2016/04/12 - 2016/04/13
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コゲメシ☆徘徊録さん
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R60★亀(亀次朗)であります。
甲府盆地では4月初めから中旬にかけて桃の花が一斉に咲き見事な景観が楽しめます。今回は勝沼のワイナリーを巡った後、春日居の桃の花を愛でようという老夫婦の欲張り旅であります。 。
早朝におうちを出発して電車とバスを乗り継いで到着した甲州市。ワイナリーを三軒も回るとさすがに疲れてきました。日帰りの予定だったのですが急遽お宿を探してみました。この近辺では有名な温泉地といえば石和温泉になるのでしょうけど、教えて頂いた温泉宿はそのお隣に昔っからある湯治湯だった処だそうです。
この記事は2016年(平成28年)4月12日のものです
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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車は桃の花真っ盛りの広域農道を突っ走ります。この時期(4月中旬)が桃の花の最盛期。そろそろ摘花が始まるのだそうです。
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曇りがちなのがちょっと残念だけど菜の花の黄色と桃の花の濃いピンクが印象的なドライブでした。
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牧丘町の山の中腹に「ほったらかしの湯」が見えます。ですが私らの目指す宿は「べつでん」近くの鄙びた一軒宿です。さあもうすぐ宿に到着です。
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石和温泉から恵林寺や大菩薩に向かって左手にある小さな集落。ここが春日居町です。(愛知県の春日井とは違います)古い建物が沢山残っていてとても静かな場所です。鄙びた街歩きも楽しそうです。
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行き当たりばったりで電話で申し込んだお宿に到着しました。道祖神の先の橋を渡った処にある三階建て。部屋数12程の小さなお宿です。
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桃の花が今が盛りと咲き誇っています。さて、どんなお宿でしょうか。
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小さな宿ですが、ちゃんとエレベーターもあって一安心。通されたのは三階の角部屋。八畳・トイレ付き(ウォシュレット完備)バス無しです。
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窓からは甲府盆地と御坂山地が遠望できます。
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洒落た湯籠が旅情を誘います。
部屋に用意されていた湯籠には、バスタオル・タオル・浴衣・風呂足袋が収められていました。(歯ブラシ・ブラシ・髭剃りは洗面所に用意されています。)
さあ、お風呂に行ってみましょう。 -
今から1700年以上前からあった冷泉なのだそうです。知りませんでした。28.2度ってかなり冷たいんじゃない?
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安心してください。ちゃんと加温してありました。ゆったりと適温の内湯に浸からせて頂きました。
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アメニティーもちゃんとありました。
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狭いけど露天風呂も。客室数12ではこれで充分な広さでしょう。
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桃の花を愛でながらゆったりとさせていただきました。
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湯上りにはロビーに甘酒が用意されています。長湯して火照った体に冷たい甘酒が心地よく入ってきます。
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現在の岩下温泉旅館は最近新築した鉄筋コンクリート造りの旅館ですが、以前湯治湯として営業していた建物が現在は立ち寄り湯として営業を続けています。一旦宿を出てお隣の旧館にも行ってみました。
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趣のある建物。こっちに泊まりたいもんです。
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昼間の時間だけ立ち寄り湯の営業をしているそうです。ちょっとした銭湯感覚で立ち寄るのも良さそうです。
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鶴亀老夫婦は岩下温泉旅館本館の宿泊客なんですから立ち寄り湯の料金はかかりません。部屋に用意されている湯籠をぶら下げて行けばOK。この湯籠がパスポート代わりなのね。
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地元のランナーさんがメッカと仰ぐ「走湯神社」は岩下温泉旅館のお隣です。笛吹川沿いにLSD(ロング・スロー・ディスタンス)走して「走湯神社」にお参りして岩下温泉旅館でクールダウンするのも楽しいランニングになりそうです。
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古い古い旧館ですがお風呂は綺麗なタイル貼りです。湯舟が二つあるのは手前が源泉100%(つまりはお湯の温度30度以下の冷たい)のありがたいお湯であります。奥の湯舟は加温されて心地良い温度になっています。この二つを交互に入っていると、あら不思議!体が温まってくるではありませんか。古来からこんな入浴法だったそうです。
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幸いな事に貸し切り状態で源泉を楽しめました。
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さて、昔の湯治場で使われていた源泉の湯舟があるというので探索してみました。
厄介な事に昔使われていた湯舟は脱衣所から一旦廊下に出て反対側の階段を下らないと行けない造りになっています。きっと昔はそんな造りじゃなかったんでしょうけど増改築しているうちにこんなんになってしまったのでしょう(推測)。
廊下に誰も居ないのを見計らって脱衣所からすっぽんぽんにタオル一丁で階段を下ります。どきどきどき -
階段下にはこんこんと源泉が流れ込む広い湯舟がありました。たおやかな透明な、しかし迫力ある温泉に浸かりましょう。
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じっくりと岩下温泉旅館の源泉を楽しませて頂きました。石和温泉のすぐお隣にこんなお宿があるなんて今まで知りませんでした。大菩薩や乾徳山の帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょう。
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湯上りには番台(?)横の休憩スペースで鶴弥を待ちましょう。ここもどっしりと落ち着いた空間です。お腹が空いてきました。そろそろ夕ごはんの時間です。
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個人経営の小さな宿です。お部屋で食事だなんって期待はしません。一階の広いフローリングの部屋がお食事場になっています。風呂上りの一杯、当然ノンアルコール・ビールです(涙)
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食堂に降りてみれば既に用意が出来ていました。宿泊料金に比べて結構な品数でした。
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お品書きはこんな感じ。これだけ頂けるのなら充分です。
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まずは先付けから。海老の利休まぶしを中心に蕗の天婦羅・煮貝大豆煮・イワナの卵など山海の珍味が並びます。
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こちらは春野菜のアボガドクリーム合え。随分とハイカラな物が出てきました。
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お造りです。甲斐サーモンとは鱒の事でしょうか?(違うの?)烏賊・鮪・ずわい蟹なども顔を揃えています。ついでですが、この国では(山の中ではありますが)ご馳走に鮪は必須です。鮪が無いと格落ち感さえ覚える国民性なのであります。
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分かり辛いでしょうけど、鰻の茶碗蒸し
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いよいよ主役のお出ましです。甲州ワインビーフすね肉の自家製甲州味噌焼き。ほのかに甘さを感じるしっとりとした食感のすね肉が香ばしくみそ焼きにされています。赤ワイン欲しいなあ。(只今禁酒中)
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何と鶴弥は赤ワインを注文してしまいました。この旅館は場所柄近所のワイナリーから美味しいワインを選りすぐっているんだそうです。鶴弥が選んだのはフジクレールのメルロ、牧丘町の隼山で栽培しているメルロ100%の秀品です。ワイナリーは「フジッコワイナリー株式会社」ん?あのフジッコのお豆ちゃんですか!?
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〆はやっぱり「ほうとう」です。あまり華美にならず野菜中心の懐かしい味でした。しっかし老夫婦には量が多過ぎです。もったいないけど半分残しました。
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デザートに珈琲のジュレにアイスクリーム・地元産の苺も頂いて満足な夕ごはんになりました。
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おはようございまおはようございま~す。岩下温泉旅館は周囲に何もない一軒家。静かな朝を迎えてまずは朝風呂をいただきましょう。夕べあれだけ食べたのに超空腹であります。朝ごはんは夕べと同じ食堂で頂きます。清く正しい日本旅館の朝ごはんを腹一杯詰め込みます。
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食後のコーヒーはロビーで頂きます。かなり濃い目の珈琲が嬉しく感じます。
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夕べ鶴弥が飲んだワインの他に10種類以上のワインが用意されていました。全てこの国で産出された地元ワインばかり。ついついキャリフォルニア産やチリ産のワインばかりに手が伸びていましたが、今回の旅で地元産のワインが好きになりました。
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岩下温泉旅館のお隣にある走湯神社。この国のランナーさん達がマラニック(マラソン・ピクニック)のコースにしているランナーの為の神社です(?)。例えば甲府市内から一時間半程駈けて走湯神社にお参りして岩崎温泉旅館の冷たい源泉でクールダウンだなんって気持ちよさそうです。
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境内からは満開の桃の花が観られます。この時期(4月上旬)甲府盆地では桃の花が一斉に咲き始めます。中央高速の一宮付近やJR中央本線山梨市付近では何処までも続くピンクの絨毯を眺められます。
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さあ、そろそろチェックアウトの時間です。宿に戻りましょう。
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たった一泊でしたが。ゆったりとした気分になれました。お酒解禁になったら地元産のワインを楽しみにやってきたいと思います。さあ、春日居の駅まで歩いて行きましょう。
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岩下温泉旅館から春日居駅までは徒歩20分程かかるのだそうです。満開の桃の花を愛でながらゆっくりと歩いてみましょう。
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歩き出すと直ぐに桃畑の中に迷い込んでしまいました。辺り一面濃いピンクの花が咲いています。
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もうそろそろ摘花の時期なのだそうです。せっかく咲いている花たちを摘んでしまうのは可哀そうだけど美味しい桃の実を作り出すには仕方がないのですね。畑のあちこちで作業が始まっていました。
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鳳凰社という神社がありました。
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神社の周りは全て桃畑。見応えある風景でした。
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もはや赤に近いピンクの桃の花が春を歌っています。
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ゆるゆると春日居駅に向かう野の小路を楽しみましょう。
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4月上旬から中旬が見頃のようです。機会があったら是非訪れてみてください。
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ようやく春日井駅に到着しました。宿の方からは「駅まで歩いて15分位」と聴いていましたが老夫婦は30分以上かけて桃の花を堪能しました。
下り電車がやってきました。時刻表によりますと後10分程で上りの普通電車がやって来る時間です。そろそろ勝沼・春日居の旅日記を閉じましょう。
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