2017/06/24 - 2017/06/25
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miharashiさん
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ドロミテは夏だけで7回も訪れているので、もうおしまいにしようかと思っていたが、峠一さんのブログでロッレ峠の存在を知り、ぜひ行きたいと思っていました。さらにスイスのベルザスカの谷とイタリア・リグーリア州のチンクエテッレの村も行ってみたいということで、今回の旅行を計画。それぞれの場所が離れているので、旅程を立てるのに、天気予報も考慮に入れながらの試行錯誤の繰り返し。結局、出発の10日前に航空券を購入して、途中の旅程は一部未定のまま出発することになりました。
第二部は、ロッレ峠から西に向かい、ブレンタ山群の麓の景勝地・モルベーノ湖を訪れた後、ステルビオ峠目指して北上したときのドライブ旅行記です。(表紙写真は、モルベーノ湖)
今回の旅行の全旅程は以下の通り。
6月22日 成田22時ー(エミレーツ航空、ドバイ経由)ーベニス(23日13時)
空港でレンタカー借りだし->サンマルチーノ(泊)
6月24日 ロッレ峠トレッキング
ロッレ峠->モルベーノ湖->アンダーロ(泊)
6月25日 アンダーロ->ステルビオ峠->サンモリッツ->シルバプラナ(泊)
6月26日 シルバプラナ->コルバッチロープウェイ駅
中間駅のムルテルからスールレイ峠を越え、ロゼック谷までトレッキング
ロゼック谷->(馬車)->ポントレジナ->(バス)->
コルバッチロープウェイ駅->ソーリオ->コモ湖畔(泊)
6月27日 コモ湖->ルガノ-> ベルザスカ谷(泊)
6月28日 ベルザスカ谷->ルガノを経て再びコモ湖畔(泊)
6月29日 コモの町でレンタカー返却
コモ->(鉄道)->ラパッロ(泊)
6月30日 ラパッロからポルトフィーノまでバスで往復
ラパッロ->(鉄道)->ラ・スペツィア
ラ・スペツィアからチンクエ・テレまで鉄道で往復
(ラ・スペツィア泊)
7月1日 ラ・スペツィア->(船)->ポルトベーネレ->(バス)->
ラ・スペツィア->(鉄道)->リミニ(泊)
7月2日 リミニからサンマリノまでバスで往復
リミニ->(鉄道)->ボローニャ(泊)
7月3日 ボローニャ->(エミレーツ航空、ドバイ経由)->羽田着(4日深夜)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ドロミテ地方というと、一般的にはボルツァーノートレント間を南北に貫く高速A22号線より東側の山岳地域を指すことが多いが、その西側にもブレンタ山群を中心とする山岳地域が広がっていて、ブレンタ・ドロミテとも呼ばれている。そのブレンタ山群の麓には、最大のガルダ湖をはじめ、いくつかの湖があり、今回、その内の一つモルベーノ湖を訪れることにしていた。ここは、2012年にブレンタ山群の反対側にあるマドンナ・ディ・カンピリオを訪れたあとで立ち寄ろうとして、天気が悪く断念したところだった。今回再訪がかなったのだが、またしても天気に恵まれず残念だった。モルベーノ湖のあとは、次の目的地のスイスのサンモリッツに向かうため、ステルビオ峠目指して北上することにした。(写真は、ステルビオ峠の手前で目にしたShloss Goldrain)
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ロッレ峠とモルベーノ湖の位置関係を示す地図。モルベーノ湖は、ロッレ峠から西に70kmほどのところにあり、湖半の町モルベーノにはホテルが多数あるが、人気のリゾート地なのか、値段が高めで、しかもほとんどが満杯だったので、その少し手前のアンダーロの町に宿を取ることにした。
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6月24日、ロッレ峠でのトレッキングを終えた後、次の目的地のモルベーノ湖を目指してドライブを開始。午前中はほぼ快晴だったが、午後になると段々雲が増えて、天気は下り坂。この時期ずっと同じような天気が続いているようで、6月下旬はまだ天気が安定しない時期のようだ。
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ロッレ峠から、SS50を北に下る。写真の右側には、Passo Roleと書かれた看板が見える。ここが峠の一番高いところだと思われる。
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SS50は、そのまま西進して高速のA22にぶつかるようになっていたが、ナビに高速を使わないルートを指示したせいか、途中でいつの間にかSS50とは違う道に入ってしまい、時間的にかなりのロスになってしまった。後で地図を確かめると、途中のトンネルの手前のロータリーで、トンネルに入る必要があったのだった。そのときナビが何の指示も出さなかったので、そのまま直進してしまったのが原因だったようだ。ナビ任せでなく、ときには地図も確認する必要があるだろう。地図上では白い道だったが、比較的いい道で、左手の深い谷を挟んだ向かい側には、イタリアの小さな村が次々と現れた。
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途中町中はこんな狭いところもあった。
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断崖沿いのくねくねと曲がった長い道を走り抜けた後で、ようやくトレントの町の北で高速をまたぎ、高速の西側を北上するSS43に入ると、前方に断崖絶壁の山々が連なっていた。
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車窓からは奇妙な形の岩山が見えた。見覚えのある山並。2012年の時初めて目にし、すごい岩峰に驚いた覚えがある。
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同上。
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道端には白い花。
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SS43から分かれてSS421をモルベーノ方面に走ると、前方にブレンタ山群が見えてきたが、すでに空は一面雲に覆われていた。
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道はどんどん山の中に入っていき、眼下にはかわいい町も見えた。このあたりはこのように高台に立つ小さな集落が多い。車中からうまく撮影できないのが、残念だ。晴れていたら絶景が見られただろう。
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通り過ぎた町。きれいな色あいのたてものが多く、リゾートタウンのようだ。
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Castel Belfort. 外壁だけが残る大きなお城跡だった。ホテルのあるアンダーロの手前の町の道沿いにあった。1311年に建設され、1670年に火災で焼失した経緯がある。今は写真を見るとライトアップの装置が見えるので、観光地となっているのだろう。
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遠くの斜面に教会が見えた。まるでフネスの風景にそっくりだ。
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拡大して。
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教会をさらに拡大。CavedagoにあるSTommaso 教会。
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大きな町を通過。今夜泊まるアンダーロの町のようだ。明日の天気が心配なので、まだ時間があるので、今日のうちにモルベーノ湖まで行っておくことにし、走り続けた。
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アンダーロから10分もかからず目的のモルベーノ湖に到着。街は坂道に沿ってホテルがびっしり建っているので、駐車するところを見つけられない。ようやくモルベーノの町を通り過ぎたところにあった湖畔の駐車スペースに車を止めて撮影。残念ながら青空は消えていたが、湖畔の向こうのブレンタ山群はかろうじて見えていた。
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上の写真の左側。
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トレッキングばかりでなく湖水浴に来ている人も多いようだ。
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天気が悪いので、明日の朝の天気に期待をかけて、すぐに今夜の宿のあるアンダーロに向けて車を走らせる。が、次の日は朝から雨だったので、再びここに来ることはなくなってしまった。
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モルベーノの町中を通り過ぎる。街の背後には覆いかぶさるようにブレンタ山群が迫っていた。晴れた時に見たかった。
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町を抜けると、右手にモルベーノ湖がきれいに見えてきた。
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やや拡大して。
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結局、これが湖の最後の写真になった(次の日は朝から雨だったので)。
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夕方4時ごろアンダーロのホテル(Hotel Allo Zodiaco)にチェックイン。町中にあるこぎれいなホテルで、すぐ近くにスーパーマーケットがあり便利だった。スーパーで冷たいビールを買ってきて、部屋で一息ついた。暑かったので、ビールのおいしいこと!今日の走行距離128キロ。総走行距離数287キロ。
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6月25日、今日は昨日と打って変わて朝から本格的な雨。昨日無理してモルベーノ湖ヘ行っておいてよかった。ゆっくり朝食を食べる。ビュッフェは思いのほか充実。
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きょうもイタリア特有の甘いものが出されていて、つい手をだしてしまった。
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朝食会場から部屋に戻るときに受付前の壁にピステマップを見つけた。ここはスキー場としても冬賑わうようだ。
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夏はトレッキングのコースも多く、それを目的に来ている人や、湖で泳ぐために来ている人も多いようで、ホテルはほぼ満員状態のところが多い。
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雨のせいでロビーでは朝から老人たちはゲームに興じていた。
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ブレンタ山群のパノラマ写真。晴れていればこのように見えたのだろうが、残念。
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雨の中アンダーロの町を通り抜ける。
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再び来るときに見た巨大な岩峰が見えるところまで戻ってきた。
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再びトレントから、A22に入りボルツァーノ方面に向かう。イタリアの有料道路は入るときボタンを押してチケットを受け取り、出るとき有人ではなかったので、一瞬焦ったが、十ユーロ紙幣が使えたので助かった(通行料は3ユーロ位だったと思う)。なにしろベニス空港を出てから、買い物をほとんどしていなかったので、コインをもっていなかったのだ。その後通過した高速は有人で問題なかった。
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高速に入ってすぐ右手に見えたお城?
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日曜日で幹線道路なので結構混んでいた。
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さらに別のすてきなお城が見えてきた。
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岩の上に建つ小さな教会。
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ボルツァーノで高速を下りる。前方に見えるのはボルツァーノのお城Castel Firmiano。
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同上
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さらに砦のような建物が見えてきた。
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方向を変えて撮影。名前を調べたがわからなかった。
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前方に巨大な山峰。
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メラノのお城。Schloss Thrunsleinと思われる。現在はホテルレストランのようだ。
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自転車が盛んなイタリアらしく、ラウンドの中に自転車を走行する選手の飾り物がおかれていた。
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Kastelbellの町中に突如として立派なお城が現れた。Schloss Kastelbell(Castelo de Castelbello)だ。
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道路沿いにある立派なお城だった。1238年に名前が出てき、火災後放置されていたが、1995年復元が完成し、今ではガイドツアーや文化的イベントもおこなわれているようだ。
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道路から見上げたお城。
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やがて隣の町には今回見たいと思っていたお城Schoss Goldrain が姿を現した。
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美しいお城だ。だが残念ながらあまりにも高いところに立っていることから、そこにいたる道が細いことが予想され、時間がない中訪問はかなわないと判断。遠望するにとどめた。
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Goldrainの町に入り、カフェレストランでコーヒータイム。今はイタリアだけど、かつてはオーストリア領だっただけに、内装はオーストリア風ですてきなカフェだった。ここで十分休憩し、この先にひかえる世界的にも有名な難所ステルピオ峠通過に備えた。(その3につづく)
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