【2017北欧から東欧へ】(3)国境の町ナルヴァ

2017/08/04 - 2017/08/04

今回の旅の出発点はヘルシンキ、終着点はウィーン。
メインはバルト3国とポーランドであるが、なぜこの地点を選んだか。

昨年の夏に、シベリア鉄道でロシアの中央からヘルシンキまで鉄路で移動した。
また、はるか昔にイギリスからドーバー海峡を渡ってヨーロッパをウィーンまで移動したこともある。今回その2地点を陸路でつなぐことで、ユーラシア大陸の半分くらいは、線で結ばれる。

北欧から東欧へ。国境をまたぐこと5回。
どのように移り変わっていくのだろうか？
少しずつ足を先にすすめるのが楽しみな旅であった。

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■旅の行程■　●：この旅行記の部分です。
○8/03（木）
羽田→ドーハ→ヘルシンキ（カタール航空）
ヘルシンキ散策
【宿泊】ヘルシンキ
○8/04（金）
ヘルシンキ散策
ヘルシンキ→タリン（船）
タリン散策
【宿泊】タリン
●8/05（土）
タリン→ナルヴァ（鉄道）
ナルヴァ散策
ナルヴァ→タリン（バス）
タリン散策
【宿泊】タリン
○8/06（日）
タリン→リガ（バス）
リガ散策
【宿泊】リガ
○8/07（月）
リガ→シャウレイ（バス）
十字架の丘
シャウレイ→カウナス
【宿泊】カウナス
○8/08（火）
カウナス散策
カウナス→ヴィリニュス（鉄道）
【宿泊】ヴィリニュス
○8/09（水）
ヴィリニュス→トラカイ（鉄道）
トラカイ城
トラカイ→ヴィリニュス（バス）
ヴィリニュス散策
【宿泊】ヴィリニュス
○8/10（木）
ヴィリニュス→ワルシャワ（バス）
ワルシャワ散策
【宿泊】ワルシャワ
○8/11（金）
ワルシャワ散策
【宿泊】ワルシャワ
○8/12（土）
ワルシャワ→クラクフ（鉄道）
クラクフ→ヴィエリチカ（鉄道）
ヴィエリチカ岩塩坑
ヴィエリチカ→クラクフ（鉄道）
【宿泊】クラクフ
○8/13（日）
クラクフ散策
クラクフ→オフィシエンチム（バス）
アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館
オフィシエンチム→クラクフ（バス）
【宿泊】クラクフ
○8/14（月）
クラクフ→ウィーン（鉄道）
【宿泊】ウィーン
○8/15（火）～16（水）
ウィーン散策
ウィーン→ドーハ→羽田（カタール航空）

エリア ナルヴァ(エストニア)

エストニアのタリンで2泊。
見所は集約されており、これはタリンだけじゃ物足りんのでは？という心の声が聴こえてきた気がしたため、ロシア国境まで足を伸ばしてみました。
タリン駅からローカル列車で出発。一日2本しかないので出発時間に注意。

車内はかなり綺麗に保たれている。

ナルヴァ駅に到着。

ナルヴァ駅はまさに国境のすぐ手前。ホームから橋が見えます。

ナルヴァ駅
駅舎には簡素なイミグレがあり、国際列車が通るときだけ開きます。

駅から北へ歩いて行くと、すぐ見えてくるのが「アレキサンダー教会」

ロシアとの国境は町を流れるナルヴァ川に引かれています。

川沿いを散歩すると、対岸のロシアが泳げそうなほどに近い。

ロシアとエストニアをつなぐ橋。

展望台から眺めてみる。

チェスをしている人の銅像を発見。
ナルヴァ生まれのチェスプレイヤーPaul Keres（パウリ・ケレス）の像だそうです。
他にもチェスボードが置かれてたりしました。

Paul Keres（パウリ・ケレス）の銅像

ナルヴァ城
城内部はミュージアムで、城や町の歴史が展示されている。

さっきまで結婚式が行われていたっぽい。

ナルヴァ城は、13世紀ころデンマーク支配時代に建てられ、長い間ロシアとの国境を守る砦の役割をしてきた。

ナルヴァ城を登ってみる。

川を隔ててそれぞれに要塞が立ちはだかっています。エストニア側のナルヴァ城に上ってみると対岸の町がよく見える。

今は、こうやって車や人が行き来していて、一見、国境を感じさせないほどのどかな場所でした。

ナルヴァ城の裏庭的な・・・

帰りはバスで帰ることにします。
ナルヴァ駅の近くにバス乗り場もあります。
この仮設小屋みたいな事務所でチケットを買う。

タリン行きのバス。

雨が降ったりやんだりしていました。
雨上がりの車窓も美しい。

タリンへ戻ってきました。