白川郷から入る北陸ぐるり旅③能登半島

2017/08/10 - 2017/08/13

ホテルを出ると傘をさす程ではない小雨でどんよりした曇り空。
能登半島の海の景色を満喫する予定の今日は晴れて欲しかった。
でも、予報は曇りのち晴れ。
金沢の天気が能登の天気とは限らないから
希望を持って出発する。
この日は「のと里山海道」を輪島へ向かい珠洲を巡って、
時間があれば能登島を渡り、氷見の道の駅を目指すという道程を予定していた。

エリア 珠洲(石川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

金沢市内から日本海へ向かう。
地図上の「のと里山海道」を想像すると胸が高鳴る。

どこまでも続くハイウェイと海岸、そして水平線。
いつもの見慣れた瀬戸内海の景色とは全く異なるから、
遥々遠くに来たなぁ～としみじみ思う。

しばらくすると道の駅 (高松 里海館)があったので、車を停めて海を眺める。
湿気混じりだけど気持ちが良い。

青空も少し見えて来た。

朝食を摂らない夫に付き合い、朝はあまり食べなかったので、
形に惹かれヨモギを練り込んだ「おだまき」を買って食べてみた。
思った以上に歯応えを感じ、味はいたって普通。
お腹の足しにはなった。
もしかしたら地元の人しか知らない美味しい食べ方があるのかもしれない。。。

そして志雄(しお)パーキングエリア。
ここから見るのを楽しみにしていたのは。。。

千里浜なぎさドライブウェイ。

なんだか贅沢すぎる。。。

車を走らせて行ったり来たりしているだけなのだろうけど、
通り過ぎる運転手の顔は楽しそう。

夫も渚を走りたいのかな～～、と思ったが、
車が汚れるから嫌、らしい。。。
まあ、先があるから次へと出発。

のと里山海道を終わりまで進んで輪島に入った。
輪島塗を見たい、キリコも興味がある、朝市は？
おまけに永井豪記念館もある！ と無計画な上、
グーグルマップを見ながらアレもコレもと頭をめぐる。。。

取り敢えず、輪島塗会館へ行くことにした。

堪能。。。
ほとんどが撮影NG。。。
色もデザインもお値段も素晴らしい。
この旅行の後、親戚の集まりでおめでたい事も有るので、
輪島塗の夫婦箸をプレゼントに購入した。

会館の外で喫煙していた夫が、
公道を走るゴルフカートに反応し、地元の人に尋ねると、
カートに乗って観光めぐり(無料) ができるとか。。。
でも時刻表を確認すると無理。
輪島で今日が終わってしまうので断念。

輪島の朝市辺りをチラッと見て、キリコ会館の前を通り、
次のスポットへ。。。。。

道の駅、千枚田ポケットパーク。

素晴らしい。。。。
時間があればゆっくり歩いて見てみたい。。。

ケド。。。６５の定年後。。。。
実家に戻って田畑に向かい合わなければならない夫は、「はい、次」
で、次のスポットへ。。。

海を見ながらの海岸線の道路を気持ち良く走る。。。

そして、窓岩。。。。

私にとって能登の象徴のひとつ。

昼時の食堂を何処にしようかと考え、
駐車場の空きを見て、「今新」に入る。
民宿のような座敷でしばらく待つと、海鮮定食～
ここでもまた、北陸キタ～～～！！！

良かったです。ご馳走さま。

それから次は、垂水の滝。
より道パーキングに車を停めて滝の方へ歩く。

確かに、滝が海に落ちている。
フツーに考えるとこんな風景は珍しい。。。。。
のに、当たり前にある風景に感じる。

滝に近づきながら海岸を見てみると、
丸くなった石が面白い。。。。

岩場のある磯には沢山の海産物があるのだろう。。。

駐車している後ろに並べてあるサザエ。

磯潜りが好きな夫は興味津々。。。

とてもコンパクトなエリアだけど、
珍しい滝があり、海の幸の豊富な磯があり、
近くは民宿ありで、とても興味深い場所。

垂水の滝を出て、海岸沿いを進む。。。
岬を貫通したトンネルがふと現れる。。。

近くに目をやると、塩田に関わる建物。。。

塩田。。。

そんな景色を見ながら信号のない道を進んでいく。

そして道は能登半島の先端をまわり富山湾側へと入る。

見附島に到着。

見附島を見ながら、キャンプサイトがある賑やかなエリア。

海水浴やキャンプそして観光で、各々がほのぼのと過ごす休みの午後、
救急車のサイレンが近づき、救急隊員が担架を持って石場の方へやって来た。
足を滑らせて動けなくなった人がいるようで、救助している様子。
そこへ、カ～～～ン、と「えんむすびーちの鐘」の音が。。。。
何と無く、間が悪いように感じる。

救助を見届けた後、見附茶屋でおやつを買う。
私はご当地モノの塩ジェラート。
イチゴソフトクリームは夫。変わったモノは選ばない。

別名 「軍艦島」 確かに形は似ているが、
私には髪の毛のあるアンクルトリス(トリスウィスキーのマスコット・キャラクター)
に見えてしまい、愛嬌のある島だなぁと思う。

恋路海岸の弁天島にも行きたかったのだが、
5時迄には氷見の道の駅に着きたいので、
ナビをセットしてみるとあまり時間が無い。

穴水ICへ行く途中、しばらく海岸沿いを走る。
日本海側と富山湾側では海の表情がまるで違う。
雲が多い天気でちょっと残念だったけど、
晴天だったらもっと時間が押してると思う。

結局、能登島にも渡れなかった。

氷見漁港場外市場ひみ番屋街に到着。
17:00までにと急いだのは、
ほとんどのお店が18:00には閉店してしまうため。

そして一番の目的は、
氷見産天然岩牡蠣！

600円～1,200円と大きさによって値段が異なる。
もちろん大きい牡蠣は高いのだが。。。
前にテレビで、フランスのモンサンミッシェル生牡蠣に、
半分に切ったレモンをグルッとかけて食べていたが、
確か10個で10ユーロ(1500円ほど)だったと思う。
ここの氷見は天然なので価値が違うのだろう。

広島の養殖牡蠣は大きく育てずに出荷して、
小ぶりで身がしまり色のハッキリしている牡蠣が一番美味しいと言われているので、
大きく育っている牡蠣が本当に美味しいのか不安。。。
広島はほとんど生では食べない。

「小さい方が美味しいよ。600円の2個貰おう」
とあっさりと決める夫。。。。

それでも牡蠣は十分大きい。
とにかく無事、氷見まで辿り着いた。初の富山県。

「富山に乾杯！！」

今日の旅は終了、ここの道の駅で車中泊。
ビールが美味しい！

夕食前に近所を散歩する。

富山湾と北方面の能登半島の景色。
空が広くて気持ちが良い。

ゴルフがしたくなるくらい広い芝生公園。

夕食は楽しみにしていた「廻鮮 氷見前寿司」
21:00まで開いている2店舗の飲食店のうち、
もう1店舗の方が貸切になっているせいか、席待ちのお客がいっぱい。
牡蠣を食べる前に名前を書いておけば良かった。。。

1時間ほど待ってやっとカウンターに座った。
回転寿しだけど、ほとんど紙にオーダーを書いて注文するから
握りたてが食べられる。
お皿が見る見るタワー状態になった。。。
写真の白エビの唐揚げはビールも日本酒も進む美味しさ。
北陸での最後の晩餐は、撮った写真を見ながらお酒も進み満福。
この後は「氷見温泉郷 総湯」に入り、車中で就寝。
明日は福井の東尋坊経由で広島へ帰る。