2017/11/20 - 2017/11/20
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マリオットさん
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鯛は腐っても鯛と言われますが、愛車のベンツも「腐ってもベンツ」かもしれません。どうして車が腐るほどなのかと言うと、もう二十年目なのです。角ばったC200なのですが、ついに二十一年目の車検を迎えるので古すぎるため廃車にすることにしました。廃車の前にラストドライブをしようと、日本百名山では一番低い筑波山へ向かってみました。
旅行のサイトで車の話をしてもつまらないのですが、一応腐ってもベンツな話です。ここ数年はハイブリッドの国産車ばかり乗っていました。それでもベンツを乗り出してみると、マルチリンクサスペションの良さを感じます。ハンドルを切っても横Gを滑らかに吸収するような柔らかさを感じます。常磐道に入って速度を上げると、路面に吸い付いて安定するような走りになります。これは速度を増せば増すだけ安定し、高速走行を忘れるくらいでした。アウトバーンの国で設計されただけのことはあると感じました。
東京を出て高速を降りる所までは順調でした。おかしいと感じたのは、筑波山に近づいてからでした。古い車ですから、カーナビも20年前です。案内する道が、だんだん細くなっていきます。ついには民家の軒先の急坂を登る道になってしまいました。車一台がやっと通れる道から、最後に神社へ通じる大きな道に出ました。道が間違っていないか心配で写真も撮れませんでした。どうやら最短距離を案内してくれたようでしたが。
駐車場はネットを調べて市営駐車場がわかっていたので、鳥居の横を上へ行き第四駐車場に止めたのですが。歩いて行くと、もっと神社に近くて安い駐車場もありました。まあ、紅葉やお土産を見られて良いのだろうと、散歩がてらに坂を登っていきます。山門や本殿からケーブルカーのあたりは、紅葉が見ごろできれいでした。ケーブルカーが登っていくと、紅葉が覆う様な所もありましたが、上に行くにつれ枯れ枝の様な木々になってきます。頂上では、紅葉が終わり落葉してしまったようです。標高差で800メートルほどですが、気温の違いは大きいのでしょうね。
男体山の登り口がすぐ側なので、人の流れについて進んでみました。低い山だからでしょうか、はじめは階段が整備されていました。この程度は過去の登山経験からして楽勝と登って行ったのですが、最後の登りに岩場があったのには驚きました。さすがに百名山、簡単には登らせてくれません。
降りてからは食堂の並ぶ前を進み、もう一つの女体山へ向かいます。登り始めは名前の通り、緩やかな階段が続きます。途中にその名の通りに見える「ガマ石」の横を進み「セキレイ石」まで来ると食堂がありました。ここからはだんだん足元に石が多く見え、最後の山頂までは短いのですが女体の名前とは思えないほどの岩を登って着きました。先端の石に立つと、かなりの高度を感じて怖いくらいですが皆写真を撮っています。関東平野が一望できるような感じで、怖いながらも立って見る価値はあると思いました。
この日はケーブルカーで上り、ロープウェイで降りる片道切符を買いました。女体山駅からつつじヶ丘駅に降りてくると、下界はまた紅葉の季節に戻りました。ここからは連絡バスが神社前まで出ているため、それに乗って駐車場へ戻りました。登りも下りも大部分を乗り物に任せてしまいましたから、二つの山を登ったと言っても大した距離ではないのですが、日ごろの運動不足からか、足の筋肉が疲れを感じていました。麓の降りると紅葉の山が夕焼けに染まり、ひときわきれいな秋の山に見えました。
腐ってもベンツは、帰りも快調にエンジンを回し、お別れのラストドライブが終わりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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長いおつき合いでした。古くなっても、乗りごごちの良さと高速安定性は変わりなく走りました。
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あれ、市営駐車場の500円よりも神社に近い駐車場の方がお安い?
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名物はやはり「ガマの油」です。
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神社の山門や本堂の周辺は、紅葉真っ盛りでした。
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「連片」の切符を買いました。ケーブルカーで上って、ロープウェイで降りるため片道になるそうです。
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山頂に向けて出発です。
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出発すると、窓には紅葉が広がります。
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紅葉のトンネルの様な景色も。この時期は、夜にライトアップをしているそうです。
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800メートル上がると、すでに落葉していて冬の景色の様でした。
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あのくらいなら登れるかと、男体山へ向かいます。
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階段が整備されていて、ルンルン気分で登って行けました。
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それが突然頂上近くなると、岩場登りの様な道になってしまいました。一応山なので、リュックに雨具や水筒は用意してきたのでしたが、靴はウォーキングシューズでした。山を甘く見てはいけなかった。
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頂上からは、関東一望です。
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ケーブルカーの駅に戻って、次は女体山へ。
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なだらかな道で、すいすい進めます。
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頂上付近になると、どこが女体山なのか。短いながらも岩場を登りました。
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こちらからは、霞ケ浦が見えました。写真左側、木の先にちらりと見えている岩場に立つのは、ちょっとスリルがありました。
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ケーブルカーの乗り場へ、20分間隔で運行されていました。
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駅までの道は整備されて歩きやすい。
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麓の駅に着きました。
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また紅葉の世界へ戻りました。
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連絡バスで駐車場へ戻ります。
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夕陽に染まった筑波山。全山紅葉のように、オレンジ色に燃えていました。
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