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<2000年5月1日(月)><br /><br /> 新幹線は9時3分名古屋駅発です。ここで3人が集合しました。新下関までの直通便はなく、12時頃に広島駅で「ひかり」から「こだま」に乗り換えました。ここまでが3時間ほどで、更に1時間半余りかかります。飛行機なら、この時間の分だけで名古屋から釜山に行き着けます。<br /> しかし、今回はフェリーに乗る事自体が目的の一つなので、その道筋を楽しむ事にしました。私の場合、俳句を作りながらの旅なので、この時間の余裕がありがたいことです。東海道、山陽道ともに新緑が真っ盛りで、早速、苦吟をはじめました。自称、スケッチ俳句です。この5、6年、旅のもう一つの楽しみになっています。季語が使えない国への旅行の場合は、短歌にしています。<br /> 新下関から下関までは1駅だけですが、接続が悪く、大分待ち時間がありました。そんな事で、韓釜フェリーが発着する下関に着いたのは、2時過ぎになりました。早速市内の食堂で腹ごしらえすることにしました。何となく、韓国の匂いと雰囲気が漂う下関の街を感じました。しばらくは日本のビールともお別れです。<br /> フェリー乗場までは、歩いていける距離でした。これは予めインターネットの写真入りのホームページで調べておきましたので、わけなく探す事ができました。出航は18時でした。『3時間前までに出国手続きを済ましておくよう』予約券には記載してありました。多分、そんなに前に行かなくても大丈夫だとは思いましたが、旅の最初からつまずいてはいけないので、この時間を守りました。<br /><br /><下関タワー><br /> 手続きを済ませてから、まだ十分に時間がありましたので、市内を散策する事にしました。丁度手ごろな距離に下関タワーがありましたので、これに登ることにしました。貴重品だけは身につけて、荷物は順番待ちで置き放しのままです。海外旅行では禁物ですが、まだ、国内旅行と言う気安さでした。少し話を交わした、おばさん方がいましたので、多分大丈夫だろうと割り切りました。<br /> 今日はメーデーに当たりますが、連休の始まりです。めーでーは、先月末に繰り上げ実施されていましたので、平日と同じように観光客は少ない状況でした。タワーからは港の状況も真下に眺めることができました。対岸の九州、北九州市の門司区も良く見渡せました。天候も、少し霞がかかっていたものの、好天でした。<br /> タワーからは、ぐるりと四囲が展望でき、案内表示も完備されていました。それで武蔵と小次郎の決闘の島、巌流島も確認できました。肉眼でも観光地として整備されている様が読み取れました。今では民間会社の所有になっているようです。<br /><br /><カタマラン号><br /> 韓釜フェリーは日本、韓国と1隻づつ所有していて、どうやら今回は韓国所属のカタマラン号の番のようでした。日本籍のハマユウ号はホームページで調べておきましたので安心ですが、少しばかり心配になりました。案の定、6畳か8畳くらいの間仕切りに12人が押し込められました。<br /> 最初は、毛布を普通に広げて敷き布団にしていましたが、それではとても入りきれない事が分かって、二つ折りに変更しました。これで何とか12人分の寝床が出来上がりました。寝返りを打つにも、少し不便な狭さです。12人満席にはならなりませんでしたが、最終的に10人となりました。他の部屋でも大同小異のようでした。<br /> それでも一晩だけのこと、寝場所を確保できました。その後は、食堂に出かけました。一人当たり800円の食事です。船内ではまだ円が使えました。昼間、デッキで話を交わした一人旅の若い人も、私達のテーブルにお誘いしました。<br /> その方は、神奈川県の在住で、大阪で友達の結婚式があり、連休なので、そのまま旅に出たと言う話でした。建設関係の技術者で、『一旦は民間会社に勤めましたが、公務員として再就職しました』と話されました。学生時代に一度韓国の旅行経験があると言われましたが、ハングルは解せないとのことでした。<br /> 食事の後は、フェリー内の浴場を探しました。これがなかなか見つからず、難儀しました。最近は、ファーストクラスの飛行機では浴室がつかえるようですが、船の中の風呂もまた格別です。この若い人とは風呂場でも一緒になり、その後もビールを飲みながら雑談しました。そんなわけで、この日は食費代が少しかさみました。<br /><br /><br />  旅立ちの時<br /> メーデーを繰上げ終えし月初<br /><br /> 新緑のマニキュア似たり山躑躅<br /><br /> 新緑の淡き処や山桜<br /><br /> 瀬戸内を離れて暫し山の春<br /><br /> 春落葉戦国偲び中つ國<br /><br /> トンネルを出て若葉や又若葉<br /><br /> 疾き風を若葉に残し山潜る<br /><br /> 針葉樹肩を窄めて若葉萌ゆ<br />  <br />  釜山に向かうフェリーにて<br /> 航跡の蛇行の長し春の海<br /><br /> ハングルも混じり更ゆく春の宵<br /><br /> 挨拶で始まる五月の旅始め<br /><br /> 山若葉やがて消去り國離る

2000春、韓国紀行7(2):5月1日:新幹線で新下関へ、新下関から下関へ、下関で昼食、フェリーで釜山へ

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2000/05/01 - 2000/05/08

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

<2000年5月1日(月)>

 新幹線は9時3分名古屋駅発です。ここで3人が集合しました。新下関までの直通便はなく、12時頃に広島駅で「ひかり」から「こだま」に乗り換えました。ここまでが3時間ほどで、更に1時間半余りかかります。飛行機なら、この時間の分だけで名古屋から釜山に行き着けます。
 しかし、今回はフェリーに乗る事自体が目的の一つなので、その道筋を楽しむ事にしました。私の場合、俳句を作りながらの旅なので、この時間の余裕がありがたいことです。東海道、山陽道ともに新緑が真っ盛りで、早速、苦吟をはじめました。自称、スケッチ俳句です。この5、6年、旅のもう一つの楽しみになっています。季語が使えない国への旅行の場合は、短歌にしています。
 新下関から下関までは1駅だけですが、接続が悪く、大分待ち時間がありました。そんな事で、韓釜フェリーが発着する下関に着いたのは、2時過ぎになりました。早速市内の食堂で腹ごしらえすることにしました。何となく、韓国の匂いと雰囲気が漂う下関の街を感じました。しばらくは日本のビールともお別れです。
 フェリー乗場までは、歩いていける距離でした。これは予めインターネットの写真入りのホームページで調べておきましたので、わけなく探す事ができました。出航は18時でした。『3時間前までに出国手続きを済ましておくよう』予約券には記載してありました。多分、そんなに前に行かなくても大丈夫だとは思いましたが、旅の最初からつまずいてはいけないので、この時間を守りました。

<下関タワー>
 手続きを済ませてから、まだ十分に時間がありましたので、市内を散策する事にしました。丁度手ごろな距離に下関タワーがありましたので、これに登ることにしました。貴重品だけは身につけて、荷物は順番待ちで置き放しのままです。海外旅行では禁物ですが、まだ、国内旅行と言う気安さでした。少し話を交わした、おばさん方がいましたので、多分大丈夫だろうと割り切りました。
 今日はメーデーに当たりますが、連休の始まりです。めーでーは、先月末に繰り上げ実施されていましたので、平日と同じように観光客は少ない状況でした。タワーからは港の状況も真下に眺めることができました。対岸の九州、北九州市の門司区も良く見渡せました。天候も、少し霞がかかっていたものの、好天でした。
 タワーからは、ぐるりと四囲が展望でき、案内表示も完備されていました。それで武蔵と小次郎の決闘の島、巌流島も確認できました。肉眼でも観光地として整備されている様が読み取れました。今では民間会社の所有になっているようです。

<カタマラン号>
 韓釜フェリーは日本、韓国と1隻づつ所有していて、どうやら今回は韓国所属のカタマラン号の番のようでした。日本籍のハマユウ号はホームページで調べておきましたので安心ですが、少しばかり心配になりました。案の定、6畳か8畳くらいの間仕切りに12人が押し込められました。
 最初は、毛布を普通に広げて敷き布団にしていましたが、それではとても入りきれない事が分かって、二つ折りに変更しました。これで何とか12人分の寝床が出来上がりました。寝返りを打つにも、少し不便な狭さです。12人満席にはならなりませんでしたが、最終的に10人となりました。他の部屋でも大同小異のようでした。
 それでも一晩だけのこと、寝場所を確保できました。その後は、食堂に出かけました。一人当たり800円の食事です。船内ではまだ円が使えました。昼間、デッキで話を交わした一人旅の若い人も、私達のテーブルにお誘いしました。
 その方は、神奈川県の在住で、大阪で友達の結婚式があり、連休なので、そのまま旅に出たと言う話でした。建設関係の技術者で、『一旦は民間会社に勤めましたが、公務員として再就職しました』と話されました。学生時代に一度韓国の旅行経験があると言われましたが、ハングルは解せないとのことでした。
 食事の後は、フェリー内の浴場を探しました。これがなかなか見つからず、難儀しました。最近は、ファーストクラスの飛行機では浴室がつかえるようですが、船の中の風呂もまた格別です。この若い人とは風呂場でも一緒になり、その後もビールを飲みながら雑談しました。そんなわけで、この日は食費代が少しかさみました。


  旅立ちの時
 メーデーを繰上げ終えし月初

 新緑のマニキュア似たり山躑躅

 新緑の淡き処や山桜

 瀬戸内を離れて暫し山の春

 春落葉戦国偲び中つ國

 トンネルを出て若葉や又若葉

 疾き風を若葉に残し山潜る

 針葉樹肩を窄めて若葉萌ゆ
  
  釜山に向かうフェリーにて
 航跡の蛇行の長し春の海

 ハングルも混じり更ゆく春の宵

 挨拶で始まる五月の旅始め

 山若葉やがて消去り國離る

交通手段
新幹線
  • JR下関駅の構内の光景です。春爛漫の花壇がありました。白、黄、オレンジ、朱、紫などの花が、どれも満開でした。

    JR下関駅の構内の光景です。春爛漫の花壇がありました。白、黄、オレンジ、朱、紫などの花が、どれも満開でした。

  • 昼食を摂った下関のお店です。『大衆食堂・一膳』の看板がありました。『一善』は、『一膳』と掛けてあるようでした。

    イチオシ

    昼食を摂った下関のお店です。『大衆食堂・一膳』の看板がありました。『一善』は、『一膳』と掛けてあるようでした。

  • 下関港と韓国の釜山港を定期航路にしているらしい還付フェリーの光景です。漢字とハングルの混ぜ書きで『フェリー・釜関』、その下の英語表記も同じように書かれていました。

    下関港と韓国の釜山港を定期航路にしているらしい還付フェリーの光景です。漢字とハングルの混ぜ書きで『フェリー・釜関』、その下の英語表記も同じように書かれていました。

  • 横断歩道橋の上からの下関の海峡ゆめタワーの遠景です。南国風のヤシ類の街路樹が続いていました。

    横断歩道橋の上からの下関の海峡ゆめタワーの遠景です。南国風のヤシ類の街路樹が続いていました。

  • 下関の海峡ゆめタワーからの展望です。本州と九州の間の海峡側を望んだところです。海上交通の要所です。

    下関の海峡ゆめタワーからの展望です。本州と九州の間の海峡側を望んだところです。海上交通の要所です。

  • タワーから港を見下ろした光景です。右手には停泊した船が並んでいます。左手のビルの屋上には、海難救助などの緊急用でしょうか、ヘリポートがありました、

    イチオシ

    タワーから港を見下ろした光景です。右手には停泊した船が並んでいます。左手のビルの屋上には、海難救助などの緊急用でしょうか、ヘリポートがありました、

  • 同じく下関の海峡ゆめタワーからの展望です。こちらは、本州側を望んだ景色です。起伏が多い地形で、山手には林も残っています。

    同じく下関の海峡ゆめタワーからの展望です。こちらは、本州側を望んだ景色です。起伏が多い地形で、山手には林も残っています。

  • 真下から見上げた、下関の海峡ゆめタワーの近景です。前面ガラス張りのビジネスビルのような外観です。

    真下から見上げた、下関の海峡ゆめタワーの近景です。前面ガラス張りのビジネスビルのような外観です。

  • 海峡ゆめタワー近くで見つけた鯨のモニュメントです。でっかい頭で、ユーロラスな雰囲気です。マッコウ鯨でしょうか?

    海峡ゆめタワー近くで見つけた鯨のモニュメントです。でっかい頭で、ユーロラスな雰囲気です。マッコウ鯨でしょうか?

  • 乗船した還付フェリーの甲板です。風が強まり、少し寒くなってきました。思わずポケットに手を入れたくなります。

    乗船した還付フェリーの甲板です。風が強まり、少し寒くなってきました。思わずポケットに手を入れたくなります。

  • 津島海峡を越えて、暫くは日本とお別れです。新幹線から船に乗換えての今回の旅行は、いつもとは、一味違ったものとなりそうです。

    津島海峡を越えて、暫くは日本とお別れです。新幹線から船に乗換えての今回の旅行は、いつもとは、一味違ったものとなりそうです。

  • 船上でお目にかかったサンセットです。波静かな対馬海峡と、茜に染まった、空の光景です。

    船上でお目にかかったサンセットです。波静かな対馬海峡と、茜に染まった、空の光景です。

  • 同じく、ズームアップした船上でお目にかかったサンセット光景です。一層、旅情を募らせました。前方には、まだ陸地や高い煙突のようなものが見えていました。

    同じく、ズームアップした船上でお目にかかったサンセット光景です。一層、旅情を募らせました。前方には、まだ陸地や高い煙突のようなものが見えていました。

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2000春、韓国旅行記7

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