野鳥撮影記録（２０１７年８月）その２・小笠原航路

2017/08/22 - 2017/08/24

久々の鳥撮りは遥か太平洋上へ遠征
野鳥専門旅行社のツアーに参加しての小笠原父島行き
小笠原行きとは行っても小笠原丸乗船が目的で現地は４時間ほどの短時間の滞在
船上デッキから海鳥の撮影がメイン
遠くの米粒のような海鳥はガイドの力なくして探すことも種類を特定することも困難でした
そんな中のハイライトはカツオドリとアカアシカツオドリ
それだけは間近でたっぷりと楽しむことができました

エリア 東京

• 旅行の満足度: 4.5

８月２２日
竹芝ふ頭を午前１１時に出航
小笠原丸１１，０００トン、１年前に就航したばかりです
レインボウブリッジの下を通過していきます

お台場にも野鳥がいました
サギ類やカワウ

東京湾を少し進んで磯子沖辺りからオオミズナギドリが見られました

オオミズナギドリはこの航海中で一番多く見られた海鳥です

東京湾の出口の目印になっている三角ブイ
１番です
湾奥から５番、４番・・・と続きここからは外洋です

東京湾を出て間もなく日本海軍の潜水艦
水しぶきを上げて航行中でした

外洋に出てもまだ陸に近い海域はほとんどオオミズナギドリ

オオミズナギドリはペアで飛んでいることが結構多かった

特徴は白いお腹で茶色で羽が縁取りされていますが肩のところだけは白いまま縁取りがありません
これが後から出てくるオナガミズナギドリとの識別ポイントとなります

出航して４時間後
ようやくオオミズナギドリ以外の海鳥が出現
クロアシアホウドリです
苫小牧航路で見て以来の２度目の遭遇です
オオミズナギドリよりも２０センチも体長が長くて大きいはずですが
かなり遠くて米粒にしか見えません・・・・残念

マッコウクジラ
水面からはあまり出ていないのでクジラを見たとの実感はあまり湧きませんでした

アナドリ
初見初撮りです
でも体長２９センチしかなくオオミズナギドリの４９センチと比較してもかなり小さいので自分の目ではほとんど見つけられません
ガイド氏の声が頼りですがそれとて探せないことが多かった　ｗ
鳥果も少なくかなりストレスをためながらこの日の撮影を終了

翌日に続きます

８月２３日、夜明け
片道２４時間の船旅です
夜明けは聟島諸島の少し手前で迎えることとなります
この日も天気は良さそうです

暫らくは船のデッキでひたすら待ち続けました

やっと登場！
白い大きな鳥影

アカアシアツオドリです
もちろん初見初撮り
今回のお目当ての海鳥でした
これから夢中でシャッターを押し続けることに

普通の（失礼な表現カモ）カツオドリも登場

船の進行にともないトビウオが飛び跳ねて逃げていきます

このトビウオをカツオドリが飛び込んで捕食します

遠くでカジキマグロ？の大ジャンプ
南の海のダイナミックな自然に魅せられます

圧巻は間近で舞うアカアシカツオドリです

お腹の模様も特徴があります
デッキの足元を飛翔するので羽の一部がフレームアウト

大きな鳥を至近距離で撮影でき大興奮です

カツオドリの背中

クチバシの付け根が青く婚姻色
オスのカツオドリです

海面からの飛出しは不器用です

カツオドリは数羽で飛び回りました

この魚なんでしょう？

船の真下でトビウオをゲット

余りに近いのでコンデジを取り出しての撮影
カツオドリとアカアシカツオドリ

コンデジ、キヤノンＧ５で撮影したアカアシカツオドリ

こちらもコンデジでの撮影

海鳥の営巣地となっている聟島諸島がはるか東に見えました

父島に上陸
名物の島ずしを食べて港近くの緑地へ
オガサワラメジロ

普通のメジロとの違いがよく判りません

こちらはオガサワラヒヨドリ

イソヒヨドリ

ハジロクロハラアジサシ

港の近くを自由気ままに飛び回っていました

更に遠くをクロハラアジサシも飛んでいました

オナガミズナギドリ

アナドリ

アナドリ

オナガミズナギドリ

オナガミズナギドリ
羽の内側がすべて茶色で縁取られています

シロハラミズナギドリ
お腹の模様が他のとは違います
それにしても近くは飛んでくれません

帰りの航路は往路と比べて退屈この上なし
ハイライトはこのコアホウドリぐらい
しかも遠くて・・・・
帰路はカツオドリの出現もほとんどなく往路でツキは使い果たしたようです