2017/10/03 - 2017/10/04
1099位(同エリア3281件中)
夢道乗光さん
世界文化遺産・日光東照宮の陽明門が平成の大修理を終えて約4年ぶりにお披露目され一般公開。旅行会社のパンフレットで盛んに日光東照宮巡りが宣伝広告されているので、蘇った陽明門を一目見たくなり仙台からの帰り道に立ち寄ってみました。
国宝の陽明門をはじめ、眠り猫や三猿など日光東照宮の目玉となる建造物が新たな姿で公開されるのはこの先100年はないと言われているだけに期待で胸は膨らみます。
宮城県秋保温泉から東北自動車道を一気に南下し、約270km離れた日光を目指して走りました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 自家用車
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第二いろは坂の途中にある明知平レストハウス。
華厳の滝や中禅寺湖を間近に見ようと明知平ロープウエイに乗って鳥になったような気分で展望台に向かいます。 -
明知平ロープウエイから見る山々の景色。
紅葉には少し早かったです。 -
標高1,373mで天気の良い日には筑波山も見えるようですが、靄で遠くが見えません。
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瞬間的に中禅寺湖が見えました。男体山が見えず残念。
2万年前に男体山の噴火でできたという中禅寺湖
(湖面の標高1,271m、周囲25km、最新161m) -
あいにくの靄で華厳の滝と中禅寺湖の絶景がはっきりと見えません。
視界が悪く満足に華厳の滝が見れなかったので、ロープウエイで明知平に戻り、愛車でいろは坂を上りました。 -
エレベーターで岩盤の中を一気に100m下り、観瀑台へ行き華厳の滝(高さ97m、幅7m)を目の前で観賞。
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華厳の滝を見た後は日光東照宮へ。
日光東照宮の社号標 -
平日といえども観光客でいっぱい。さすが世界文化遺産・日光東照宮は外国人観光客も多く国際色豊かです。
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石鳥居(一の鳥居)
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九州筑前(福岡県)藩主黒田長政公により奉納されたという石鳥居から陽明門を望みます。
左側に鼓楼、右側に鐘楼 -
若狭の国(福井県)小浜藩主酒井忠勝公によって奉納されたという五重塔
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神厩舎には猿の彫刻を施した8枚の浮彫画面があります。この8枚で猿の一生が描かれており、ひいては人間の平和な一生の過ごし方を説いたものとなっています。
平成の大修理で猿の目はパッチリとして愛嬌のある表情です。
人間の一生が風刺され猿の彫刻が並んでいます。
<①赤ん坊時代>
子猿を引き寄せた母猿が手をかざして遠く(実り多い子供の将来)を優しい眼差しで見つめています。子猿は信頼しきった表情で母猿の顔をのぞき込んでいます。 -
有名な「見ざる」「言わざる」「聞かざる」の三猿
<②幼年期>
両手でそれぞれ耳、口、目を押さえた三匹の猿。いわゆる『見ざる、言わざる、聞かざる』の三猿の教え。物心のつく幼少期には、悪いことを見たり、言ったり、聞いたりしないで、良いものだけを受け入れ、素直な心のまま成長せよという教えが暗示されています。 -
<③独り立ち直前>
孤独感の漂う、いくらか苦渋の表情をした一匹の猿が座ったまま将来を見つめています。自力で『独り立ち』しようとする姿が暗示されています。 -
<④青年期>
口をきっとへの字に曲げ、天を仰ぎ見る二匹の猿。右側には青い雲がたなびいています。『青雲の志』を抱く青年期が暗示されています。 -
<⑤挫折と慰め>
崖下を覗き込む猿とその猿を慰める猿、崖っぷちを飛び越えようとする猿。まっすぐ人生に立ち向かおうとするなかで立たされる崖っぷち。慰め慰められることを体験しながら、挫折を乗り越えて行こうとする姿が暗示されています。 -
<⑥左側は恋に悩む猿>
あぐらをかいて思い悩む猿とその横で木の枝にぶらさがっている猿。伴侶を得るための恋愛中の悩ましさが暗示されています。
<⑦中央の猿は夫婦で乗り越える荒波>
結婚して仲むつまじい2匹の猿ですが、2人の前には『人生の荒波』を暗示する波が横たわっています。
<⑧右側はお腹の大きい猿>
妊娠してお腹が大きくなった一匹の猿が彫られています。子猿もやがて母猿になります。親になって知る苦労や喜び。子供が生まれると、物語は(1)の赤ん坊時代に戻ります。 -
御神宝をしまってある校倉造の上神庫
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陽明門は1日見ても飽きないところから「日暮れの門」と呼ばれており、
外国人観光客がうっとりと鑑賞しているのが印象的でした。 -
最先端の技術と熟練の技で40年ぶりの大修理を終えて豪華絢爛に甦った陽明門
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日本で最も美しい門と言われている陽明門だけに あまりにも豪華絢爛なので絶句。
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陽明門には故事逸話や子供の遊び、聖人、賢人など500以上の彫刻が施されています
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建物には漆や極彩色が施され、柱などには数多くの彫刻が細部にまで飾られ豪華絢爛な美しさは圧巻。
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東回廊の奥社への入口頭上にある眠猫(有名な左甚五郎作)
裏で雀が舞っていても「猫も寝るほどの平和」を表しているとか -
眠猫の説明文
牡丹の花が咲く下に日の光を浴びて子猫が転た寝しているところで日光を現わす絶妙の奥義を極めている -
眠り猫の裏面にいる雀たち
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バランス良く配置された社殿群が荘厳な宗教的空間をつくりだしている境内
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陽明門の右側の回廊も豪華な造り
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あまりにも色鮮やで見入ってしまいました。
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日光東照宮を観光した後は鬼怒川温泉で宿泊しました。
鬼怒川温泉は江戸時代に発見され、当時は日光詣の僧侶や大名のみが入ることを許されたと言われる由緒のある温泉です。 -
鬼怒川を見下ろす眺望の良い部屋から里山や鬼怒川を間近に感じることができました。
翌日は日光宇都宮道路を走った後は一気に東北自動車道・圏央道・新東名高速道路を走り名古屋に帰って来ました。
かくしてフェリー&ドライブは無事に終わりましたが、往路はフェリーだったので長距離を走った割には大して疲れず楽でした。(仙台港からの走行距離888km)
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