2016年イタリア旅行　トリノ②（古代エジプト博物館、ヴェナリア宮殿）

2016/08/29 - 2016/09/08

2016年の8月末から9月初めにかけて、9泊11日の日程でイタリア北部を旅行してきました。イタリアを訪れるのは約10年ぶりになります。前回は添乗員さん付きのツアーで、ミラノからローマまでの王道ルートを巡りました。

今回は2度目のイタリア訪問かつ個人手配ということで、ツアーでは訪れる機会が少ないであろう、トリノ・クレモナ・マントヴァに行ってみることにしました。

【トリノ観光スケジュール】
9月1日（木）：王宮（サバウダ美術館含む、写真なし）
9月2日（金）：古代エジプト博物館、ヴェナリア宮殿
9月3日（土）：マダマ宮、王宮

トリノ②の旅行記では、古代エジプト博物館とヴェナリア宮殿の2か所を紹介します。

エリア トリノ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

トリノ観光2日目は、午前中から郊外にあるヴェナリア宮殿を見学する計画でした。ですが、乗ろう思っていた10時台のバスには間に合わなかったので、次の12時台のバスで向かうことにしました。

ヴェナリア宮殿行きのバスが来るまで時間があるので、古代エジプト博物館に行くことにしました。訪れた日は平日だったため並ばずに入場できましたが、土曜にあたる翌日に博物館の前を通ると、入り口の外まで行列ができており驚きました！

古代エジプト博物館 博物館・美術館・ギャラリー

トリノ・ピエモンテカードはここでも有効です。
オーディオガイドの貸し出しもありますが、日本語音声はありませんでした。

博物館内は広く、展示数も多めでした。じっくりと一つ一つを見て回ったら、半日以上かかりそうな感じでした。

私はこの石像が並んだ部屋を見たかったので、ここにたどり着くまではかなり駆け足での見学になってしまいました。

近くで見るとすごく迫力があって怖いくらいです。

移築された遺跡のなかに入ることもできます。ちょっとだけエジプトに行った気分に浸れます。ピラミッドではないけれどパワーを感じられたような気がしました！？

エジプト博物館の見学をほどほどに終え、カステッロ広場から出ているヴェナリア・エクスプレスを利用して、ヴェナリア宮殿に向かいました。

ヴェナリア・エクスプレスはカステッロ広場やトリノ・ポルタスーザ駅前などからヴェナリア宮殿方面を結ぶ観光バスです。乗車券（6ユーロ）は観光案内所で購入しました。時刻表も観光案内所でもらえます。

チケット窓口でチケットを発行してもらい、宮殿の見学スタートです。チケット窓口と宮殿の入場口は少しだけ離れているので入場の際はご注意を。

サヴォイア家の歴代君主の全身肖像画がずらーーりと並んでいて圧倒されます。いかに長い歴史をもった王家であるか一目瞭然です。

ヴェナリーアの王宮 世界遺産

途中、ロシアのペテルゴフ宮殿の所蔵品（宝飾品、室内装飾具、食器など）を紹介する企画展が行われていました。展示を見ていたらぺテルゴフ宮殿にも行ってみたくなりました。

見学ルートの終盤になるとようやく、バロック様式の部屋になります。

漆喰の装飾がとても細かく施されています。

ヴェナリア宮殿の一番の見どころであるディアナの回廊にたどり着きました。

天井も壁も白い！！床の格子模様との対比によって天井と壁の白さが際立ち、とても不思議な空間が広がっていました。

ヴェナリーアの王宮 世界遺産

よく見ると全てが真っ白というわけではなく、うすく黄色に塗られている箇所もありました。

天井もうすく色が塗られているので、立体的に施された装飾部分がより引き立っていました。

ディアナの回廊はこれまでに見たことも訪れたこともないような、新鮮で驚きのある美しさをもつ部屋でした。

本当に美しい場所だったのですが、部屋の日当たりが良すぎたため、暑さに耐えながらの見学となりました。　　

18世紀の衣装をまとったマネキンが置かれていました。よく見ると服は布ではなく紙でできているようで驚きました！

庭園に出てみましたが、日差しが恐ろしく強く、とても散策する気になれませんでした。日影がある場所を求めて、庭園を後にしました。

宮殿の中庭のような場所には、ありがたいことに日陰にベンチが置かれていたので、しばらく休憩しました。

外壁を見てみるとレンガが一部むき出しになったまま。あまりにも中途半端な状態ですがこれで良いのでしょうか…

宮殿に敷地の外には、レストランやカフェ、ジェラート店が並んでいました。私も帰りがけにジェラートを購入し、宮殿を眺めつつ味わいました。

トリノ観光の旅行記はここまでになります。次の旅行記ではトリノからクレモナに移動し、マントヴァにも足を運びます。