上越市立水族博物館に行ってきたお話　深夜～早朝の部

2017/05/11 - 2017/05/11

37年間を見守ってきた建物を解体し、新施設を建設することとなった上越市立水族博物館、通称すいはく。
2017年5月14日が長期休館前の最終日でした。
その数日前。
0泊2日の弾丸で、建物の見納めに行ってきた時のお話です。

新施設は隣に建設中。2018年にオープンする予定になっています。

エリア 上越・直江津(新潟)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

直江津行きの夜行バスに乗りました。西武の3列シートは初乗車です。
まだ新しい車両らしく、車酔いしやすい私は新車の香りで出発前からグロッキー状態。不安なスタートです。
座席は普段利用しているJRのバスより小さめ。上下可動式の首枕がついていますが、これが邪魔で…。どう眠ったものかと試行錯誤。
結局、座席と窓の間に頭を挟む形で落ち着きました。

最初の休憩所、上里SAでこの旅最初の1枚をパシャリ。
深夜なのでフラフラ歩き回っただけです。

上里サービスエリア (下り) 道の駅

2ヶ所目の休憩所は越後川口SA。
こちらの写真、眠気でフラフラしながら「SA名っぽい？」と撮ったもの。全然違いましたねｗ
他に看板らしきものも見つけられないまま、建物の中へ。
そう。新潟と言えば…

ルマンドアイス！！

この旅の隠れた目的は、『ルマンドアイスを食べる』。
半分眠っていても目的を忘れず、変な使命感をもってフラフラとアイスコーナーへ。

ありました！ルマンドアイス！

ここで買ってもどうにもならないので、存在だけ確認してバスに戻りました。

越後川口サービスエリア(下り線) ショッピングコーナー グルメ・レストラン

6時前に直江津駅に到着！
出発時は8割程度埋まっていた座席も、柏崎など他の町で降りる人が多く、終点まで乗っていたのは数人だけでした。

すいはくの開館時間は9時。駅からは歩いて15分ほどの距離です。
まだ3時間以上も時間がありますね。

なにはともあれ、駅前のトイレで身支度を整えて、朝ごはんを買いに出発！

直江津駅 駅

駅の前には放浪記の記念碑が。
この作品は『タイトル』と『森光子さんの舞台』ということしか存じ上げないのですが、直江津は放浪記にも登場しているそうです。

森光子 放浪記 記念碑 名所・史跡

イトーヨーカドーの向かいにあるこの建物。
なんのお店なのか…そもそも、やっているのか、やっていないのか…。
不安になりますが、現役バリバリのパン屋さんです。

営業時間は5時半から。
乗ってきた夜行バスは直江津駅の前にイトーヨーカドーに停まるのですが、その時間が5時半過ぎ。ひょっとして、バスの乗客のために…？と思いましたが、どう考えてもバスよりお店の方が先に誕生していますし、写真を撮ってる間にも地元の人が車で買いに来ていました。

バラパン 西本町店 グルメ・レストラン

早速お店の中へ。カウンターの中に様々なパンが並んでいます。
コッペパンにタマゴやマカロニサラダが挟まったものが人気のようで、たくさん用意されています。他には大きなカツやハンバーグが挟まったものや、カレーパン。イギリス（レーズンが入っているとのこと）やロックケーキ（どんな味でしょう？）といったお菓子系のものまで。
それなりの大きさのパンたちがお安い！ほとんどが1個110～130円です。

パンを購入したので食べる場所を探します。
ちょうどお店の脇を入ったところが『府中八幡宮』と『八幡宮公園』とのことで、良さげな場所な気がします。

公園ゾーン。噴水の周りにベンチもあります。
たまに雨がパラつくので濡れていますが…1ヶ所だけ屋根付きを発見。
よし、ここで決定！

購入したのはチーズコーン。110円でした。
柔らかくて甘みのあるパンに、チーズとコーンが挟まっています。懐かしい味。

と、食べていたところで突然の大雨が…！
屋根があって助かったと思ったのも束の間、風が強くなってきて若干雨が吹き込んできます。しかも、5月とはいえ少し寒い…。
荷物を減らすため傘をもってきておらず、ここを動く勇気もありません。
雨雲レーダーを見たら長続きはしないようです。
雨が弱まるまで30分ほど雨宿りすることにしました。

雨が弱まった瞬間に公園を抜け出して、イトーヨーカドー前のバス待合所に逃げ込みました。
ちゃんとした建物で、ほっと一息。座って休んでいると通勤・通学の皆さんが続々とやって来ました。
雨もやんだので出発です。

直江津にはもう1ヶ所老舗のパン屋さんがあります。オープン時間の7時半に立ち寄ったところシャッターが下りたままだったので、また時間をみて訪問してみましょう。

開館時間には早いですが、水族館を見に行きます。
道中、工事中の大きな建物が。これ、建設中の新しい水族館です！

新館（予定）を横目に、現・水族館を周っていきます。（散歩しつつ大回りしているので変なルートになってます）

イルカプールの外壁には、イルカのタイル。

建物の全景が見えました！

上越市立水族博物館 うみがたり 動物園・水族館

開館前の水族館をチラリ。
ゴマフアザラシとマゼランペンギンのプールが覗けました。

ペンギンプールの上には、鳥インフルエンザ対策の防鳥ネットがかかっています。少し前までは屋内に避難させていて、休館前に屋外でペンギンを見られるかどうかヒヤヒヤと続報を待っていたのです。

イルカが来てショーを行うのは夏季のみ。屋外プールですから、冬季の飼育は難しいですね。
新館ではイルカも通年飼育になるということで、屋内プールになるのでしょう。

開館までまだ1時間あります。もう1度お店を巡ってみます。

住宅街の中に忽然と現れた酒屋風の建物。コンビニです。
もっとも、母体は酒屋さんのようですね。店内はお酒の種類が豊富でした。

ワッフルが名物ということでやって来たのですが、まさかの
「ワッフルの販売開始は9時半からです」
という張り紙が。
現在、8時半。
ﾅﾝﾃｺｯﾀ…

何も買わずに出るのも申し訳ないので、店内をウロウロ。

モンマートひらばやし グルメ・レストラン

冷凍庫に、ワッフルを発見！

アイスですけど。

中に抹茶アイスと小豆が入っていました。
ワッフルが柔らかくなってきたころが食べごろ、との説明文に従い、こちらを食べたのは数時間後のお話。

再び駅前の商店街に戻ってきました。
お次は直江津を代表する和菓子屋さん、三野屋。
放浪記にも登場したというお菓子『継続だんご』を作っているお店です。

まだ朝なのでお土産としては購入できませんが、せっかくなので1本いただきましょう。
お店の前にベンチもありますし、食べる場所は確保できそうです。

三野屋 グルメ・レストラン

と思ったら、
「店内のベンチで食べていいですよ」
という言葉と共に、お茶まで出してくださいました。

継続だんごは、香ばしそうな見た目とは真逆の上品な白餡のお菓子。
お茶は…なんのお茶でしょうか…？
トロッとした口当たりに、やや甘さも感じます。昆布茶…？

直江津の商店街はマゼランペンギンの町（市内にある水族館がマゼランペンギン飼育数日本一のことから）として活性化を目指しているとか。
色んなお店にポスターが貼ってあるほか、すいはく新聞（上越市立水族博物館の略）なんてものもあります。
そして、ペンギンモチーフのグッズ販売も。こちらにはペンギンサブレがありました。

お店のスタッフさんと水族館のお話。
現在の施設は5月で最後。隣に建てている新館は来年の完成予定。1年も閉めなくてもいいのにね…と。
たしかに、そうなんですよね。
新館の場所は元々駐車場だったそうで。夏季の繁忙期に対応できるサイズの駐車場がない、というのが理由な気がします。

続いて、先ほど閉まっていたパン屋さんへ。おおっ、今度は開いていますね。

お店に入ると、ディスプレイされているパンは少なめ。スタッフさんが忙しそうにバックヤードと行き来しています。
あらら、まだ早かったですかね…。
レジ台にはサンドイッチから菓子パンまで、並べる前のパンが置かれています。
並べる前のやつからも選んじゃってね、というスタッフさんの言葉に甘えることに。

日清パン グルメ・レストラン

上越市のＢ級グルメで、このお店の名物でもあるパインクリームサンド。これを買いに来たのです。
どちらかというと菓子パン系が人気のようですね。

コッペパンの中にドライパイナップル入りのバタークリーム。
バラパンさん同様、懐かしい味でした。

道中で見つけた工事現場のバリケード。
新潟は初めてなので、見るものすべてが珍しい！

メインストリートの商店街には上杉謙信。左端のポスターの人と顔が同じですｗ

水族館の近くにはトキバージョン。


次へ→http://4travel.jp/travelogue/11248036