2017/05/04 - 2017/05/07
277位(同エリア975件中)
ヒデールさん
プノンペンの空はどんよりしてるけど 気持ちのいい朝だ。
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初めて慣れ親しんだ地元 小松空港の国際線を利用する。
行き先は上海で乗り継いでプノンペン。
乗り継ぎの時間が5時間ほどあるから 遅延で名高い中国東方航空と言えど余裕だ。
1Fのカウンター前で偶然 旅行会社の知人と会う。
これから添乗の仕事でシェムリアップへ行くそうだ。
彼は天気予報が悪いことをけっこう気にしてるが 「東南アジアの天気予報はいい加減ですよ~ この時期なら日中晴れたり曇ったりで 夜に雨とかじゃないですか」 と経験上の話をするが 彼も経験あるわな (笑) -
用意周到のはずが買って間もないコンバースを履いてきてしまった。
これからアジアの田舎へ行くというのに...
変色覚悟で行って参ります。 -
午後1:15. 搭乗
なんだか時間通りで拍子抜け。
まぁこれが当たり前なんだが。
ちなみに後日わかったことだが この翌日5月5日の上海便は3時間ディレイしたらしい。
やる時はやるな。 -
定刻通り午後1:30.フライト。
それから45分後 機内食が出て来た。
手前左の器の黄色の物体だけ何かよくわからず 味もしっくりこず残す。
ビスケットが歯にくっつき過ぎるっ! -
午後3:00. 上海浦東国際空港に到着。
機長が早くうちに帰りたかったのか 定刻よりも早く着いた。
機内の窓からは現在建設中の第3ターミナルが見えてる。
これが出来ると少しは遅延も減るんだろう。 -
浦東の乗り継ぎは初めてだったが 同じターミナル1内で同じ航空会社なので特に問題なく 30分ほどで手荷物検査までをパスし搭乗ロビーへ。
前回の旅で利用したスワンナプームほどじゃないが 搭乗ゲートへ向かってる途中歩き疲れてきた。
26番ゲートに着いてからは 持って来た中国元を使い近くのファミマでココナッツジュースと飲料水を買い、そのあとはカンボジア語の本を読み、残りの2時間ほどはイスに横たわり仮眠を取る。 -
午後7:55. 奇跡の2便連続定刻フライト。
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機内食は鰻丼
なかなかイケんじゃん。
CAさんが出入国カードとビザ申請書を配ってくれる。
そう カンボジアへ入国するには日本人も中国人もビザが必要だ。 -
カンボジア時間の午後11:00.
プノンペン国際空港に到着。 -
そんなに大きな空港じゃないので預け荷物のないオレは簡単にイミグレ前まで来たが この左手でこれからビザを取得しなければならない。
まずは英語で 「Visa Collection」 と、もう片方は何が書いてあるか忘れたが2つの窓口があって、一体どっちに並べばいいかわからない。
とりあえず勘で左の 「Visa Collection」 じゃない窓口に並ぶ。
順序としてはこっちで正しかったが 機内で記入したビザ申請書がいきなり使えず ここで新たに申請書を書かされる。
そして再度パスポートと共に提出すると今度は写真を請求され 持って来た証明写真を1枚渡す。
そのあとは右手の 「Visa Collection」 の窓口で名前が読み上げられ ビザが貼られた自分のパスポートを係の者から受け取る。
手数料の$30はどっちの窓口で支払ったか忘れたが 支払いが必要だ。
これでイミグレを通り無事入国完了。 -
すぐに外に出る...
当たり前だが周りはカンボジア人だらけ。
そして湿気を帯びたムアっとした空気に包まれる。
うん、この何とも言えない エキサイティングな感覚。
初めて訪れる国ならではだ。
増してそれが夜ともなれば なおさら。
普段ならまずここで両替えをするのが定番だが 既にUSドルを仕込み済み。
外へ向かってやんわり歩いてると ルーモー(トゥクトゥクの意味)の運転手が声をかけて来た。
最初は軽くあしらっていたが あまり周りに他のルーモーがいないので ホテルの住所と近くにあるランドマークの独立記念塔の画像を見せ 行き先を確認。
「トライ ポンマーン? / いくらだ?」 と言うと 向こうの言い値は$8だったが$7で交渉成立。
このルーモー タイのトゥクトゥクと比べると車内が広くて乗り心地がいい。 -
市街地へ向けて走ってると油とガスが混じったような臭いが鼻を衝く。
道路沿いには店仕舞いをした無人の屋台が並ぶ。
ただその屋台も街の中心部に近づくにつれ開いてる店がちらほら出て来る。
生温い熱帯の風がやけに心地いい。
なんかタイに来たみたいやなぁ...
路上は閑散としていて 人の往来はなく車もバイクもたまにすれ違う程度。
街は完全に眠ってる。 -
深夜12:09. 空港から20分ほどでホテルの近くに到着。
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今晩から2晩オレの寝床となるホテル 「Kabiki」
なんでもこの近くに要人宅があるそうで ホテルの前の通りはルーモーや部外者は入れないようセキュリティの者が番をしている。
なので初カンボの深夜入りでも何ら不安がない。
まぁそれを理由にここを選んだわけではないが。 -
この時間レセプションにはスタッフの姿がなく 隣のソファーに若いお兄さんが2人寝てるだけ。
Hello, Excuse me...
と声をかけると目を覚まし チェックインの手続きをする。
ただ 「パスポートは明日コピーを取らせてください」 と言われ、あとはお兄さんが部屋まで案内してくれる。 -
階段を上がり2階建ての建物の2Fへと進む。
ルーム No.15 スタンダードダブルルーム。
ここがオレの寝床。
う~ん エアコンが入ってなくてチョー蒸し暑いのですぐにスタッフのお兄さんに言って入れてもらう。
部屋の大きさは1人で丁度のサイズ。
照明がやや暗め。
ベッドや枕の硬さは かなりいい感じ。
蚊帳付き、バルコニー付き、サンダルあり、スリッパなし。 -
冷蔵庫を開けると 冷たいおしぼりとウエルカムドリンクのセットが2人分置いてある。
うん これはナイスサービス。
ためらいなくタオルで顔を拭く。
気持ちええ~ -
ウエルカムフルーツと飲料水2本×2日間のサービスもあり。
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少し休んでから歯磨きをしてシャワーを浴びる。
シャワーは可動式。
圧はやや弱め...
ん? 温かくならん...
すぐにチェックをすれば良かった。
MAXにしても ぬるま湯と水の中間くらい。
まぁこの室温なら これでどうにかやり過ごすことは出来る。 -
疲れた... 寝よう
ベッドの四隅に結んである紐を解き蚊帳を下すが 隙間がしっかり出来てる。
これじゃ意味ないよな (笑)
寝るっ! -
一夜明け...
午前7:30. 起床
なるほど こんなバルコニーか。
細長くて使い勝手は良くないが 無いよりはあった方がいい。 -
眺めは鳥のさえずりが響く 熱帯植物に囲まれたグリーンビュー。
一瞬ここが街の真ん中であることを忘れてしまう。 -
う~ん 今日は残念ながら曇りかぁ...
日中になって晴れることを期待しよう。 -
ホテルから出て朝めしを食うところを物色。
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Preah Ang Yukanthor St. 沿いの屋台で豪快に魚を焼いてるのが目に留まる。
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いろいろと惣菜もあるようだし ここにしよう。
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注文をして程なくすると料理が登場。
今日の朝めしは カンボジア版 焼き魚定食。
いただきまーす!
うーん「チュガニュ! / 美味い!」
この魚のタレがヤバい。
ピリ辛でこれなら何でも美味くいただけそうだ。
魚は川魚なんだろうが 臭みはなく身がぎっしり詰まってて食べ応え充分。
肉と野菜の煮物は和食のような無難な味。
ただこの肉は苦手の部位なので残します。 -
屋台でめしを食ってると まだ慣れてない このプノンペンという街の空気を肌で感じることが出来ていい。
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道路を行き交うバイクやルーモーに混ざり 三人の僧侶が颯爽と歩いて来た。
この国もお隣タイと同じ仏教国。
袈裟の色もオレンジで一緒だ。 -
タイやベトナムと似たところはあるが それでも初めて訪れる国は刺激的だ。
旅人レベルで言えば決定的な違いは言葉と文字。
渡航の3週間前から勉強したカンボジア語はタイ語に近い単語もあるが基本的には全く違う。
当然ながら僅か3週間で身に着けた語学力では現地の人たちと会話を楽しむまではいかないかもしれないが 出来るだけ現地の人と接して 興味いっぱいのこの国の事を少しでも知りたいと思う。
「ニャムハウイ、 トライ ポンマーン? / 食べた、 いくらですか?」
「∑丗※△ ... 」
は? 全くリスニングできねー
そう ここカンボジアではUSドルが普通に使えるんだが ローカルの店や少額の買い物は全て現地通貨のリエル計算。
これがまたベトドンほどじゃないが数字が大きいので やたらと現地語で覚えにくい。
持ってる札を見せると どうやら8500リエルらしい。
日本円で230円ほど。
間違いなく物価は安い。 -
さて この辺りを少し歩いてみよう。
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いつものように生活臭がする路地裏に足が向く。
ただこの先は行き止まりだ。
突き当たった右手では男衆3~4人が土方作業中。
これから家でも建てんのかな。
そのうちのひとりに声をかける。
「チョムリアップ スーオ! ソクサバーイ チーアテー? / こんにちは! ご機嫌いかがですか?」
すると男は 「ソクサバーイ! / 元気です!」 と笑顔で返してくれる。
そりゃそうだ 元気なかったら こんな力仕事しながらオレなんかに構ってられないわな。 -
近くに家の前で洗濯をしてる女性がいたので声をかけてみる。
「チョムリアップスーオ! ネアック ソクサバーイ チーアテー? / こんにちは! ご機嫌いかがですか?」
こちらも 「ソクサバーイ」 と返って来た。
彼女はオレと土方野郎とのやり取りを見てただろうから 警戒心はないはずだ。
... て最初からそんなもんオレが気にしてるだけで ないかもしれないが。
「トートループ バンテー? / 写真撮ってもいいですか?」
て訊くとちょっと恥ずかしがってたけど1枚パチリ。
写した画像を彼女に見せて 「スアーッ / 綺麗」 てオレが言うと写真以上のスマイル。
そんなオレの背後にいた男性にも声をかけると彼は少し英語を話せた。
「アーユー ポンマーン? / 歳はいくつですか?」 て訊くと今日が誕生日だって。
Wao! 誰かに貰ったプレゼントを見せて嬉しそうだ。
Happy birthday! -
みんな人当たりが良くて穏やかで まだ数人しか会ってないけど カンボジアの印象◎
やっぱり人の印象が その国の印象になるからなぁ。
空はどんよりしてるけど 気持ちのいい朝だ。 -
なんかドでかい音量で音楽が流れてると思ったら結婚式かぁ。
この路上にテントみたいのを設けてやるスタイルはベトナムでも見たな。
さっき出会ったMさんの誕生日に続きめでたい日だ。 -
大通りの Preah Suramarit 通りへ出る。
通りがかった屋台では子供が1人でご飯を食べてる。
カンボジア人は日本人と同じく米を主食とする民族だ。
それにしても平日のこんな時間(午前9:40)に こんなトコにいるってことは 学校へ通えない子なんだろうか... -
通りを渡り公園に入る。
ここには後でわかったが 故シハヌーク国王の像が建立されている。 -
ここが観光地だとわかったのは しばらくして大型バスが道路に横づけして 中国人観光客がぞろぞろと降りて来た時だ。
そしていつの間にか そこには観光客相手に商売をするフルーツ売りの姿が。
オレもどさくさに紛れて マンゴーの試食なんかしちゃってるし(笑) -
ホテルから徒歩7分くらいのところにある独立記念塔。
その名の通りフランスからの独立を記念して1958年に建てられた巨大モニュメント。
このエリアのランドマーク的存在だ。
たいして興味はなかったけど 近くで見ると格好いい。
ここでもまた さっきとは別の団体ツアー客が歩道を埋め塔と一緒に記念撮影。
そんな団体の横を通りぬけて でかいロータリーを渡る。 -
プノンペンの街もお隣のベトナムのホーチミンのように信号機が少ない。
なのでバイクや車に突っ込んで行く感覚で道を渡らないといけない。
オレの場合 ホーチミンでの経験が生きて この問題は難なくクリア。
もちろん最善の注意を払ってのことだが。 -
独立記念塔ついでのクメール寺院見学。
寺の名は「ワット・ランカ」
なるほど 門番の二対の守護神像は去年ベトナムで観たクメール寺院の守護神像と似てる。
では お邪魔します -
ほ~ ストゥーパがいっぱいだ。
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目を見張るものはないが散歩がてらに訪れるにはちょうどいい。
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境内に2匹いるうちの小さい方のニャンコ。
ひと回り大きいニャンコに何回もちょっかいを出されて 鬱陶しいそうだった。 -
境内の隅に咲いてる花に心が和む。
さて ホテルへ戻るか。 -
再び独立記念塔のロータリー付近を歩いてると警察官が4人並んでる。
「チョムリアップ スーオ! / こんにちは!」 と挨拶すると警官も 「チョムリアップ スーオ!」 と返してくれる。
「クニョム モクピー ジャポン / ワタシは日本から来ました」 なんてクメール語で続けると なんか凄くウケてるよ。
ただ調子に乗って話してもリスニングは相当ムズい。
「ソームニギェイ ムォイムォイ / ゆっくり話して下さい」 て頼んでも わかんないもんは わかんないし...
でもオレなんかに付き合ってくれるおかげで 色々とクメール語の勉強にはなる。
年齢の話題になると 3つしか違わないのに最年長の53歳のおっさんを小馬鹿にしてる50歳のおっさんがおもろかった。
「リーア ハウイ! / じゃあねー」 -
グーグルマップ上は この Preah Norodom 通りからカビキ・ホテルがある Samdach Phuong St. は繋がっているんだが、実際は門が閉まっていて そこにいるセキュリティの奴に 「チョンタウ サンターキーア カビキ / カビキ・ホテルへ行きたい」 て言ってみたが 入れてもらえなかった。
しようがない ぐるっと回ろ -
恐らくカンボジアで一番有名な力士。
このあと別の場所でも見かけた。
クリーニングと言えば コイツなんだろう。 -
ホテルへ帰る途中 道端にいたモートー(バイクタクシー)野郎と話をし このあとオレが行きたいモスクの画像を見せる。
すると周りの取り巻きものぞき込んでくるが一様に反応が鈍い。
中にいたある野郎が 「郊外の方だろ」 みたい事を言うんで 「ナウ プノンペン! / プノンペンにある!」 てオレが言うと、ようやく誰かがわかってくれて 地図上でも場所を押さえる。
モートー代は$2
「じゃあホテルへ戻ってまたここへ来るから頼むよ」 と言い残しホテルへ戻り 昨日の約束通りレセプションにパスポートを提示して支払いの確認をすると...
「もうクレジットカードに請求してます」 と言われる。
なんだよ Booking.comの約束と違うな。
「ここでキャッシュで払いたい」 て言っても無理だって...
宿泊代をUSドルで払うつもりでいたので 豪く金持ちになっちまった。
何に使おうかね...
NEXT旅行記 「気ままにプノンペン アル・サーカル・モスクと路線1番バスとプラホック」 へつづく
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