2017.8 　今年もマイルで　チェコ・オーストリア・ポーランド（＆ＩＳＴ・ＳＥＬ）　中世の美しい城と街並み　９）失敗続きのポーランド　ヴィエリチカ

2017/08/16 - 2017/08/16

8/16水　
ウィーン→クラクフ　　
　OS597(13:05/14:05)
空港→ホテル　送迎車
ホテル→クラクフ本駅→ヴィエリチカ駅
ヴィエリチカ岩塩抗　ツーリストルート見学
ヴィエリチカ駅→クラクフ本駅




うちの息子は私との旅行を修行と呼ぶ。
「人からは海外旅行に行けて羨ましいと言われるけど、自分にとっては辛いことが多いから」と。。。納得

今回の旅行はいつもの旅行と比べ何かと失敗が多かった。とくにこのポーランド。

一つの理由としてはいつでもネットを見れる環境にだからと過信して、自分としては事前調べが足りなかったこと。しかも５か国も行くので調べたことすら私の頭に入りきらなかった。

もう一つはハードスケジュールというか、ハードウォーキングでの疲労。疲労は脳へのダメージ大。

要は過密スケジュールのせいなのだが、
貧乏人が特典航空券を使っていく旅行なので、可能な限り少しでも多くの場所に行こうと画策するため往々にしてこのような結果になる。
また、来年は息子が受験生になるので多分今後1年半程海外旅行は行けなくなるし、その後を考えてもヨーロッパはしばらく行けないと考えると、疲れるとはわかっていても詰め込んでしまうものだ。


ウィーンでは洗練＆利便を随所に感じたが、ポーランドはポテンシャルは高いがまだ武骨で荒削りな感じ。もうちょっと・・・と思うことも多々あったが、食べ物がおいしく歴史が深く、治安がいいので観光をするにはいい国だった。

ヴィエリチカ岩塩抗はクラクフ旧市街と共にユネスコ世界遺産第１号に認定されている。歴史は古く、想像以上に広い。かつてはあのショパンも見学にきたそうだ。さすがポーランド。


スケジュール
ANAマイル　60,000×２　
諸税込＠￥17,020-×２＝￥34,040-　
燃料代￥0　（今年は安く行けた）
8/10　TYO/IST　TK053 (21:25/04:10+1)
8/11　IST/PRG　TK1771(12:05/13:40)
　　　　プラハ２泊
8/13　プラハ-チェスキークルムロフ　
　　　 Student Agency (9:00/11:55)
　　　 CKーウィーン　CK Shuttle(16:40/20:00)
　　　 　ウィーン３泊
8/16　VIE/KRK OS597(13:05/14:05)
　 　　　クラクフ２泊
8/18　クラクフーワルシャワ EIP(9:50/12:10　
　　　 　ワルシャワ１泊
8/19　WAW/SEL LO097(16:30/09:10+1)
8/20　SEL/TYO OZ108(18:50/21:10)

エリア ヴィエリチカ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

ウィーンからOS0597でクラクフ空港に14:30到着
機内は2-2シートのプロペラ機

空港の名前はクラクフ出身の前ローマ教皇の名前を冠したヨハネパウロ２世クラクフバリツェ空港

シェンゲン ビジネス ラウンジ (ヨハネ パウロ2世 クラクフ バリツェ国際空港) 空港ラウンジ

ウィーンの空港の滑走路で預ける機内預けの荷物はここから出されて

５ﾒｰﾄﾙ程先のここでピックアップ。私たちはＣＡＴで預けていたので普通に空港施設内のターンテーブルでピックアップした。

クラクフ空港から市内までは鉄道あり。
30分に1本だったので、到着によっては待つことなる。

宿を駅近にはしなかったが、到着日にヴェリチカに行きたかったので、早くホテルまで到着できる送迎にした。

この時、市内が近くなって渋滞があった。
本当はホテル到着後クラクフ美術館まで行き、ダヴィンチの絵を見た後、目の前のバス停からバスでヴェリチカまで行くつもりだったが、この時間道路が結構混んでいるのを見て鉄道で行くべきか迷った。
ちょっと車酔いしたこともある。

15:30　ホテル到着　結局着陸から1時間で到着した。早い。
チェックインして荷物を置いて少し休んだら出発。疲れていたけど、今日のうちにヴェリチカに行きたかった。飛行機のディレイがあるかもしれないのであらかじめ予約はしなかった。

レセプションの人にこの時間にヴェリチカまではバスと鉄道どっちがいいか聞いたが、ヴェリチカではチケットカウンターが長蛇の列だからツアーの方がいいとしか言わない。

16時。
結局鉄道で行くことにして、クラクフ駅まで歩く。
ホテルは中央広場から100メートルのところ。
駅までは中央広場を通っていく。広場にある聖マリア教会。ここは明日見学予定。

ポーランドって肌寒いのかと思っていたが、クラクフはすごく暑い。
クラクフにはエアコンのついていない宿泊先が多かったが、エアコン付きにしておいてよかった。30度以上あったと思う。

聖マリア教会 寺院・教会

フロリアンスカ門をくぐる。

フロリアンスカ門 (聖フロリアン門) 建造物

バルバカン

ヴェリチカまでバスで行くつもりだったので、バスの時刻表や乗り方、ルートなどは詳しく調べていたが、鉄道に関してはふんわりとしか調べていなかったのでこの後失敗が続く。

バルバカン 建造物

本当はバルバカンを超えずに手前をずっと右に行って駅までの道に行くべきだったのに、ガイドブックやグーグルマップも見ずに歩いてきてしまったのでこの写真。駅が見えなかったのでグーグルマップを開き、駅まで行った。

駅到着。
クラクフ駅　予想よりずっと大きかった。
駅は大きなショッピングセンターとつながっている。

クラクフ本駅 (クラクフ中央駅) 駅

TRAINの案内に従い、駅に来ることはできたが、ヴェリチカ行きのホームがわからない。
かなりウロウロした後に警察官のような人に聞いてホームはわかった。
でも、券売機で切符の買い方がわからず右往左往。
何度もホームと券売機を往復してしまった。
なんとかチケットを買って、16:36発に滑り込みで電車に乗れた。

電車に乗ってみると車内に券売機がありチケットを買うことができたので、時間がないときは駅の券売機で無理して買う必要がなかった。

途中検札がありチケットを見せると、14歳の息子にスチューデント用のチケットを購入したが、ドキュメントが必要だという。パスポートを見せると、これではなくドキュメントだ！と係員の女性が言う。パスポートではダメとのこと。今回はいいが、次回からちゃんと大人用を購入してください。と言われた。
なるほど・・・　ここでちょっと心配が。クラクフ→ワルシャワのＴＩＰを同じスチューデントで購入しているが、ダメってことじゃないか・・・　　後で窓口で聞いてみようと思った。

16：58　ヴェリチカ駅到着。

駅には着いたが、岩塩抗までの行き方は調べていない。
クラクフ駅でのホーム探し、チケット購入、検札でいろいろとダメージを受け疲れていたので深く考えず流れに合わせて行けば大丈夫だろうと思ってついていったが、違う方向だった。

途中でグーグルマップを見ながら行った。
これも失敗。この時に正しい道順がわかっていなかったので、帰りに列車を１本逃すことになる。

駅に着いたらまっすぐ行かずに右側の駐車場を突っ切っていくのが正解。

ヴィエリチカ 散歩・街歩き

なんとかヴィエリチカ岩塩抗のツーリストルートの入り口に来たが、すごい行列。
ホテルのお姉さんの言ったとおりだなと思い列に並んだ。1時間はかかりそうと思い回りを観察するとみな服にシールを貼っている。もしやと思い、息子を列に並ばせたまま自分は係員のところに聞きに行くと、やはり行列は団体用の窓口とのこと。
個人用はチケット売り場が違っていた。門を入って正面が団体用で、個人用は入って右側の方だった。

ヴィエリチカ岩塩坑 (ツーリストルート) 建造物

大人　外国語スタンダード　84ズロチ（2,520円）
息子　１４歳　外国語ディスカウント　64ズロチ（1,920円）

この時間、個人用のチケット売り場の行列は無くすぐにチケットが購入できた。
17:24にチケットを購入し、17:30の英語ツアーに参加できた。
事前予約は18:00以降で、よほど予約しようかと思ったが、飛行機が遅れても困るし、もしかしたら早く到着するかもとも思っていたので結局購入しておかなくてよかった。

外国語ツアーの時間はこのような感じ。ほかにポーランド語はもっと時間が多い

入口でガイドが自己紹介をして、イヤホンの使い方を説明。ツアー毎に周波数を合わせて坑内を見学する。

ツアーが始まるとどんどんどんどん、とにかくどんどん階段を下りていく。
10分位？
上着を忘れてしまったが、涼しいが寒くはなかった。

結構小さい子も自分の足で歩く。

とにかくどんどん階段を下り、長い距離を歩く。

どんどん階段を下りた後は横に歩く。

スニーカー必須。
滑りやすいのでヒール、サンダルは無理

美人ポーランド人ガイドさん。
歩く距離が長いので、若いガイドさんが多いみたい。
みな黒い制服を着ている。ポーランドの観光施設はこのような制服を着ているところが多かった。

岩塩抗内は空気がきれいで、喘息や肺の病気にもいいらしい。
下はこのようにつるつるしている。

塩が混じった岩。

ギンガ姫と発見された婚約指輪。
このことがきっかけで岩塩抗が発見され1250年に国営企業となったそうだ。
廃坑になっていない岩塩坑としては世界最古で、同時に世界最古の製塩企業。

天井にはカリフラワーと呼ばれる塩の結晶がある

こんな感じの狭い道を行く。

両脇の木は地元でとれるとても堅い木だそうで、これで長い間無事に支えられているそうだ。

昔は馬を使って運んでいた。
坑内には馬以外に動物はいなかったと説明していた

昔の道具などのガイドさんの説明を聞きながら進んでいく。

かつてのヴェリチカの王様。この塩抗の塩のおかげでとても国が潤っていたそうだ。
当時同じ重さの岩塩と金は同じ価値があったそうだ

紀元前2000年だか何年だか忘れたが、この土地の昔の人はたまたま水を熱していて塩を見つけた。以前は地上にあったが、取りすぎて地上にはなくなり、地下を掘って取るようになったらしい。

坑内は本当に広く、歩くのは疲れる。2時間歩きっぱなしでも広い坑内のたった４パーセントしかないと言っていた。
深さは地下 327 m 、全長は 300 km 以上に及ぶとのこと。

まだまだ降りる。

昔の掘り方、器具を展示してある。

綺麗な英語で説明してくれるので分かり易かった。

小人の話もなにかしてたけど忘れた。

ポーランドはカトリックの国なのでキリスト教に関する展示が多い。

マリア像

ここが一番有名な聖ギンガ礼拝堂
ここの写真を撮るためには10ポーランドズロチを払う必要がある。それ以外のところは無料だった。

だが、この時財布の中に２０の札があったので何気なく渡すと、係員の男が１０ズロチお釣りを返した。でも後々確認したら、２０ユーロ札を渡してしまっていた。なんて馬鹿な私。あの係員はわかっていてやったので要注意。300円のところ1900円も払ってしまった。

でも、ここギンガ礼拝堂は撮影の価値あり。
この四方八方、階段、天井、床、壁全てが塩。
空気もいい。

全て岩塩抗員が彫ったもの。

岩塩の彫刻

壁　岩塩の彫刻

ここでいくつかのグループと一緒になるが、イヤホンの周波数を合わせてあるので、自分のガイドの声でわかる。

岩塩の彫刻

岩塩の彫刻

岩塩の彫刻

岩塩の彫刻

岩塩の彫刻

床も岩塩

岩塩の彫刻

階段も壁も全て岩塩の彫刻

ヨハネパウロ２世も岩塩

岩塩の彫刻

床も岩塩の彫刻

こんな感じでどんどん下に掘られていった

ここは水があるところ。ここでちょっとしたショーがあった。ショパンのピアノが流れた。

昔ここから船で巡るロマンティックなアトラクションがあったが、不幸な事故が起こり中止されたと説明していた

ガイドとめぐるツアーが終わり、売店。

お土産が売っている。

ここでテーブル用ソルトなどを購入。

左がテーブルソルト　１５ズロチ　450円
前が岩塩　5ズロチ　150円　　
あと、行った先々で買ったスープ　　勿論ジューレックもあり

世界遺産マークも岩塩

以前使用されていた線路

岩塩の彫刻

ここから施設の中に入る。

塩の結晶

中にピエロギなどのポーランド料理のレストランもあった。

地下から上がってくるエレベーターに乗るために結構待った。
日中の人が多い時間帯ではもっと待つのではないかと思う。
地上に出てきた時間　20時5分

地図

ヴェリチカ岩塩抗

このマークが可愛い。

ヴェリチカ岩塩抗

駅まで戻る道でまた間違え、駅に着いた時に丁度列車が発車してしまい乗れなかった。

次の列車まで30分　何もない駅で待った。

でもベンチがあったのでゆっくり座って待てた。

21時10分頃クラクフ本駅着。

この旅行記へのコメント （2）

• kiyoさん 2019/04/20 16:06:56

  写真撮影が有料

  worldさん、はじめまして。
  私のバーデン旅行記にたくさんいいねしていただき、
  ありがとうございます。
  
  ヴィエリチカ、私も友達と二人で行きました。
  入口の行列は、私たちが行った時（朝10時頃）も団体がすごかったです。
  個人の窓口が別だとは、私も気づかず、
  しばらく団体のところに並んでしまいました。
  あそこ、わかりづらいですよね。
  
  ところで、聖ギンガ礼拝堂。
  写真撮影に10ポーランドズロチを払う必要があったんですか（＠＠？
  私が行ったのは、2015年でしたが、お金なんて取られませんでした。
  ルールが変わったのでしょうか。
  実質的な値上げになるのかな。
  
  それにしても、worldさん。
  すごくよく説明を聞いていらっしゃいますね。
  私は写真撮影に夢中になってしまい、
  説明をほとんど聞き逃しました。
  なので、worldさんの旅行記を見ながら、
  そういうところだったのかと、改めて再確認できました。
  kiyo
  

  worldさん からの返信 2019/04/21 16:30:51

  Re: 写真撮影が有料

  kiyoさん
  こんにちは
  
  メインの礼拝堂に入るところに係員が座ってました
  気付かずに通ってしまっても中で撮影していてとがめられる事もなさそうでしたが　笑
  ガイドのお姉さんのすぐ後にいたので、聞いていました
  
  秋にとりあえずウィーンのチケットをとっていて、周辺の旅行記を参考にさせて頂いてます
  これからもお邪魔しますのでよろしくお願いします♪