2017/08/06 - 2017/08/06
125位(同エリア209件中)
ヤットコさん
サンスーシー美術館には、佳い作品が入っているのですが、宮殿の壁一面に作品を飾るという古い形式の展示法である上に、パンフレットもない状況です。(写真を撮るためには別途料金が必要です。日本語ではありませんが、作品名と絵の対応表は貸し出してくれます。)
グーグルのオンライン美術館で、目線の位置から全作品を鑑賞できるとはいえ、じれったさが残りました。そこで、作品に作者名と作品名を添えて、全作品を順に並べてみようと思い立ちました。
もし宜しければ、ご協力をお願いします。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
受付を通り、入り口の扉を開けると左側に絵がずらっと展示されています。右側は窓になっていて、そちらには絵はありません。入り口に一番近いところにある大きな絵です。受付でラミネート加工された展示物の一覧表では1番となっています。下に三枚の小さな絵があります。それらは向かって左から2番、3番、4番となっています。その原則に基づいて、順に見ていきましょう。
1番 Thomas Willeboirts Bosschaert トーマス・ウィルボアーツ・ボスシェーアート 1613~1654 アントワープで活躍。ヴァン・ダイクの影響を受けていると言われる。
作品名 Dido und Aeneas in der Hohle 洞窟のディドとエネアス
トロイ戦争で祖国を失い、祖国再興の地たるローマを目指すトロイの王子エネアスは、旗艦の難破のために北アフリカのカルタゴに漂着する。祖国テュロスを追われ、カルタゴに新しく国を興したばかりの女王ディドはエネアスに同情するが、その同情がいつしか愛情へと変わる。その悲恋の一場面です。 -
2番 Adriaen Hanneman アドリアン・ハンネマン 1603~1671 生没はハーグ。オランダの黄金時代の画家。イギリスに16年住み、ヴァン・ダイクの影響を受けたとされる。肖像画家として名を成す。
作品名 Portrait of the Sculptor Hubert Le Sueur
彫刻家ユベルト・ル・シュエールの肖像画
左下の頭像は彫刻家であることを示しているものと思われます。 -
3番 作者不詳
作品名 Der heilige Sebastian 聖セバスティアヌス
3世紀のディオクレティアヌス帝のキリスト教迫害で殺害された。柱に身を縛り付けられ、矢を射られた姿で描かれることが多い。 -
4番 Anton van dyck ヴァン・ダイク 1599~1641 バロック期のフランドル出身の画家。ロンドンで死去。イングランドの上流階級を描いた肖像画で知られている画家だが、歴史画、宗教画、神話画などにも優れた才能を見せており、水彩画やエッチングの分野においても大きな革新をもたらした。
作品名 Anne Sophie -
5番 Peter Paul Rubens ルーベンス 1577~1640
二つ目の大きい作品で1番の向かって右側にあります。この作品の下に2作品あります。(6・7番)このセットはルーベンスです。バロック期のフランドルの画家、外交官。アントワープで大規模な工房を経営していたので作品が多い巨匠です。
作品名Die vier Evangelisten 福音書記者
マルコ Mark the Evangelist(象徴は獅子)
マタイ Matthew the Evangelist(象徴は人間・天使)
ルカ Luke the Evangelist(象徴は牡牛)
ヨハネ John the Evangelist(象徴は鷲)
どの人物が誰なのか?私にはわかりません。
-
6番 5番の下、向かって左側の作品。
Peter Paul Rubens
作品名 Maria mit kind im Engelskranz 天使に囲まれた聖母子 -
7番 6番の右。
Peter Paul Rubens
作品名 Portrait of Married Couple -
8番 5番の向かって右側の三つめの大きい作品です。
Thedor van Thulden テオドール・ファン・テュルデン 1606頃~1669
オランダのバロック期の画家、版画家。アントワープで活躍。ルーベンスとの共同制作が多く、スタイルはルーベンスに影響されている。
作品名 Triumph der Galathea ガラティアの勝利
神話を題材にした作品ですね。 -
9番 8番の下、7番の右。
Anton van Dyck (4番で紹介済み)16才頃既に独立して、年少の友人ヤン・ブリューゲル (子)とともに工房を構えた早熟の画家です。1618年にアントワープの芸術家ギルド聖ルカ組合への入会を許されています。数年後に、ルーベンスの筆頭助手となります。
作品名 Venus in der Werkstatt des Vulkan -
10番 8番の下、9番の右。
Peter Paul Rubens
作品名 Crist and St.John
皮の衣がJohnですね。 -
11番 8番の右の大型の作品。
Gerard van Honthorst ヘラルト・ファン・ホントホルスト1592~1656
ユトレヒトの人。1616年から4年のイタリア滞在後は、カラヴァッジスティとなる。王チャールズ1世の招聘でイングランドでも活躍した。
作品名Meleager und Atalante
妻子持ちのメレアグロスが美しいアタランテーを狩に同行させますが、騒動が起こり、最終的にメレアグロスの死に繋がっていくお話しですね。 -
12番 11番の下です。
Peter Paul Rubens
作品名 Kronung der Diana
ダイアナはゼウスとレトの娘で、太陽の神アポロンの双子の妹。野生動物の棲む野山を支配し、狩の女神であり、月の女神でもあります。短い上着で軽装し、猟犬や小鹿を連れ、美しいニンフを従えて、弓を手に矢筒を背にして野山を駆け回る女狩人の姿で表されることが多い女神です。 -
13番 11番の右の大きい作品。
Thomas Willeboirts Bosschaert トーマス・ウィルボーツ・ボッサシャート 1613~1654 アントワープのGerard Seghersの工房で働いた後市民権を手に入れる。彼もヴァン・ダイクの影響を受けた一人とされる。
作品名 Flucht nach Agypten エジプトへの逃避 -
14番 13番の下。向かって左。
Ferdinard Bol フェルディナント・ボル 1616~1680 オランダの画家、銅版画工。ヤーコプ・カイプ、ユトレヒトのアブラハム・ブルーマールトの所で学んだ後、1630年以降にはレンブラントに付き、その家に住んでいた。レンブラントの影響を色濃く受けている。
作品名 Mutter mitdrei Kinderrn -
15番 14番の右
Karel Dujaardin カレル・デュジャルダン 1622~1678 オランダの黄金時代の画家で、肖像画や宗教科目の歴史絵を制作しましたが、イタリアで活動していたこともあって動物や農民などのイタリア風景を含んでいる作品が多い画家です。ベネチアで客死しました。
作品名 The Centaur Eury tion Attempts the Rope of Laplth Hippodameia
ケンタウルス族に拉致されるヒッポダメイア
ラピテース族の王ペイリトオスの妻ヒッポダメイアは、その結婚式が酒に酔ったケンタウロスたちに荒され誘拐されそうになった。夫やその友人のテーセウスらの活躍で助けられたという話です。 -
16番 13番の右。
Nicolaes Pietersz Berchem 1620~1683 オランダ黄金期第二世代の画家。ハールレム生まれ。父は有名な画家Pieter Claesz(ピーテル・クラース)。アムステルダムで死去。
作品名 Perseus Freea Andromeda アンドロメダの解放
ペルセウスがアンドロメダを捕らえたモンスターを殺し、彼女を解放したという話です。 -
17番 16番の下。
Anton van Dyck
作品名 Rinaldo und Armida -
18番 16番の右の作品です。
作者名・作品名はわかりません。教えてください。 -
19番 18番の下、左側17番の右の作品です。
Peter Paul Rubens
作品名 Der heilige Hieronymus
有名な作品です。 -
20番 19番の右側の作品です。
Peter Paul Rubens
作品名 Die heilige Familie mit dem Korb
これも有名な作品。 -
21番 18番の右側。
Otto van Veen オット・バン・フェーン 1556~1629 時代的に少し古い画家です。ルーベンスの先生にあたります。
作品名 The Raising of Razarus ラザロの復活は、イエスが埋葬の4日後にベタニヤのラザロを生き返らせるイエスの奇跡です。 -
22番 21番の下の絵です。20番の右横。
作者はわかりません。(教えてください)
作品名 多分 「イサクのヤコブへの祝福」だと思います。 -
23番 21番の右の絵です。
Peter Paul Rubens
作品名 The Dying Centaur Nessus gives Deianira his poisoned
ヘラクレスの妻デーイアネイラにちょっかいを出そうとしたところを、ヘラクレスに弓で射られて殺されたケンタウルス族のネッソスを描いています。 -
24番 23番の下。左側。
作者・作品名ともわかりません。ご教示お願いします。 -
25番 23番の下。24番の右。
Jan Lievens ヤン・リーフェンス 1607~1674 1626年から1631年までレンブラントと共同で工房を構えて、競作していたことで知られる。
作品名 Mann in orientalisher Kleidung -
26番 23番の右。ここからの三枚、作者・作品名がわかりません。
-
27番 26番の下。25番の右。
作者・作品名わかりません。 -
28番 27番の右
作者名わかりません。作品名は若い女の肖像だったような・・・。 -
29番 26番の右。
Artus Wolfaerts 1581~1641 アルトス ウルフォート
作品名 The Adoration of the Magi -
30番 29番の下。右側。
Peter Paul Rubens
作品名 Artemisia -
31番 30番の右側
作者・作品名ともわかりません。ここまでが前半となります。続いてはつなぎの間です。 -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ポツダム(ドイツ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
71