今回初めてオーストラリアに入国し、シドニー市を散策した。世界遺産に登録されているオペラハウス、ハイドパーク・バラックスについてはすでにご紹介したので、ここではそれ以外の主要建築物、教会、博物館などについて備忘録がわりに書き留めておこうと思う。<br /><br />オーストラリアはイギリス連邦に属し、イギリスの植民地として国家が形成された。1988年に建国（正確には入植）200年を祝っているので建国は1788年、アメリカの建国が1776年であるからそれほど離れてはいない。しかし自由の国という理想を持ってあらゆる移民を受け入れ建国されたアメリカと違って、白豪主義、非白人排除政策をとったオーストラリアは白人が92%と大きく異なる。その結果シドニーには、ここはロンドンか？と見まがうような地名と歴史的建築、公園が多く存在する。この点シンガポールや香港、クアラルンプールに比べて街歩きは楽しい。<br /><br />シドニーの人口はオーストラリア最大で約400万人、第2の都市メルボルンとバランスを取るために首都は両市の間にあるキャンベラに置かれた。これはカナダの首都がトロントとモントリオールの間のオタワに置かれたのと似ている。市内の見所は市の中心タウンホール（市庁舎）とハイドパークの周囲にあり、徒歩圏内にある。まずはタウンホール、セント・アンドリュース大聖堂、クィーンヴィクトリア・ビルを歩いた。続いて東側の広大なハイドパークを通り抜け、カレッジ通りに沿ってセントメリーズ大聖堂、州議事堂、州図書館、南に下ってオーストラリア博物館、その向かいのハイドパーク内にはアンザック戦争記念館、そしてエリザベス通りをさらに南に歩くとシドニーセントラル駅などの歴史的建築物が続いている。<br /><br />シドニーの博物館巡りもなかなか興味深い。オーストラリア博物館は圧巻で、コアラやカンガルーなどオーストラリア独自の動物類の剥製、蝶類や爬虫類の標本、また鉱物、化石の展示も出色である。しかし、ハイドパーク・バラックスに入場した時に、計12ヶ所の博物館に入場できるというシドニーミュージアムパスを20Aドルで購入したが、これにはオーストラリア博物館は含まれておらず、その他の博物館では入植者が入居していた家屋を博物館にしたスザンナプレース博物館、シドニー博物館の計3ヶ所に入ったのみ、いずれも規模は小さく全部合わせてもオーストラリア博物館には及ばない。<br /><br />シドニー滞在4日目の夜、エアアジアのクアラルンプール行き夜行便で帰国の途についた。アメリカと同等の広さを持つ大陸国家、メルボルンやブリスベン、グレートバリアリーフやエアーズロックを訪れるのは次の楽しみに取っておこう。

シドニー滞在記No.1：市内の歴史的建築物と教会、オーストラリア博物館などを巡る

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2017/05/12 - 2017/05/13

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今回初めてオーストラリアに入国し、シドニー市を散策した。世界遺産に登録されているオペラハウス、ハイドパーク・バラックスについてはすでにご紹介したので、ここではそれ以外の主要建築物、教会、博物館などについて備忘録がわりに書き留めておこうと思う。

オーストラリアはイギリス連邦に属し、イギリスの植民地として国家が形成された。1988年に建国（正確には入植）200年を祝っているので建国は1788年、アメリカの建国が1776年であるからそれほど離れてはいない。しかし自由の国という理想を持ってあらゆる移民を受け入れ建国されたアメリカと違って、白豪主義、非白人排除政策をとったオーストラリアは白人が92%と大きく異なる。その結果シドニーには、ここはロンドンか？と見まがうような地名と歴史的建築、公園が多く存在する。この点シンガポールや香港、クアラルンプールに比べて街歩きは楽しい。

シドニーの人口はオーストラリア最大で約400万人、第2の都市メルボルンとバランスを取るために首都は両市の間にあるキャンベラに置かれた。これはカナダの首都がトロントとモントリオールの間のオタワに置かれたのと似ている。市内の見所は市の中心タウンホール（市庁舎）とハイドパークの周囲にあり、徒歩圏内にある。まずはタウンホール、セント・アンドリュース大聖堂、クィーンヴィクトリア・ビルを歩いた。続いて東側の広大なハイドパークを通り抜け、カレッジ通りに沿ってセントメリーズ大聖堂、州議事堂、州図書館、南に下ってオーストラリア博物館、その向かいのハイドパーク内にはアンザック戦争記念館、そしてエリザベス通りをさらに南に歩くとシドニーセントラル駅などの歴史的建築物が続いている。

シドニーの博物館巡りもなかなか興味深い。オーストラリア博物館は圧巻で、コアラやカンガルーなどオーストラリア独自の動物類の剥製、蝶類や爬虫類の標本、また鉱物、化石の展示も出色である。しかし、ハイドパーク・バラックスに入場した時に、計12ヶ所の博物館に入場できるというシドニーミュージアムパスを20Aドルで購入したが、これにはオーストラリア博物館は含まれておらず、その他の博物館では入植者が入居していた家屋を博物館にしたスザンナプレース博物館、シドニー博物館の計3ヶ所に入ったのみ、いずれも規模は小さく全部合わせてもオーストラリア博物館には及ばない。

シドニー滞在4日目の夜、エアアジアのクアラルンプール行き夜行便で帰国の途についた。アメリカと同等の広さを持つ大陸国家、メルボルンやブリスベン、グレートバリアリーフやエアーズロックを訪れるのは次の楽しみに取っておこう。