2017/06/29 - 2017/07/02
266位(同エリア2325件中)
夏目さん
2017年6月末、台北から新幹線で台南へ、マンゴーの郷玉井を訪れて台北へ。
旅行記中の各種価格記載は旅時現在のものです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 2.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- バニラエア (運航停止)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
6月末、シーズン真っ盛りのマンゴーを食さんが為(笑)台南に行ってまいりました。
計画は1年前から、手配を始めたのは半年前。
何年も前からマンゴー…と呻いていた同行者と漸く予定が合い遂に決行。しかし方や関東、方や中部出発で、格安ツアーでさくっと、というわけにはいかず。目的は台南だけど、帰りにすこし台北で買い物したりマッサージ受けたりしたいな…という希望もあり、高雄入り台北出のパックなど調べましたがもうまくない…金額的にもだけど、何しろ高雄便は時間が悪いですね。
いろいろ調べたり、旅行会社に問い合わせたりしましたが、出発地が違う2人組ならパックより自己手配が安いし時間も好きにできることが判明、自己手配で面倒がかかるなら、いっそ満喫できるくらい頑張っちゃうことにしました。
エアはそれぞれ取ることにし、私はバニラエアで往復することに。お互いの予定があるので割引を待ったり、結果取れなかったりは面白くない。問い合わせをして発売日を確認、即取りで(私最初のお客さんだったと思う)往復で26,000円くらい。
LCCは時間に気を使うけど、なんたってやっぱり安いよねえ…そして台北便は結構選べるくらい時間設定があるのがありがたい。
とはいえLCC、油断はできないけど(笑)。LCCで海外は初めてなので、当日は荷物預けるため余裕をもって2時間前に成田着できるように出発。今ターミナル2から3までは最短ルートのバスが走行するようになった(前は片廻りの大回りだった)ので改善されてる。平日の朝ということもあり、チェックインカウンターも10人くらいの並びですぐに手続してもらえました。バニラも早くオンラインチェックインとPASSBOOKに対応してくれるといいのだけど…アナログに予約番号で手続き。うーん、ある意味堅実なの?。ターミナル3のお店をぶらぶらして、フードコートでうどんを食べてしまった(笑)。
荷物検査と出国審査を終えたら自販機でお水を買って(バニラは持ち込み自由です)あとは充電をしながら出発待ち。
9:20ほぼ時間通りに出発。 -
あとは楽しい旅の空…と言いたいところだけど、次の関門は桃園空港での待ち合わせ。同行者は桃園のターミナル2に30分早く到着予定。バニラが到着するターミナル1まで移動してきてくれるというので、桃園空港の地図を共有して待ち合わせ場所はお互い確認しているけどやっぱドキドキする…。なんか上空で旋回してた気もするけどほぼ予定通りの12:15ごろ到着。
桃園に到着、急いで入国審査に向かうと…な、な、なんだこの行列は!!(愕然)。ものすごく混んでいました。桃園空港のfreewifi…あ、繋がる、ありがたい!。とりあえず「混んでる!時間かかりそう!」とメール。結局入国まで30分ちょいかかったわ…。
今回入国カードを事前オンライン申請したので、窓口で止められたらどうしようと思ったけど、「オンラインボーディングカード」って言ったらすいすい事が進みましたよ。…確認してんのかな(なんつって)。
やっと入国審査が終了、荷物ピックアップして…あ!いたーー!!「よかった会えて!」「よかったねー!!」。なんか一仕事済んだ感じ(笑)。
いや、まだまだ仕事は済まないよ。両替は早く着いた同行者がしておいてくれたので(ありがとう!)、最近では移動必携の悠々カードを購入…しようとしたらランチタイムでカウンターに人がおらず…「と、とりあえずitaiwanを」と観光局トラベルカウンターへ。itaiwanは台湾全土で使えるという外国人用wifiサービス。事前にオンラインで申請しておいて、空港のカウンダーで手続きの説明書を見ながら自分で有効化するシステム。完了。あ、悠々カードのカウンター担当者が戻ってる!。悠々カードはかつてはカード自身の代金がデポジットで、カードを返すと返金があったけど、今は買い取り方式。カード代が100台湾ドル。そこにデポジットしていきます。カウンターでカード購入とデポジットを済ませ、さ、台鉄桃園駅へ!。
急いで桃園MRTで第一ターミナル駅へ。第1ターミナルからMRTの第1ターミナル駅まで専用通路を3~4分。
この春開通した桃園空港MRTは台北からターミナル1・ターミナル2・高鐵桃園を通って環北まで行きます。しかしメインは台北から空港(ターミナル2)なのでこの間の運行が多く、ターミナル2どまりのMRTも結構ある。うっかりターミナル2どまりに乗っちゃって乗り換える私たち。とはいえ、降りたホームで待っていれば環北まで行くMRTが来るのでご心配なく。私たちは一瞬あわてちゃったけど、日本の鉄道みたいにホーム替えはないみたい。
高鐵桃園駅へ到着したら、さて今度は台湾新幹線のチケットの引換です。台湾の電車(?)はざっくり言えば台鉄(普通の鉄道)とMRT(地下鉄)と高鐵(新幹線)がある。今回で言えばターミナル1から高鐵桃園駅はMRT、高鐵桃園駅から高鐵台南駅までは高鐵、高鐵台南駅(沙崙駅)から台南駅は台鉄ってことです。計画過程で今回の台南行は新幹線で台北-台南往復に決定。台湾新幹線はwebsaiteから割引の切符もあります(日本語対応あり)が、何せ行きは飛行機の到着次第・待ち合わせ次第なので、外国人向けに高鐵(台湾高速鉄道)が発行している3日間乗り放題券を買うことにしました。普通に往復するよりは断然お安いので。この3日間乗り放題切符はJTBとか旅旅台湾とかkkdayでも申し込むことができます。kkdayは為替で価格が変動するので狙えば一番お得感もありますが、調べている過程で結構曖昧というか、引換がうまくいかなかったり不安があったりみたいな情報があったので今回はべたに台北ナビでお願いしてみました。8,200円なので他よりはお得かな…。オンラインで申し込むとメールで引換番号が届き、高鐵の駅の窓口でそれをパスに替えて貰うのです。窓口のおねえさんに予約番号を見せるとあとは勝手にチケットを作ってくれます。こちらが3日間乗り放題チケット。ランタンデザインが素敵。乗り放題チケットを替えて貰うとともに、指定席もとってもらいます(乗り放題券は指定も自由も乗り放題)。すると係員のお姉さんが「この新幹線、もう2人隣同士であいている席ないの。別々に座るのでもいい?」へえ!混んでるんだ!。いいですよ~っって言って取ってもらう。前後の席でした。 -
高鐵は大体30分に1本くらいの割合で走っています。北陸新幹線くらいの頻度かな…。とにかく入国審査に時間がかかってしまったので予定していた新幹線には乗れず、1本遅い14:10高鐵桃園駅発の新幹線に乗車することに。
今日のお昼はお弁当(台湾は弁当文化があるのだ)にしましょう、ということだったんだけど同行者が「あ~JALは機内食出たんだわ」と。バニラは出ないよ!(当たり前)。
高鐵桃園の駅の中ってすごくあっさり何もなかったのですが、ぽつりとセブンイレブンが。てなわけでセブンでお弁当を買いました。お支払いは悠々カードでも可(suicaとまったく同じようなもの。)あっためてくれた…。そして袋じゃなくて、不織布に七夕飾りみたいな切れ込みを入れたものが…お弁当を乗せて、引っ張るとびろーんと・・・!これ、あったかいものでも雫が垂れないしすごいナイスアイディアなんじゃ!?。 -
乗ってびっくり高鐵。…デジャヴ?疲れてる?なにこれまんま東海道新幹線じゃん!。ビーアンビシャス聞こえてきそうじゃん!←。
高鐵は日本の新幹線システムを購入したものだと知ってはいたけど、椅子のカバー布まで同じだとは思わなかったよ…。しかし快適。やはり、快適。 -
さーて、お弁当をいただきましょう。お弁当もいろいろ調べてたんだけど(笑)(いや、食べることに失敗したくないの!人間は一日3食しか食べられないんだよ!)、うーん、やっぱ無難においしそうなのは俳骨弁当かな…と思ったので、セブンの俳骨弁当。俳骨はチキンから揚げ的なあれです。外れようがない。
-
どかーん。男飯…や、おいしそうよ。俳骨の下は炒飯。…男飯だな…男飯っていういい方がアレなんだ、女子だってがっつり食べるときは食べるよ。
かぶりつかなきゃいけないので些か食べにくいけど、うん、結構おいしい。すごくスパイシーっていうか、複雑な香辛料の味わいで食べ飽きない。炒飯もぱらっとしていていい感じなんだけど、お箸なのでぽろぽろしてダブル食べにくい。でもおいしいわ。79台湾ドルなので300円弱くらいか。
ふー、おいしかった。両側に座っていたお兄さん、お姉さん、いいにおいさせてごめんね…。 -
さて、1時間46分で高鐵台南駅に到着。…駅の写真がない…(呆然)。え、ええと、だだっ広いいかにも最近作った駅という感じです。駅にはモスバーガーとか食事処がちらほら。
ここは高鐵台南駅で、台鉄台南駅からは少し離れています。新神戸と神戸みたいな?もしくは新大阪と大阪(しつこい)。繁華街のある所謂「台南」は台鉄台南駅付近のこと。
高鐵台南駅=台鉄沙崙駅といい、高鐵台南駅に隣接して台鉄沙崙駅があります。この台鉄沙崙駅から台鉄台南駅の線(沙崙駅始発、台南駅ととおってもっと遠くまで行きます)を沙崙線というのだけど、これが通る前は高鐵台南駅から台鉄台南駅までは無料のシャトルバスが走っていました。今は台鉄台南に行きたい人は沙崙線に乗ってね、台南市街中心部(台鉄台南駅からバスで10分くらい(これも京都駅と京都市街地みたいな関係というか?))に行きたい人は無料のシャトルバスに乗ってね、という感じ。
さて、ここで一仕事。行きの新幹線が結構混んでいたことや、チケット窓うちが込み合うことを鑑みて、帰りの新幹線の指定席を予約することに。台南から台北に替える日は台鉄台南駅前のホテルに泊まるので沙崙線で台鉄台南から台鉄沙崙駅=高鐵台南駅まで出る予定で、これは時間がはっきり決まっているし鉄道だからバスみたいに時間があやふやになることもない筈。
切符を買う窓口に並んで、乗りたい新幹線の日時を書いた紙を渡したら職員さんが3dayパスに時間と座席を書き込んでくれました。よし、これで万全。
今日の宿泊は台南市街地、当初乗る予定の新幹線だとこの無料シャトルバスにリンクできたのだけど、残念ながら乗れなかったので、沙崙線→路線バスもきついためタクることに。大体市街地まで700台湾ドルくらいらしい。
駅には2か所出口、片方がバス乗り場、片方がタクシー乗り場。外に出ると黄色いタクシーがお行儀よくお客待ちをしていました。荷物をトランクに積んでもらって出発。…わあ、車窓が南国だ…石垣島の空港みたい…。
今日の宿泊は台南謝宅さん、という話題のリノベ民宿です。住所は基本非公開だそうで、お宿指定のレストランの前でお宿の人と待ち合わせっていう。予約FBから日本語でやり取りさせてもらって、事前に新幹線の到着予定時間も伝え、シャトルバスの件も伝えてありました。結果1本遅れたわけですが高鐵のwifiで遅れの件はメール済み、その上タクったので結局到着時間はいっしょくらい(笑)だった。
レストランに着いたらタクシーの運転手さんが「おかしいな」「え?なにが?」「ちょっとまってて(タクシーを降りていく)」「どうしたのかな?」「…レストランやってないよ…」。…ええええ~~~!そんなこと心配して見に行ってくれたの!?。なんつー優しい…っていうか…なんだろうこのナチュラルな気づかい…。「あっ、やってなくて大丈夫なの、ありがとう!」。運転手さん、ありがとう。
お店の前に若い女の子。「もしや謝宅の?」「そうです」。よかった、会えて!。「中国語できますか?」「全然だめです(笑)」「(笑)」などと会話しながら歩いてすぐの謝宅3号へ。おうちの上に木が生えてる。 -
謝宅を知ったのは、台湾ガイドのライターをしている知人に「台南行くんですけど今トレンドは?」と聞いたら「民宿。民宿に泊まりな!」っていわれて「?」と思いつつ調べてみたら…ははあ、台南は今リノベ民宿がブームなんですって。そしてその走りがこの「謝宅」。意味はそのまま謝さんのおうち。
他にも素敵なリノベ民宿はヒットしてきたけど、地の利とかやはり先駆けだっていうのといろいろ勘案して、謝宅に泊まれるといいな、ぼんやり思っていました。で、同行者に言ったら「今読んでいる一青妙さんの台南本に謝宅載ってて、泊まりたいと思ってた!」と。もうこれは泊まるしかないな(笑)。ははあ、フェイスブックページがあるな…じゃあ英語と日本語でメッセージを。日本語で返信が来ました。ありがたい!。お値段と空室状況を聞いて、お財布と相談した結果今日のこのお部屋に決定。大体半年前に申し込みました。お支払いはpaypal。paypal使うの初めてでちょっと緊張したけど…便利だったけど…あんまり使いたくはないな~(不安がり)。ま、とにかく無事に予約は取れ、今日に至ります。
謝宅3号の窓辺。所謂昭和の日本じゃない?。
スタッフの女子は日本語をかなり操っていて、謝宅についてかなり詳しく説明してくれました。謝宅はオーナーの謝さんの祖父母のおうちを改装したもの。 -
蚊遣りの網戸ドアの向こうの扉を開けると、こぢんまりしたエントランス。「スリッパに履き替えてくださいね」と傍らにある岡持ちのような箱からスリッパを出してくれました。
そしてエントランスの左手の窓が嵌った扉を開けると、家の中に木が!。「ああっ、木の生えてるおうちってここだったの!?うれしい~ここ泊まりたかったんです」と思わず叫ぶ私…。いや~事前調べでは木のおうちがどこかはわからなかった(というか泊まるのが謝宅何号かわからなかった)ので。
「この木はたいわんふう、といって台湾にしかない木なのです」「ふう?」「ふうは、メープル…」「ああ、楓!」。 -
台湾楓の足元にはちっちゃい狛犬様。もともとこの木があるところが正面の入り口だったそうですが、風水の関係で入り口の場所を移したのだそう。だからここは家の中で、同時に外。なんだか空気も不思議。
-
謝宅の窓は本当に昭和の日本では当たり前だった、柄の入った磨りガラスが多い。足元も懐かしい、砂利を埋め込んだよな柄…昔の学校ってこういう廊下だったなあ!。
-
謝宅3号は3階建てで、2階と3階にある屋上に建てられたログハウスの2か所に宿泊ができるようです。1階と2階のエントランスは共用部。1階に小さい冷蔵庫と小さい流し台、ちょっとした食器・キッチン用品などが置いてある。私たちの宿泊は2階です。「食器は自由に使っていいですよ」「ありがとうございます…今日3階に泊まる人はいるんですか?」「今日はいません」「見せてもらっていいですか?」「いいですよー」。2階から3階への狭い階段を上ると、楓のてっぺんが。風が通り抜ける小さい縁台があって…「いかん、ここ泊まったらどこも行かないで旅行終わるよね」「だよね!」などと。「台湾楓は紅葉するとまたとてもきれいです」。緑も素敵だけど、そうか、紅葉するのかー。
-
ここが2階のエントランス。台湾楓との間には扉。もちろん自由に出入りできます。
さて、出かけようかと思ったらスタッフさんが「台南はどこに行く予定ですか?」と。「えっ…ぶ、ぶらぶらするの…(照)」「あと玉井に行く、マンゴー食べに」「そうですか、行き方大丈夫ですか?」「だいたい…あ、おすすめのお店とか聞きたいです」。スタッフさんが近辺の地図をもっていろいろ紹介してくれました。いや、びっくりするくらいいろんなことを丁寧に…。放置されることになれている現代日本人としてはちょっと驚きでした。「○○知っていますか?」「このお店の××はおいしいですよ」「ここもいいけど、ちょっと遠い」「この道は朝ごはんのお店がたくさん、ここの△△おすすめ」。ガイドブックやwebで調べきれなかったお店を沢山教えてもらいましたよー。 -
スタッフさんがiphoneをとりだして…「ん?えっ、それどうなってるの!?」「えーと?」「へんとかつくりで検索なの…?」人様のiphoneを覗きこむ我々。「これは…ひらがなみたいな」「絶対違うよ!(笑)」「そうですよ~(笑)ひらがなから、漢字に変換するみたいに…(書いて見せてくれた)これが…こうなる」「…へええええ」。東洋の言語体系は複雑だなあ(自分も東洋人)。
-
2階のお部屋。入った突き当りに小さい流し。レトロな扇風機、ポット、椅子…低めの窓。なんかほっとする感じ。
-
お部屋入ってすぐ右が上り框の一段高いエリアになっていて、そこがベッドルーム。「これって、蚊帳!?」「そう、蚊帳です」「すごくかわいい!こんな蚊帳日本にはないな~」「謝さんのご両親が布地屋さんで、全部これはそこの布で手作りしたものです」へええ~!。
-
お布団カバーも手作りなんですって。本当はこのカバー。中央が四角開きなんだけど、丸っぽくなるように四隅に布を足してある。本当に手作り感。
「しかしこれは新婚さんの部屋だねえ(苦笑)」「ごめんね~女子二人で!(苦笑)」。
謝さんの親御さんは西市場でまだ布地屋さんをやっているそう。 -
さて、鍵の締め方もろもろを教えてもらって台南の町へ。
この場所本当に中心で、すごく便利な場所だなあ。あっ、スクーターにわんちゃんが。へへ、かわいい。台南は犬飼っている人多い。 -
謝宅のスタッフさんに「マンゴー食べに来た」といったとき教えてくれた莉莉水果店さん。「すっごくおいしいですよ(真顔)」。そうか、よしよし、それは食べなきゃだな。1947年創業、老舗だなあ。
お店にはお父さんとお母さん、お手伝いのスタッフさんが3人くらい。お店の前にイスと机がたくさん並べられて、とっても賑わっていました。 -
果物屋さんなのでこの景色…うわあ…マンゴー・パパイヤ・ドラゴンフルーツ…きれい。
-
芒果牛?垢冰。台南で初めてのマンゴーかき氷。いただきまーす、ぱくり。…。ぱく。…。ぱくぱく。…?。ぱくりぱくり。…!。えっなにこれ、なんだこのおいしいものは。もうないんだけど!←。
驚いた…無言で食べちゃいました。あんまりおいしいと言葉って出ない、というか、え、これは何だろう?と思ってたしかめているうちに亡くなるっていうか。マンゴーが、すごくおいしいのです。なんというか…とろっとしている…。え?なんだこのおいしいもの?(また言ってる)。甘いとか冷たいとかそういうんじゃなくて、「ただおいしい」もの、という食べ物でした…衝撃。日本で食べる芒果と比べるべくもないのはともかく、台北のマンゴーかき氷は偽物だと思ったよ←。
青マンゴー(情人果)の砂糖漬けもトッピングされています。これは漬物的なお味で、なんだろう、甘酒に塩昆布がついてくるようなアレですかね…。 -
スタッフさんのおすすめ、トマト。台湾ではトマトをフルーツ的に食べるそう。ついているたれは醤油と砂糖のたれ…これをかけて食べるのが癖になるとのこと。おいしかったんだけど、私たれはいらないな~何度も食べてるとおいしくなるかも?。トマトおいしかったけど、マンゴーの衝撃から抜け出せず、よくわからなかったわ…。
-
あ~、驚きおいしかった…。莉莉さんは立派な建物のお店です。
-
今日の夕食は予約してあるので、腹ごなしにぶらぶら。莉莉さんからすぐの孔子廟。台南の観光名所。赤い壁が印象的。
-
「あれなんだろう?」「実…?」孔子廟の前に得体のしれない果実。
-
廟自体はもう閉まっている時間だったので、廟を囲むお庭を散策。池のほとりに大きな鳥が。枝は耐え切れずゆさゆさ。「…あの枝、あのサイズの鳥が止まれる太さじゃないよね」「相当ゆらゆらしてるね、鳥さんよくとまってるよ」。尻尾は短いけど頭に羽根がぴょんと出ているので鷺の一種かな。
-
孔子廟。
-
屋根にしゃちほこ!。かーわいい。
-
孔子廟の朱色と鳳凰木の朱色。
-
さて、夕食のお店へと…ん?なんだろうこの建物?日本建築っぽい。眺めていると通りがかりのおばちゃんが、これは日本の料亭だったところよ、と教えてくれました。もちろん言葉は通じないけど、なんとスマホで調べて画面を見せてくれたのでした…!。なんで台南の人ってこう親切なのだろう…!。
日本統治時代(恥ずかしい)に料亭として使われていた建物を残していて、今はフリーで見学することができます。入ってみると、お座敷、日本人形の飾り、お膳などが展示してある。 -
その奥に猫さんが昼寝してました。おなか冷たくて気持ちいいんだね、かわいいな!。
-
レストランへの小道を行くと廟が。
-
みんな熱心にお祈り。ここは天壇。同郷の最高神玉皇上帝を祭ってあるそうで、台南天壇は鄭成功の政権が天のお告げを聞くために設置したのが始まりだそう。
-
天壇の横にはお供え物のお店が軒を連ねる。
-
これはお金の形代で、燃やして天にささげるんだったと思う。
-
天壇のすぐ横、阿霞飯店が今日の夕食スポット。
台南行くんです、って中華料理に詳しい方に話したら阿霞飯店行くといいよって言われ…。でもぐぐって見せたら「えっ、こんな大きい店になっちゃったの!?」って言っていたから、昔とはかわってしまったのかも。
それはともかく、台南名物蟹おこわのお店。何でも予約しないと入れないらしい。…予約…(困惑)。検索したけどHPを見つけられず…おっ、FBページがあるじゃない、と思ったらお土産部門のFBだった。…いいや、問い合わせよう、と「レストランはここからは予約できる?」とメッセージを送信。「ここからはできないけど、レストラン部門のメールアドレスを教えるよ!」と返事がきました。よかった、メールにて無事予約。あ、ちなみに全部英語で問い合わせましたよ、英語で返事きました。ありがたい。 -
宴席をやっているテーブルがいくつもあって、地元の名門レストランなんだな~という雰囲気。活気あるなあ。お給仕のお姉さんたちがちゃきちゃき働いています。
-
「どうしようか」「コースにしようよ」「結構量が多いって言いうしね」というわけで2人用コースを注文。
-
「飲もうか」「そうだね、1杯くらい」。我々、それほどのまないのだけど、台南に無事到着したことを祝って。ビールは瓶ビール。そこも昭和っぽい。かんぱーい。
ちょっと小耳にはさんだ情報によると、最近台湾ではこの「生」っていうのが一番おいしいらしいよ…ビールラヴぁーではないのであんまり味の違いは分からなかったが←。 -
最初にからすみ。うわっ、このからすみおいしい!。
-
蝦もやわらかく程よい茹で加減で美味し。
-
前菜。腸詰、ピクルス、かにの練り物。
-
メインは田ウナギと蟹おこわが選べます。もちろん我々は蟹おこわ。…。うーん…うん?。うーん、蒸したてじゃないな~…ていうか蒸しすぎだ…うーん。蟹みそが硬くなっちゃってて、しかもちょっと苦いよ。あんまりおいしくない…苦労して予約したのに、残念。ま、いわゆる名物ってこういうことだな。
-
ふかひれと五目のスープ。これもいまいち。
-
デザートの杏仁豆腐。これもいまいち(笑)。
でもまあ、お店の感じがね、昭和の日本というか…田舎の葬式の後っていうか、親戚がそろって(家族連れというより一族郎党できてる人たちっぽいグループが多かった)老舗の料理屋さんでワーッとやるっていう、そういう感じ。これもちょっと懐かしい雰囲気でした。
お店のおねえさんたちもたくさんいてちゃきちゃき働いていてくれて、往年の浅草の食堂みたいっていうか…そういう懐かしさ。
しかし量が多かったな~これはね、1人前を2人で分けるのがお勧め、絶対。 -
お店を出るともう日が落ちていました。夜景が綺麗という神農街へ向かいます。
神農街は、メインの道路から一筋折れるんだけど、あたりにはこじゃれたカフェが連なっていたりしてかわいい。この道も神農街事態じゃないんだけど(一筋南)やっぱりかわいかった。 -
神農街。ことさらライトアップはされているわけではなくて、この赤い提灯がぽつぽつ下げられているところがとても雰囲気がある。
-
狭い道幅の両側に2~3階建ての箱型の石?コンクリート?の建物が連なっているのだけど、建てたときの時代なりに最先端デザインだったのだろうなあと思われるレトロ。
-
明るくないのがいいんだよね。
-
若者や観光客がたくさんそぞろ歩いているけど、もちろん廟もある。
-
この建物素敵だったなー。インテリが住んでたんだろうなーお医者さんとか、っていう勝手な妄想。スクーターが置いてあるので現役だと思うのだけど、西洋風に作ったんだろうなあ。ベランダにいるのは人魚?。
-
こちらは雑貨屋さん。かわいい葉書や石鹸とか売っていてちょっと買い物しました。神農街って観光地なんだけど意外にお店は少ないんだよ。普通の町の普通の道で、昔はちょっとハイソな人が住んでいたんだろうな、という感じ。
-
神農街から謝宅へ戻る途中でマンゴー発見。街角のカフェで、生ジュースもやってるよっていう感じのお店でした。「…マンゴー買う?」「明日玉井に行くけど…買っちゃう?」「買っちゃおう!」。お店の前にマンゴーを積んだ籠が3つ、4つ…。中国語わからないけどお店の畑?オーナーの畑?でとれたマンゴーのよう。「今食べるからな~熟れてるやつ…どれかな、これかな、うーん」とか言いつつちょっと大きめで鼻を近づけると果実の香りがふわっとしてくる赤みが強くなったものを購入。お店のおねーさんが出てきて袋に入れてくれ…横にあった小さめのマンゴーをおまけに袋に入れてくれた!。「えっ、いいの?わーい!」「ありがとー!」おねえさんにこにこしててかわいかったなー。
-
マンゴーの袋をぶら下げて謝宅へ戻ります。もう本当に、家に戻るって感じで嬉しい。
-
入り口で靴を脱いで、二階へ。台湾楓、ただいま。
-
二階から見下ろす階段。仏の首、驚くよね(笑)。
-
1階の共用部。この写真の向かって右手が玄関で、その向かいが会談、階段の下の小さなカウンターが流し台、キッチン用品が置いてあって、階段下に冷蔵庫。本来はみんなのエリアなわけなのですが、今日は3階にお客さんがいないので使い放題(笑)。二人とも2階の共用部にスーツケースをだーっと広げて翌日の着替えを散らかしたりして…。
今日は移動の火だったな、フライト時間は短いし新幹線快適だったし、そんなに疲れてはいないけど、暑いからちょっとぐったりしやすいよね。お風呂入ってもう寝ます。おやすみ~。
あ、お風呂撮るの忘れた…。お風呂は配置はユニットバスなんだけど、タイルが貼られたレトロな小さい風呂桶(座る用に段があるの!)でかわいかった。 -
翌朝。うわー、今日もいい天気。
寝室が板の間で、昭和感満載の薄めのお布団だったので些か背中がみしみし。が、それも懐かしい感じ?(笑)。
昨日スタッフさんが、2階共用部のベランダの格子窓に朝光が当たったとき孔子を動かすととても光が綺麗ですよ、と教えてくれたので二人してがらがらして楽しむ。格子の縞に光が反射してきれい…。
ちなみに手前の薬缶には蓮根茶が入っている。昨日謝宅に到着した時スタッフさんが用意しておいてくれたもの。ほんのりピンクで、少しとろみがあって、うっすら甘くておいしい。はじめて飲んだなあ。 -
さて、朝ごはんを食べに行く前に夕べ買ったマンゴーを。冷蔵庫で冷やしておきました。お皿は1階のキッチンにあるものをお借りする。大きい方を切ることに。後でわかったけど、多分大が玉文、小が愛文。
-
…マンゴーってどうやってカットするんだっけ…と思うと名探偵ポワロを思い出すのよね。ドラマ版でさ、「やりかたさえ知っていれば享受できる」みたいなことを言いながらポワロさんがマンゴーをカットするシーンがあったっけ。
うわー、きれいな色。そしてとろん、というかつるん、というか、しているよ!。繊維っぽさがほとんどない。「…うま」「ほんと、すっごくおいしい!」。ふたりでがつがつ。マンゴーは漆科だから少しいがっとする部分もあると思っていたけど台南のマンゴーにはそういう食べにくさめいたものが全く感じられない。すいすい飲んじゃうわ。昨日のマンゴーもそうだったけど、とろっと感がすごいし、甘いんだけどすっきりした甘さでいくらでも食べられそう。 -
朝ごはんを食べに繰り出します。台南は小吃の町、朝から食べ歩くよー。
謝宅の周りの路地は本当に普通の下町の住宅街。楽しい。 -
まず、スタッフさんのおすすめの豆乳のお店。豆乳ミルクティーがお薦めなんだとか。ほとんど屋台的な…。「…私豆乳あんま得意じゃないんだけど、ミルクティーは好きなんだよね」「じゃあ一つ買って半分づつしよう」二人旅のいいところはこういうところ。ストローを2本貰って…「…全然いける、おいしい」私の苦手な豆豆しい豆乳ではなかった、すごく飲みやすい。すっきりしていてほんのり紅茶。
-
豆乳飲みながらしばらく歩いて最初の朝ごはんのお店阿堂鹹粥さん。台南名物サバヒーのおかゆを出してくれるお店。サバヒー粥の店は何店もあるのだけど、同行者が「ここは小骨を全部取ってくれてるみたいだからここがいい!」と。確かにね~小骨が刺さるって不愉快だよねえ。お店によっては半身がドカーン、と載ってくる場合も。ここは骨を取って小さくカットしてある。
謝宅のおねーさんもここはおいしいですよ~って言ってました。
「…えっと…、あ、これに書くのかな?」台湾では大抵メニューを書いた細長い紙とペンが机の上に置いてあって、そこに書き書き…「え?あ、ん、ここで食べる」。そうか、紙は色違いが2種類あって、持ち帰りかイートインかで紙が違うのね(ちゃんと見れば書いてある)。すみません。でもお店の人はだいじょーぶだいじょーぶ、って感じで対応してくれました。ありがとう…。 -
これがサバヒー粥。サバヒーって漢字だと虱目魚って書くんだよ。しらみかよ!って感じでたぶん日本人は一瞬引くと思う…。正直食べるかどうしようか悩んだ(笑)。でも台南の人はサバヒー大好きだっていうのでやっぱり食べておかねば…と。
名前の由来は発音の異字とか諸説あるみたい。魚としてはサバヒー科の唯一の種類なんだそうで、類似魚はいないってことかな。天然のサバヒーは深海に群れを作らず生きるそうで、市場に出回るのは養殖ばかりだそうな。
さて…いいにおい…!。おいしい!。ええとねえ、癖のない脂ののった鯖の身が柔らかいやつっていうか…(回りくどい)。これは意外においしいなあ、おかゆのスープの味もとてもいい。「お椀ひとつちょうだい」って言って人椀を二人で分けていだだきました。やー、これはおいしかった、また食べたいな。 -
ごちそうさまー!ってことで、阿堂鹹粥のすぐ斜め向かいにある包成羊肉さんへ。ここは謝宅のおねえさんのおすすめ。台南は牛肉湯が有名だけど、羊肉湯もあるんですって。知らんかったな~。
ここはその羊肉湯のお店。 -
まさに牛肉湯の羊肉版。生の薄切り羊肉をさらに刻んで上から熱いスープを…わー…おいしいなあ。スープが滋味深く、羊の臭みなんかまったく感じられないよ。肉も全然食べられる。強い味をつけなくてもするするいけますよ。生姜の刻んだものを添えていただくと、いやあ、これもう病気の時に飲みたいアレだよねって感じ。
同行者が一言「…どこで羊育ててるんだろう?」確かに!。羊って寒いところにいるもんだよねえ。 -
ふい~、くったくった。
謝宅のチェックアウトはお昼頃というぜいたくなんだけど、私たちには時間がない…ので、10:30に迎えに来てもらうことになっています(謝宅にはもちろんフロントなどないので、チェックアウトは時間を決めて迎えに来てもらうことになるの)。
さて、しばらく散策しましょう。
あれっ、かわいいな、路地の奥に鳥の巣をアレンジした灯り。素敵…。 -
再び孔子廟の近くまでやってきました。おうちのお二階が花盛り…花が咲いているところが南国だよねえ。
-
孔子廟の、道路を挟んで参道的な道が。鳥居だね。向こう側に孔子廟の朱色が見える。
-
参道と思しき道をぶらぶら。この辺りは商店街っぽいけれど(商店街をリノベってるカフェなどもちらほら)、朝はどこも営業していない様子。謝宅のおねえさんが近辺を教えてくれたとき「朝食食べる街、夕食食べる街」みたいなことを言っていてあれって思ってたけど、なるほど、区画によってカテゴリーが分かれているのかもね。日本だと食い合っちゃうじゃん?と思っちゃうけど、台南では相乗効果なのかなあ。
ブーゲンビリアの大木。 -
不思議に上りにくい階段が…大きなアパートへ続いて道はそのままアパートの道路になっているっていう。面白いねえ。
-
大通りから小道を覗きこむ。下がタイル、左が煉瓦、右は漆喰。いろんな要素がいっしょくたの面白さ。そしてまっすぐな道がない(笑)。
-
町の中にもガジュマルが。
-
さて、ここは赤?斬樓。オランダ人によって建てられたブロウンディア城。でも時間が早すぎて開いていない…ま、いっか。門の外から手を入れて写真だけ。今回本当に観光するきないなあ(笑)。食べに来たんだからいいんだ。
-
ブロウンディア城の門外にいた狛犬さん。新しいね。かわいいな。
-
歩道の先が込んでいるな、と思うと朝食のお店がある。ガイドブックなどなくても台南は食べるのには困らないね。このお店通りがかりだったけど、焼き魚・煮魚・揚げ物…楽しそう・おいしそうだった!。結構混んでたからおいしい店に違いない。
-
水仙宮の市場にやってきました。永楽市場=水仙宮。なんでだろ?。
-
結構大規模な市場です、そして通路?がごっちゃごちゃで混沌ぷりがすごい、面白い。あ、腸詰を作ってる。
-
お魚どーん。こんなに暑い地域でお魚どっかどか普通に放置してあるなんて、大丈夫なんだろうか(老婆心)。
-
市場のお母さんがご飯中。それを見つめるわんこさん。台湾て、犬や猫のいる位置が下じゃない。大体机の上。
-
きれいに並べられたお魚たち。やはり南国の海だからかなあ、ややカラフル感があるよね。
-
お魚、お野菜、お肉、果物、お惣菜、乾物…なんでもあり。
-
わあ~おいしそう~~。こうやって見るとやっぱり台南ではトマトって果物扱いなんだねえ。
-
すごくきれいなライチ!。とてもきれいに赤くなってるよー。おいしそう…でもこんなに食べられない…うう…。
-
市場の道路側に小巻米粉。小巻米粉は烏賊汁ビーフンの有名店よね、なに、ここは支店?。「寄っちゃおうか」「寄っちゃおう…って、開いてないよ」お姉さんが一人で開店準備中。しばらく市場を回って訪れると開店していました。
-
少し太めの柔らかいビーフン(箸で持ち上げるとぶつぶつ切れる(笑)。烏賊に火を通すとくるっと丸くなるので小巻って言うんだって。かわいいな。
-
「一青妙さんが”死ぬほどおいしい(気絶するほど、だったかな?)”って言ってたパパイヤミルク飲みたい!」と同行者がずっと言っていたので、ちょうど宿へのルート上、俗俗木瓜牛乳に寄ってみます。「うーん、時間まだ早いな…やってないかも」やってました。大抵オープン時間にやってないことはあっても、前にやってるパターン珍しい(笑)。が、ありがたいです~。「パパイヤミルク1つください」。
-
このお店、とてもこざっぱりしていて気持ちのいいお店でした。店先にパパイヤ。
-
注文するとおねえさんががーっとミキサーで作ってくれます。ほのかなオレンジ色。ストローを2本貰って…わあ…思っていたのと違う、ていうか、台北で飲んでいたパパイヤミルクと全然違う…!もっと、ほわっと自然な優しい味わい。とてもおいしい。
-
謝宅に戻るとスタッフさんが来てくれました。これがさあ、すごい日本的気遣いっていうか…約束は10:30でもかなり早めに来て、声かけないで階下で待っていてくれるんだよ。これってすごいことだと思うのです。おもてなしだなあ。
お迎えに来てくれたスタッフさんは日本語喋れなくて(ごめんね、って言ってくれたけど、中国語喋れないのに台湾に来るやつが厚かましいのです、こちらこそごめんなさい)英語でのやり取りで、台南駅へのバス停まで案内してくれました。いや~快適な滞在だった…楽しかったなあ。もっと泊まりたかったわ。
バスで台鉄台南駅へ。悠々カード超便利。バスに乗るならあったほうが絶対いいです。バスは乗る区間によって料金が変わってくるし、かつかなり金額が細かい(○(一桁)台湾ドルとか)。おつりとか崩すシステムはバスに搭載されているか怪しいし、できたとしても中国語わからないとヘビー。細かいの持っていても乗車・下車時の支払いに時間がかかってストレスだと思うので、バスはカード必携です。
「駅の向こうってどうやって行くんだろう」「地下道?」地下道をくぐっても駅の手前までしか行けず、台南駅の中のインフォメーションセンターで聴くと「地下道で!」「??」もしや、と思ってもう一度地下道を潜ると、途中で横に逸れる階段が。やられた~~これを行くと駅の向こうに出られるのでした。表示とかないんだもん、気づかないわよー!。
この写真の、駅に向かってやや右手側にある地下行きの階段を潜り、まっすぐ行って左に現れる小さい階段を上ると向こう側に出られます。 -
今日はなんとシャングリラに泊まるのですよ!。台南のシャングリラは曰く”世界一安いシャングリラ”。…ありがたみ(笑)。でもせっかくだからね!。エクスディアで予約、朝食付きのツインルームが一人8,600円くらいです。シャングリラとしてはさすが破格だわ…。
11時くらいに荷物だけ置かせてもらおうとフロントへ。とっても感じが良かったです、ああ、高級ホテルだなあ…きらきら…。その上「お部屋はこちらになります(鍵)」「…えっ、お部屋入れるの?」「はい、どうぞ」。いくら支度が済んでいたって、チェックインタイム前に入れてくれるホテルってあんまりない気がする。これも感激。
お部屋は1211号室。 -
ひろーーーーーい、あかるーーーーーい。「高級ホテル最高!!」←短楽な私たち。「ダメだ、このままだらだらしちゃいそう」「ダメだね、高級ホテル(どっちやねん)」
しかし玉井に行くのも目的なので、冷蔵庫にマンゴーを放り込んで出発。 -
台南駅のバスターミナルは、シャングリラと逆の駅出口のロータリーにあります。が、とってもわかりにくかった…。や、もちろんざっくり言えばわかりやすいんですよ、ロータリーだから。でも、道路で区切られた乗車?降車?のバス停がたくさんあるわけですよ。大体、台南駅が始発ならどこに行くにも問題がないわけですが、駅前混雑を避けるためか、大抵のバスは台南公園とかちょっと離れたところが始発になり、台南駅は通過駅。なので、どっちに行くか(駅近の終点方面に行くのか、玉井とか遠方へ行くのか)わかりにくいわけなんです。…まあ、中国語勉強してこいってことだけどさ…。しかもバス停看板にはこのロータリーに来るバスが全部書いてあったりして、どこにどこ行きが止まるのか全然分からなかった。「セブンイレブンの前から乗るらしい」という事前情報と、玉井行はバス番号がない「緑幹線」っていうばすだってことを頼りにうろうろする。セブンの前のバス停には緑幹線の時刻表がないような気がするなあ…う~ん…。玉井行の便は20分に1本くらいと本数が多いから焦ることもないと思いつつ焦る。と、「どこ行くの?」と聞いてくれる優しい台南人。「た、玉井」「?」「ゆぃじん!(よく音が出てきた、同行者えらい!)」「ここで待ってな」「ありがとう!」。
結局セブンイレブンの前に玉井行が止まったのでした。よかった。
玉井行の緑幹線(車体が緑でわかりやすい)。 -
乗り込んでしまえば玉井は終点なので楽しい旅の空。大体1時間弱くらい。台南からいろんな町を経由していくので結構車窓が楽しい。
制服着た学生さんたちがたくさん乗り降りするんだけど、お昼休みなのかなあ?。家にごはん食べに帰るパターンなのかしらん。それとも単に今日は半ドンなのか。
そうこうするうちに車窓に緑が増えてきて…んん?あっ、袋がかかってる、マンゴーの木だな!。
延々と続く道の向こうはみーんなマンゴー畑みたい。本当にマンゴーの郷なんだなあ。 -
さて終点玉井に着きました。悠々カード大活躍。
「うわ暑い」「かき氷食べよう!」。玉井で一番の有名店有間冰舖。道を挟んで向かいにも同じ名前のお店…混むから支店を出したのかしらん。今はそんなに混雑していないので旧店舗で。 -
マンゴー地獄…じゃなかった、芒果無双。マンゴージュースで作ったかき氷(本物のマンゴージュースのかき氷って白っぽいんだって)と生の愛文、芒果アイス、情人果。は~おいしい~冷たいけどキーンとならない。うん、そういう意味では台湾のマンゴーかき氷のおいしさはこの暑さも一味加えてるってことになるのかな。
-
お昼近い玉井はほとんど人通りがない…おそらく朝市場が始まったころは人がたくさんいるんだろうなあ。
バス停を挟んで有間冰舗と逆方面にある玉井市場へ。「ん?普通の市場じゃない?」「しかもみんな閉まってる(笑)」。市場の中は屋台風に店があるんだけど、時間が遅い所為か閉まっているところが多く、ちらほら魚屋さんとかお肉屋さんが開いているくらい…。マンゴーは?。と、市場の建物の向こうに駐車場と敷地、建屋が…「玉井区青果集貨場」青果はあっちなんだな。焼け付く日差しの中建屋にたどり着くと…。 -
おおお~~マンゴーの山。
-
山!。これは玉文かしら。
-
芒果だけじゃなくて、いろんなフルーツが山!。これはドラゴンフルーツ山。
-
パイナップル山。
-
農家さんがトラックで乗り付けて、各々の場所で自分の作った果物を並べています。それを小売店とか(おそらく)かき氷屋さんとかレストランが籠ごと買ってばんばんトラックに載せて持って帰る、そういう様子です。
-
金煌芒果…かなあ、芒果の種類、ありすぎてわからない。黄色いマンゴー、これはかき氷屋さんではかき氷用のジュースにする種類じゃないかと思うんだ。巨大なのだ。
-
水蜜桃芒果…だと思う。
-
土芒果かな。
-
…うーむ、行って撮ってるときはわあ~~って思ってあんまり気にしなかったけど、帰国してこうやって纏めているとわからないのは悔しいなあ…次回はもっとわかる気で見るし、撮るぞ!(決意)。
-
パイナップルもちょうどシーズン。色がいいよね、おいしそう。
-
生マンゴーは当然お土産にできないので、一通り見たらドライフルーツを物色。今トレンドは「無糖ドライマンゴー」です。一般的には作るときに砂糖を加えるそう。食べ比べすると、砂糖が入っているのを食べる→普通においしい→無糖を食べる→おいしい→砂糖入りを再び→なんだこれ甘すぎて食べにくい!…ってなります(笑)。ただし、見て回って気づいたけど、見てくれがいいのは砂糖入り。お砂糖は言っている方がビジュアルとして、ふっくら美しく見えるみたい。無糖はちょっとペチャっとした感じに見えるんだよね。なんでだろう。でも無糖を買うけどね(笑)。
芒果農家さんが熟れすぎたマンゴーをドライに加工して販売してたりもします。 -
試食はさせてもらえるのであちこちで…案外味が違うので、試食重要。割と酸味勝ち…と思っていたけど、ここのは甘くて濃い!。これにしよう。ここは原さんっていう農家さんなのね。ここで無糖を1斤(600グラム)。500台湾ドルだったか600台湾ドルだったか…。粘ってみたけど値引きはなし(笑)。残念。パッケージはされていなくて、大袋からグラム量って入れてくれる。「1斤を4つに分けてもらっていい?」と言ったらジップロック的袋に快く分けてくれました。ドライパイナップルも試食させてもらったら、これが吃驚おいしくて…買っちゃった。こんなドライパイナップル食べたことないよー肉厚でもちゃっとしてて、おいしいの。ふう、散財。
後篇に続く。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 讃岐おばさんさん 2018/07/21 18:40:29
- 玉井!
- はじめまして。
ずいぶん前に玉井まで行きましたが、午後着だったのでかき氷も食べれませんでした。
8月には台北からですが、高鐵パスを使って台南へ、そしてバスで玉井へ行く予定です。
こちらの旅行記を参考にさせていただきますね、助かります。
ドライマンゴーやドライパイナップルも楽しみです。
阿霞さんの蟹おこわも随分前に食べましたが、台北で食べた方が美味しかったです。
台南で阿美飯店というお店が蟹おこわが美味しいと聞きましたが、娘と二人なので、あれこれ食べれなくて残念です。
讃岐おばさん
- 夏目さん からの返信 2018/07/22 12:40:12
- Re: 玉井!
- こんにちは、初めまして!
旅行するときネットの個人ブログなどにとても助けてもらい、私もご恩返しに…と思って始めた4トラなので、参考にしていただけるとはとても嬉しいです(^o^)
おお、8月に娘さんと台南に、それは楽しみですねー!夏真っ盛りですが、暑さは日本の方が暑いかも?
私も先月末にまた台南へ行ってきましたが、やはりマンゴーの種類は玉井市場が沢山あって、安かったです
ドライフルーツも断然玉井です
今回こそ市場を堪能されてくださいね
やはり阿霞さんは老舗なだけなのか~、それお聞きして諦めがつきました(^_^;)
阿美さんの評判、確かめてきていただきたいです
わかります、色々美味しいものがある国なので、2人だと食べきれなくてわーってなりますよね~(笑)
お気をつけて、楽しい台南旅でありますように
夏目
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
109