2017年10～11月モロッコ　グランタクシーでメルズーガ（砂漠）からフェズへアトラス越え～モロッコ一周旅行記

2017/10/27 - 2017/11/07

モロッコをカサブランカ～マラケッシュ～ワルザザード～ティネリール（トドラ渓谷）～エルフード～メルズーガ砂漠ツアー～ミデルト～フェズ～タンジェ～カサブランカの順にまわりました。現地の人が行っている移動方法をできるだけ使って周遊しました。タンジェ～カサブランカはフランス製の新幹線開業が近づいており私たちのようなモロッコの人の生活に近い旅行情報はますます必要になると思いましたので投稿いたします。

エリア エルフード(モロッコ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

カサブランカ空港駅からマラケッシュまで鉄道で移動しました。
2等2人で276DH。（250km,3450円、1DHを実換算で12.5円とします）

結果的には2等は失敗でした。というのはカサブランカからマラケッシュに向かう列車は1時間以上遅れており2等車は大混雑だったためです。

以降は1等を利用しました。

（1等は6人がけで静か、2等は8人がけで乗り降り激しく落ち着かない、また現地の方の会話や携帯がうるさかったです。）

カサブランカ・アンファ空港 (CAS) 空港

マラケッシュはフナ広場から約10分のリアドに泊まりました。フナ広場に夜行くとビールＯＫの客引きがいます。ついていって建物の2階で飲めました。（ビール小瓶で625円、お通しナッツが375円。）

マラケッシュからワルザザードはＣＴＭ７：３０発で100km,2人で2310円。朝は早すぎてバスは動いていませんでした。タクシーでＣＴＭターミナルまで移動、250円。ＣＴＭバスは噂どおりの荒い運転で妻も私も久々にバスで酔いました。

ワルザザードはフランス軍の駐留地があったためかお酒に寛容な町でした。
ＣＴＭバスで着いた向かいの"GALAS"というレストランは結局モロッコで唯一メニューにアルコールが載っておりました。

またその同じ通りのスーパーでは売り場入口に警備員が立っていましたがアルコールを堂々と販売していました。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

ワルザザードの市場でカタツムりが人気でした。写真の小は63円。
醤油ダレ、サザエのつぼ焼きのような味で美味しかったです。
中の身を爪楊枝でつまんで食べました。

　夕方、アイトベン・ハットウにグランドタクシーで行きました。1時間半で片道30km、3375円。
　現地見学に30分しか時間とれなかったので民間バスで現地近くまで行ってそこからグランタクシーにすればよかったです。

Mercure Ouarzazate ホテル

ワルザザードからティネリールの7:30発の民間バスに乗りました。2人で150km、1250円。
ティネリールで日本人長期旅行客に人気のリアドフレールさんの現地パートナーの方と待ち合わせ。トドラ渓谷で楽しい午後を過ごしました。

ただし正直言ってこの宿のコスパはほかの宿と比較すると、あまりよくなかったです。

トドラ渓谷 山・渓谷

翌朝8時のエルフード行き民間バスに乗るためリアドを7時に出発。グランタクシーを2本乗り継いでバスターミナルへ。バス代は100km、1125円。エルフードからリアドマムーシュへの行き方が今回難しかったので宿の方に150DH（1875円）でチャーターをお願いしました。

Erfoud Le Riad Ex Riad Salam Erfoud ホテル

リアドマムーシュの砂漠へラクダ1泊ツアーに2人、8750円で参加しました。ラクダに乗って１時間、マムーシュさんのテントに到着しました。

テントで歓談、夕食後にラクダ使いさんのパーカッション演奏がありました。

砂漠ツアー終了後、フェズへグランタクシー乗り継ぎにチャレンジしました。

リアドマムーシュはエルフード～リッサニメルズーガ間道路から外れていたため、いったんリアドからメルズーガ経由でリッサニに向かいました。
その後グランタクシー間を徒歩移動し合計2人で80km、575円でエルフードに着きました。
グランタクシーで親切な中学校の英語の先生と一緒になり、おすすめのタジンのお店を教えていただき昼食をとりました。
エルフードからエルラシディアに2人で690円,60kmで移動しタクシー広場前のカフェでミデルトのホテル（サファリウイークエンド）を予約しました。
ミデルトまで1250円,100kmで到着し、ホテルおすすめのレストランメルズーガで夕食をとりました。

ミデルトからメクネスに2000円,150kmをグランタクシー直接行くことができました。メクネスはバスターミナル近くで降りることができました。昼食後バス375円,50kmでフェズに向かいました。

メクネス中央駅 駅

フェズ旧市街の宿に到着後、フェズ駅の下見に行きました。ここでほっとした妻がスイーツを食べたいと言ったことから、ノロまたはＯ１５７もどきに２人ともかかる羽目になったのです。

フェズ駅 駅

駅ナカのカフェでこのチョコケーキを食べた後、妻が急に苦しみだしました。どうもクリームの卵に問題があったようです。

悪いことに翌日は金曜日で薬局は休みでした。まだ元気だった私は妻からジュースやヨーグルトなら喉を通るといわれフェズの市場内を探しました。結局ジュースも腸は何も吸収できず、ポカリスエットが必要だったようでした。
その日はリアドに妻を残し一人で夕食をとりました。左は金曜の定番クスクス、奥は裏メニューの泡なしビールです。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

持参した正露丸やワカマツは吸収する前に排出されたらしく妻の悪寒や下痢はよくなりませんでした。一方私も、どうやら感染したようです。
朝一番で薬局に行きカプセルタイプの下痢止めと悪寒止めを買いました。（600円）
9時50分フェズ発1等4100円,250kmを購入し寝ながら移動しました。16時ころタンジェに到着しました。

フェズ駅 駅

タンジェ駅進入前に新型電車が現れました。調べてみるとタンジェ～カサブランカで建設がすすめられているモロッコ新幹線の先行投入車両のようです。旧宗主国のフランスのＴＧＶの導入なので新幹線ではなくＬＧＶというそうです。ＬＧＶ開通したらカサブランカまで1時間半になるそうなのです。ますますモロッコは魅力的な観光地になりますね。

タンジェ駅 駅

コンチネンタルホテルの近くの宿をとりました。二人ともお腹の調子が最悪ですが港町に来たのでシーフードレストランを探すことにしました。グーグルで検索して4.3のEscalier Waller(Chez B Mohamed)に行きました。
超繁盛店ですがなんとか入れました。魚介スープに続いて魚のアヒージョです。

タンジェ旧市街 (メディナ) 散歩・街歩き

メインは魚1匹丸焼きでした。ハウスジュースは飲み放題。その後デザートもついて二人で5000円とお値打ちのレストランでした。053-933-6326

翌朝、タンジェ港周辺を散策しました。ジブラルタル海峡のビューポイントでは対岸のスペインが見えました。2030年完成目標でＬＧＶ用海底トンネルが計画されているそうです。ヨーロッパとモロッコが鉄道で結ばれると、いっそう旅行がしやすくなりますね。

タンジェからカサブランカも1等で移動しました。（二人で4875円,300km）タンジェ～ケニトラ駅はＬＧＶ用に新線を建設（最高速度320km/h）し、そこからカサブランカまでは在来線の改良(220km/h)で結ぶそうです。ケニトラ駅では在来線と新線の接続線の工事が行われていました。

カサブランカでもお腹の調子はよくなりませんでした。しかし夕食はがんばってホテル近くのスナック・アミン・アダムに行きました。地球の歩き方に載ってた、3種の魚盛り合わせ1250円。

翌日はトラムでアイン・ディアブ海岸へ。

トラムは1回乗車券が100円。もう1回75円でチャージして乗ることができます。区間内はどこで降りても同じ運賃です。

アイン・ディアブ海岸は風が強かったですがビーチサッカーを楽しむ人であふれてました。モロッコは来年のワールドカップ出場できるそうですが、とてもレベルが高い草サッカーでした。

カサブランカ空港へ帰るため、カサ・ボヤージャー駅に向かいました。ＬＧＶの工事が始まっていました。

カサ・ボヤジャー駅ではＬＧＶと在来線の乗り換え工事がすすんでいました。開通が楽しみですね。