秋のレッサーパンダ紀行【６】 千葉市動物公園　新天地での活躍を楽しみにしているよ！！ 源太君のお別れ会！！

2017/10/28 - 2017/10/28

日本のみならず世界に子孫がいる風太君ですが、千葉市動物公園にいる直径男子は息子のクウタ君、クウタ君の息子の源太君の２匹のみです。
クウタ君はメイメイちゃんとのペアで風太父さんにもひけを取らない繁殖実績を残してくれましたが、超主流の血統と言う事もあり源太君はなかなかお相手が現れず、ここまで独身を貫いてきました。

そんな、源太君にいよいよ変化の時がやってきました・・・東武動物公園へのお婿入りが決まったのです。
本当を言うと千葉に残ってお嫁さんを迎えて欲しかったし、現在の東武には高い確率で繁殖が期待できる女の子はいないので、必ずしも前途は洋々ではありませんが、この移動が源太君にとっていい契機になってくれればと願っています。

源太君、新天地での活躍を期待してるよ！！


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 千葉市(千葉)

今朝は早起きし、伊丹空港から空路で羽田空港へ、羽田からはモノレール＋JR+モノレールの乗継で千葉市動物公園へやってきました。
どこで躓いたのか予定よりは若干遅れて１１時４５分頃到着しました。

千葉市動物公園の入園料は大人７００円ですが、千葉都市モノレールのフリーチケットを提示すると２割引きの５６０円になります。

今日の訪問理由は、１０月３１日に東武動物公園へ移動する源太君のお別れ会への参加です。

お別れ会は１３時からレクチャールームでなので、それまではレッサーパンダ舎で過ごします。
千葉市動物公園のレッサー舎には屋外放飼場が５つ、屋内展示室が２つ、予備放飼場が１つあります。

向かって一番左の放飼場とそれにつながる屋内展示室には写真のゆい・ゆうの双子姉妹とメイメイお母さん。

メイメイお母さんは木の上でお昼寝。

お隣の屋内展示室＋予備放飼場にはメイタちゃん。

メイタちゃんはいろいろと動きのあるバックヤードが気になって仕方ない様子。

メイタ君・・・じゃなかったメイタちゃんのお隣の放飼場には千葉ズーの御大・風太君。
千葉ズーの御大と言うか、日本のみならず世界に子供、孫、ひ孫、玄孫がいる風太一族の長です。

東屋でお昼寝。

風太君のお隣は息子のクウタ君。

クウタ君はお気に入りの樹上・・・トレードマークの頭の毛並みが素敵。

そして、右端の放飼場に今日の主役である源太君です。

源太君は２０１２年７月３日生まれ、お母さんはメイメイちゃん、お父さんはクウタ君、双子の妹に風菜ちゃん（現、富士サファリパーク）がいます。

１２時１５分頃にクウタ君収容です。

収容前にプチリンゴタイム。
今日のご担当は名物？キーパーのHさん、リンゴタイムの掛け合いが本当に楽しいのです。

クウタ君のリンゴ食べポーズ・・・変わらないなぁ。

この姿を見るだけで千葉ズーに来た甲斐があるってものです。

「ねぇ、まだリンゴあるよね？」

「ねぇ、僕は分ってるんだから」

貰えた！！

相変わらずの名コンビぶりでした。

クウタ君と交替で娘のみいちゃんが登場です。

基本的には各放飼場ともに終日展示なのですが、飼育頭数の関係で現在はクウタ君の放飼場のみお昼頃にみいちゃんへの交替が行われます。

みいちゃんにもプチリンゴタイム。

「リンゴあるよ」

こちらは相変わらずのラブラブっぷり。

ラブラブと言うと、来月に長崎佐世保の九十九島動植物園森きららから移動してくるライム君のお相手の第一候補はみいちゃんとのことです。

今日の主役の源太君のところにも顔を出すキーパーさん。

慌ててアスレチックから降りる源太君ですが、様子見だけだったようでキーパーさんはすぐに行ってしまいました。

１３時からレクチャールームで源太君のお別れ会。

園長さんのご挨拶の後、担当キーパーさんより源太君のエピソードが語られました。
とても活発な男の子で、特に赤ちゃんの時の初展示直後に活発過ぎてケガをして即展示中止となったのは語り草になっていて、今まで飼育したレッサーの中でケガで獣医さんに掛かった回数が一番多いのが源太君とのこと。

先ほどもご紹介しましたが、

源太君は２０１２年７月３日生まれ、お父さんはクウタ君、お母さんはメイメイちゃん、兄妹に風菜ちゃん、まいちゃん（現、大牟田市動物園）、みいちゃん、メイタちゃん、ゆうちゃん、ゆいちゃんがいます。
メイメイお母さんはお母さんは多摩時代にもアズキちゃんとダイズちゃん（現、那須どうぶつ王国）を出産しているの彼女らは異父の姉となりますね。

メイメイちゃんの子供の中で唯一の男の子が源太君となります。

初めて巣箱を開けてみた日。

性別判定。

ママと妹と放飼場に出てきた日。

東武動物公園にも会いに行くからね！！

お別れ会の後はリンゴタイム。

今日は源太君のお別れ給餌となりますが、いつもの順番を崩さずに向かって左の放飼場から。

なかなか降りてこないメイメイお母さん＆ゆいゆう姉妹でしたが、

Hさんがリンゴを見せて呼びかけ、最終的には母、娘揃い踏み。

続いて風太じいちゃん。

今年１４歳ですが、毛並みもいいし、食欲も旺盛・・・なんだったら千葉レッサーの中で今現在で一番調子がいいのが風太君かもとの事。

そんなじいちゃんの様子（と言うかキーパーさん・・・と言うかリンゴ）を眺めるみいちゃん・・・さっきリンゴもらったのに、食いしん坊さん。

あの話題になった立ち姿に代わり、ちょっと小首をかしげ左手を出してリンゴを要求する仕草が最近の風太君のキメポーズの様に思えます。

みいちゃんのところにキーパーさんが来たよ～。

分かり切ったことで、今更ながらの事ではありますが・・・みいちゃん、激カワ。

肩乗りみい子。

そして、右端の源太君の放飼場へ。

「源ちゃん、降りといで～」

しらんぷり（苦笑）

アスレチックから降りてはこそしないけど、その場でアクロバティックリンゴ。

うまうま・・・東武のリンゴも美味しかったらいいね。

お別れ会スペシャルの特大リンゴを見せた時だけ思わず地上に降りてきました（笑）

あ～、お顔隠れちゃった（苦笑）

最後のリンゴは再びアスレチックの上で。

これで公式には源太君のお別れ会は終了です。
源太君は１０月３１日に東武動物公園へ移動、千葉での展示は３０日までとなります。

いつもの順番通り最後は屋内舎でメイタちゃんのリンゴタイム。

ほんと可愛いメイタちゃん

やっぱりどこからどう見ても女の子ですね（笑）
キーパーさんのお話によると、メイタちゃんは男の子としての婿入り先も決まってたそうですが、女の子と判明したため当たり前ですが破断になりました・・・ちなみにメイタ君としての婿入り先は源太君の婿入り先の東武とは別の園だったそうです。

リンゴタイムも終了し、１５時を過ぎ雨も強くなってきたのでそろそろ帰ろうとしていると、キーパーさんが再び源太君の放飼場へ。

プチリンゴタイム。

日本中、いや、世界中に子孫がいる風太君＆チィチィちゃん（すでにお星様）ですが、千葉に直系として残っているのはクウタ君のみ、そして、源太君はクウタ君の長男にして、現段階で唯一の男の子・・・源太君には出来れば千葉の次世代の大黒柱になって欲しかったですが、こればっかりは仕方のない事ですね。

東武では当面はココロちゃんとペアリングするか、あるいは新しい若い女の子が入園するまで単独展示となるのかは分りませんが、これも、出来れば源太君の経験値を上げるためにも、また、ここのところ単調な展示となっている東武のレッサー展示に新しい風を吹き込むためにも、是非、ココロちゃんとの同居展示をして欲しい、少なくとも試みて欲しいと願っています。

源太君の新天地での活躍を願っています。

源太君、新天地での活躍を期待してるね！！

千葉都市モノレールの動物公園駅の構内に風太一族のモニュメントが出来ていました。

向かって右が風太君、左がチィチィちゃん、中央の双子が長男＆長女のユウタ君（現、秋田市大森山動物園）と風花ちゃん（現、周南市徳山動物園）です。