2017/11/03 - 2017/11/05
176位(同エリア406件中)
nyaiさん
キツネ村と温泉目的で訪れた2泊3日の東北旅行。
2泊目は青根温泉の名湯不忘閣に宿泊します。
昔、伊達正宗の保養所として利用され
この湯忘れまいと
不忘閣と名付けたそうです。
湯守の方が代々引き継がれ21代続いている
素晴らしいお宿でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー
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-
遠刈田温泉の少し奥にある青根温泉に1泊します。
大雨が降ったり止んだりで寒いので近くの足湯で
時間を潰し、それでも3時のチェックインまで
待てずに少しフライングしてロビーに入れてもらいます。 -
お部屋は別館1階にある4部屋のお部屋の中で1番手前に
位置する1心というお部屋でした。
入ってびっくり!
青根御殿がちょうど良い角度でキレイに見渡せる部屋でした。 -
和洋室のような広いお部屋。
-
寝室からも御殿が見える!
-
窓側から入口を見るとこんな感じ。
-
朝食を食べて部屋に戻ると
しっかり布団が片付けてありました。 -
トイレもウォシュレット。
この部屋は最近リフォームしたらしく
とても新しくキレイでした。 -
夜撮影したフロントロビー。
-
カウンターの裏にピコ太郎のサインがある!
-
フロントにあった井戸?
のような。 -
こちらの宿はとにかくお風呂が凄いのです。
まずこちらが蔵湯。
貸し切りOKで、フロント前にある大きな木のお札を持って
隣接する蔵の横を通って向かいます。 -
小さな神社の前を通って突き当たりに入口が。
-
重い木の引戸をガラガラと開けると
このような檜のお風呂が! -
大きな蔵の中にしっかりとした梁。
蔵を改築して檜の風呂にリフォームしてあるのです。
なんとも壮大な感じ。
檜の香りがとても心地良い。 -
やたらと広い檜の蔵湯。
洗い場はないので浸かるのみ。 -
檜風呂の対面に脱衣所が。
広いけどエアコンが2台あるので
寒さは感じないです。
ここから徒歩10歩位でお湯へ。 -
なんとも言えない静かで落ち着いて入浴出来る最高の湯です。
これは確かに貸し切りじゃないとだめかもですね。
他人と入る雰囲気じゃないです。 -
2箇所からライトが絶妙な角度で照らしてきます。
1人では少し怖いかもしれないけど、
とてもとても貴重な体験が出来るお風呂でした。 -
ここが蔵湯の入口。
ここに大きな木のお札を置いて
使用中とアピールします。
この中に入った所に簡単な鍵が付けてあり
鍵を掛けて入れます。
夜中も入れますが、朝は8時までということでした。 -
次に国の指定文化財に登録されている
建物の方に向かいます。
こちらが休憩所。
ストーブが焚いてあり常に暖かいです。 -
水やコーヒーが自由に飲めて
お菓子やこんにゃくおでんやお酒もあり。
ただ夕方にはすっかりなくなっていました。
何か味見しておけば良かったかなー。 -
昔の洗面所。
昔のまま。 -
マッサージ室もあり。
無料でした。 -
ここがこの宿1番の大きな湯
その名も大湯。
伊達正宗が実際に使用していた石枠が
そのまま利用されているのです。 -
大湯だけにとても大きいです。
梁がとにかく凄い。
夜8時までは女性専用、
その後は朝8時までは男性専用で、
12時間交代ということです。
ただ入口にその旨が、紙に書いてあるだけで
暖簾があるわけじゃないのでわかりずらく
女性の時間に男性が間違って入ろうとしている
所を見かけました。
紙には日本語と中国語でのみ書かれていて
内容も確かに理解しずらいかもしれません。 -
脱衣所はお風呂のすぐ横。
ここにも洗い場はないです。 -
こちらの宿のお風呂はとにかくライトの使い方が
とてもおしゃれです。
お湯もキラキラしてキレイに見えます。
そしてお湯も飲めるので柄杓も置いてあります。
ほとんどのお風呂に柄杓があり飲めるようになってますが、
私はこの大湯の湯が1番美味しく感じました。
そして何故か夜8時までの女性の入浴時間中、誰とも会わず、
貸し切りで利用出来ました。
しかも3回も。
三連休で満室のはずなのに。
今でも不思議でしょうがないですが、
沢山いたはずの女性の方々は夜8時までという
ことを知らなかったのではないかと
余計な心配をしてしまった。
朝8時以降の女性専用時間帯に入浴したのだろうか。
こちらの大湯と蔵湯がこの宿のメインなのに・・。 -
次に亥之輔の湯。
こちらは空いていれば鍵を掛けて貸し切りに
出来る唯一の半露天風呂です。
入口は腰を曲げてお茶室のように
小さな引戸を開け、くぐる感じで入ります。 -
昼間でも暗いのでストロボで写真を撮る。
御殿の石垣に隣接していて石垣に触れながら
入浴出来るという小さなお風呂。
この石垣は伊達正宗の保養所時代当時のものだそうです。
とても小さめなので2人用。
隣の洗い場付きのお風呂からの声が
良く聞こえてしまう位置にあります。 -
こちらが御殿湯2カ所のうちの1つ。
もうひとつはこれよりひと回り小さいので
ゆっくり浸かる風呂というよりは
唯一洗い場があるので身体を洗う為のお風呂ですね。 -
このようにシャワーはひとつ。
夜8時までは4人用の方が女性専用風呂になっていたので、
脱衣籠は常に満員。
私は髪だけは後で空いた時に洗おうと思い
何度もシャワー付きの風呂の空きを確認するために通うことに。
夜8時からは6人用が女性専用になるので
その方が空いてたんじゃないかと今は思う。 -
こちらが新湯。
夜8時から女性専用の時間帯でした。
あえてストロボなしで撮影しましたけど
ほんとにこの暗さです。
何度も通い、人が誰もいない時を見計らって
入りましたけど、余りの怖さに五分で退場。
この小ささなので2人が限界かと。
他人と入浴したら仲良くなれそうです。
こちらの石枠も伊達正宗時代の石をそのまま
利用しているそうです。 -
こちらが宿の昔の全貌です。
お風呂の位置や御殿の場所などは昔のままです。 -
温泉の成分表示。
源泉かけ流しで加温加水なしで
無色透明無味無臭。
お風呂によって温度だけは微妙に
変えているようです。
どのお湯もちょうど良くて
流石長年にわたり殿様の湯守をされていた
家系の温泉だなぁと実感しました。 -
こちらの宿は1階には4つしか部屋がなく、
ほとんどがこの100段位ある階段の上に
あるお部屋に泊まることになります。
お風呂も食事処も下にあるので
その度この階段を登ったり降りたりしないと
ならないのですよね。
洗い場付きの風呂が空いてるか、蔵湯の札は空いてるか
など頻回に確認したい事があるので
上の部屋はちょっと大変なんじゃないかなぁ
と思いました。 -
夕食は7時から部屋食で頂けました。
-
上品な味付けで
出汁が効いていてほんとに美味しい! -
伊達家の家紋が入ったお椀。
この家紋は滅多に世間に出回らないそうです。 -
白石名物うーめん。
素麺の油を使用してないバージョンです。 -
朴葉焼きのゆで卵の半熟加減が絶妙。
お魚も美味しい! -
無花果の天ぷらって初めて食べたけど
柔らかすぎず固すぎずちょうど良い食感で
美味しかった。 -
美味しいご飯セットのあと、デザート。
お芋のプリンが甘過ぎずに美味。
仲居さんはこの部屋専属の方なのか
チェックイン時のお風呂の説明も
夕食の配膳も同じ方に来て頂けました。
とても丁寧で良い方でした。 -
これが部屋の鍵です。
2つあるので別々の風呂に行く時は
とても便利です。 -
朝お風呂の帰りに指定文化財になっている
建物の2階部分を探索。 -
御殿が1番近くに見えてゆっくり出来るのは
ここですね。 -
窓から見える御殿。
-
ここが通常の食事処です。
今回は三連休の満室ということで
私達はこちらでは食べられませんでした。 -
歴史を感じる廊下や襖。
-
私達が朝食を頂いたのはこちらの別館2階の大広間。
畳100畳もあります。
ここに二家族だけで頂きます。 -
この朝食がまたとても美味しく、
ひとつひとつが丁寧に手が込んでいるのが
分かります。
そして新米ひとめぼれが美味しくて
おかわりをしてしまう。
ご飯はいつもはあまり食べないのに
これだけ美味しいと
やたら食が進んでしまいます。 -
朝も雨が降ったり止んだり。
雨上がりの御殿と紅葉が
とても素晴らしい!
そういえば夜はぼんやりとライトアップしてました。 -
朝8時50分にフロントロビーに集合し
女将さんが案内してくれる
御殿見学ツアーに出掛けます
フロントから大湯のある
指定文化財の建物から連結しているので
外に出る必要はなく、
20人くらいでぞろぞろと女将の後をついて
回ります。 -
沢山の資料や書物などが大切に保管されてます。
女将が手慣れた感じで説明してくれます。 -
ここは2階の角部屋で、
数年前のJRのCMや
東北電力のCMに使われた場所だそうです。 -
鎧。
手前はお姫様のお弁当箱。 -
伊達正宗だ。
-
これが御殿からの景色。
はるか遠くの仙台の方まで
見渡せるとか。
この建物が指定文化財になっている
大湯のある建物で、
横の白い所が私達の宿泊している
別館です。
1心の部屋はこの位置じゃないと
見えないのです。 -
御殿は何度も焼失しているので
復元された建物ですが、
このガラス戸などは
明治大正時代のなんとも言えない
ノスタルジックな感じで、
紅葉も良く映えます。 -
お殿様は馬追いを楽しんでいたとか。
30分位でツアーは終了で、部屋に戻ったら
すでに9時半。
もうチェックアウトの時間です。
御殿は古く、とても寒いので
厚着をして行く必要あり。
ダウンコートに靴下二枚履きでも
身体が冷え切ってしまいました。 -
御殿ツアーで冷え切った身体を大湯の足湯で
温め、この部屋から見える御殿の景色を充分
楽しみ、チェックアウト。
不忘閣、とても素晴らしい宿でした。
21代この規模の湯守を続けてきた事は
とても大変な事だと思うけど
この先もこのお湯をこの建物を
守っていって欲しいと切に願います。 -
帰りの遠刈田温泉付近の公園に隣接した
キャンプ場の紅葉がキレイで
ちょっと寄り道。 -
何という所なのかは分からないけど・・。
-
あー
これが見たかった!
と思える真っ赤な紅葉をしばし楽しむ。 -
今年の紅葉は急に寒くなったりで
色がまだらになるとか言ってたけど
こういう事なのかな。
でもなんともキレイでこれもありです! -
山の中なので天気が曇ったり晴れたり
のサイクルが速い。
青い空に真っ赤な紅葉はやっぱり見たいです。 -
私達以外誰もいない。
キャンプの片付けをしてる方が
数人遠くに見えるだけです。
こんなキレイな紅葉スポットがもし東京に
あったら大変なことになってしまうでしょう。 -
帰りは白石蔵王駅を12時58分発の
やまびこ140号で東京へ向かいます。
可愛いキツネに癒され、美味しいご飯と
歴史を感じる温泉宿に宿泊でき
大変満足出来た東北旅行でした。
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