梅雨の日本よさようなら　初夏のヨーロッパ一人旅（ロンドン＆パリ）⑦

2017/06/28 - 2017/07/02

7日目（モンサンミッシェル）

エリア モンサンミッシェル(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はショートトリップ、エクスカーションの日です。
一泊分の荷物を斜め掛けバッグに詰め、8時頃ホテルを出ました。
ホテルのフロントの人に
「私は今日モンサンミッシェルに行きます。明日帰ってくるから部屋はそのままにしておいて下さい。
でも、タオルの交換とゴミ捨てだけはお願いします。」と下手な英語で伝えます。
そしたら「タオルの交換は3日に一度。ゴミは自分で地下の置き場に捨てて。」とのことでした。
なんかアパートメントタイプを色々分かっていなかったみたいです、私。
ゴミを取りに部屋に戻ります。

昨夜の事件、私の考えは当たっていたようです。
部屋に入ろうとしたら、カードキーが使えなくなっていました。
きっと彼を違う部屋に割り振る時、私の情報もリセットしたのでしょう。

モンサンミッシェルへはモンパルナス駅からTGVとバスを乗り継ぎます。
モンパルナス駅まではメトロで10分位で着きました。TGVが発着しているだけあってなかなか大きな駅です。

事前予測ではこのTGV-バスがこの旅一番の難所です。そして予測通り、TGVの窓口がなかなか見つからない！余裕をもってモンパルナスには着いてますが、焦ります。窓口どこー。

やっと見つけました。窓口と言うよりオフィスだったんですね。
案内の人にTGVのチケットを受け取りたいと伝えると番号札をくれました。チケットはこれまた事前にネット予約してます。

ようやくチケット入手です。帰りの分もくれました。あとはTGVのホーム表示を待つだけです。
列車番号とホームは駅の掲示板に表示されるのですが、なんとそれは出発の20分前なのです。
だから遠いホームだと大変です。

20分前までには時間があるのでおやつの時間にしました。
まだ9時にもなってないのに。ちゃんと朝ご飯も食べたのに。
モンパルナス駅構内に美味しいカヌレ屋さんがあるとネットで読んだので探してみます。
お店というか屋台風でしたが、結構すぐ見つかりました。バイヤルドランという名前のお店です。トラディショナルというカヌレがあり、それが一番スタンダードかなと思ったので2つ買いました。
あと、パン屋さんでカフェラテだけ買いました。甘いものとラテ、最高です。
カヌレはまだほんのり温かく美味しかったのですが、よく考えたら私はカヌレを東京で食べたことがありません。ということで比較が出来ないのですが、間違いなく美味しかったです。

そうこうしているうちに20分前になりそうだったので、掲示板の前に戻ります。
遠いホームだったらダッシュできるよう身構える私は、人によく大袈裟と言われます。

表示出ました。電光掲示板ではなく、今では珍しいパタパタ掲示板です。パタパタ掲示板、分かってもらえるでしょうか。
1番線、すぐ近くのホームです。よかったー。
ホームを歩きつつ自分の車両を探すのですが、非常に分かりにくいっていうか車両番号なんかどこにも書いてないので、とりあえず適当な車両に入ってみて確かめます。

運良く偶然入った車両が私の座席のある車両でした。今度は座席番号を探してやっと着席です。ふー。

写真はTGV。なんかちょっと怖いんですけど・・・

TGVはモンパルナスからレンヌという街まで乗ります。
写真はその間の典型的な風景です。田園風景。
でも（国は違いますが）非常に可愛らしいピーターラビット的な村？
があったりして、眺めていて飽きません。

TGVこそ日本の新幹線の実質的なライバルという印象があります。
揺れも少なく快適です。そしてなんか車内がおしゃれです。
シートはピンクとパープルですから(笑)
さすがフランスですが、もう少し色々分かり易いと嬉しい・・・

次はレンヌで不安なバスへの乗り換えです。バス乗り場が分かりにくいとネットに書いてあり、色々調べたのですがやっぱり自信がありません。
しかもバスも事前予約しているので、乗り換えの時間は限られています。
でももう後は行ってみるしかないでしょう！

それらしき人の後を付いていくという裏ワザも使ったため、バス乗り場はあっさり見つかりました。よかった。
モンサンミッシェルという表示が出ているバスに乗り込んで窓際に座ります。乗り物酔いしやすい私はいつも窓際希望です。
ここまでTGVで2時間、レンヌからこのバスで更に1時間ちょっとです。

そしてモンサンミッシェルに到着です。
バスは島外のバス停までなので、また無料シャトルバスに乗り換えいよいよモンサンミッシェル島内に向かいます。
シャトルバスは島と島外を往復しており、ほんの10分ほどです。
島の一歩手前の橋の上で降ります。
そうすると見えました！目の前です。あの！モンサンミッシェル！

シャトルバスを降りたところから干潟を渡ると島内です。
さすがに観光客が凄いです。
私もそうですが皆さん写真撮影に夢中です。

この旅行前、一眼レフカメラを買おうかずいぶん悩みましたが、結局やめました。そしてそれを今非常に後悔しています！！

ロンドンのバッキンガム宮殿でも思いましたが、各国の皆さんよいカメラをお持ちです。特にキャノンが多いと思いました。海外市場は（も？）キャノン強しなのでしょうか。

私はと言うと10年近く前に買ったコンパクトデジタルカメラです。
日本人なのに(笑)！カメラが残念。

島内に入りました。
有名なラ・メール・プラール。ここのガレット大好きです。

お土産屋さん、レストラン、そしてホテルが軒を連ねた小道をずっと登ります。

こんな風に人がいっぱいです。

どんどん登っていくと、修道院の入り口に着きます。

修道院の入り口付近から、島外に向けて撮影した図。
この橋をシャトルバスで渡って来ました。

修道院、とても素敵でした。
華やかさは一切ないですが、静謐？シンプルでリアルです。
今にもマントを纏った修道士が柱の陰から出てきそう。
燭台を持って・・・

干潟。こんなに穏やかに見えるのに、潮の満ち引きは複雑で厄介なので、ガイドさんと一緒でなければ危険だそう。
ちょっと曇って来ました。

ホテルにチェックインしました。
島内のホテル、島外のホテル、迷いましたがどうせならと島内のホテルにしました。小さな山小屋風のホテルです。
余談ですがロンドンのホテルは強気だと書きましたが、もっと強気なのはモンサンミッシェルのホテルです(笑)

予約時に私がそういうリクエストをしたのか、忘れてしまったのですがダブルベッドのお部屋でした。
そしてすかさず、私はあちこち開けてドライヤーを探します。
結果、ドライヤーなーい泣！フランス人、シャンプーしないの！？

今日髪を洗えないのはさすがにピンチです。
フロントに聞きに行きます。
フロントのおじさん、しばし考えていましたが、「探してくるよ！待ってて！」と言ってくれました。
あぁ、ありますように、ありますように！
3分ほどしておじさん、手にドライヤーを掲げ戻ってきました。
よかったー。Merci！を連発したので感謝は伝わったと思います。
ていうか、なんでドライヤーでこんなに感激？

このショートトリップの荷物の中に忍ばせたもの、それはカロリーメイトフルーツ味。観光地のレストランは独り者にはなかなか入りづらいので
いざとなったらこれで凌ごうと思い持ってきました。
そしてその通りになりました。モンサンミッシェルの夜ご飯、カロリーメイトです。

お腹は膨らみませんが、元気を出して夜のモンサンミッシェルを撮影しに出掛けます。すでにホテルの表玄関は閉まっていたので、裏口から出たところ、野良猫が飛びかかって来ました！ひぃぃ。

ライトアップされたモンサンミッシェル。
私のカメラでは上手く撮れず、これはiphonで撮影しました。