猫探し【北海道（大雪山・旭岳登山 2017年・Mt. Daisetsu)編】

2017/09/03 - 2017/09/04

9月に入り，北海道の山はそろそろ紅葉の季節．以前から計画していた天人峡温泉～大雪山（旭岳）登山～旭山動物園の2泊3日の旅行を敢行．生憎台風の影響で，登山当日の天気予報は「曇り+強風，登山には適しません」．それでも，旭岳ロープウェイに乗る時間帯でも頂上が綺麗に見えていたので，「たぶん大丈夫だろう」という期待を込めて登山開始．
でも，頂上に着いたときには一面ガスで覆われ，加えて強風（天気予報通り）．それでも，一瞬だけ雲が切れることがあり，大雪山系の雄大な景色が姿を現した時には思わず感動．本州の山ではなかなかこの雄大な景色にお目にかかることはないと思いました．

エリア 旭岳・天人峡・白金(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 徒歩

午前8:30の旭岳ロープウェー．まだ天候は良い

ロープウェイ乗場にある天候を示す看板．視界不良の上，山頂駅の温度は4度

チケット売り場

往復で2900円．朝8:45発のロープウェイで頂上駅へ

この時間はまだ旭岳の頂上が綺麗に見えている．

拡大するとこんな感じ．「天候大丈夫なんじゃない？」と思わせる．

チョット雲もあるけど，眺めは抜群

予定通りに9:00に登山開始

気がつくと，大部雲が出てきた．さっきまでの快晴は何だったのか？

姿見の池と噴気孔．ここまでは普通の観光客でも歩いて来られる

頂上を目指す．徐々に雲が厚くなってくる

下界を見れば，残雪も残る

徐々に強風が吹き始める．一応北海道仕様としてヒートテックとダウンジャケットを着込んで登ったものの，手袋が夏用であることに気付き，大きな後悔．手が凍りそうなくらい冷たい．

既に凍りも張っている

旭岳頂上．ガスで何も見えず．風速は30mくらい．気温はたぶん0度に近い．他の登山客も登頂後数分で下山を始める．

それでも，寒さに耐えて粘っていると，一瞬の晴れ間が見え，朝日岳山頂（2291m)の標識が見える．

少し視界も開けてくる．粘っていて良かった．

更に雲が途切れてくると雄大な景色が．スゴイ．

晴れ間は僅か10秒くらい．その後あっという間に霧で何も見えなくなる．相変わらず強風が吹き付け，他に登山客もいない．このままだと遭難しそうなので，視界があるうちに間宮岳に向かって下山を始める

時折の晴れ間を頼りに歩く

間宮岳（2185m）に到着．歩けるだけの視界が出てきた

一瞬の晴れ間に見えた御鉢平．圧倒的な景色．

北鎮岳（2244m）も一瞬だけ見える．殆どスーパーカーが目の前を通り過ぎたくらいの時間帯であったが，何とかスマホで撮影成功

残雪も多く残る

中岳温泉に向かう．この辺りまで下山すると強風は殆ど感じられなくなったが，徐々に厚い雲が降りてきて，上の方は全く見えなくなる．写真撮れたのは運が良かった．

中岳温泉．周回コースで出会った登山客は5人だけ．うち二人は裏旭のキャンプ場で宿泊すると言っていた．中岳分岐で会ったもう一組は，私達とは逆に間宮岳から旭岳を時計回りに目指すパーティー．したがって，登山客に会う可能性はほぼ0であることは判っていたが，流石にこの露天風呂に入る勇気はなし．時々温泉ブログにアップしている人いますが，本当に勇気がありますよね．

裾合平．赤の絨毯．既に紅葉が始まっている

リンドウはまだ咲いていた

もう少し遅ければ，素晴らしい紅葉が見られたはず

雲が厚くなり，今にも雨が降ってきそう

殆ど休憩も取らなかったので，予定より２時間も早く姿見駅に到着

ロープウェイで降りた直後に雨が降り出す．急いで下山して良かった．早朝から登っていれば，たぶん快晴に恵まれたと思いますが，ロープウェイの営業時間もあり，９時スタートはやむを得なかったのかな．それでも，最低限の景色は見ることができたので，満足．北海道まで来て良かった．今度は７月の花の季節か，紅葉のハイシーズンの時に登ってみたい．おわり．