わが永遠の魂：草間彌生展

2017/05/10 - 2017/05/10

国立新美術館で開催中の草間彌生「わが永遠の魂」展を見てきました。

草間彌生、個性的な前衛芸術家、好き嫌いはあると思いますが、
88歳にして、いまだに凄いスピードで作品を創作されているパワーには驚かされます。

展覧会の開催期間は5月22日までです。
また、HPでは、いろんな作品の紹介もされていますのでご参考までに。
http://kusama2017.jp/

エリア 六本木(東京)

• 旅行の満足度: 3.5

国立新美術館　１０：１５頃到着

5月6日には入場者が40万人を突破したとか。
チケット売り場には行列が出来ていましたが、
ネットでオンラインチケットを購入していったので
並ばずに済みました。

国立新美術館 美術館・博物館

国立新美術館前

植木も水玉模様でおめかしです。
これも作品《木に登った水玉2017》です。

偶然見掛けた女性も、草間彌生に負けず劣らぬ服装で目立ちました。

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国立新美術館　草間彌生「わが永遠の魂」展のポスター

開催期間は5月22日まで、残り少なくなってきたので
このあとも混雑するのではないでしょうか。

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国立新美術館　草間彌生「わが永遠の魂」展

企画展示室１E入り口

入る時、行列はありませんでした。

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国立新美術館　草間彌生「わが永遠の魂」展

「わが永遠の魂」は、2009年に着手され、現在も描き続けられている大作絵画の連作。
アクリル絵具を用いて、色彩豊かな画面が驚異的なハイペースで次々と生み出され、500点に及ぶ最大のシリーズとなっています。
今回の展覧会では、500点を超える作品の中から132点を展示。

その他にも、初期から最新作まで草間彌生の全貌を紹介する国内で過去最大級の個展です。
展示室は、１．21世紀の草間彌生(1)、２．初期作品、
３．ニューヨーク時代1957-73、４．21世紀の草間彌生(2)、
５．帰国後の作品1970-2000
の５ブロックになっています。（写真撮影が出来るのは１のみです。）

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国立新美術館　草間彌生「わが永遠の魂」展

草間彌生のプロフィールによれば、
前衛芸術家、小説家、1929年長野県松本市生まれ（88歳）。
幼少より水玉と網目を用いた幻想的な絵画を制作。
1957年、単身渡米、前衛芸術家としての地位を築く。
1973年、活動拠点を東京に移す。
1993年、ヴェネツィア・ビエンナーレで日本代表として日本館初の個展。

2014年、世界で最も人気のあるアーティスト（ｱｰﾄ･ﾆｭｰｽﾍﾟｰﾊﾟｰ紙）。
2016年、世界で最も影響力がある100人（タイム誌）。
2016年、文化勲章受章。

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国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

この「わが永遠の魂」展示コーナーは携帯電話・スマホでの撮影が可能です。
（カメラは禁止）

展示室中央に置かれた《真夜中に咲く花》（2010年作）と
《明日咲く花》（2016年作）

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

《真夜中に咲く花》（2010年作）と《明日咲く花》（2016年作）

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生


展示室の入り口から時計回りに一周します。
作品名などが不明なものが多いのですが、
一部、ＨＰで紹介されている作品名を参照して記入します。

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（下中）I-097《命の限り》2015年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（下右）I-074《しのびがたい愛の行方》2014年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（上左）I-100《わたしは漫画家になりたい》2015年
（上中）I-090《開花の季節に涙するわたし》2015年　

（下左）I-094《人類の愛のすべて》2015年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

こちらも《真夜中に咲く花》

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（上左）I-087《私に愛を与えて》2015年
（上中）I-070《静寂の中で生きる》2014年
（上右）I-066《花園に立ちて》2013年
（下左）I-084《夕焼けの花壇》2014年
（下中）I-069《私の愛する人々》2014年
（下右）I-068《海底の物語》2014年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（上右）I-058《人間たちの営み》2013年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（上左）I-057《みんなは平和を求めている》2013年

（下左）I-065《宇宙にやって来た私》2013年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（上中）I-015《あこがれ》2010年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

《真夜中に咲く花》

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（上左）I-025《天国に咲く花》2011年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（上左）I-023《初恋の物語》2011年

（下左）I-030《わが心のふるさと 2012年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（上左）I-039《私の愛する星の精》2012年

（中左）I-041《夕映えの星くず》2012年

（下右）I-012《野に果てる》2010年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（上中）I-008《いまわしい戦争のあとでは幸福で心が一杯になるばかり》2010年
（上右）I-011《恋のはじまり》2010年


（下中）I-033《初恋》2012年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（上左）I-050《星は語っている》2013年

（下中）I-054《幸福の姿》2013年
（下左）I-051《わたしの大好きな眼たち》2013年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（上左）I-067《星の精》2013年
（上中）I-075《行こう、空の彼方へ》2014年
（上右）I-083《幸いのすべて》2014年

（下中）I-072《永却の死》2014年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（上左）I-082《死の美しさ》2014年
（上中）I-095《心》2015年

（下左）I-086《幻の世界へ行こう》2015年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

どの作品も、気の遠くなるような数のドットで描かれています。

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

（下左）I-116《原爆の足跡》2016年

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

これで１．21世紀の草間彌生(1)は１周です。
この作品の左手から、２の展示室にはいりますが、
この先は写真撮影できません。

HPに作品がいくつか紹介されていますのでご参考までに。
http://kusama2017.jp/point/

国立新美術館　「わが永遠の魂」１．21世紀の草間彌生

１時間ほどで一通り鑑賞できました。
私が入場した時よりも、人が増えている感じです。

国立新美術館　「わが永遠の魂」展

ミュージアムショップの壁もドット柄です。

国立新美術館　草間彌生「わが永遠の魂」展

ショップで売られている「てぬぐい」
この富士山の作品は、展示室の入り口に展示されていますが、
写真撮影が出来ないので、こちらを紹介させてもらいます。

国立新美術館　草間彌生「わが永遠の魂」展

代表作とも言える「南瓜」のジグソーパズル。
同じようなパーツばかりで、相当難しいでしょうね。

草間彌生が「カボチャ」をよく描くのは、
松本の種苗問屋に生まれ、幼い頃からカボチャが身近にあったからだとか。

国立新美術館　草間彌生「わが永遠の魂」展

ショップで売られていた「草間彌生」人形。
「お一人様10個まで」と制限がありました。
大量に買い占める人がいるのでしょうか？

国立新美術館　ミュージアムショップのレジ待ちの行列　１１：１０頃

いったいどれくらい並ぶのでしょうか？
入場するよりも大変みたいです。

国立新美術館　メトロの乃木坂駅側の券売所

小雨が降る中、こちらも行列が出来ていました。

国立新美術館　乃木坂駅側の券売所の奥にある屋外展示場の「南瓜」

高さ4.5m、幅5mの巨大な水玉柄のかぼちゃ。
この作品はチケットなしでも見られますが、
写真撮影は携帯電話・スマホのみ可能です。

GINZA SIX　中央吹抜けに浮かぶ草間 彌生の《南瓜》

国立新美術館から銀座へ移動、2度目のGINZA SIX。

4月29日に来た時は、大混雑でしたが、
この日は、比較的空いていてゆっくり見られました。

GINZA SIX ショッピングモール

GINZA SIX　中央吹抜けに浮かぶ《南瓜》

展示は2018年2月25日まで。

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GINZA SIXのパブリックアート

大巻 伸嗣　《Echos Infinity -Immortal Flowers-》

江戸小紋柄の朝顔、桔梗、菊の花々、蝶の形を組み合わせた彫刻作品。
2F～5F 南エレベーターホールに同じシリーズの作品が設置されています。

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GINZA SIX　6F　蔦屋書店　アートブック＆カフェ

中央に置かれている桜のパネル。

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GINZA SIX　6F　蔦屋書店　アートブック＆カフェに「展示されている作品

名和晃平　「Direction＃１７９」

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GINZA SIX　6F　蔦屋書店　アートブック＆カフェに展示されている作品

杉本博司　「放電場」

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GINZA SIX　6F　蔦屋書店　アートブック＆カフェに展示されている作品

名和晃平　「Trans-Speaking-Mao」

3Dスキャンしたモチーフの表皮にモードエフェクトをかけ、
彫刻化したTRANSシリーズ。
顔（？）の部分のカメラで感知して何やら喋っていました。

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GINZA SIX　6F　蔦屋書店　アートブック＆カフェ

「スタバのドリンクと共にアートと読書をお楽しみください」
と書かれています。

銀座6丁目でこんなスペースが設けられているのは凄いですね。

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GINZA SIX　１３Fから屋上ガーデンに上る階段の壁

１３Fのレストランは結構混んでいました。

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GINZA SIX　屋上ガーデン

小雨に濡れていましたが、
ベンチに座ってお弁当を食べている人もいました。

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GINZA SIX　屋上ガーデン

銀座のオアシスですね。

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GINZA SIX　屋上にある稲荷神社

松坂屋銀座店にあったお稲荷さん。
文化12年、山城伏見より勧進して根岸に奉安されていたもの。
昭和4年に分霊を松坂屋屋上に安置したものだとか。

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GINZA SIX　屋上にある松坂屋銀座店跡の解説

関東大震災の翌年、銀座復興の先陣を切って
銀座発の百貨店としてこの地に開業。
地上8階、地下1階、高さ約43mの建物は、
当時、銀座一の高層ビル。
平成25年、銀座6丁目の再開発事業で90年の歴史に幕を閉じた。

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GINZA SIX　パブリックアート

船井 美佐　《楽園／境界／肖像画》

「楽園と境界」をテーマに、空間全体をキャンバスととらえ、
鏡を使って構成し描かれることで、
絵画空間と現実が交差するという作品だそうです。
3F～5F 北エレベーターホールに設置されています。

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GINZA SIX　リビングウォールアート

チームラボ　《Universe of Water Particles on the Living Wall》

日々の日没とともに様子を変える滝を描いた映像作品。「仮想の三次元空間に岩を立体的につくり、その岩に水を落下させています。

高さ11.81m×幅1.92m
リビングウォール中央通り側吹き抜けに設置

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GINZA SIX

パトリック・ブラン《Living Canyon》

日本に生息する固有種も含めた様々な植物を織り交ぜた、
土を使用しない垂直的平面アート作品。
太陽の光に照らされた崖の頂上から、影に覆われた深い谷底を表しているそうです。
高さ11.02m×幅2.7m
リビングウォール（三原通り側吹き抜け）に設置。

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GINZA SIX　

パトリック・ブラン《Living Canyon》

GINZA SIX ショッピングモール

GINZA SIX　YAYOI KUSAMA POP UP STORE

4Fには国立新美術館で開催中の「草間彌生 わが永遠の魂」展のグッズを集めたポップアップストアが期間限定でオープン。

国立新美術館のミュージアムショップと同じ商品が販売されていますが、
「草間彌生」人形は見つかりませんでしたが。

GINZA SIX ショッピングモール

GINZA SIX　YAYOI KUSAMA POP UP STORE

国立新美術館のショップが混んでいたら、
銀座まで移動して、こちらで買うのも一策かも知れませんね。

GINZA SIX ショッピングモール

GINZA SIX　YAYOI KUSAMA POP UP STORE

草間彌生、個性的な前衛芸術家、好き嫌いはあると思いますが、
88歳にして、いまだに凄いスピードで作品を創作されているパワーには驚かされますね。

テレビのインタビューでは、
「アートを通して世界平和に貢献したい」とも言っていました。

何だかパワーをもらったような気がする一日でした。

（おしまい）

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