2017/09/13 - 2017/09/14
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motogenさん
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何十年ぶりかに鳳来寺に登ります。
ここに来たのは、いつのことだったのでしょう。
遠い昔、そう、まだ独身だった頃、友人2人と行く当てもなく車で来たことがあり・・・、
そして我が子が幼い頃、父母も一緒に家族でやって来たのではあるまいか。
もしかしたら、お見合いの相手とも、デートでやって来たことがあるような?
そんな思い出の地に、今日は女房と2人で登ります。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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-
ナビを頼りに走っていくと、以前登った道ではなく、随分遠回りをしている感じがする。
この道、本当に鳳来寺まで続いているのか?
疑心暗鬼になってくるが、 -
やはりナビは偉かった。
鳳来寺の駐車場に着きました。
エブリイもしっかり急坂を登りきりました。
駐車場入口で510円を徴収されましたが、駐車料金というよりも入山料の色合いが強いのでしょう。 -
600mほども歩けば東照宮や本堂に行ける。
よし、クロも連れて行こう。 -
ところが観光客がけっこういて、その姿を見たり声が聞こえてくると、クロは崖の上に逃げようと暴れまわる。
「大丈夫、大丈夫・・」
ぐっと抱きしめていなくてはなりません。 -
「あれっ・・もう紅葉している木もあるよ・・」
-
ほんの一部ですが、もう秋が始まっています。
-
やっとのことでクロも歩ける場所もあり、
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東照宮が見えてきました。
-
石段を登ります。
あれっ、1425段もあると聞いていたのに、たったこれだけ? -
どうやら勘違いしていたようです。
1425段の石段は、車でパークウェイを走って来るのではなく、別の場所から歩いて登って来るとあるのです。
目の前の石段を登ると、 -
東照宮がありました。
静岡の久能山東照宮にちなんで造られたそうですが、久能山に比べてちっぽけです。鳳来山東照宮 寺・神社・教会
-
でも、ここまで来ただけで満足です。
昔は、もしかしたら歩くのがめんどうで、駐車場からの景色を眺めただけだったのかも知れません。 -
社の後に回ってみると、後方にも立派な門があって、別の社がありました。
こちらが主役の建物なのか? -
本堂を見に行きます。
-
本堂も期待よりも小さいけれど、
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その前に建つ休憩所に座って、
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景色を眺めていました。
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下界に集落が見えます。
この集落を通過して登って来ると、長い長い石段があるのではないのか?
そんな思いがしてきました。 -
さあ、次は乳岩峡です。
知ったばかりの乳岩峡ですが、命がけの場所だと聞いて興味をそそる。
パークウェイは途中で左右に別れていて、右が先ほどやって道で、左が昔通った道です。
左折します。 -
ナビは伊那街道を北に進むよう指示しています。
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愛知県民の森キャンプ場への入口を通り過ぎ、
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コンビニのテーブルでカツ弁当と野菜を食べ、牛乳を飲んで空腹を満たし、
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踏み切りを越えて、
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すれ違いもできないような山道を登っていくと、
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突き当たりの山中に、車がズラリと停まっていました。
こんな山奥なのに、やって来る人はいるんだと驚くが、 -
トイレもあって、
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案内板も整っている。
なんだ、乳岩には15分で行けるのか!
楽勝、楽勝。 -
鳳来寺では懲りたので、クロはこの場に置いていきます。
-
で、乳岩って何?
ミルク色の岩のこと?
説明を読むと、この辺りは、太古の海に堆積した流紋岩質の火山灰が、岩石になって露出しているらしい。
踏み出した最初の川原は、ミルク色の美しい千畳岩だ。 -
水の流れも清らかで、倒れ込んでいる幹までが、神々しくて絵画のよう。
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ところがそこから一歩深入りすると、自然の厳しさを感じさせる荒々しい世界。
休憩小屋が朽ち果て、ペシャンと押しつぶされています。 -
ゴツゴツした岩を注意深く踏み跳び、奥に進んでいきますが、
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もう道ではなく、雨水で削られてできた、木の根が地表に出てしまった溝です。
-
山の上から滑り落ちてきた巨岩が、至る所に横たわっているのです。
-
どこかで声がすると思ったら、若者4人が、岩の裂け目にある洞窟を探検しようとしていました。
「がんばってね」と声をかけて、 -
先に進むはよいものの、女房は足が震えると言い出します。
それを励まし励まし登って行くと、 -
こんな橋が現れて、やはりここはウォーキングコースです。
老夫婦ともすれ違いました。
「この先、なかなか大変ですよ。またまだ先は、長いですよ。」
そう聞いて、暗くなる女房です。
既に15分は歩いて来たのに、まだ先は長い?
あの案内板は何だったのだろう? -
それでもくじけずに歩き続けると、ついに素晴らしい景色と出会いました。
ミニ・ジブリの世界です。
この橋を渡って進むのですが、コースの終着点はどこで、そして乳岩って何だろう?
まさか、あの白い巨岩の上まで行くなんてのは・・・ないよね! -
コースに鉄製の階段が追加されてきました。
斜面も急になり、もう自然の岩や木の根の階段では、危険なんだということです。 -
そして休憩所。
ここで休んで体力を回復させておけ、ということでしょう。 -
いくつもの鉄製階段を伝っていくと、
-
階段は、垂直に近いはしごに変わってしまいました。
-
しかもこれが最後のはしごかと思うと、次から次へと現れて、気持ちが萎えてきます。
終わりのないロッククライミングをしてるようなものです。 -
両手で手すりにしがみつき、下を見ないように、足を滑らせないように、気を失わないようにと、必死です。
鉄のはしごは所々さび付いて、欠けたりしていて、ギシギシと変な音をたてます。
まさに命がけ。
ネット情報は大げさではなかったのです。 -
この道は、やはり巨岩の頂上を目指しているのです。
乳岩とはこの白い巨岩のことだったのか?
目の前に岩がそびえたち、つかまる手すりもない場所に登って来てしまいました。
立ち往生が続きます。
一つのミスで死にます。
ここで諦めました。 -
追いついてきた若者4人に訳を話し、冒険の完結は若者たちに託しました。
『道の駅くんま水車の里』に寄り道して、今回は帰ることにします。 -
『くんま水車の里』への道は、細い、細い、本当に細い山道でした。
ところが、水車の里は定休日で、人一人いません。道の駅 くんま水車の里 道の駅
-
家に到着すると5時でした。
255km走っていました。
エブリイ頑張りました。
クロは34時間ぶりにエサをガツガツと食べ、水をガブガブ飲み、バッグの中で熟睡となりました。
私たちも簡単にうどんを食べて、早めに就寝。
疲れたけれど、思い出多き初めての車中泊の旅となりました。
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車中泊の練習、道の駅に泊まってみよう
この旅行記へのコメント (6)
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- trat baldさん 2017/09/30 07:04:56
- 完全に新ジャンル開拓だね!
- 海外マイナー観光地に行く以上にタフでハードな国内B級orC級名所巡りは冒険家の境地だな(^o^)
- motogenさん からの返信 2017/09/30 07:41:09
- RE: 完全に新ジャンル開拓だね!
- ありがとうございます。
今ミャンマーのマンダレー、これからバガンに向かいます。ミャンマーの人たち、大変親切で素朴、昔のタイにいるようです。
-
- *ちょこ*さん 2017/09/22 15:05:23
- はじめまして(*^^*)
- 新着旅行記のところで、珍しく乳岩の旅行記がある!と見つけてさっそく読ませていただきました。
私、乳岩大好きなんです~(*^^*)
乳岩の探検、途中リタイアだったのですねー。残念。
あのハシゴは怖いですよね。
私も最初に行った時、まさかこんなにすごいところとは知らず、1人で行ってしまい、ヒーヒー震えながら登ったんですよ(笑)
鳳来寺山の階段は25年前くらいに、下から登ったことがありますが、階段の幅も狭くて急で大変でした。
今じゃとても歩く気にはなれません~。
駐車場まで直行です(^o^)b
紅葉まつりの時期になったら、久しぶりに乳岩と鳳来寺山、新城市へ遊びに行こうかなと思いました。
「車中泊」も好きなので、前の旅行記も読ませていただきますね~。
*ちょこ*
- motogenさん からの返信 2017/09/22 19:01:53
- RE: はじめまして(*^^*)
- ありがとうございます。
あの(最後?)の、巨岩が立ちはだかっているはしごを登り切ったのですね。
すごい。
降りる時は、もっと恐ろしかったことでしょう。
で、最後はどうなっているのてしょうか。
平らな頂上に、展望台でもあるのかな?
それとも特別な乳岩があるのでしょうか?
ちょこさんの旅行記を探しましたが、乳岩峡についてはないのですね。
見落としているのかな。
来週から2週間、ミャンマーに行ってきますので、次の車中泊旅行は11月になりそうです。
- *ちょこ*さん からの返信 2017/09/22 21:15:42
- RE: RE: はじめまして(*^^*)
- 乳岩の旅行記、ありますよ〜(*^¬^*)
良かったら読んでみてください。
『新城のまち探索1日目』(2013.11)が初めて乳岩を登った時の旅行記です。
探索2日目、3日目、と続きますが、motogenさんとだいたい同じような所を回ってます(*^^*)
もうひとつ、『アラフォー女子旅〜食べて買って運動する〜』(2015.11)は確か3回目に登った時の旅行記。
頂上に平らな所はひとつもないです。広さもありません。アーチ型の岩を見上げて、その辺の岩に腰かけて少し休憩する感じです。
でも気持ちがいいですよ〜(*^^*)
来週からミャンマーなんですね〜。
しかも2週間って!長旅!すごい!
海外旅行なんてとてもいけないので、私は車で近場を走り回ってます(o≧▽゜)o
*ちょこ*
- motogenさん からの返信 2017/09/23 07:13:24
- RE: RE: RE: はじめまして(*^^*)
- ありがとうございました。
拝見させていただきました。
乳岩峡の頂上も、阿寺の滝も、中途半端に終わってしまったことを、再び後悔し始めました。
でも、あそこまで行ったことで良いにしよう。
これまでの経験から言うと、目的地よりもその過程が良いのだから。
東南アジアの旅は、コストパフォーマンスが数段優れていて、2週間の旅でも飛行機代を含めて、10万円前後でできてしまうので、貧乏所帯の私向きです。
日本ではとてもこの予算ではできません。
で、車中泊を思いつきました。
時間はたっぷりありますから。
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