2017/10/26 - 2017/10/27
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ダイスケitさん
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毎年一度は紅葉を見たくなる。昨年は10月下旬に仙台から栗駒山方面ドライブ、一昨年も10月下旬に沼田・金精峠・奥日光方面ドライブに日帰りで行っている。今年もどこかに行きたいと思っていると、10月初め頃にテレビで最近の人気ナンバーワン温泉として露天風呂で有名な群馬県宝川温泉の紹介を行っていた。水上温泉の近くであり、同じく近くの谷川岳には紅葉の時期には20年程前に、夏には数年前に行っているので土地勘や馴染みがあり、紅葉も見頃で仕事や女房の都合も良い10月下旬の平日に、今度は一泊で行こうとなった。
テレビを見てから暫く経った頃、宝川温泉に一軒しかない汪泉閣にウェブで予約を入れようとすると、すべての日が満室となっている。テレビの影響は大きいようだったが、ここは日帰り施設も充実しているので、次善の策として、近くの適当な旅館(ホテル)に宿泊して、紅葉と日帰りの宝川温泉を楽しむべく予約を行った。
最近は、ビッグデータと称してインターネットにアクセスすると、ネットショッピングを行った物や旅行の案内がYAHOOやGOOGLEのホームページ横に出現するようになっている。実際に購入や予約したものだけではなく、探したり検討したものまで手を変え品を変えて出てきている。旅館の予約はもう済んでいるので、それらの広告は無視していたが、旅行の1週間ほど前に何となく汪泉閣の広告をクリックしてみると、何と希望日に1室だけ空きが出ていた!これ幸いと、詳細条件は未確認のまま予約を行った。予約後、じっくり調べてみると、本館角部屋、食事室での会席料理という比較的グレードの高いものだったが、それでも一人18,000円と人気の割には利用しやすい料金だった。最初に予約した旅館は、申し訳ないがキャンセルだ。旅行全般について言えることと思うが、大まかな計画で予約を行い、直前にスケジュールが確定してくると、キャンセル料が発生する前にキャンセルをするという人が多いようだ。今年は、10月21日と28日の週末に台風接近があったので、週末だけではなくその間の週日も尚更キャンセルが多かったのかもしれない。
いずれにしろ、台風21号と台風22号の間の秋晴れの2日間に、水上温泉近辺の紅葉と温泉を楽しむことが出来た。訪れた先は、以下の通りとなる。
□奈良俣ダム(1日目)
□照葉峡(1日目)
■宝川温泉汪泉閣(1日目泊)
〇宝泉峡(2日目)
〇一の倉沢(2日目)
〇谷川岳ロープウェイ(2日目)
□は前回、■は今回、〇は次回の紹介となり、今回は、一日目に宿泊した宝川温泉汪泉閣周辺、露天風呂周り、食事の模様となる。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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照葉峡から急いで宝川温泉にやってきて、汪泉閣にチェックインしたのは16時過ぎになっていた。明るいうちに露天風呂に入るべく、部屋にも急いだ。ここには宿が1軒しかなく、宝川温泉といえば汪泉閣のことを示すことになる。
手前にトイレと洗面所の一角があり、その奥には12畳ほどの広い和室。その向こうには小さな卓と2脚の椅子が置かれていた。 -
雪見障子の外には、宝川の流れが見えている。
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窓の外にはちょっとしたテラス(ベランダ)があり、外にでてみると部屋は本館の角部屋となっていた。
そのテラスから見える宝川の上流方向。 -
宝川の下流方向。あの吊り橋を渡って露天風呂に行くようだ。
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早速浴衣に着替えて、女房と露天風呂に出掛ける。
吊り橋の上から、露天風呂の方向を見る。 -
吊り橋周辺は、外国からの観光客が多かった。日本人よりも多いようだ。皆、カメラを片手に景色を撮ったり、記念撮影をしている。
橋の向こう側は宿泊ゾーン、こちら側が露天風呂ゾーンになっていて、向こうの建物から出てきて、露天風呂に行くことになっている。この橋の際の建物は、食事処「竹庭」にもなっていた。 -
右側の建物は戦前に建てられた第一別館で、ここも宿泊出来るようになっている。
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紅葉の木々の向こうに、露天風呂「子宝の湯」の屋根が見えている。
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子宝の湯。
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川の流れは、結構速い。
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これは反対の上流側の景色で、左の建物の本館1階の角が我々の部屋だ。
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橋の上で何度も風景の写真を撮ったり、記念撮影をしたりして、なかなか露天風呂まで行けない。
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それでも17時過ぎになって、カメラを部屋に置いてきて、露天風呂へ行くことになった。ここは、混浴露天風呂が3つ、女性専用露天風呂が1つあるのだが、脱衣場は別々だし、女性はいずれも宿が用意しているタオル地の肩から下のワンピース様のものを着て入るので、混浴もまったく気にならないようだ。現に女房もその服(?)を着て混浴風呂に入ったし、欧米の女性もアジアの女性も、皆平気で温泉に浸かっていた。むしろ、小さなタオル一枚で前を隠しながら入る男性の方が、恥ずかしがって小さくなって入っていたようだ。
3つある混浴露天風呂(摩訶の湯、般若の湯、子宝の湯)は、裸のまま移動して入ることが出来るのだが、男性はタオル一枚で移動するにはちょっと辛い感じだったものの、女性は例の服を着ているので堂々と移動することが出来るようだった。
40分ほどの間に、私は次々と3つの露天風呂に入ったが、女房は2つだけだった。3つ目は橋を渡って川向こうに行かなければならないので、ハードルが高い。風呂ではもちろん撮影は禁止されているので、露天風呂での写真は撮っていない。 -
入浴後の夕食は、食事室「竹庭」での会席料理だった。
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並んでいる料理は、中央に前菜、右に小鉢に入った刺身、左に網焼きの上州牛と釜飯。
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前菜。
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マグロの山掛け、タコ、イカ、桜エビ、湯葉の刺身。
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後から、茶わん蒸しと岩魚の塩焼きと海老の天ぷらが出てきた。
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釜飯が炊き上がったころに、熊汁が出てきた。熊の肉を食べるのは初めての経験だったが、特に問題はなく逆に「なんだ、こんなものか」という感じだった。宿の方の話では、この辺りにも熊はいるが、肉は北海道から取り寄せているとか。
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最後に、デザートとお茶。
少し野暮ったい田舎料理ではあったが、満足出来る食事だった。 -
食事を終えて部屋に戻ると、最初に入った時には余り感じなかったが、川の流れのザアザアという音がうるさいほど聞こえてくる。
テラスに出て、夜景の撮影もトライ。三脚持参が役立った。 -
川の先の「子宝の湯」の上にあるお堂が、アクセントになっている。
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朝5時起きで家を出てきたので、ザアザアという音を気にしながらも早めに就寝となった。
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2日目朝。
6時過ぎに起きたが、露天風呂は体を洗うようにはなっていないので、まず内湯に入浴。次に、露天風呂。ほとんど人はいなくて、朝の冷気のもと、気持ちがいい。前日は暮れなずむ頃だったので周辺が良く観察できなかったが、庭と川と山と露天風呂が一体となって趣きある風景を形作っているのが良く判る。
風呂から上がって部屋に戻りカメラを持ち出して、朝の風景を撮り始めた。吊り橋の上からは、朝冷え込んだので、前日の夕方にはなかった湯煙が見えている。気のせいか或いは日の当たり具合か、それとも本当に紅葉が進んだのか、山肌の紅葉が昨夕よりも鮮やかに見える。 -
入浴シーンの撮影はNGだが、風景の一部としての露天風呂は、人がほとんどいないことと、もし人がいても女性が例の浴衣(よくい)着用での入浴なので構わないだろうと、露天風呂を含む川縁の風景を撮りに行ってみる。
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この不思議な小屋を通過して、露天風呂ゾーンに行くようになっている。
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小屋の中は、天狗の面や色んな彫刻・お札などが並べられていた。
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一番手前に、「摩訶の湯」がある。
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「摩訶の湯」の先にある「般若の湯」を通り過ぎて、振り返って見る。右側に「般若の湯」の一部と、川向こうの「子宝の湯」が左側に見える。この時間帯には、ほとんど入浴客はいなかった。
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露天風呂周りの紅葉には、まだ少し早いようだ。
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子宝橋を渡って、「子宝の湯」の方へ行く。
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「子宝の湯」が3つの露天風呂の中では一番大きく、一部は屋根付きのお堂が覆いかぶさるような形になっている。
そのお堂の上から見下ろした、湯面。スケッチをしている人が一人いたが、朝早いからか入浴客は誰もいなかった。 -
再び、子宝橋の上から「摩訶の湯」方向を見る。
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左に「子宝の湯」、右奥に「般若の湯」。
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対岸の「子宝の湯」のお堂。
この宝川温泉には、日帰り客専用の「宝川山荘」という建屋が別にあるが、入浴はこの4つの露天風呂に入ることが出来るようになっている。ただ、日帰り客は昼間だけの利用なので、朝晩の入浴は宿泊客だけの特権だ。 -
綺麗に紅葉しているもみじも見掛けた。
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山肌に朝日が差してきた。
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朝7時15分の景色。
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朝の露天風呂周辺と山間の紅葉の撮影に満足して、部屋に戻る。
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朝食前の2度の入浴と散歩でお腹をすかして、夕食とは異なる朝食会場へ。
バイキングスタイルだったが、和食を選択。会場には数十人いたが、やはり外人グループが目立つ。欧米人とアジア人は、同じぐらいの比率だった。 -
ゆっくりと朝食を摂って、チェックアウトは9時前だった。車を置いてある駐車場に着く前に、最後の一枚。今日もいい天気だ。
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汪泉閣の入口となる大手門。ここからが、宿の敷地となるようだ。
一週間前のキャンセル空きを見つけて泊まることが出来た、宝川温泉汪泉閣。少し古い鄙びた温泉宿だったが、露天風呂と川の流れが織りなす紅葉が始まった山間の風景は、見事なものだった。人気ナンバーワンというのも頷ける。外人も喜ぶはずだ。
この後は、宝川をもう少し上流側に行った宝泉峡と谷川岳に行く予定だ。
(続く)
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