５年に一度開催される山北町（足柄上郡）の御峯入り行事の紹介。地元文化の継承により、登場人物は全員、地元出身の演技で構成されている。<br /><br /><br />【ニュース】タウンニュース足柄版12月10日号より<br />モロッコ王国の首都ラバトで2022年11月30日に開催された「第17回ユネスコ無形文化遺産文化遺産保護条約政府間委員会」で、山北町共和地区に古くから伝わる民げ芸能「山北のお峰入り」を含む日本各地41件の民芸芸能が「風流踊」として、無形文化遺産保護条約の「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に登録がきまった。

お祭り：５年に一度開催される山北町（神奈川県足柄上郡）の「お峯入り」行事の紹介。ユネスコに登録された奇祭。

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2017/10/08 - 2017/10/08

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#歴史・芸術

ムッシュさん

５年に一度開催される山北町（足柄上郡）の御峯入り行事の紹介。地元文化の継承により、登場人物は全員、地元出身の演技で構成されている。

【ニュース】タウンニュース足柄版12月10日号より
モロッコ王国の首都ラバトで2022年11月30日に開催された「第17回ユネスコ無形文化遺産文化遺産保護条約政府間委員会」で、山北町共和地区に古くから伝わる民げ芸能「山北のお峰入り」を含む日本各地41件の民芸芸能が「風流踊」として、無形文化遺産保護条約の「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に登録がきまった。

エリア

秦野・松田・足柄(神奈川)

旅行の満足度: 4.0

2017年開催のポスター
本来なら、2022年開催の予定であったが、コロナ後遺症関係で、開催見送りとなっていた。
行事は、JR御殿場線山北駅隣接の広場で、行列、演舞が行われた。そのあと、山中に移動して奉納される。
開始時間前の待機中。
「お峰入り」とは、山中で修行を行うことを意味する。
山北のお峯いりは、修験道の儀礼が芸能化したと考えられている。
演技は、8種類11演目あり、約80人の男性が演じる。
史料で記録に残るっているのは、文久3年、1863年、８月16日にさかのぼる。

「道行（入場）」
お峯入り出演者一同が行列を組み、笛・太鼓の囃子に合わせてにぎやかに練り歩く。
古い衣装道具を見本に、新調し、口伝えで伝承された。
近年は、五年おきに公演されている。
記念公演は、2023年10月8日に予定されている。

【みそぎ】
張りボテの大きな男根を背負った女装のおかめが派手な着物の裾をからげ、色幣【しきへい】を持っておはらいする。

【五色踊り（ごしきおどり)】
おかめが歌と太鼓に合わせて踊り、おはらいをする。歌は陰陽でいう、五行の色（赤・黄・青・白・黒）にちなんだ歌詞である。

【みそぎ】
張りボテの大きな男根を背負った女装のおかめが派手な着物の裾をからげ、色幣【しきへい】を持っておはらいする。
【みそぎ】
張りボテの大きな男根を背負った女装のおかめが派手な着物の裾をからげ、色幣【しきへい】を持っておはらいする。
【鹿枝踊り（かしえおどり）】
台弓、奴【やっこ】、万燈【まんとう】、ほろかご、弓、先箱の24人が行列で踊る。
台弓の「ヒィーヤーヒィー」の掛け声に始まり、太鼓や歌が入る。
万燈の振りや足を後方に跳ね上げる動作などは大名行列のお練りに似る。歌は4番まであり、伊勢、鹿鳴、熊野と修験道の行場の地名が歌われる。