直島アートと剣山　ーアウトドア好きの瀬戸内巡り(１)

2017/04/01 - 2017/04/08

百名山踏破を目指すわたくし。１週間の休みを利用し、四国を攻めに行きました。憧れの寝台列車にも乗りたいし、しまなみ海道のサイクリングもしたい！ついでにアートもお寺もグルメも！
欲張りすぎました…。

■0日目　サンライズ瀬戸で出発
■1日目　直島→剣山へ移動
□2日目　剣山を諦め、金比羅神社へ
□3日目　石槌山
□4日目　しまなみ海道を大三島まで
□5日目　大久野島（うさぎ島）
□6日目　しまなみ海道を尾道まで
□7日目　飛行機が欠航して、急遽宮島

エリア 直島・豊島・小豊島(香川)

寝台列車サンライズ瀬戸で出発。残業して、帰りの電車を待っている時に、向かいのホームにこれが停まっているのを見て、あっちに乗りたいと何度思ったことか。念願の電車です。

サンライズ瀬戸内の通路。寝台列車は昔一度だけ、上野ー大阪間を乗ったことがありますが、こんなに個室感はなかったような記憶。生き残る寝台列車はハイスペック化してると聞いてたけど、本当ですね。

個室内部。ビールとつまみと本を持ち込み。ベッドと足を下ろすスペースだけの狭ーい空間ですが、この狭さがいいんです。

ラウンジもあります。10席くらいしかないので、2グループが懇談していると入る余地はありません。

外からみたマイルーム。完全丸見えですね。気をつけねば。

もっと味わいたかったのに、あっさり眠りについてしまい、目覚めると瀬戸内海！朝日の中、瀬戸大橋を渡るのは旅情たっぷりで最高です。

高松駅に到着。駅がニコニコしてます。

まずはフェリーで直島へ。

フェリー内部。けっこう広いです。自販機くらいしかなかったのが計算外。朝食を買い込んで乗るべきでした。

直島に着いたら、まずは自転車レンタル。普通のママチャリが300円。電動自転車が1000円。ケチってママチャリにしたら、後ですごく後悔しました。

まずはフェリー乗り場脇の赤かぼちゃ。有名な草間彌生の作品です。

外観は有名だったけど、へえ～！と思ったのは赤かぼちゃの中。水玉模様の陽が射し込んでいます。そしてけっこう広い。

次に直島パヴィリオン。

ここも中が楽しい。斜めの床と斜めの壁の組み合わせに、無闇に歩いてみたくなる空間です。

ベネッセハウスに向かいます。これがなかなかの坂道で、ママチャリでは辛いのなんの。でも上から見る瀬戸内海はきれいです。

池の中にもオブジェが。風になびいて、フラフラくるくる。

さらに自転車で進むと、ゴミ箱のオブジェ。隣の豊島が産業廃棄物の島だったことを思うと、感慨深いものがあります。

ベネッセハウスに向かうつもりが、普通に街に出ちゃいました。
「お、これは??」と思ったけど、これはただの町のホール。でも一番立派で味わいのある建物でした。

昨夜からあまりまともなものを食べていなかったので、ここで早めのランチ。

ハマチのフライとアボガドのバーガーです。

さらに自転車を進めると、またオブジェ！と思ったら、これは港の待合所でした。

家プロジェクトめぐり。ここでは、中に入ると床一面に水を張られていて、花が浮かんでました。

ここは神社らしき建物なのですが･･･

近づいてみると、石段がクリスタルになってました。

ここは真っ暗な空間で、ほんのり光を感じる体験がアート、とのこと。私の感性にはちょっと難しいです。

道を歩くと、面白いもの発見！あき缶アート！

本当にアートです。

今度こそベネッセハウスに向かうと、黄色いかぼちゃ発見！観光客が列をなして撮影会をしていたので、遠くから撮るだけでおしまい。

ここがベネッセハウス。

屋外展示も面白い。これは3枚の板が風に微妙に揺れて、絶妙な危うさとバランス感があります。

一服のお茶を差し上げてる相手は、空なのか海なのか。

二つのピカピカの大きい球体と思ってたら、正面からカメラのレンズを通してみるとこれは目だ！

などなど、色々アート作品を堪能して、最後は愛??湯。建物自体がアート作品ですが、現役の銭湯です。中も、トイレがアメリカンポップアートだったり、ちょっとしたつまみに装飾が入っていたり、お風呂の空間に象がどどーん！といたり、銭湯価格で汗を流しつつ、楽しみました。

帰りの船は、フェリーでなく高速船。30分で高松まで帰れます。が、どうやらフェリーよりも定員がはるかに少ないらしく、10分前に切符を買おうとしたら、満席でキャンセル待ちとのこと。何とか乗せてもらうことができましたが、座席はなく立ち乗りでした。

適当なお店で、讃岐うどん！でもなんか茹ですぎだし、天ぷらも固いし、期待と違うような･･･。

さて、レンタカーを借りて剣山に向かいます。今夜のうちの登山口駐車場までアクセスし、車中泊して朝イチで登る予定。こんなところに町があるのか！という道を3時間ほど移動します。

途中の木綿麻温泉でひとっ風呂。

なんかちょっと、雪が現れ始めました。まあ、雪といっても道の端だけで、運転する部分はしっかり溶けてるからと思い、前進前進。
ところが、途中でタイヤが空転するようになってしまいました。暗くて分からなかったけど、どうやらあたりはしっかり雪道になり始めた模様･･･。本気で車が動きません(汗)

もともと車中泊するつもりだったので、前進はきっぱりあきらめて、その場で寝袋を取り出し、就寝姿勢に入りました。翌日はすごく暖かい予報だから雪も溶けるだろうし、朝になれば誰か通る人もいるでしょう。
期待通り、翌朝林業関係者のおじさん2名がとおりかかり、車を押して動かしてくれて、帰る方向に向きを変えてくれました。

道がこんなことになっていたとは･･･。暗くて気づきませんでした。分かってたらもっと早い段階で前進をあきらめたのに。
でも翌日別の山で会った人に聞くと、この道を昼間に通ったら、ぐじょぐじょだけど凍ってはおらず、普通に駐車場まで行けたとのことです。私もあと4時間ぐらい我慢して待機してたら、剣山に登れたかも。

あの雪を戴いた山が、たぶん剣山。せっかくここまで来たのにな。

山を諦めて、どうしようか。まだ9:00前だし。悔しいことに天気は最高。
とりあえず吉野川沿いの道の駅で観光情報を探します。話しかけてくれたおじさんのお勧めは祖谷溪。でも車を返す高松と反対方向に2時間はちょっとなあ。

朝食は、コンビニで売ってたご当地おにぎり。

吉野川を眺めつつ朝ごはんを食べながら、やっぱり四国に来たらこんぴらさんに行くべきではないかと心を決めました。
四国山地越えが無駄になることに心を痛めつつ。