カタルーニャ＆アンドラ・ドライブ（５）カダケスとコスタブラバ！

2017/07/11 - 2017/07/14

夏真っ盛りのスペイン・カタルーニャ地方とアンドラ公国をドライブしてきました。

ドライブ旅行最後はやっぱり地中海！コスタブラバのカダケスに２泊、トッサデマールに１泊して、バルセロナ空港へと向かいます。

今回もたくさんの美しい町や村に行きましたが、はっきり言ってカダケスは別次元、私にとって衝撃的な出会いでした！

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

カダケスに行くためには直前で意外と高い山を越えます。この不便な立地のおかげで無駄な開発をまぬがれたと思うと感慨深い。

フィゲラスから1時間でカダケスに到着。ダリをはじめたくさんの芸術家たちを魅了してきた町です。

紺碧の海に白い家、ひしめき合うカフェやレストラン。入り組んだ石畳の路地、聞こえてくる教会の鐘の音、おしゃれなリゾートファッションの人。素朴すぎず、スノッブすぎず。一瞬でカダケスに心を奪われました！

美しさに衝撃を受けながら海沿いを歩いて辿り着いたのは・・・

これ以上のロケーションがあるでしょうか？たぶん天国ですここ。２日連続でお昼を食べたレストラン"L'Estable"。ビールはカダケスのクラフト"Escucurucuc"のサマーエール。

しかも料理もおいしいというね...。タパスメニューが豊富で気軽さがナイス。中でも炒めたタマネギ入りオムレツは"玉子焼きは甘い派"に絶対食べてもらいたい！

今度は教会を目指して旧市街にも入ってみます。

海辺の町らしく坂になった石畳の細い路地！

後ろを振り返ると地中海ブルー。この階段からの抜けがたまりません。

所々に置かれた椅子に座って井戸端会議をしてる地元の人がいたりして、これがまた良いんです。

芸術家の町とはいえ、何気ない看板から浜辺の石ころの落書きまで、どれもステキすぎません？！

もちろん猫だっています！（しかも地域猫の活動をされてる所があるみたいで安心。）

散策を楽しんでたら、あっという間にサンタマリア教会までやってきました。
18世紀半ばの祭壇がとにかく豪華！1ユーロコインを入れると祭壇の電灯が点く仕組みに、ダリ劇場美術館を思い出してちょっとにんまり。

教会前は町と海を見下ろせる絶好のスポット。

教会近くの階段を下りるとまた海辺へ。

旧市街から海沿いに右側に行くと穴場的なミニビーチがいくつか、あと橋が架かる小さな島も。

逆に左側を行くと岬になっていて、カダケスをまた別の角度で見ながら・・・

広い砂浜のビーチを通りつつ、岬沿いに隣村のポールリガット方面へも行けるようになっています。この辺り朝のジョギングに最高！

ポールリガットといえば、ダリの家美術館、通称"卵の家"です。カダケスから最短の道だと徒歩20分くらい。ちなみにこの屋根の卵、チケットを買って中に入らないと、外からだとほとんど見えない...

ダリの家美術館 博物館・美術館・ギャラリー

見学は少人数のガイド付きツアー。ダリらしくおもしろいものがたくさん。さらに広い敷地を散策できるようにもなっていて大満足です。実は当初見学する予定はなく、危うく見逃すところでした...

ダリの家美術館 博物館・美術館・ギャラリー

さて、2日目の晩ご飯はコスタブラバを代表する"Compartir"へ♪
かのエルブジ！出身のシェフが開いた大人気のレストランで、一応高級レストランの部類に入るのかな？でもリゾート地だけにカジュアルな雰囲気。

ほんのりモラキュラーの入った料理はシーフードメイン。なんと和食も取り入れていて、サーモンのしゃぶしゃぶはヒットメニューみたい。味噌ベースのスープにサーモンのお刺身をくぐらせて、ポン酢で食べます。前菜からデザート、地元のワインまでどれも本当に美味しかった！

食後は潮風に吹かれながら夜のカダケスをぶらぶら。

世界一？夕食時間の遅いスペイン、夜11時を回っているのにたくさんの人。子供も普通に遊んでたりして。

美しいの一言。

ここを離れるのが名残惜しすぎます。２泊じゃ全然足りない、まるまるひと夏過ごしたかった...

翌朝、自然公園になっているクレウス岬（Cap de Creus）の灯台までドライブ。「ゴツゴツした海岸」コスタブラバの中でも随一の荒々しい景観に紺碧の海！絶景です！

この岬、日本のガイドブックにほとんど載ってないみたいで不思議。カダケスまで来たら絶対ここまで足を延ばさないともったいない！運転しない場合でも、プチトランで来れそう。http://www.estrenetdecadaques.cat/ もしくはがっつりハイキングを楽しむのもありかも（カダケスからトレイルで片道8km）。

周辺にはカランク（カタルーニャ語だとcala）がたくさん。それぞれの一番奥には小さな小さなビーチ。

徒歩でアクセスできるようになっています。

私たちもその内のひとつに行ってみました。ほとんどの人がクーラーボックスやスナック持参。みんなここで一日のんびり過ごすんだろうなあ。

今までで一番後ろ髪を引かれます！昨晩飲んだワイン"Celler Martin Faixo"のぶどう畑を横目で見つつ、ついにカダケスを後に。

途中フランス国境から続く高速に乗ったら、大量の荷物を車に積んだバカンス客に多数遭遇。旅の終わりにこれから旅を始める人を見るのは辛い...

ドライブ最後はバルセロナまで車で１時間のリゾート地、12世紀の城塞が素敵なトッサデマール（Tossa de Mar）。あらら、しんみりした気分に合せて空も曇り気味に。

とにかく人が多くて賑やか！海から一本入った通りにはお土産屋さんからアイリッシュパブに派手な雑貨屋さんまで何でもあって、若い人や家族連れが楽しめそうな町です。

ここもかつては素朴な漁村で、シャガールやマリー・ローランサンなど多くの芸術家を惹き付けてきました。ただ最近は近代的なリゾートマンションも多くて、カダケスと比べると少し俗っぽく思えてしまう。

城壁の中には中世の町並みが残っています。

上まで登ると町と（晴れてたら紺碧の）海が一望。

昼間は曇っていて残念だった分、夜は格別！そうそう、この夜景を見たくてトッサデマールに一泊したんです。

夜の方が町も落ち着いていてそぞろ歩きが楽しい。アメリカでは絶対に味わえないこの風情を心ゆくまで堪能して・・・

翌日、バルセロナ空港でレンタカーを返却。無事に約２週間のカタルーニャ＆アンドラドライブ完結しました！

サグラダ ファミリア 現代・近代建築

この旅行記へのコメント （2）

• Eiji Haitaさん 2017/08/20 19:03:46

  やっぱり

  やはり、のんぴんさんはカランクが好きなんですね。
  カシスと景色がそっくりみたいな気がします。
  
  のんぴんさんに勧められて昨年カランクに行ってみましたが、もう一度行ってみたいところマイベスト１は、断トツにカランクです。

  のんぴんさん からの返信 2017/08/23 05:22:41

  RE: やっぱり

  
  Haitaさん、こんにちは。Haitaさんもカランクのファンになりましたか！
  そうなんです、カダケスとカシってすごく似ていると思います！私の中で宝くじが当たったら別荘を持ちたい町ナンバー１はずっとカシだったのですが、今はカダケスとどちらがいいか迷っています(笑)　
  
  カダケス周辺もそうですが、カタルーニャもアンドラもやはり自転車の人多かったですよ。私も自分で走ってみたい峠道や素敵な田舎道などたくさんありました！ブエルタ観戦しつつサイクリングできたら最高でしょうね！