2017/05/10 - 2017/05/26
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churros さん
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スペインには特色の有る都市がたくさんあります、地域により文化・人種・食が多彩なのです。
中でもアンダルシアを代表する都市「セビージャ」(日本ではセビリアの方が通りがイイ)の魅力を歩いて紹介します。
観光する処が多いセビージャですが、歴史の古い都市だけあってカテドラルや遺跡がたくさん在り、ガイドブックにも載っている処載っていない処を、私の個人的に好きな処を紹介します。
先ずは、セビージャの基本から
セビージャは南に位置するスペイン第4の大都市、人口は約70万人のアンダルシア州の州都でセビージャ県の県都、スペイン南部の政治・経済・文化・芸術の中心地、ご存知フラメンコ(タブラオ)の発祥地として有名ですよね。
日本ではセビリアと呼ばれていますが、地元ではセビージャとかセビーヤと発音します、ガイドブックにはセビリアもしくはセビーリャと書かれています、スペイン語ではLLとエルが2ツ続くとアンダルシア地方では「ジェ・ジョ・ジャ」と発音、中北部では「リェ・リョ・リャ」と発音します。
日本との関わりは天正遣欧少年使節(1582年)が歴史上最初のセビージャとの関わりだと思います、その後遅れること31年慶長18年伊達藩の支倉六右衛門常長率いる慶長遣欧使節団がセビージャへ、日本とセビージャは400年の歴史があります。
セビージャは新世界を目指したコロンブス(スペイン名コロン)が出発した地、ここからスペインの隆盛が始まったと言っても言い過ぎではない歴史的な地セビージャ。
- 交通手段
- 徒歩
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セビージャと言えばココ、「La Giralda」からでしょう。
ヒラルダの塔はムスリムの建築物、700年間イベリア半島を支配したムスリムが、キリスト教徒に追われたレコンキスタ(国土回復)以後にキリスト教徒がミナレットを残し、モスクの跡にカテドラルを建てた。
ヒラルダとはスペイン語のヒラール(回る)で、ミナレットのてっぺんにコンスタンティンの旗を持つ女神像の風見が付いている為、ヒラルダの塔と呼ばれています。
セビージャ散歩(スペイン語でパセオ)をするにはカテドラル前のプラサ・デ・ロス・レイエスからがイイでしょう。セビリア大聖堂 (カテドラル) とヒラルダの塔 寺院・教会
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プラサ・デ・ロス・レイエスでヒラルダを背にして立ち、左へカテドラル沿いに周りコンスティトゥシオン通りに出ます、右角のスタバを右へ曲がると市庁舎の方に向かいます。
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カテドラルから約200メートル歩くと左側角に写真の建物が見えます、特徴のある建物なのでスグ分かると思います、1階がパン屋なのですがコーヒーも飲めますよ、私は滞在中毎朝デサユーノ(朝食)を摂ってました、美味しいパンがたくさん種類がありますので入られては如何でしょう?。
Edificio La Adriatica 建造物
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パナデリーア(panaderia)たくさん在るのですが、セビージャに来られた記念にパンでも食べませんか?、店内は狭いのですが立ち飲みのコーヒーを飲んで、写真でも撮られる事をお奨めします。
Edificio La Adriatica 建造物
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2013年に行った時にはパナデリアではありませんでした。
この写真は2013年に撮ったものです、現在は1階の陳列ウインドーが取られて、建物本来の姿になっています。Edificio La Adriatica 建造物
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Ayuntamiento(市役所)前に在るPlaza Nuevaの中心にカステージャ王フェルナンド3世の騎馬像、トラム(路面電車)の終着点ここからアウトブセス・サン・セバスチャンまでトラムで行けます。
騎馬像の奥に見えるのがオテル・イングラテラ、前の道を左へ歩き突き当りを左へ曲がり、50~60メーター歩くと右角に美味しいBAR「Enrique Becerra」が在ります、夕食に困ったら一度行かれては如何でしょう?、安くて美味しいタパが待ってますよ。ヌエバ広場 (セビリア) 広場・公園
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カステージャ王、フェルナンド3世の騎馬像。
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プラサ・ヌエバを越えてエンリケ・ベッセラの前を通り超えて、真っ直ぐ3~4分歩くとハモン(生ハム)の名店、「CINCO JOTA」(シンコ・ホタ)が在ります、よくムセオ・デ・ハモンが美味しいと聞きますが、一度シンコ・ホタで食べてみてください、ハモン・セラーノの考えが変わります。
ハモン(生ハム)は高級な物から手軽な値段の物まであり、普段ボカディージョなどに挟んである安価なハモン・セラーノ、レスタウランテで出てくるハモン・イベリコ・ベジョータや、産地まで特定したハモン・イベリコ・ベジョータ・ハブーゴは一度味わってみませんか?。メゾン・シンコ・ホタス 地元の料理
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シンコ・ホタでは朝食もやっていますので、朝ごはんにカフェ・コン・レチェとボカディージョ・ハモンを食べてみません?。
メゾン・シンコ・ホタス 地元の料理
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シンコ・ホタから歩いて2~3分の所にレンタル自転車が在ります、この店は偶然見つけたのですが、臨機応変に対応してくれます料金も安いですよ、「コンフォート」ビシクレタ・デ・アリキレル(貸自転車)でチャリを借りて、行動範囲は3倍増えますよ。
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コンフォートは裏道に在るので見つけにくいのですが、BARアル・カポネを探せば解かりますよ、この店の近くにはフラメンコのタブラオ「EL ARENAL」が在ります、エル・アレナルはセビージャでフラメンコを観るならココか、サンタ・クルス街に在る「LOS GALLOS」(ロス・ガジョス)をお奨めします、両店とも規模が大きくなく団体ツアー客あまり入れない、タブラ(板)から近くて迫力あるショーが見れます。
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CINCO JOTAから歩いて3~4分でマエストランサ闘牛場に着きます、この闘牛場はとにかく外観がイイですね、マエストランサ闘牛場はスペインの闘牛場では最も古くからある(18世紀)闘牛場で、ネオ・ムデハル様式の建物で特徴のあるエントラーダは写真撮影には絶好。
闘牛のシーズンは3月~10月の8ヶ月間、マエストランサ闘牛場はシーズンオフでも場内ツアーが在りますので、スペイン文化を感じてみませんか?。マエストランサ闘牛場 建造物
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今の闘牛様式が確立されたのが18世紀、200年綿々と積み重ねられてきた歴史と伝統、エスパーニャ・カーニーが流れてくると心が騒ぐ、闘牛は2時間以上のおよぶ祭礼儀式で一大叙事詩、もちろん主役は牛なのだが演出家はマタドール、マタドールの良し悪しで叙事詩の出来不出来が観客を一喜一憂さす、観客の振るパニュエロ(ハンカチ)で闘牛に来た感動が増す。
マエストランサ闘牛場 建造物
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マエストランサ闘牛場の並びにあるタブラオ「エル・パテオ・セビジャーノ」、主に観光客向けのタブラオで昔はアメリカ人やドイツ人が多かったのですが、今は韓国人・中国人の団体旅行者が多く、そのマナーの悪さは実に耐えられないので私は絶対行かないです、料金は他のタブラオとほゞ同じ位で、わざわざ不愉快な思いをしに行かなくてもイイでしょう。
エル パティオ セビリャーノ 地元の料理
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昔はセビージャナスも観れてチョットした小芝いもあり、それなりにリスペクトしていたのですが、最近は支那の団体客を入れる様になり、ショー中のフラッシュ撮影や調子ハズレのハレオ(掛け声)パルマ(手拍子)をする、バイオーラも迷惑だが見ている観客も不愉快この上ない、ショー終了後には撮影も許されているのだが、無教養な韓国人・中国人には理解のしようもないのだろう、最低限のマナーを習得してから国外に出してほしい。
エル パティオ セビリャーノ 地元の料理
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エル・パテオ・セビジャーノの前の大通り(パセオ・デ・クリストバル・コロン)を渡ればリオ・グアダルキビル、道路より一段降りたパセオ(散歩道)を歩いてみませんか?、川風が心地よく観光船やボート練習を見ながら、イサベル2世橋(写真)まで歩くのはどうでしょうか?。
イサベル2世の名を冠する橋は1852年に完成し、セントロとトゥリアナを結ぶグアダルキビル川に掛る鉄製の橋です、イサベル2世はスペインの隆盛を築いた女王、その女王の名を冠した橋は名の通り優雅な橋で、トゥリアナ側の橋のたもとにはメルカドもあります。 -
橋を渡りサン・ハシント通りを真っ直ぐ歩くと、Parroquia de San Jacinto(ハシント・キリスト教会)が在ります、ここまでがトゥリアナのメイン通りになります、賑やかな通りが1000メートル続きます、セビージャの下町が見たければココが良いでしょう、BARもたくさん在り買い物にも最適で観光客単価ではありません、私は馬具を買いに度々訪れます。
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ボタス(長靴)やエスプエラ(拍車)ラティーゴ(鞭)を今回は揃えました、安くて品質が良いので馬具はスペインで揃えます。
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乗馬用ショートブーツが1万円以下で買えます、しかもアルテサナス(手造り)で皮底で足にもフィットします、乗馬用グァンテス(手袋)も2千円以下で皮製なのもお買い得、私の馬具はスペイン製。
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日本ではこの値段では絶対買えない、品揃えも探している物は必ず揃えられます、知り合いが日本で鞍を買ったのですが40万円、この店なら手頃な鞍が14万で買えます。
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帰りにメルカド・デ・トゥリアナで食材を調達、隣に在る遺跡も興味深い異端審問所跡、興味のある方にはたまらない博物館なのでお勧めです、無料で入れるのも有り難いですね、「Museo Del Castilla De San Jorge」
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メルカド・デ・トゥリアナは下町の市場と言う感じ、食材の調達や観光の休憩に寄って飲み物など如何?、サンディア(すいか)のジュースは美味しかったですよ、ピソもしくはペンシオン又はオテルに持って帰って食べるのもイイですよね、ナランハ(オレンジ)とチリモジャを持って帰ってシエスタの時に食べます。
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流石本場ですねOFERTA(特価)にしても4Kgで2,99エウロ(390円)は安いですよね、これでスモ・デ・ナランハ(生オレンジジュース)はたまらん!。
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この旅行記へのコメント (6)
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- あまいみかんさん 2018/05/05 13:11:59
- セビリアの街歩き。
- churros様、
こんにちは。
5月20日からサンタクルス地区に3泊するので、churrosさんの旅行記を
参考にさせて頂きたいと思います。
本場のイベリコ豚の中でも
- あまいみかんさん からの返信 2018/05/05 13:17:34
- 格別美味しい生ハムを是非是非、そのお店で味わってみたいと思います。
- イザベル2世橋を渡ったたもとにあるメルカドにも行ってみます。
食べる話ばかりになりましたが、フラメンコの店や、お勧めの
通りをお勧めどうりに歩いてみま~す。
それから、是非、美味しいパンも食べにいきましょう・・・・って
結局食べるの、愉しみです。見どころ満載のセビリア・・・・の
ご紹介有難うございました。
あまいみかん
- churros さん からの返信 2018/05/05 18:49:12
- Re: セビリアの街歩き。
- !Hola!あまいみかんさん、投票と書き込みありがとうございます。
20日からセビージャですか?いいですね~、時期もイイですよ~ハカランダが咲き乱れて、セビージャは紫に染まる綺麗な季節です。
セビージャは観る処満載ですよ、旅行記には書いていませんがトゥリアナに行かれるのでしたら、Las Golondrinas(ラス・ゴロンドリナス)で食べてみませんか?、安くて美味しくてセビージャらしい店はお薦めですよ、私はココの「イベリコ豚のヒレ肉ソティー」をいつも頼みます、それと大きい「マッシュルームのソティーアリオリソース」がいけますよ、二階席でゆっくり食事をするにはプラト(大皿料理)を頼めばOK、写真映えする店ですよ。
料理にはプラト(大皿料理)、ラシオン(中皿料理)、タパ(小皿料理)があります、基本タパはバラー(カウンター)で立ち呑みですね、ラシオンもしくはプラトだとメサ(テーブル)席です。
Las Golondrinasの住所を書いておきますね、ググってくださいね。
Antillanos Campos 26 メルカド・トゥリアナから歩いて4~5分です、夜は20時から開いています、今頃だと暗くなるのが21時頃ですので観光してから行くとイイですね、セビージャの治安は全く問題ありません暗くなっても心配いりません、カーニャ(ビール)を飲みにお昼に行くのなら13時からですよ。
分らない事や聞いてみたい事があれば、私の分かる範囲であればお答えしますよ。
churros
- あまいみかんさん からの返信 2018/05/05 21:04:14
- 早速のお返事ありがとうございました。
- churros様、
2014年の初めてのスペイン旅で、一番惹かれたのがセビージャだった
・・・・っと友人に答えたのは、ちょうど
ジャカランダの花が並木道に満開に咲いていたことと、万博の時に
造られた建造物や広場の美しさや、カテドラルなどの威容、
サンタクルス広場のバルでタパスをつついた事等などが、
トテモ印象に残っていたからです。
たった1泊のセビージャだったのが残念で・・・。
ツアーだったので、よく調べもせずに連れて行ってもらった・・・っと
言う感じで終わったのですが、あのジャガランタの並木道の
場所など、よくわかりました~。
今度は、あちこち歩いたりしたいと思います。
churrosさんの旅行記を拝見して、見どころがいっぱい有るので、
3日位じゃ足りないな~っと思いました。
橋を渡って、そのレストランに食べに行きたいし、素敵な建物にある
パン屋さんにも行ってみたいです。
メルカド6つともメモしております!!
ありがとうございました。
ご自愛くださいませ。
あまいみかん
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- ちゃおさん 2017/09/21 23:06:11
- ヒラルダ
- ああ、ヒラルダの城塞ですか・・。沢山の観光客が並んでいて、当方も並んで入りました。イスラムとキリスト教の融合ですね。
革製品にしても、小さなバッグを孫の土産に買ってやりました。
- churros さん からの返信 2017/09/22 21:14:21
- RE: ヒラルダ
- !Hola!ちゃおさん、書き込みありがとうございます。
最近はカテドラルも入ってないですね〜、以前は行く度に入ってたのですが最近は支那人の団体が多く、同じ類に見られるのも嫌なもので有名所には行かなくなりました、因みに私の帽子並びに上着の胸にも「Soy Japones」(私は日本人)とワッペンを貼ってます、そのお蔭でオテルも断られる事が無くなりました。
スペイン製の皮製品は品質が良いですね、私の馬具は全てスペイン製ですよボタス(ブーツ)もチャップス(ゲートル)長持ちしています、お土産に革製品はベストチョイスですね。
churros
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