2017/08/01 - 2017/08/01
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watersportscancunさん
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さて、初日に続いて、トラントンゴ洞窟温泉の二日目の日記になります。。。実はこっちがメインです!
二日目の深夜1:30に目が覚める。時間を確認しようと携帯を見る。それまでつながらなかったネットに携帯が反応していることに気が付く。日中は大挙して訪れる観光客が皆携帯をつなげているからだろう、まったくブラウジングが出来なかったのに、皆が寝静まった深夜1時にもなると電波にもゆとりが出るのか、突然反応をはじめた。ここぞとばかりに大切なお客様からのメールに返答をつける。結局明け方の5:30までかかってしまったが、とにかく、返事が出来てほっとした。
ここの問題はWIFIがないこと。最低限の携帯電波は届いているのでスタッフとの連絡は問題ないのだが、お客様からのメール等の返事が全くできないのは困ってしまう。だからこそ、ここでの一泊はどうしようかとかなり悩んだのだけれど、こんな形で解決されるとは夢のようだ。
本来は朝一番でもう一度洞窟に行ってから、すぐに引き上げようと思っていたのだけれど、これで少なくとも半日はのんびりできる。何かの啓示だろうか(笑)
仕事は5:30には終わったのだけれど、まだ外は真っ暗だ。それで、日記を書き始める。6:30ごろになると白々と夜が明けはじめ空が明るくなり始めた。その時間になると全くネットはつながらなくなった。紙一重だった。
水着に着替えて川へ出る。
作業をするスタッフがミーティングをしている。皆、朝から早起きをして頑張っている。
沢山のテントを横目に、湯気が立つ川へと入る。まだ誰も入っていない川にじっくりと浸かる。マーメイドブルーに輝く川、湯気が立ち上る霊厳な景色。。。ここは将に桃源郷だ。。。
8:00にオープンするという洞窟の源泉にもう一度行こうと、上がってそのまま向かう。ゲートには7:50に到着したが、8:00からだと断られる。で、メキシコ時間だし、まだしばらく開かないかと思っていたら、8:00ぴったりにゲートが開いた。
一番乗りだ。昨日来た時には大量の観光客でひしめいていたが、朝一番は誰もいない。誰もいない洞窟の源泉を、たっぷりと楽しんだ。本当に最高の場所だ。こんなところが、世界にはたくさんあるのだろうけど、その一つに今、自分が浸っている幸福に感謝をする。
1時間ほど浸かっているとだんだんと人が増えて来た。
心も体もリフレッシュ出来たことだし、では、次の場所に行ってみようか。
実は、昨日ここを訪れた時、ボクは川のはす向かいにもう一つの綺麗で美しい滝があることに気が付いた。
La Gloriaという名の秘境。そこはトラントンゴの中にあるもう一つの源泉が沸き立つ谷。吊り橋を渡って対岸へわたる。入場料は別だ。だからかもしれないが、トラントンゴ側は大量の観光客でひしめいているにも関わらず、こちら側はぐっとその数が少ない。
そんなところも好印象だったのだけれど、ボクが驚いたのは、その秘境性だ。La Gloriaと呼ばれる谷の合間に広がる温泉は、たどり着いた瞬間に、谷間に響き渡る源流の音と、その神聖な景色、野鳥の鳴き声が織り成す神秘の世界が体を包み込む。
青く透き通った温泉がなみなみとその湯をたたえ、その背景には、切り立つ絶壁の岩肌が反り立つように泉の源流の流れを包み込んでいる。
その谷間から流れ落ちる源泉は小さな泉となり、緑の山肌と鍾乳石との絶妙なコントラストを生み出している。そして、この泉は更に下流へむけて流れを止めず、美しい滝となり、その先に広がるトラントンゴの温泉流へと支流をつなげていく。
そこに立てば、何故この場所が「La Gloria」と名付けられたのかが分かるだろう。
最初にこの地にたどり着いたスペイン人が目にし、耳にしたのは、この谷間に流れる水音や野鳥の声、緑鮮やかに咲き乱れる地衣類が風に揺れて生み出す葉音の、生きる大自然の息吹をこの天然の音楽ホールに聞いたからに違いない。
こんな美しい景色のなかで、身を包むような美しい大自然のオーケストラを耳にすれば、それがきっとカトリックの中の「栄光の聖歌」であるLa Gloriaと感じたのは不思議ではない。
これは美しさではなく、神聖であり、ボクに言わせれば神秘でもある。
ここに佇んだ瞬間に、誰もがきっと同じ感慨を抱くに違いない、、、それはカトリックにとっては聖歌であり、ボクにとっては、大自然が生み出す神秘的なメッセージだ。こんな場所にこんなところがあること。そして、文明が発達する以前であれば、この場所にたどり着くことが出来たものだけが聞くことが出来た栄光の聖歌を、こんなに簡単に得られてしまう事に、感謝すべきなのか、、、いや、感謝すべきなのだろう。。。
昨日の時点で、ボクはトラントンゴの洞窟温泉に神聖を感じた。そして、今日も同じように強力なパワーをそこに感じ感動し、大自然の驚異に心が震わされた。
今、ボクはラ・グロリアに佇みここに響く聖歌を聴いている。そう、たっぷりと美しく湛える源泉につかりながら!!
なんという贅沢だろう。
ボクはメキシコに来て、何度も感動の形に触れて来た。けれど、今回ほどの感動に打ちひしがれたのは初めてだ。ヨットでの航海で得られた沢山の感動は、それは苦難と困難を乗り越えたその先にある自分への達成感もあってのものだが、こんなにそこに至るだけで激しく心が動かされる場所はなかった。
今までここに来なかった事を後悔したが、ここを知った事に感謝もした。
有り余るパワーを讃えた神聖なスポットだけれど、是非ボクはここに沢山の人を案内したいと感じたし、それがボクの使命でもあるように感じた。
源流に向かいロープを伝って上へ上へと上がる。
長い年月をかけて積み重なったフローストーンと分類される鍾乳石が流れた時間の長さを物語る。100年で1cmしか形成されない貴重な大自然の神秘だ。
そんなフローストーンの鍾乳石を傷つけないように気を付けながら、源流へと昇っていく。
途中、小さな湯を讃えた天然の湯船があった。青々とした美しいハーモニーブルーの美しく深い青色の温泉が、満々と湛えている。そうだ、ここが「聖歌の泉」だ。
ここまではどうにか子供でもやってくることが出来るか。。。しかし、あまりに小さな子供や非力な女性だと難しいかもしれない。。。実際、ここまでやってくる人は少ないのだろう、小さな湯船を独り占めにすることが出来た。
水深がすこしあるので、張られたロープに身をゆだねて肩までじっくりと浸かる。滾々と鍾乳石を流れ落ちる源泉が途切れることなく注ぎ込む。温泉の流れ落ちる音が更に上流の源流へと向かう鍾乳石の岸壁に響き共鳴し、下流に広がる美しい景色へと広がっていく。
野鳥の声が聞こえる、、、風が揺れる、、、植物たちの息吹を感じる、、、
ボクはその時、間違いなくラ・グロリア(聖歌)を聞いた。。。
水着やウォーターシューズが邪魔だ。全部脱いで頭から飛び込みたい衝動に駆られる(笑)
さて、ここからもう一段先がある。ここからは危険なので子供も家内も置いて、ボク一人で登っていく。急な石灰で固まったフローストーンの崖が続く。。。ロープが張られているが、かなり急なので、力とそれなりに登坂の技術も必要だ。
登り切った先に、これ以上は危険なので進入禁止という看板が倒れている。
しかし、その先にもロープがはられている。ふと、見下ろすと、そこにも小さな小さな湯船があった。一人が入れば精一杯の源泉かけ流しの湯船だ。湯温も38度はあるだろうしっかりと暖かい。
すぐに知ることになるのだが、この先にラ・グロリアの源泉が噴き出ていた。
ここが、そう。。。ラ・グロリアにある選ばれた者だけがたどり着くことが出来るという「幻の泉」だと、後で知ることになる。
危険進入禁止という立て看板の先にあるというのも酷な話だが、実際かなり険しいのと、滑落すればかなり危険なので、とりあえず、少しだけそこから先に進んでみたら、そこが源泉だった。
巨大な鍾乳石の崖が垂直に立ち上がり、その頂点から激しく湯気を立てながら温泉が湧き出ていた。
その湧き出ている場所を是非拝んでみたいという衝動にかられた。実際、ふと見上げるとそこには、上へと続くロープが、、、。しかし、ルールはルール。ここは守らねばいけないのと、神聖を冒してまで冒険をするわけにもいかない。また、その準備だってしていないので、ここで退散することにする。聖歌の泉に沸く源泉の姿を是非拝んでみたかったが、そこは聖域という事でリスペクトしなくてはいけない。
帰りにまた、幻の泉に飛び込んでたっぷりとパワーを充電した。
ここの湯にはどれだけでも浸かっていられる。気が付くと2時間なんて平気で経っている。
桃源郷か、エルドラドか。。。ここでは時間の進みがあまりにゆっくりだ。竜宮城にでもいるような気持でリラックスをすると、あっという間に時間が過ぎて、、、ホテルのチェックアウトの時間が当の昔に過ぎていた。。。
ここのホテルは予約制ではなく、早い者勝ち。
だから、自分が部屋を一泊確保すれば、翌日もそのまま延長しても構わない。そんな自由度も素敵だ。チェックアウトの時間が過ぎてしまっても、次の予約が入っているからといって追い出されることはない。
だからこそ、早い者勝ちのシステムなのかもしれない。ここにはいられるだけずっといられてしまう怖さもある。それくらい魅力的だ。
ボクも昨日の時点で一泊を決め込んだが、この時点でもう一泊しようかと本気で悩んだ。このままあと何日も過ごしたいと本気で思わせた。。。
しかしながら、シティの方で仕事が詰まっている。帰らざるを得ない。。。また、次回はゆっくりとそれこそ一週間くらい、ここでじっと湯につかっていたい。。。本気でそう思いながら、後ろ髪をひかれつつ、この地を後にした。
不思議なくらい、その後のボクは調子がいい。これが大自然がもたらしてくれた自然治癒の力か、気力と活力が漲って仕事もはかどる。素晴らしい体験をしたものだと心から、感謝の気持ちでいっぱいになった。
さて、今日も頑張るとするか!
皆様の素敵な一日を心よりお祈りいたします。
店長吉田拝
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トラントンゴ洞窟のはす向かいにも美しい滝が流れていることを初日に見つけました。橋を渡って別料金を支払って入場します。
トラントンゴでも支払っているので、わざわざ更に追加料金を支払ってまで。。。と考える観光客が多いからなのか、対岸は観光客がぐっと少なくて好印象です。 -
いきなり雰囲気がいい!!
こちらはどちらかというと、緑が多い渓谷のはざまにある温泉という趣です。もちろん、すべて温泉です。 -
源泉へと続く道にも温泉が流れています。。。
こんな道を進んでいきます。
そうそう、漆の木が自生しているので、触らないように注意してください。メキシコ人は何も知らずに触ったり登ったりしていましたが、肌の弱い方は被れたりしますので! -
とても雰囲気の良い湯治場が誘惑をしてきます。。。こんな景色にある温泉場を見て、、、入らないで通り過ぎるのはかなり難しいです。
実際、ほとんどの人はこういった場所で足止めをくらい、時間切れになる事が容易に想像できます。
実際、弊社のスタッフである岡の家族もここまでは来たようですが、そこから先には足を踏み入れなかったという事でした。。。
勿体ない。。。 -
でも、こんなに美しくては、足もとまります。。。
本当に景色が美しいです。 -
この誘惑に負けないようにするには、やはりガイドが必要です。。。
何故って、どうしてもここで湯に浸かりたくなるから(^^;; -
でも、こんな美しい景色を愛でながら、、、温泉には頑張って浸からずに先に進むと。。。
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ラ・グロリア(栄光の聖歌)が現れます。。。
写真にすると全然伝わりませんが、ここにたどり着いた時にため息の出ない人はいないでしょう。。。
素晴らしい絶景。。。地上の楽園です。。。 -
この場所は湯温が低いため、ドクターフィッシュが生息しています。
足だけ浸かって角質エステを楽しんでも良いかもしれませんね。 -
とにかく、絶景です。。。もうそれしか言葉が出て来ません(汗)
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別角度から
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別角度。
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さて、更に先へと進みましょうか。。。ここまで来たら、聖歌の泉と幻の泉を体験しない手はありません。。。
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フローストーン鍾乳石を登ります。。。
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足がつかないので、鍾乳石に設置されたロープをつかんでハングしながら進みます。
水は暖かいので、特に苦にはなりませんが。。。 -
ここを登った先に、「聖歌の泉」が現れます。
これが、このグロリア(聖歌)の語源となった温泉です。源泉に近いので、かなり暖かいです。 -
深さもあるので、張られたロープにつかまってゆっくりと浸かってみてください。
ここまではなかなか人も来ないので、ほぼ独り占め出来ます。 -
シンフォニーブルーに輝く「聖歌の泉」
源泉の流れる音が鍾乳石の壁に反響をして響きます。風の音、野鳥の声、草木の揺れる葉音が、清やかなハーモニーを奏でます。。。
聖歌、、、まさにそのものです。 -
気合のある方は、またもう少し先に進みましょう。
ここからは子供さんや体力のない女性はおすすめ出来ません。
それなりの体力と技術が必要になります。ロッククライムに慣れた方か、ガイドがついている方以外は、危険です。 -
この壁はかなり急です。しかも、源泉が流れている上、岩は苔むしている為非常に滑りやすいです。
十分注意しながら進みましょう。 -
この壁を登り切ったとこにある「これ以上は危険なので立ち入り禁止」の看板。
でも、この先にもロープは続いています。。。 -
登り切ったところから聖歌の泉を望みます。
どれだけ急かが分かると思います。 -
ここからもう少しだけ登ったところにある
これが「幻の泉」です。
ここまでやってくる人はほとんどいないので、幻という事なのでしょうね。一人が入るとほとんど一杯になる大きさです。
ここの湯温は38度。今までの中では一番暖かい場所です。源泉が近い事を感じることが出来ます。 -
ここからもう少しだけ登っていくと。。。ありました。。。
聖歌「グロリア」の源泉です。6mほどの石柱がほぼ垂直に立ち上がるその頂上から、湯けむりと激しい噴出音を轟かせながら、温泉が湧きだしています。
写真左手にロープがあるのが分かると思いますが、3m上にあるため、手は届きません。ここからはロッククライムをするしかありませんが、危険進入禁止の看板を過ぎた先にありますので、ここはこの聖地をリスペクトし、ルールを守るために、ここまでとしました。
本当は、源泉が噴き出るその姿を見てみたかったのですが、それは次回にしたいと思います。
それにしても、ここは幻想的な場所でした。。。 -
源泉に一番近いフローストーン鍾乳石の岩肌に身をたたえて、源泉から流れ落ちる温泉をたっぷりと体に沁み込ませました。
とても気持ちが良く、気力が充満していくようでした。 -
たっぷりと心身ともにリフレッシュした後は、恒例の?! 地元飯で〆ました。
それにしても、美味しくて安くて、、、幸せでした(^^)
ここにはそれこそ、一週間くらい、、、いてもいいくらい店長お気に入りの場所になりましたよ。
皆様の素敵な一日を祈って!
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