チロル　カルヴェンデル山群ハイキング　6

2015/08/28 - 2015/09/06

２０１５年

８月２８日　成田　→　ウイーン乗り換え　→　インスブルック　→　エッツタールオーバーグルグルへ
８月２９日　午前　ティンメルスヨッホ散策　午後　ホーエムートからオーバーグルグルへハイキング
８月３０日　午前　クラムザッハ　ティーフェンバッハ渓谷ハイキング　午後　ラッテンベルク観光　ｸﾗﾑｻﾞｯﾊ泊
８月３１日　カルヴェンデル縦走開始　
　　　　　　グラマイアルム　→　ラムゼンヨッホ小屋　→　ビンス小屋　泊
９月０１日　ビンス小屋　→　エングアルム　→　ファルケン小屋　泊
９月０２日　ファルケン小屋　→　カルヴェンデル小屋　縦走終了　セーフェルトへ　泊
９月０３日　ぜーフェルト散策　
９月０４日　ガイドの小屋でＢＢＱ　
９月０５日　インスブルック　→　ウイーン乗り換え　→
９月０６日　成田着

エリア ゼーフェルト(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0

２０１５年９月３日、４日

予定では９月３日はゼーフェルト郊外の山へザイルバーンで登り、軽いハイキングでしたが、前日のアクシデントと天候も良くなかったので、ゼーフェルトの街中の散策となりました。

ホテルの部屋から。

ゼーフェルトはインスブルックからだと電車で３０分程度、人口約３，０００人の小さい町ですが古くからの信仰でも有名で、チロルの高級リゾート地という雰囲気でしょうか。　適度な、高級過ぎない。

街の中心には教会と泉。典型的なチロルの村の形です。
この街中の聖オズワルド巡礼教会は有名なオズヴァルトの奇跡？の話があります。
http://informative.seesaa.net/article/111317196.html

強欲にも大きなミサのパンを要求した騎士オズヴァルトが、神の怒りに触れて床が溶けて沈み込み、掴んだ祭壇には手形が残ったという話で、教会の祭壇には確かに手形の様な物が残っていました。
ガイドさんの話では、その場で改心したので助け出されたという事だったと思います。
因みにこの教会付属の５星ホテルがあるそうです。

教会の裏手の丘には十二使徒の石などもあり、ゼーフェルトが巡礼地として有名な事が判ります。
この裏手の丘までセグウエイツアーなどもやっている様です。
丘から有名なゼーキルヘル教会へ向かいます。
途中に温泉プールなどがある大きな施設を見ながら街に向かうと、

有名なゼーキルヘル教会がありました。
何故か扉は鍵かかかっていた様な。

ゼーフェルトの散策は、ガイドさんご家族がずっと面倒を見てくれ、街を案内してくれました。
昨日のアクシデントでいささかの気まずさが残ってはいましたが、
二人の可愛い男の子と優しい奥様の気づかいで、のんびりと散策を楽しみました。

丘の上からゼーフェルトの街を望むガイドさんご夫婦。
ガイドさんは日本のガイドブックで紹介されている有名な方で、アクシデント時の対応を除けばとても良いガイドだったと思います。
ご夫婦もアクシデントには傷ついておられたのでしょう。

この後は雨が降ってきたので散策は終了し、駅前のカフェでお茶をして雨をやり過ごし、その後は各自お土産買いタイムとなりました。
駅前広場の角のケーキ屋さんのアプフェルシュトゥルーデルは美味しかったです。
写真は街はずれの大きなスーパー。　２軒ならんでいるので便利です。　街の中心から歩いても１０分程度。
街の中心にもSPARがあります。

これはムアメルティアザルベ（アルプスマーモット軟膏）という筋肉痛などに効くという軟膏。
今まで他の街では見た事無いので、自分のお土産として購入。
因みに何種類かあるらしく街中のお土産屋さんより、スーパーのお土産コーナーの方が手ごろな大きさで手ごろな価格の物が売っていました。

翌４日は山の中腹にあるガイドさんの山小屋（といっても作業小屋程度の大きさですが）まで軽くハイキングし、そこでバーベキューを楽しみました。

農具を飾ってある小屋。

バーベキューは全てガイドさんが料理担当です。
美味しかった。　

夜は巡礼教会であった無料古典楽器コンサートに一人で出かけ、ホテルに戻ったら・・
入口に鍵がかかっており、締め出されてしまいました。
夜は建物の入口に鍵をかけて、オーナーは自分の家に帰ってしまうらしく、個人旅行なら受付の時に説明されるのでしょうが、添乗員が倒れてホテルの使い方の説明をきちんと受けていなかったので、鍵を持って出ることをしりませんでした。
一晩野宿かと思いましたが、庭に回って大声で叫んだら、上の階のドイツ人が気が付いて中から開けてくれて無事に部屋に入れました。
良かった。

なんやかんやとアクシデントがあった旅も、翌日タクシーでインスブルック空港まで送ってもらい、我々は無事に帰国できました。
添乗員さんも２か月後位後に無事に退院して（多少の後遺症は残ったものの）帰国したそうです。

アクシデントがあったにもかかわらず、それ以外は良い旅であったと思います。