2016/06/14 - 2016/06/16
19位(同エリア44件中)
れおんさん
平日に休みが取れたので、妻と二人で伊豆へ出かけました。伊豆は何度か行ったことがありますが、子供が一緒なのでいつも海水浴ばかり。なので今回は色々な観光地を巡りました。
2泊3日の日程ですが、だらだら書いていたらまた長い旅行記になってしまいました。前・中・後編の長編ですが、どうぞ最後までお付き合いください。
[こちらは前編です]
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
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昨日まで雨でしたが、この日は雨も上がり、少し雲は出ていたものの良い天気になりました。
途中、事故渋滞に巻き込まれてしまったため予定よりも少し時間がかかりましたが、9時半には有料道路《箱根ターンパイク》の小田原料金所に到着。付近では何か撮影をしていて、フェラーリが何台か停まっています。箱根ターンパイク 自然・景勝地
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小田原厚木道路から箱根・芦ノ湖方面へ行くなら箱根新道、東伊豆へ行くなら海沿いの国道135号線を利用するのが一般的です。
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料金所から15分、《大観山スカイラウンジ》に来ました。箱根ターンパイクにあるドライブインです。
大観山 自然・景勝地
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その中間に位置するこの道は、どの方面へ行くにも中途半端なルートです。
でも、ご覧の通りワインディングロードが続き、またいつも空いているので快適で気持ちの良いドライブができます。 -
ここからは箱根の芦ノ湖と、曇っていて見えませんが富士山を眺められます。
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大観山スカイラウンジからさらに15分、箱根ターンパイクを抜け静岡県道20号線にある《十国峠レストハウス》。何か目的があるわけじゃないですが、ちょっと立ち寄って売店をのぞいてみました。
ここからはケーブルカーが出ていて、さらに上に登ることができます。十国峠レストハウス グルメ・レストラン
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眺めがよく風が涼しくて気持ちいい...
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十国峠レストハウスを出発してすぐに、《伊豆スカイライン》の熱海峠料金所に到着。
ここから先は統一料金ではなく、出口によって料金が異なるので、最後まで行くことを告げ料金を払います。ここでもらう領収書は出口で必要なので、注意してください。伊豆スカイライン 自然・景勝地
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伊豆スカイラインに入ってから10分ほど走ったところに、《玄岳 西丹那駐車場》がありました。
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駐車場にあった標識です。
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同じく駐車場にあった案内板。
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曇ってるので富士山は見えませんが、沼津の街並みと遠くに駿河湾をのぞむ雄大な景色です。
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伊豆スカイラインは山の稜線をぬうように通っているため、東に相模湾、西に富士山と駿河湾を眺めながらドライブを楽しむことができます。
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伊豆スカイラインを終点の天城高原まで走り、西丹那駐車場から1時間ほどで《大室山》に着きました。
大室山 自然・景勝地
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ここからは、大室山に登るリフトが出ています。
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お腹が空いたので、とりあえず昼食をいただきます。リフト乗り場にあった《おおむろ軽食堂》に入ることにします。
妻「軽食堂ねぇ。ふーん...」
おっと、妻の反応があまりよろしくない...おおむろ軽食堂 グルメ・レストラン
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テイクアウトもやっているようです。
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入口のメニューですが、ちょっと期待できそう。
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妻はてっきり町中にある普通の食堂をイメージしてたようですが、中に入ってびっくり!
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お洒落な和風カフェで、とてもリフト乗り場にある食堂とは思えません。
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メニューも地のものが揃っていて、どれにしようか迷いましたが、僕は「伊豆わさび麦とろ丼」、妻は「伊豆地のり麦とろ丼」を注文。
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こちらはドリンクメニュー。
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まずは前菜プレート、妻も同じです。野菜の前菜ですが、これがすごく美味しい!野菜の自然な甘みを感じ、味付け、風味、食感、どれも抜群です。
ちなみに一緒に写ってるのは僕の注文した伊豆わさび麦とろ丼のわさびで、自分でわさびをすり下ろして待機します。 -
妻の伊豆地のり麦とろ丼は、地のりをまぶした麦とろ飯に、ほんのり出汁の効いた麦とろをかけていただきます。
一口食べたい瞬間、
妻「うわっ、美味しい!」 -
僕の伊豆わさび麦とろ丼も、あおさをまぶした麦とろ飯に同じく出汁の効いた麦とろをかけ、さらにわさびを罰ゲーム並みにのっけます。
これがね、すごいんです。僕は今まで、わさびって臭みを消す香辛料、辛味を加える調味料だと思ってましたが、これを食べて考えが変わりました。わさび自体がすごく美味しくて、「これが本物のわさびなんだ!」と感動しました。 -
僕にも妻にもダシ汁が付いていて、最後はお茶漬け風にいただきますが、これもまた美味。飲みに行った〆にこれが出てきたら、何杯でもスルスルいっちゃって、いつまでたっても〆られない。
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最後にデザートと抹茶が出てきました。
こちらのランチは本当に最高で、妻も店を出てからも延々30分、
妻「いやー、本当に美味しかった!ポンギに店を出したら絶対に行列店だ!(なぜ六本木?)」
と大絶賛。入店するまでは乗り気じゃなかったのに、この変わりよう。 -
さて、リフトに乗って大室山の頂上に向かいます。なお、大室山は徒歩での登頂が禁止されているため、リフトでしか登れないので注意してください。
大室山登山リフト 乗り物
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頂上を目指し、リフトはグングン登っていきます。
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山頂はすり鉢状、火口縁は遊歩道になっていて、歩いて20分ほどで1周できます。
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すり鉢の底はアーチェリー場になっていますが、僕たちがいる間は誰もやっていませんでした。
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起伏に富んだ遊歩道です。
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最初は景色だけ見て下山するつもりでしたが、風が気持ち良く、360度を見渡せるパノラマが気に入ったので、やっぱり歩いて1周することに。
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本当に素晴らしい景色です。
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途中には地蔵尊がありました。
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眺望の案内板です。
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このまま海に吸い込まれていきそうな道です。
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リフト小屋の対面側、大室山で一番高い位置に来ました。その向こうには、相模湾と伊東の街が見えます。
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伊豆には何度か来ていますが、こんなに素晴らしい景色が眺められるのに「しょせん小高い山だろ?」と思って今まで大室山に登らなかったことが悔やまれます。
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下りのリフトもまた良い景色、下に見えるのは伊豆シャボテン動物公園です。
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こちらがその入口です。今回は時間がないので行きませんが、またいつかは行ってみたいです。
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次は大室山から車で5分ほど、《象牙と石の彫刻美術館》に来ました。その名のとおり、象牙や色々な石でできた彫刻が展示されています。
象牙と石の彫刻美術館~ジュエルピア~ 美術館・博物館
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受付で入場料を支払うと、僕好みの可愛らしい案内係のお姉さんの説明が始まります。
こちらは全長70メートルはあろうかという、楊貴妃の半生を表した石像嵌の巨大な屏風です。 -
こんな感じです。これは食事の風景を表していますが、中には...なものもたくさんあり、子供を連れた家族連れは気まずくなること受け合い。でも内心、お父さんは大喜び(僕も)。
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こちらの木彫りの彫刻も見事です。
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お姉さんの説明が終われば、自由に見学です。
巨大な象牙。いくらぐらいするんだろう? -
正直言ってそんなに期待していたものではなかったのですが、いざ見学してみると驚愕です。ものすごく細かく精巧な彫刻で、見ていて飽きません。
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今にも飛び出しそうな鷹。象牙を彫り出して出来ています。
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象牙で出来た精巧な帆船、帆を繋ぐ細い糸もなんと象牙で出来ています。これはすごい!
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虫眼鏡で見てようやく分かる細部にまで彫刻がされています。ちなみに、この中に移っている観音窓は実際に開閉できるそうです。もう、ここまできたら人のなせる技じゃない!
他にもたくさんの展示物があり、放っておくと何時間でも見学してしまいそうでした。 -
象牙と石の彫刻美術館から車を走らせ30分、本日の宿、東伊豆の片瀬温泉《片瀬館ひいな》に到着。写真では見切れてますが、海岸沿いにあり、駐車場のすぐ後ろは海です。
14時にチェックインする予定でしたが、象牙の美術館が予想外に面白く長居してしまったため、15時のチェックインとなりました。片瀬館ひいな 宿・ホテル
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全体の外観はこんな感じ。そんなに大きくありませんが、綺麗にまとまっている印象です。
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中に入ってみます。
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畳敷きのロビーが気持ちいい。
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こちらでチェックインします。
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お部屋は10畳の和室、2人で充分な広さです。部屋鍵は2つあるので、風呂上りの待ち合わせは不要です。
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部屋はオーシャンビューを指定。
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窓からは相模湾が見渡せます(目の前の電線がちょっと残念ですが)。
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部屋で少し休んだ後は、お風呂に入ることにしました。こちらの宿には、大浴場の他に5つの無料の貸切風呂があり、そのうち4つは露天風呂です。ここから外に出たところにあります。
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その横には湯上り処。
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貸切露天風呂へは赤い欄干の橋を渡って行きます。
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こちらは「遠笠」のお風呂です。
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こじんまりとしていますが、遠くに海が見えます。湯加減もバッチリです。
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こちらのお風呂には「万二郎」という名が付けられていました。
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同じく向こうに海が広がっています。
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「万三郎」です。
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無料貸切露天風呂の中では、ここが一番大きかったかな。
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一番端にあった「天の川」です。
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ちょっと小さいですが、やっぱり湯に浸かると気持ち良いです。
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4つの無料貸切露天風呂を存分に楽しんだ後は、展望大浴場に来ました。
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展望大浴場の名のとおり、風呂からは海が一望できます。
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部屋数がそれほど多くないので、これくらいの洗い場で充分です。
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大浴場にも露天風呂が併設されています。こちらは、高い位置から柵越しに海原が楽しめます。
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女性は好きな浴衣を無料で選べるようで、妻もあれこれ手にとって悩んでいます。
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今日一日、色んなところに立ち寄りましたが、いたるところで売ってたのがこの「塩鰹茶漬け」です。ずっと気になっていて買おうかどうか迷っていましたが、館内の売店でとうとう購入しちゃいました。
自宅に帰ってからいただきましたが、あまりの美味さに妻と二人で「うまいうまい!!」と悶絶しました。 -
夕涼みに海岸沿いを散歩しました。海しかなくお店もなにもありませんが、海の風と波の音がとても心地よく、風呂で火照った身体がゆっくりと涼んでいきます。
片瀬温泉 温泉
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プールっぽいけど、埋もれてしまってます。
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さて、楽しみにしていた夕食の時間です。こちらの食事処「遊味茶屋」でいただきます。隣のテーブルとは、簡易な間仕切りで仕切られています。
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まずは前菜です。左上のガラス器から時計回りに「青豆、ゆば、山葵、ラディッシュの醤油ジュレ和え」「枝豆と鶏の松風焼き、筍の土佐煮、スモークサーモン寿司」「黒豆のゼリー寄せ」、食前酒は自家製の梅酒です。どれも丁寧に仕上げられています。
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前菜を終えたところで運ばれてきました、僕の愛しい人です。銘柄は忘れちゃいました。冷えたガラスの徳利に入った冷酒を、これまた冷えたお猪口に注いでグイッ。ぷしゅーっ(byワカコ)。
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こちらは「さわらのカルパッチョ」です。レモンを絞り、添えられたガーリックチップをまぶしていただきます。さわらの旨み、レモンの酸味、ガーリックの香りが三位一体となった抜群の美味しさです。
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お造りは「さざえ、まぐろ、かんぱち、いしもち」です。
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さらに別皿で「伊勢えび」のお造りも二人で1匹ついてきました。伊勢えびあまーい!
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ちなみに、お造りをいただく際につけるのは、右が醤油、左は塩酢です。塩酢は初めてですが、白身魚や伊勢えびをこれにつけていただくと、素材の甘みと旨みがいっそう際立ちました。
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大好きな「さざえのつぼ焼き」が来ました。エスカルゴバターが絡められています。
さざえのつぼ焼きは身と肝を全部一緒に食べるのが好きで、途中で切れてしまわないよう楊枝をゆっくりと回し、殻から全てを取り出したところで一気にパクリ!身の甘さと肝の苦味を存分に味わっているところに、殻に残った最高のスープを口の中に注ぎ込む。あまりの美味さと口福に、ため息しか出ません。 -
元気な仲居さんが「お待たせしましたー、金目鯛の姿煮ですー!」と、両手に大皿を抱えて運んできました。テーブルに置かれた瞬間、妻とふたりで「おーっ、すごい!」、仲居さんもドヤ顔で「すごいでしょうー!」、3人に満面の笑みが溢れます。
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僕は煮魚が大好きなのですが、身をほぐすのが恐ろしく下手くそなので、妻がほぐしてくれました(いつもゴメンね)。まずはほぐした身にきざみ生姜を乗せて一口...脂ののった白身に甘辛い煮汁が絡み、生姜が味を引き締めてくれます。
酒が進む進む!んでもって、もう我慢できん!仲居さんに「すいません、あの...」と声をかけたところ、「もしかしてご飯?」えーっ!なんで分かったの!? -
ということで、運ばれてきた白飯に、身と生姜を乗せたっぷりの煮汁をかけます。この瞬間、白飯が主食から最高の酒の肴に変身します。
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メインのひとつである牛ステーキの存在をすっかり忘れてました。それくらい金目鯛姿煮のインパクトは強いです。
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こちらはポン酢とおろし大根をつけ、さっぱりといただきます。
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ステーキの横では、活きた鮑が勢いよく焼かれています。バターを乗せレモンを絞っていただきました。鮑は生のコリコリした食感も良いですが、火を通した時の柔らかい食感がたまりません。
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食後のデザートは、自家製マンゴーのアイスクリームです。
こちらの宿の夕食、僕も大満足ですが、特に妻が「パパすごくいい宿みつけたねー!」と大絶賛。 -
夕食を終えた後は部屋に戻り、少し休憩してから、今度は無料の貸切内風呂に入りました。景色はありませんが、雰囲気が良く、妻と二人でゆったりと湯浴みを楽しみ、部屋に戻ったあとは波の音を聴きながら眠りにつきました。
[続きは中編をご覧ください]
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