2017/07/22 - 2017/07/22
241位(同エリア860件中)
motogenさん
- motogenさんTOP
- 旅行記391冊
- クチコミ1件
- Q&A回答3件
- 438,467アクセス
- フォロワー44人
隔月に開催されている田舎体験ですが、他の用事と重なって都合がつかず、半年ぶりにやっと参加できました。
まだ7月中旬というのに日本は猛暑に襲われています。
ニュースでは甲府は35℃以上。
片道4時間半のドライブを楽しみながら、その甲府の隣町、塩山に向かいました。
この旅行記は、半年前の『富士を見ながら山梨塩山へ』の続編となります。
- 交通手段
- 自家用車
-
朝の6時に家を出て、東名高速、西富士道路、139号線をトコトコと安全運転。
10時半前に目的地の塩山古民家に到着しました。
しかし、まだ誰もいません。
冗談半分に玄関の戸を引いてみると、ガラガラと戸が開いてしまいました。 -
無人の家に勝手に入りこむと、
あらっ!
玄関先にたくさんの桃が置いてありす。
これは楽しみだ。
来る途中、あちこちの広場で桃が売られていました。
山梨はブドウだけでなく桃の特産地のようで、今がその旬なんだ。 -
2階の窓も、屋根裏部屋の窓も開けられて、風を通してあります。
掃除もされていて、準備はできているようです。 -
軽トラのおじさんがやって来ました。
「桃、そこに置いておいたから・・・」
近くで農園を営む、この古民家の持ち主のようです。
「庭のキュウリやナス、自由に採っていいから・・・」
しばらくすると、お世話役のTさんご夫婦がやってきました。
電車でやって来る子どもたちを迎えに、塩山駅まで出かけるとになりました。 -
今日の電車は20分遅れ。
臨時寝台列車の『四季島』の走る日で、ダイヤが変更されています。
『四季島』は今年の5月から登場した、豪華クルーズ列車です。
すると、ホームにその四季島が滑り込んできました。
どんなお金持たちが乗っているんだろう?塩山駅 駅
-
どんなお金持ちたちが乗っているんだろう?
急いで南口まで様子を見に行くと、降りてきた乗客が「エイ、エイ、オー」をしていました。
ご老人が目立ちますが、みんな素直で元気が良い。 -
真っ赤な衣装の武田信玄公が、歓迎の挨拶と名所特産品の紹介をしています。
-
小旗を持った駅長さんや、「モモずきん」ちゃんも並んでいて、
-
忍者やお姫様、イケメン武将がパンフレットを配布しています。
はやりのゲームの世界を見ているようだ。 -
すぐ近くには豪華な観光バスが待っていました。
ワイナリーの第一人者と言われる人が待機していて、その案内で特産品巡りに出かけるようです。 -
駅に残されたこの若者たちは、『風林火山・甲州戦国隊』と銘銘された、おもてなし武将隊です。
「バイトなの?」
「違います。」
「じゃ、どこかの劇団員とか、市の観光課の職員なの?」
「いや、ボランティアてす。」
「それはそれは、ご苦労さま。」 -
そうこうしている間に、東京からやって来た子どもたちが降りてきました。
今回の子どもたちは、2年生3年生の女の子たちが多数をしめ、5年生の男の子が2人、中学生の男子が2人と、いつもより年齢が低く、ちょっとばかり雰囲気が違います。 -
お母さんが2人付き添っていましたが、子どもたちは子どもだけの列車の旅を楽しみたいようで、中学生がリーダーです。
すると1人のお母さんが運転する車が到着。
移動手段を確保するために、わざわざ車で参加してくれたのでした。 -
なにはともあれ3台の車に、定員オーバー気味にぎゅうぎゅう詰めとなって、古民家に到着できました。
-
さっそく、各自持参してきたおにぎりをぱくつきます。
幸せ、幸せ!
クーラーなどありませんが、古民家の標高は600mで、暑くはありません。 -
食べ終わると床が抜けそうな振動をかき立てて、家の中を走り回る子どもたちです。
その中で、鍵盤楽器に向かう子がいました。
小さな両手が鍵盤の上でちょこまか弾み、なかなか上手です。 -
そんな自由時間が終わり、ジャガイモ堀りが始りました。
3月に種芋を植えたようですが、畑は草だらけ。
自然農法です。 -
雑草に埋もれても、たくましく成長しているジャガイモを探します。
もう、これは、宝探し。
「虫、いるんじゃない?」
「ミミズもいそう。」
はじめはものおじしていた子どもたちですが、 -
大きなジャガイモもあれば、小さなものも見つかって、こつが分るに従ってザックザックと出てくると、俄然楽しくなってきました。
用意してあったダンボール箱はすぐにいっぱいになり、別のトレイを用意しなくてはなりません。
大人たちも大忙し。 -
内気で引っ込み思案な子も、恐さ知らずな頑張り屋さんもいます。
そそっかしい子、丁寧な子、周囲に目移りする子、独立心の強い子・・・
色んな子がいるものです。
2人暮らしの高齢者の私たちには、子どもの歓声を聞いているだけで楽しいジャガイモ堀りでした。 -
「プールに行こう、プールに行こう!」
子どもたちにせかされて、市営プールに移動します。
この施設内には、体育館もあれば温泉浴場もあります。 -
あいにくとプールや温泉では撮影は禁止となったようで、カメラはここまで。
市営のプールや体育館はどこにもありますが、市営の温泉はめったにありません。
さすが武田公ゆかりの甲斐です。
すごいなあ! -
息つぎができず、泳げない私ですが、今日は頑張って25mに挑戦しました。
ところが途中で足がつってしまい、プールサイドで苦しみました。
温泉でなんとか回復させ、汗を流し、さっぱりした気分で帰ります。 -
温泉で汗を流したというのに、古民家に戻ってきた子どもたちは、草原の中を駆け回っています。
-
それはそれはパワフルな子どもたち。
そのパワーはあなどれません。 -
昔懐かし『小さな恋のメドディ』を彷彿させる一コマもあり、
-
子どもたちの姿に、老いた私たちはリフレッシュ。
子どもの声がうるさいと、保育園建設に抗議する人がいるそうですが、全く理解できません。
幼い子どもはボケ防止、癒しだと思うのですが。 -
エアコンの中で過ごしている都会の子どもたちには、ここは別天地。
東京の小学校にはエアコンもあるんだそうですね。
おどろきました。 -
「カレー作りが始るよ。」
「ナスやキュウリを採ってきてね。」
そう言われてかごを持ち、 -
農家の人から「自由に採っていいよ」と言われた野菜をちぎります。
-
「私ね、去年ははさみで指を挟んでしまって、血豆ができちゃったんだよ・・・」
-
マッチをするのも一つの冒険。
誰が火をつけるのか、ここには上下関係が存在します。 -
うちわでパタパタ風を送ったり、火ばさみで枯れ草や燃えやすいゴミを入れたりして、薪が燃え上がるよう頑張ります。
こんな火遊びを楽しめるの機会は、めったにありません。 -
カレーは時代物の鉄釜で作ります。
かまどの火力は凄いもので、タマネギやニンジン、ナスやジャガイモ、豚肉を放り込んだ釜の中は、想像をはるかに越えるグラグラ状態。
分厚い木製のふたの隙間から、蒸気と泡が吹き出して、ジュージューと音をたてています。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (1)
-
- trat baldさん 2017/08/10 06:30:59
- 塩山市が侮れない!日本中こうあって欲しい。
- 何時の間にか経済と云う怪物に押し潰されて時間や自然、不便でも自力で何でもする当たり前が珍しくなっただけにこの写真集は貴重ですね!
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
勝沼・塩山(山梨) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 続・山梨塩山の田舎体験
1
34