バラのプロ上田先生と回る花フェスタ

2017/05/31 - 2017/05/31

「花フェスタのバラ観に来られませんか」と岐阜県立国際園芸アカデミーの上田先生からお誘いを受け、「ご一緒していただけますか」とお願いして、友達と一緒に花フェスタを訪ねました。

エリア 可児(岐阜)

上田先生は花フェスタをバラの公園として造る時から関わってこられた方です。
今もこの公園のバラの管理をされています。
公園を知り尽くした方の案内です。

入口を入って直ぐ右方向に向かいます。
先生の案内コースで園内を巡ります。

モロッコロイアルローズガーデンに入ります。
モロッコの庭園が再現されています。
門のモザイクタイルは私の町、笠原のタイルで造られています。

バラはモロッコ王国より寄贈されたものです。

水盤が赤いバラで彩られていました。

次に花のミュージアムに入ります。
奥のイベント会場ではクレマチス農園の方がクレマチスを販売されていました。
クレマチスで有名だそうです。
土岐の曽木にあると知ってビックリ。

回廊ではボタニカルアートが展示してありました。
英国で賞を取られたことがあるそうです。
多治見の方だそうです。

これは花フェスタを立ち上げたときに中心になったバラのレプリカです。
こうしたレプリカの有名会社で再現してもらわれたそうです。
花フェスタがバラの公園になったのは岐阜がバラの苗の日本一の産地だからそうです。
知ってました？

ミュージアムを出て回廊を歩きます。
右手に下に見えるのは水とバラの庭です。
この奥に茶室があるのに合わせて、和のイメージの落ち着いた庭です。

左は土手をお洒落にデザインしたテラスガーデンです。

次に右手に出てくるのがナポレオンの奥様、ジョセフィーヌの庭を再現した庭です。

バラのアーチが優雅です。

ジョセフィーヌがコレクションしたと言われる品種のバラは優しかれんです。

次に右手にホワイトローズガーデンが広がります。

中心になっているのはアイスバーグと言うドイツの有名な育種家のバラです。
本当は「白雪姫」としたかったそうですが、ドイツ語だと変な響きなので、却下されてしまいました。
本当に白雪姫のようなバラです。

右手にはフレンドシップガーデンがあります。
英国王立バラ協会と友好提携を記念して造られた
英国風庭園です。

英国産のレンガが使われ、年々味が出てきているようです。

ロイヤルローズガーデンがあります。
王室方たちの名前がついたバラの庭園です。
右にクイーンエリザベスのバラ、左に美智子妃のバラが配置されています。
エリザベス女王のバラが大きくて堂々と元気に咲き誇っていて、今の女王そのままで面白がっているうちに写真を撮るのを忘れました。

階段を上がって回廊に出て、右手に広がるフォーマルガーデンを見渡します。

今年は特に見事だと言うことです。

フォーマルガーデンの右手はコンテストガーデンが取り巻いています。
世界から送られた苗を植えて４、５年かけて育て、審査をします。
その中の金賞を取ったバラが植えられているコーナーです。

左に外周を歩いて行くと、オールドローズのバラ園、世界的に有名な育種家のバラ園と続きます。

次にペルシャンガーデンです。
ここにはペルシャの幻のラスター彩のモニュメントがあります。
このモニュメントはラスラー彩を再現した陶芸家７代加藤幸兵衛の作品を中心に左右にイランの陶芸家の作品です。

そのモニュメントの間と左右にペルシャのバラが植えられています。
昨年のモニュメントの除幕式に植えられた白いバラが花をつけました。
上田先生がイランから持ってこられたバラです。

こちらは世界的に有名なダマスクローズで、こちらも除幕式に植えられ、今年花をつけました。
実はイランがバラの発祥の地であり。
このバラもイランのバラです。

そしてその庭の手前に植えられているのが、世界のバラの始まりとなったバラ由来の種類です。

このあとアンネのバラが植えられたアンネのバラ園、青いバラの庭、資生堂がバラの香りを分類した香りの庭、新種を紹介するニューローズガーデンと続きます。

チョッピリ物知りになった楽しい日となりました。
上田先生、ありがとうございます。
上田先生との散歩は10月22日の花フェスタでのシルクロード茶会時に「上田先生と歩く花フェスタ」を実施する予定です。