2017/05/02 - 2017/05/02
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Islanderさん
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その3「古道を歩いて熊野本宮大社、湯の峰温泉へ」http://4travel.jp/travelogue/11257539 からのつづき
旅の4日目は瀞峡めぐりと熊野川舟下り、あわせて約3時間30分の船旅。日本の川でこんなに長い時間を船で移動できるのには驚いた。瀞峡めぐりは高速で浅瀬を遡上することができるウォータージット船。熊野川舟下りは船外機がついているものの熟練した船頭が操る昔ながらの木舟。この新旧2つの船に乗ったこと自体が、船から見た名勝よりも深く思い出に刻まれた。
【旅程】○印の日の旅を本編で紹介しています。
・4月29日(祝・土)≪その1≫
岡山駅→新大阪駅→紀伊勝浦駅 <紀伊勝浦泊>
・4月30日(日)≪その2≫
紀伊勝浦駅→那智駅→熊野那智大社・那智の滝ほか→那智駅→新宮駅→熊野速玉神社ほか→新宮駅→川湯温泉 <宿泊>川湯まつや
・5月1日(月)≪その3≫
川湯温泉→発心門王子→熊野本宮大社→湯の峰温泉→川湯温泉 <宿泊>山水館川湯まつや
○5月2日(火)≪本編≫
川湯温泉8:58(熊野交通路線バス)9:21志古10:30(瀞峡ウォータージエット船)12:25志古13:44(熊野交通路線バス)13:46日足14:30(熊野川舟下り)16:00熊野速玉大社近くの河原→新宮市内→新宮駅17:30(紀勢本線・南紀8号)19:37松阪駅 <宿泊>ホテルAU松阪
・5月3日(水)≪その5≫
松阪→名古屋
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅3日目の朝、昨日と同じく川湯みどりやの露天風呂で朝風呂。
川湯温泉 山水館 川湯みどりや 宿・ホテル
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昨日と同じく川湯みどりやで朝食。
川湯温泉 山水館 川湯まつや 宿・ホテル
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朝食後、2泊お世話になった川湯まつやを後にします。
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川湯温泉から路線バスで志古(瀞峡めぐりの里)へ。
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20分少々(運賃750円)で志古に到着。バス停の目の前にある瀞峡めぐりの里からウォータージェット船の乗って瀞峡めぐりをします(船賃3,440円)。
瀞峡ウォータージェット船/志古~瀞峡 乗り物
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10時30分発の船に乗船します。
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熊野川本流は濁っていましたが、北山川に入ると川の水は澄んでいます。
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熊野川とその支流の北山川は国道が開通する昭和30年代中ごろまでは水運が盛んだっとのことです。浅瀬でも航行できるプロペラ船が重要な交通手段となっていました。今は、ウォータージェットで進む観光船が活躍しています。
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流れの速い瀬も飛ぶように船は上って行きます。
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見どころではスピードを落とします。亀岩。
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出発から50分、田戸乗船場で休憩。下船することができます。
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高台には古風な建物があります。休憩時間は20分あるので行ってみることにします。
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イチオシ
エメラルドグリーンの川面に浮かぶ船。
瀞峡 自然・景勝地
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古風な建物は「瀞ホテル」。レストランとして営業しています。コーヒーでも飲める時間があればと思いつつ船が待つ河原に戻ります。
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河原には売店があります。
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こんにゃくをいただきます。
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あっという間に休憩時間20分は過ぎ、さらに上流を目指します。
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松茸岩を見て船は折り返します。
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瀞峡では船の天井が開き景色がよく見えます。
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瀞峡を後にし、乗船場に向かいます。下りは川の流れも手伝い、船は疾走します。
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2時間弱で乗船場に戻ってきました。瀬から峡谷、瀞峡の奇岩、景色に変化があり楽しめるクルーズです。浅瀬を50人もの人を乗せて高速で走れる船は世界でも珍しく、乗り物好きの自分にとっては景色よりも船の凄さに惹かれました。
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1時間毎に出ている定期観光船のほか、団体さんのための臨時便も出ており乗船場は忙しそうでした。
瀞峡ウォータージェット船/志古~瀞峡 乗り物
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昼食は瀞峡めぐりの里にある「レストラン熊野川」で。熊野牛の肉うどんとめはり寿司をいただきます。
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路線バスで日足に向かいます。わずか3分の乗車。
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午後は昔ながらの川舟で熊野川を下ります。熊野川川舟下りは完全予約制、バス停にはガイドさんが出迎え、近くにある熊野川川舟センターで乗船手続きを行います。乗船料金は3,900円。
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乗り場まではバスで移動。荷物はバスの中に置いておき、舟の降り場で受け取ることができます。
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笠を被りライフジャケットを着用して乗り込みます。全長16Kmの舟下りの出発です。
熊野川舟下り 乗り物
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ガイドさんによる「川の参拝道」の説明があります。熊野本宮大社から熊野速玉大社(その逆も)は平安時代から熊野川の川舟で移動することができました。しかし、船に乗れたのは身分の高い人々のみ。庶民は河原や川沿いの山道を歩いたとのことです。
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ところどころ瀬がありますが、舟に水が入ってくることはありません。
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東日本大震災があった平成23年、9月に台風12号がもたらした豪雨被害の爪痕を所々目にします。
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斜めに切り立った「なびき石」。
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巨大な「陽石」。対岸の山の中腹には「陰石」がるとのこと。
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岩に生えた苔が猿のように見えます。
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熊野権現に切られた鬼神の骨という言い伝えのある「骨嶋」。
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骨嶋近くの河原で休憩します。
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骨嶋は結構大きい。
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10分ほどの休憩後、再び川を下ります。岩の割れ目が川に落ちそうな「釣鐘石」(幟の右)。この石が落ちるとこの世が滅ぶらしい。
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台風で崩れ落ちた構造物がそのままになっています。
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今回のコースで最も流れの速い瀬を下ります。
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天照大神と熊野権現が碁を遊んだと伝わる「昼嶋」。
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三重県側には柱状節理が見られる石切り場があります。
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本流が濁っているので船頭さんは本来の熊野川の色が見てもらいたいとのことで支流との出会いへ舟を進めます。支流からしばらくはエメラルドグリーンの澄んだ川を見ることができました。
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かなり高い橋ですが、台風12号では道路まで増水したとのことです。橋梁の裏に流木が残っているのがその証拠。
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神倉神社がある霊峰、千穂ヶ峯の麓に来るとガイドさんが笛の演奏、平安時代にタイムスリップしたかのよう。
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ここではエンジンが切られ、船頭さんの見事な艪漕ぎで舟はゆっくり進ん行きます。
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熊野権現が現れるという「御船島」。熊野速玉大社の「御船祭」では御神幸船がこの島を三周まわる競漕が行われます。
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出発から約1時間30分で熊野速玉大社近くの降船場に到着しました。先行していたバスから荷物を取り出し、川下りは終了。熊野速玉神社は一昨日参拝したので、新宮駅へ向かいました。
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時間が少々あるので自転車を借り、駅周辺を巡ります。世界遺産に指定された阿須賀神社を参拝します。
阿須賀神社 寺・神社・教会
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牡丹桜が咲いています。
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新宮城跡に登ります。
新宮城跡(丹鶴城公園) 公園・植物園
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本丸跡からは先ほど下ってきた熊野川が望めます。
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新宮駅近くにある徐福公園へ。
徐福公園 公園・植物園
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1736年に建立された徐福の墓。秦の始皇帝の命で不老長寿の霊薬を求めて新宮にたどりついたとされる伝説に基づいて、紀伊徳川家が徐福の墓を作らせたという事実にとても興味深いものがあります。
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新宮駅から松阪・名古屋方面に向かいます。八咫烏に導かれてホームへ。
新宮駅 駅
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名古屋行きの特急南紀に乗り込みます。
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熊野川を渡り三重県に入ります。JR西日本からJR東海のエリアに変わります。特急なのに窓ガラスが汚れていて残念な写真に。
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新宮駅の売店で「まぐろバーガー」を買いました。マグロのフライが入ったバーガーにビール、うまっ。
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進行方向右手に海を見ながら次なる目的地、松阪を目指します。その5につづく。
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