアカキンバイ
同じキンバイソウの仲間でも葉の形が違っています。 -
カラマツソウ
花びらが松葉のようです。 -
先ほどリフトから見えたマネキ岩と同じ高さになりました!
頂上は近いぞ!とバテた身体にムチうちます。 -
トカチフウロ
-
とうとう頂上に到着
この光景はここまで登らないと目にできません。
どこかヨーロッパ的
立山にも感じが似ていると思いました。 -
大雪山系の2000m級の山々が見えます。
頂上に着いたとたん、風がビュービュー
今まではほとんど風がなく暑かったのですが、
一気に体感温度がダウン・・・ -
大雪山系の鳥瞰図を見るととても複雑に山々が構成されているのがわかります。
わかりやすいのは、大きなクレーターのような御鉢平
今いるのは手前の黒岳頂上
向こう側が旭岳です。
同じ高山植物の植生も違っていて、たくさんの種類を見ることができました。
大雪全体で神奈川県の面積程あるそうですから、ほんとにスケールが大きい。 -
頂上は高山植物の宝庫
強風と極寒に耐え、生き抜いているその姿がけなげで大好きです。
どれも背丈は人差し指以下でとても小さいのです。
チシマツガザクラ まだつぼみも可愛らしい。 -
エゾヒメクワガタ
日本では北海道のみにしか見られない、貴重な絶滅危惧種 -
エゾイワツメクサ
これも北海道に分布する絶滅危惧種 -
イチオシ
エゾツツジと桂月岳
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エゾツツジの群生
同じ方向を見て口を開けている何かの生き物みたいでユニーク -
イワブクロ
岩場に生え、花の形が袋状であることから、岩袋という名の由来
花言葉は「失った愛情」とは・・・ -
イワヒゲ
寒帯と高山を代表する高山植物 -
メアカキンバイの黄色が目立ちます。
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コマクサ
高山植物の女王
石室へ行く途中、結構たくさん植生していて嬉しくなりました。
実はコマクサの群落で有名な赤岳にも行ってみたのですが、大きな雪渓に阻まれたどり着けなかったのです。今年は残雪が多いとのことでした。 -
タカネオミナエシ(チシマキンレイカ)
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ヨツバノシオガマ
大好きな高山植物がたくさん見られ、とても満足して同じ道を下山していきます。
もっとゆっくり滞在したいのが本音だけど、強風なのと、同行者に遠慮もありますからね、って言うと、随分いたでしょって言われそう。
大雪と一口に言っても、御鉢平を挟んで反対側の旭岳周辺とはずいぶん高山植物の種類が違うことにも驚きました。
→旭岳 姿見の池周辺の高山植物の旅行記
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