弾丸！女ひとりインド！～④DAY3 タクシーチャーターでアグラまで～

2017/10/05 - 2017/10/09

ずっと行きたくて行けてなかったインドに、超弾丸で行ってきました。
今まで数十カ国を旅してきたけど、インドに行ってなかったのは旅人たちから「女一人では絶対行くな」って言われてきたから。

でも、行ってみました。女ひとり、超弾丸、インド3都市の旅！

◆◇◆　旅程　3泊5日（実質2泊5日）◆◇◆
2017年10月5日　
　ー17:55 成田発
　ー23:50 デリー着

2017年10月6日
　ー6:05　デリー発
　ー7:00 飛行機にてジャイプール着
　ジャイプール観光、ジャイプル宿泊

2017年10月7日　
　ー6:00　タクシーをチャーターしてジャイプール発
　チャンドバオリ、ファテープルシークリー、アグラ観光
　ー17:50　アグラ・カント駅発
　ー19:20　デリー駅着
　デリー宿泊

2017年10月8日
　デリー観光、空港へ

2017年10月9日
　夜中1:15　デリー発
　13:00　成田着

エリア アグラ(インド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝6時に宿のドルズィに別れをつげて、ひとりでタクシーチャーター。
出発してから宿の人が作って置いてくれたサンドイッチを置いて来たことに気がついた！宿のみんなごめんね。。。

今日のドライバーはノーリアクション・インディアンドライバー、ニェム。ニェムは笑ってもニヤってする程度。どうやら英語ができないらしく、話しても何言ってるか分からないので、車中は無言。。。

無言を打開するべく、アグラまで車でどのくらいかかるの？って聞いてみる。
返ってきた答えは、ニヤっとして、
「イエ～ス」。
てことでまた車中無言になる。イエスってどゆこと！！

タクシーをチャーターした理由は、チャンドバオリに行きたかったから。チャンドバオリは弾丸で行くにはアクセスが悪すぎる。

でもちょうどジャイプルとアグラの間にあるので、タクシーチャーターして行けば効率よく回れる。困難なことはお金で解決！！

日本で色々と見積もりを取った結果、13,000ルピー、6,800ルピー、10,000ルピーなど色々な値段があった。どうやらジャイプル出発かデリー出発かとかでお金が変わるみたい。

結局宿に頼んだら5,800ルピーで最安値だったので、宿経由でタクシーをチャーター。

ま、安いだけあって英語通じないけどね。

宿で1,500ルピーを支払い、残りは最後にドライバーに渡すことに。

ちなみに、インドの朝日は霧と排気ガスのおかげでしっかりと見ることができる。

タクシーの値段にはToll fee（高速道路の通行料）が入ってたはずだけど、英語が通じないドライバー、ニェムに何を言っても通じない。

てことで道中60ルピー×4回を支払いました。
ホテルを出発するときに値段に何が含まれているかをホテルのカウンターの人と一緒に確認しておけばよかった！

ジャイプルからアグラまでは、朝6時に出発すれば4時間で到着するとのこと。でもそれは道路が空いているから。朝8時とか9時とかに出ようもんなら、途中から混んで4時間じゃ到着しないらしい。

ジャイプルからチャンドバオリまでは2時間くらいで到着した。

チャンドバオリで出会った親子。朝日が眩しいのか、顔まで覆う人が多かった

ずっと見たかったチャンドバオリ。階段井戸。
入場は無料。ウォッチマンに「あとでチップちょうだい」と言われる。
あげなくても問題ないと思うけど、キレイすぎたので「このキレイな状態を保ってね！」と1ルピーだけあげてきた。

本物のウォッチマンかどうかは知らないけどね。

下には降りれないので、周りの回廊を歩いて回ることしかできない。

それでも本当に素敵！不思議な建造物。こんなの今まで行った国のどこにもなかった！

中には入れないから、影で入った感じを演出

所要時間は15分～20分程度。

誰もいなくて、いたとしてもお祈りに来てるインド人しかいなくて、朝日に照らされてて、ほんとにキレイだった。

チャンドバオリの向かいにはお寺があった。
何のお寺かよく分からないけど行ってみたら、おじさんが「お金ちょうだい」って感じで手を伸ばして来た！！

このお寺は特に魅力的でもないし、おじさんめんどくさそうだからさっさと退散！タクシーまで戻るぞ～！

てことで30分そこそこ滞在し、タクシーへ戻る。駐車料金は100ルピー。

相変わらずニェムとは言葉が通じない。暇。

でも、「アグラでタクシーで観光しない？1000ルピー！タージマハルの周りは色々あるんだよ」だけはしっかり分かる。

たぶんニェムが絶対に伝えたいことで、私が絶対に断りたいことだからお互いよく通じるんだろうなぁ。

ひとりでインドでタクシーチャーターなんてやめときゃよかったのかなーとか思ってたら、ニェムは道に迷い始めた。

農村やら砂漠みたいなところとかどっかのバザールを迷走。

でも個人的にはこれがすごく楽しかった！

迷走中に出会ったキッズ。

農村ではキレイなサリーを着たまま農家の作業をしてる人やローカルキッズに会うことが出来たし、バザールではみんながタクシーの私に手を振ってくれるからパレード気分！

実はGoogleのオフラインマップをダウンロードしていたので道は分かってたんだけど、言っても通じないから30分以上迷走。

やっとのことで高速に乗れたけど、高速はつまらないしニェムもつまんないから私はお昼寝。

途中でブランチ休憩。激マズ　チーズナンと、今までで一番おいしかったチャイ。
これで180ルピーくらい。

それにしてもナンはマズかった！！

休憩後、ちょっと時間が余ったので予定を変更してファテープルシークリーに行くことにした。

するとおかしな店の前で停車。
なにかな～と思ったら、ドライバーのニェムは、変なガイドを紹介してきた！

料金後払いシステムのガイド。変な日本語を喋るガイド。「ワタシ ハ～ オフィシャル ノ～、ガイドゥ！」っていう、明らかにアンオフィシャルのガイド。

でもなんか愛嬌があって面白そうだから、一人じゃ暇だし付き合ってもらうことに。料金は「ガイドの後に、気持ちで支払って！」とのこと。
絶対もめるパターンだと覚悟しつつ出発！

バイクでファテープルシークリーまで行く。

これは二人乗りじゃなくて、

3人乗りだよ。

3人乗りバイクで裏口みたいな入り口まで乗り付け、ファテープルシークリーの無料のエリアまで行く。

これがガイドのイスラム。名前はイスラム。宗教もイスラム。

すごく丁寧に面白く説明してくれるし、いい写真を沢山撮ってくれた。
やっぱりね。面白い人だと思ったんだよね～。

イスラムによるガイドは1時間。その後は有料エリアのファテープル（だったかな、シークリーだったかな？）へ。

思いの外イスラムのガイドが楽しくて時間を使ってしまたので、有料エリアは駆け足！

アンオフィシャルガイドのイスラムはここには入ってこない。なぜなら入場料を払わないと入れないからね！
てことでここはひとりで観光。

ここの2時間のガイドは450ルピーと書かれていた。
てことは1時間のガイドは225ルピー。でもオフィシャルじゃないからイスラムのガイド代は200ルピーだな！と自分なりに決定。

ここは時間がなかったので30分しかいなかったけど、もうちょい滞在したかったかなー。

この後はもちろん金額でもめた。「200は少ない！オフィシャルは450だ！」「1時間しかガイドしてもらってない！それにあなたはオフィシャルじゃない。だから200だ！」「俺はオフィシャルだ！」「じゃあ中で働け！」「中で働いたらみんなが入場料を払わないといけないじゃないか！」「は！？中で働く人がオフィシャルだ！てことで200だ！」「わかった！俺は200でいい！でもバイクにも払え！！あんたを乗せて上まで行って、お前は楽しかったはずだ！！」

。。。確かに。

はい。ほんとは50にしたかったけど、50ルピー札がないから100ルピーで手を打った。お金ってすごい。貧乏旅行をしてた頃は100ルピー（200円しないくらい）さえ惜しかった。

こんな感じでノーリアクションインディアン ニェムは道を間違え、ガイドをつけさせ、最後の最後に私を見知らぬ場所で降ろしやがった。

ファテープルシークリーから約1時間。
ここ、どこ！！！タージマハルの西門で降ろせって言ったでしょ！！！

どうやら私は南門の近くで下ろされたらしい。くっそー！もちろんチップなんて払わなかった。

タージマハルの近くは観光スポット。嘘つきインド人ばっかり。

「西門は遠いからリキシャに乗りな」
「ロッカールームは遠いから俺の店に荷物を置いて行きな」
などなど。

でも大丈夫。タージマハルから近いことは分かってる。それに私にはオフラインGoogleマップがある。

そして、何よりも、空港で取り返したモバイルバッテリーがある！！！

ということで、Googleマップで西門を検索。10分くらいかな？ちょっと遠いけど歩ける距離だったので、大勢のインド人たちを全ムシし、無事、歩いてタージマハル西門ロッカールームへ。

ありがとう、Googleマップ。ありがとう、モバイルバッテリー！！

車だと西門まで行けないから、ニェムはどこに行けばいいか分からなかったのかな。

ロッカールームは鍵などはない。棚に自分の荷物を置くだけ。
バックパックを持っていたのでしっかり鍵をかけ、チェーンロックで巻きつける。

荷物の引換券をもらって、いざタージマハルへ！

チケット売り場には外国人用、外国人のクレジットカード用、インド人用がある。
チケット売り場には、とても優しく「チケットはこっちだよ」「ここで靴カバーを受け取ってね」と説明してくれる人がいる。

でも、私は知っている。こいつは「オフィシャルガイド」という、アンオフィシャルガイド。
そしてアンオフィシャルガイドは実は結構いいのも知っている。
しかし、私はひとりでまったり見たいのだ！！

てことで「オーケ～。バイバ～イ」で終わらせた。

写真は西門、入場の場。外国人用の入り口があるって書いてたけど、そんなものはなかったので、入り口の警備員にチケットを見せる。するとすんなり横入りできる。横入りしても、後ろのインド人女性はニコニコしてくれた。

ひたすらきれい。

ここはごった返してるし、「写真撮るよ」「ガイドをするよ」っていうインド人が多い。

もちろん全無視！ひとりでゆっくり見たいんだよ！！！

もちろん中にも入れる。インド人たちはインド人料金なので行列だけど、外国人はHigh Value Ticket Entrance（要はお高いチケット専用入り口）から中に入れる。よかった～！

タージマハルと周囲の景色しか見るものはないけど、2時間ちょっといたかな。
おばちゃんたちとも触れ合ったり。

でも電車があるから行かないと。

それにしても名残惜しい。。。。

タージマハルは左右対称なんだよ。

西門でリキシャをつかまえる。だいたい20分くらい、相場は100ルピー。
西門からアグラ・カント駅に向かうとアグラ城を横切ることになる。

ファテープルシークリーに時間を割いたからアグラ城は行けなかったけど、外観だけ見れてよかった！

アグラ・カント駅は小さい駅。念のため1時間前に到着。
電車は17時55分発だったけど、リキシャーマンには「17時の電車だよ」と言っていた。

リキシャーマンは、「有名なお菓子や有名なカフェがあるんだけど、17時の電車なら無理だね。」と。

うん、実は時間あるけど、そういう押し売りいらないよ！

駅に入るとセキュリティゲートがある。
でもそれはただのくぐる場所。鳴っても鳴らなくてもみんな素通り。荷物チェックなんてなし。

ホームはこんな感じ。

電車は17時50分発19時10分デリー着、ガティマーンエクスプレス。

これは日本で言う新幹線みたいなもの。私の席はエアコン付きのファーストクラス！激混み寝台ではなく、ちゃんとした椅子の、エアコン付きの、ファーストクラス！！

隣には1970年代にアメリカのナショナルベースボールチームでピッチャーをしていたというライアンとその奥さま。先週まで日本にいたということで話が盛り上がる。

電車は外国人でも予約できるらしいけど、かなり面倒そうだったので現地の友達に頼んでとってもらった。

この貼り出されてる紙で自分の名前をチェック！
30分前には電車が入ってたから余裕で探すことができた。

電車が出発すると、まずおしぼりとバラの花が配られる。

え？バラ？？

私たち、荷物沢山あるからバラもらっても困るんですけど。。。
しかもこのバラ、匂いを嗅ぐとスパイスの匂いがする！！さすがインド。バラさえもスパイス臭。

そのあと飲み物が配られる。
ココナッツドリンクと水。

水、ありがたい。
ココナッツドリンク、激マズ。

そしてその後はご飯が配られる。機内食みたいなもん。

メニューはこんな感じ。

スパイスたっぷりの春巻きみたいなロール、辛くて味が分からない。
大量のチリソース、何に使うのか分からない。
サンドイッチ、激マズ。
ブラウニー、激マズ。
スナック、激マズ。
クッキー、激マズ。

最後に出てきたものは、謎の白いもの、その名も「SWEETS」。

甘いことだけは分かる。でも、何かは分からない。激マズ。

ちなみに、激マズスナックの名前は「NG」

どうしたらこんなにマズくなるんだってくらいのファーストクラスディナーと、どうしたらいいか分からないスパイス臭のバラ。

もちろんスパイス臭のバラは車中に置いてきたよ。

駅に到着した後は宿に行くべくリキシャーマンと値段交渉。

デリーのリキシャーマンはふっかける額が半端ない！メインバザールまで相場150のところを300だ400だって言ってくる。やっと見つけた良さそうなリキシャーマンと180で合意し、さっさと乗り込む。

今回のドライバーはヤングインディアン、バワン。
バワンはリキシャーに乗り込むと哀愁たっぷりのインドソングを熱唱。
てことで私も日本の歌を歌う。
そしたらバワンがインドの歌を歌う。

てことで次、私。

次、バワン。

次、私、かと思いきやバワン。
その後3曲くらいバワン。

デリーの夜道を行くリキシャーが、カラオケ大会に早変わり。
イェイイェイ！！ヒューヒュー！！ラブソーング？？
ノーノー、フレンズ ソーング！
ネクスト、ネクスト！
みたいな。

ちなみに披露したジャパンソングは、イノセントワールド、上を向いて歩こう、それいけカープ、他。

そんなことをやってる間にライトアップされたインド門に差し掛かったので、

バワン！ストップ ストップ！一緒に観に行こう！

ってことで、ライトアップされたインド門をヤングリキシャーマンと一緒に観光。

インド人のバワンがインド人の物売りに捕まること、数回。物売りのみなさん、バワンは現地民だよー！

その後はインド門の周りの路上で焼いてるものを指差して、「これ食べるか？」「あれ食べるか？」って誘ってくれた。

でもごめんバワン、気持ちは嬉しいけど、路上に売ってるやつが一番ヤバいって、ペルーで出会ったひげもじゃ教祖さま(本物の教祖様ではなく、あくまで私の中でのニックネーム)が教えてくれたんだ。

結局チャイだけおごってもらった。熱々のものは大丈夫って知ってるからね！おごってくれてありがとう、バワン！

てことでまたカラオケ大会を繰り広げながらリキシャーで走り出したけど、お決まりのアイラブユー攻撃が始まる。

インド人あるあるだけど、仲良くなるとすぐアイラブユーって話になる。

他の街では「旦那はデリーで3日間出張で来ている。その間私は旅行をしている」という嘘をついて身を守ってた。エアーハズバンドのパワーは効果絶大だった！

でも今回はホステルに向かってたからエアーハズバンドの嘘をつくとつじつまが合わないことになる。旦那がバザールの日本人宿で出張してるわけないしね。

てことでバワン、

「アイラ～ブユー」。

さっきまでペラペラ英語喋ってた私、急に英語が分からなくなるキャラになる。

「ワーット？アラーブ？UAE？アイ ドント アンダースターンド！」

諦めないバワン。「ユー カ～ム、マイ ホーム？」

インド人すごいなーと思いつつ、笑顔を消し、すごい冷めた言い方で
「ノー。ゴー トゥー ホステル。」

鎮まるバワン。アイラブユー攻撃、2分で終了。
そしてまた始まるカラオケ大会。

インド人男性って単純だなー

デリーの二ザムディン駅から30分ほどカラオケリキシャを楽しみ、日本人宿、サンタナへ。

メインバザールから更にこんな細い道に入って行くよ。

こんな道を抜けて行くよ。

日本人宿のみんなは温かく迎えてくれました。

その夜はウイスキーコークを作るためのコーラ、40ルピー(70円)を誰が買うかという話で、22歳、24歳、32歳が相談。

結局私（32歳）がおごってあげた！いぇい。70円で得られる感謝の気持ち。

22歳も24歳も、就職の話やら旅の話やら夢の話やらでパワーがあって夢があって、でもどっかあやふやで、かわいらしかった。そしてそこに25歳も加わり、面白いことを聞いてくる。

「10年前旅をしていた頃の自分に今会えたら何て言いますか？」
「就職活動してた時の自分になんて言いますか？」

あー、いい質問だなーと思って、お酒が進みました。

日本人宿の雰囲気がすごーく懐かしくて、ずっと滞在したくなっちゃった。

とは言いつつ、ドミトリーは疲れるからシングルVIPルームだったけどね！

この日はこのまま皆で飲んでおやすみなさい。

この次の日が最終日。
最後の日はデリーでスクーターをチャーターし、半日デリー観光をして友達の家に行き、夜に空港まで行きました。
デリーは道が混んでいたしひとつひとつの観光地が遠いから、弾丸では観光しにくかったかも。運良く日曜日で交通量が少なかったのと、スクーターチャーターができたからラッキーだった。

ということで、インドは女ひとりでも、間違ったことをしなければ安全です！
女ひとりで旅をするなら、安全と快適はお金で買うべき。
じゃないと体力もたないし、体力がないと安全の確保も無理だし。

弾丸インド、いい人たちに出会えた、最高の旅でした。

この旅行記へのコメント （1）

• Yorkyさん 2017/11/14 21:47:52

  インド弾丸旅行

  凄く勇気のある元気な女性ですね。感心しました。また、参考になります。