大航海時代の残影～丘の上の大学町へ～

2016/08/27 - 2016/09/02

ユーラシア大陸の西の端、ローマ帝国時代から現代まで辺縁的なイメージがつきまとうポルトガルですが、歴史の中でセンターに躍り出た時代がありました。それが大航海時代。
スペインと張り合いつつ、はるかかなたの日本にまで影響を及ぼした大航海時代をもたらしたポルトガルに行ってみたくなりました。

エリア ポルトガル

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

コインブラへはリスボンから急行列車で向かいます。少し年季の入った客車列車がいい感じです。

コインブラ駅
急行列車はリスボン～ポルトを結ぶ幹線を通るため、この駅は通りません。幹線にあるコインブラＢ駅で各駅停車に乗り換え、コインブラ駅に向かう支線に入ります。

コインブラ駅 駅

駅のすぐそばはこんな感じの細い路地が入り組んだ市街地となっています。

駅のすぐそばを流れるモンデゴ川
ポルトガルの街は川と丘が接するところに開けるようです。

駅からゆっくり歩いて10分ほど、ポルタジェン広場は街の中心です。
写真の背後には川にかかる橋があり、家並みの奥には旧市街が広がる丘があります。

いかにも登ってみたくなる坂道です。

旧カテドラル

旧カテドラル (コインブラの旧大聖堂) 寺院・教会

旧カテドラル裏の坂道。丘のてっぺんまでもうすぐです。

丘の上は思いのほか広々としています。左右に見えているのはコインブラ大学の建物です。

コインブラ大学 建造物

コインブラ大学の学生のシンボルは黒いマント。夏休み中ですが、観光客を迎えるバイトでしょうか。暑いのにお疲れさまです。

丘のてっぺんの片隅に旧大学のキャンパスがあります。

コインブラ大学 建造物

歴代の学長たちでしょうか。

帽子の間。学位授与などの儀式に使われたそうです。

旧大学のキャンパスからは、モンデゴ川や丘のふもとの街並みが一望できます。

中庭を囲む回廊。ここではラテン語以外での会話は禁じられていたのだとか。

図書館には日本で収集した資料も展示されていました。

旧市街にあるファドを聞かせるスタジオ。コインブラのファドは、男子学生が歌う恋の歌なのだそうです。

ファド センター 劇場・ホール・ショー

コインブラは坂の町。エレベーターで一気に標高を稼ぐことも。

エレベータ (コインブラ) その他の交通機関

レプブリカ広場の奥にある公園の入り口

コインブラの猫様