2017/11/18 - 2017/11/18
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うーぱんのパパさんさん
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2017年の秋、奥琵琶湖の名所や歴史的価値の高い場所を観光船で巡る「びわ湖プレミアムクルージング」が開催されました。湖西の高島市と湖東の長浜市の観光協会がタイアップしての特別企画です。
渡ったことのない竹生島での特別拝観や大鳥居が美しい白鬚神社の湖上参拝など興味深い内容だったので参加してみることに。専門ガイドさんや住職さんの詳しい解説を聞きながら琵琶湖の自然や文化を体感する船旅となりました。
あいにくの空模様だったため暗めの写真ばかりですが、最後までご覧いただけると幸いです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の出発地は東京駅。米原に停まるひかり号に乗って行きます。
紅葉シーズンを迎えた土曜日の朝、指定席はどの新幹線もほぼ満席。 -
米原から北陸線に乗り換えて長浜駅に着いたのは10時15分。
長浜駅に9時半に集合して市内を散策するのが本来のスケジュールでしたが、長浜港から途中参加もOKだったので、お言葉に甘え少々遅れての到着。長浜駅 駅
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集合時間(クルーズ船の出航時間)まで少し余裕があったので、旧長浜駅舎や慶雲館の庭を外から見物したりして時間調整。慶雲館にはツアーの皆さんも前後して訪れていました。
慶雲館 名所・史跡
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長浜港の待合所でツアーの受付を済ませて合流。参加者は35~40人くらいだったでしょうか。60人の定員には達しなかったみたい。
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これがプレミアムクルージングツアーのポスター。
10~11月にかけて4回行われました。比叡山の特別公開や湖東三山の紅葉見物と合わせて参加した方もいたことでしょう。 -
小雨で霞んだ湖面を滑るように大津から回送されてきた観光船「megumi」が姿を現す。
本日お世話になるこの船、環境配慮設計でシップ・オブ・ザ・イヤー2008を受賞した個性派。
http://www.biwakokisen.co.jp/profile/index6-3.php長浜港 乗り物
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船に乗り込んで奥琵琶湖クルーズに出発。
雨に加え真冬並みに寒かったのでデッキに出る人は少なく、ある意味独占状態。写真は竹生島が近づいてきた所です。 -
長浜から竹生島に渡る船中がランチタイム。長浜市内のホテル特製弁当が振る舞われ、近江や長浜の名物料理を味わう。
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昼食前後や後半のクルーズ中、同乗した大沼芳幸先生の琵琶湖や竹生島の歴史・文化などわかりやすい解説に耳を傾ける。そのおかげで、ぼんやり見るだけの遊山旅行にならずに済みました。
こちらの大沼先生、琵琶湖や近江のツアーで案内役・講師をよくされている方で、安土城考古博物館の元副館長だそうです。大沼先生の貴重なお話に感謝。 -
寄港地の竹生島が眼前に迫る。
参拝・見学する宝厳寺や都久夫須麻神社が見えます。竹生島 自然・景勝地
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12時20分頃に入港し、1時間半ほどの島内観光へ。
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宝厳寺の本堂を目指します。
この165段の階段を登る間、1つだけの願い事を唱えながら登るとその願いが叶うとのこと。 -
江ノ島と宮島とともに「日本三弁財天」に挙げられている立派な本堂。
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いい感じに色づいた木々もあって、秋らしさを彩ります。
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今回はプレミアムツアーということで内陣に上がらせていただいて、ご住職の講話を拝聴しました。
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続いて平成12年に再建された三重塔の内部を特別に見学(これもプレミアムツアー限定)。
宝厳寺のHPによると「四本柱に32体の天部の神々を描き、四方の壁には真言宗の八人の高祖を配し」「各柱や長押にはうんげん彩色や牡丹唐草紋様が描かれて」いる、そんな内側の装飾をありがたく拝見しました。 -
国宝の唐門は残念ながら修復中。
あと1~2年で豪華絢爛な装飾の姿に蘇るようですね。是非また見に来たいです。 -
同じく修復作業が行われた船廊下を渡り、次の見学場所の竹生島神社(都久夫須麻神社)へ。
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都久夫須麻神社では、本殿の内陣を特別拝観。
違う時代の2つの建物が合体した特異な建築スタイルの本殿の中は、実に厳かな雰囲気でした。今回のプレミアムツアーで最大の見所だったかも。
以下、「滋賀・びわ湖観光情報サイト」より。
・・・内部には狩野光信筆の襖絵や絵天井があり、特に60の格間を持つ格天井は金地の濃淡に四季の花弁を繊細なタッチで描いた秀作です。柱、床、長押には、黒漆地に花鳥文様の蒔絵が施され、豪華絢爛な桃山文化を現在に残しています。 -
かわらけ投げで有名な竜神拝所。広々とした琵琶湖の水面を眺めてすっきりした気持ちに(お天気はちょいと残念だったけど)。
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港に戻り、桟橋前の「琵琶湖周航の歌」歌碑を見学。
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長浜から同行し随所で説明をしてくれたガイドの小川さんとともに周航の歌を合唱しました。ツアーならではだね。
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14時過ぎに竹生島を出港。
ガイドの小川さんとはここでお別れ。船が遠ざかるまで手を振りながら見送ってくれました。 -
先ほど訪れた都久夫須麻神社の遙拝所。昔は、手前に見える岩場が竹生島の船着き場、すなわち正面玄関だったそうな。
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「megumi」は、美しい紅葉に彩られた湖岸に沿って進みます。
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重要文化的景観選定地となっている管浦集落を湖上から望む。
中世の庶民の暮らしそのものを記録した「管浦文書」を含むこの山里の歴史を先生の講義で勉強しました。
http://www.city.nagahama.lg.jp/0000001608.html歴史の里菅浦 名所・史跡
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午後のクルーズ中もたっぷりと講義していただく。でも、話が上手だし参考になる内容も多くて楽しかったです。
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紅葉の斜面にかなり近付いたりしながらの航海が続く。
こういった滑らかな水面を見るとやはり湖なんだ(海じゃないんだ)と実感。 -
徐々に南下して、海津沖から湖岸の石積みを眺める。
海津付近も重要文化的景観地区に指定されています。日本海側(を伝っての日本各地)と都を結ぶ上で琵琶湖西岸一帯がいかに重要な場所だったかを学びました。
http://www.city.takashima.lg.jp/www/contents/1207300859383/index.html -
約1時間半かけて白鬚神社沖に到達。
白鬚神社 寺・神社・教会
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湖上に浮かぶ大鳥居とご対面です。
ここ白鬚神社も竹生島と同様パワースポットとして有名。 -
沖側の真正面の場所にピタリと船を停めて、スタッフさん始め皆さんで参詣しました。
このような眺めを見られたのもプレミアムツアーならではの経験。 -
鳥居の連なりをアップで撮影する。
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今度はバックの色づいた山も取り込んでパチリ。
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自分もそうだけど、他の皆さんも思い思いに写真を撮っています。
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今でこそ陸上交通が当たり前となっているけど、昔は船で行き来する(参拝する)のが普通だったのかな。
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白鬚神社の日本的な情景をたっぷり楽しんでから、「megumi」は再び針路を北にとり最終目的地の今津港へ。
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天気がよかったら背後に比良山系の峰々が拝めたはず。でも、こんな水墨画のような風景も味わいがあります。
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しばらくして、雲の合間から薄日が射し込んできました。
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鉛色の空から射し込んだ斜光が神々しかった。いい思い出です。
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昼間に上陸した竹生島が再び見えてきました。
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午後の天候悪化予報にも関わらず、たいして揺れることなく快適なクルーズを終えて16時15分に今津港に接岸。
「megumi」とはここでさよなら。今津港 乗り物
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桟橋脇にある周航の歌の歌碑を見学してから、港と駅の中間に位置する「琵琶湖周航の歌資料館」に立ち寄り。スタッフさんから周航の歌にまつわる様々な話を伺います。
琵琶湖周航の歌資料館 美術館・博物館
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資料館で流れ解散となり、プレミアムツアーは無事に終了。近江今津駅から新快速で京都に出て新幹線で帰京しました。
充実した内容のプレミアムクルージング、スタッフの皆さんお世話になりました。来年もまた開催され盛り上がりますように。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。近江今津駅 駅
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